取引所とは?暗号通貨用語について説明

暗号資産取引所比較表
取引所名	特徴	手数料	セキュリティ	取扱通貨数	その他
Coincheck	国内最大手の取引所	取引手数料無料	セキュリティ対策充実	20種類以上	積立投資、NFTなど
bitFlyer	国内で最も歴史のある取引所	取引手数料あり	セキュリティ対策充実	10種類以上	ビットコインFX、レバレッジ取引
GMOコイン	取引手数料が安い	取引手数料無料	セキュリティ対策充実	10種類以上	積立投資、マイニング
DMM Bitcoin	入出金手数料無料	取引手数料無料	セキュリティ対策充実	10種類以上	レバレッジ取引
SBI VC Trade	SBIグループの取引所	取引手数料無料	セキュリティ対策充実	10種類以上	積立投資
BITPOINT	手数料無料の取引所	取引手数料無料	セキュリティ対策充実	10種類以上	積立投資
bitbank	取引速度が速い	取引手数料あり	セキュリティ対策充実	10種類以上	レバレッジ取引
LINE BITMAX	LINEアプリで取引可能	取引手数料あり	セキュリティ対策充実	10種類以上	LINE Payとの連携
CoinTrade	初心者向けの取引所	取引手数料あり	セキュリティ対策充実	10種類以上	積立投資

1. 取引所とは

1-1. 暗号資産の流動性とは

流動性とは、ある資産の売買のしやすさのことで、その資産の買い手と売り手（市場参加者）の数に大きく依存します。現金はほとんどすべての人に受け入れられる、交換できる通貨として、最も流動性の高い資産であると考えられています。自動車は買い手を探すのに多少の労力が必要なため、通常、比較的流動性の低い資産と言えます。高級車のコレクターは、買い手の数が少ないので、さらに流動性の低い資産となります。

ビットコインは、市場参加者が最も多いため、すべての暗号資産（仮想通貨）の中で最も流動性の高い通貨です。ビットコインの1日の取引高は数百億ドルとなっています。それでも、ビットコインは、少なくとも日常的に使用する場合には、現金よりもはるかに流動性が低いと言えます。そのため、ビットコインを売買する仮想通貨取引所の必要性が出てきたのです。

暗号資産の流動性
資産	流動性
現金	高い
自動車	低い
高級車	非常に低い
ビットコイン	高い

1-2. 暗号資産取引所とは

暗号資産取引所とは、ビットコインのような暗号資産（仮想通貨）の買い手と売り手をマッチングさせるサービスを提供する取引所のことです。暗号資産（仮想通貨）取引所の出現により、ビットコインは大規模なトレーダーにとって流動的な資産となりました。

多くの人が暗号資産取引所について語るとき、それはコインベース、バイナンス、Krakenなど、ビットコインやその他多くの仮想通貨の取引を容易にする中央集権型の「ホスト型」プラットフォームを指します。 RobinhoodやCharles Schwabなどの株式取引プラットフォームと同様に、暗号資産（仮想通貨）取引所では買い手と売り手のマッチングを行います。

ここで重要なのは、中央集権的な暗号資産取引所は、定義上、お客様のために暗号資産（仮想通貨）を保有することです。これはセキュリティに関わるだけでなく、暗号資産（仮想通貨）を自由に使うことにも影響します。

暗号資産取引所の取引手順
手順	説明
アカウント作成	取引所への登録
資金入金	日本円や仮想通貨の入金
取引	仮想通貨の売買
資金引き出し	仮想通貨や日本円の引き出し

1-3. 暗号資産取引所の取引手順

暗号資産取引所の取引手順については、ユーザーの立場からすると、典型的な操作の流れは次のようになります。

買い注文と売り注文は、暗号資産取引所が管理する「トレード・オーダー・ブック」に集約され、買い手と売り手のマッチングが自動的に効率よく行われます。ほとんどの仮想通貨取引所では、「成行買い注文」と「指値買い注文」のどちらを設定するかを選択することができます。

成行買い注文を出すときは、買いたいビットコインの枚数を指定するだけです（価格を設定する必要なし）。暗号資産取引所は、現在の最低価格を提示した売り手と自動的にマッチングし、取引を実行します。通常、成行注文は即座に完了します。つまり、買い注文を出すとすぐに、購入したビットコインを取引所のウォレット/アカウントに受け取れるということです。

指値買い注文を作成する際には、買いたいビットコインやほかの暗号資産（仮想通貨）の枚数と価格を指定する必要があります。売り手が買い手の設定した価格（「指値」という）を受け入れる意思があれば、買い注文は実行されます。その後、購入したビットコインが該当暗号資産取引所のウォレットに表示され、ウォレットの中で購入金額に応じるお金（または他の暗号資産）は消えます。

1-4. まとめ

暗号資産取引所は、暗号資産の売買を円滑に行うために欠かせない存在です。取引所は、買い手と売り手をマッチングさせることで、暗号資産の流動性を高め、投資家にとってよりアクセスしやすい環境を提供しています。

取引所を利用する際には、取引所が管理するウォレットに暗号資産を預けることになるため、セキュリティ対策が重要になります。また、取引手数料や出金手数料などのコストも考慮する必要があります。

取引所は、暗号資産の売買を円滑に行うために欠かせない存在です。取引所は、買い手と売り手をマッチングさせることで、暗号資産の流動性を高め、投資家にとってよりアクセスしやすい環境を提供しています。

2. 取引所の種類

2-1. 中央集権型取引所

中央集権型取引所（CEX）は、特定の企業や組織が運営する取引所です。ユーザーは取引所にアカウントを作成し、取引所が管理するウォレットに暗号資産を預けます。CEXは、取引のマッチング、資金の保管、取引の実行などを一元的に管理しています。

CEXは、ユーザーフレンドリーなインターフェース、高速な取引実行、強化されたセキュリティ対策など、多くのメリットを提供します。しかし、中央集権型であるため、ハッキングのリスクや運営企業の信頼性が問題となることがあります。

中央集権型取引所の特徴
特徴	説明
運営	特定の企業や組織が運営
資金管理	取引所がユーザーの資金を管理
セキュリティ	ハッキングのリスクあり
利便性	使いやすく、取引速度が速い

2-2. 分散型取引所

分散型取引所（DEX）は、中央集権型の管理者が存在しない取引所です。ブロックチェーン技術を利用して、ユーザー間で直接取引が行われます。ユーザーは自分のプライベートキーを完全にコントロール下に置き続けることができ、セキュリティが向上します。

DEXの主なメリットは、高い透明性、セキュリティ、匿名性です。しかし、取引速度がCEXよりも遅く、使い勝手が劣る場合があります。

分散型取引所の特徴
特徴	説明
運営	中央集権的な管理者が存在しない
資金管理	ユーザーが自分の資金を管理
セキュリティ	ハッキングのリスクが低い
利便性	使い勝手が劣る場合がある

2-3. ハイブリッド型取引所

ハイブリッド型取引所は、CEXとDEXの長所を組み合わせた取引所です。CEXの効率性とDEXのセキュリティとプライバシーを兼ね備えています。

ハイブリッド型取引所は、CEXの効率性とDEXのセキュリティとプライバシーを兼ね備えています。

ハイブリッド型取引所の特徴
特徴	説明
運営	CEXとDEXの長所を組み合わせた運営
資金管理	CEXとDEXの中間
セキュリティ	CEXとDEXの中間
利便性	CEXとDEXの中間

2-4. まとめ

暗号資産取引所は、中央集権型、分散型、ハイブリッド型の3つの主要なタイプに分類されます。それぞれのタイプには、セキュリティ、取引速度、使い勝手、匿名性など、異なる特徴があります。

投資家は、自身の取引スタイル、セキュリティに対する要求、使い勝手の好みに基づいて、どちらのタイプの取引所を利用するかを選択することが重要です。

3. 取引所での取引方法

3-1. 現物取引

現物取引とは、仮想通貨を実際に購入したり売却したりする取引です。売却を行う場合は、あらかじめ仮想通貨を保有していることが前提になります。そのため、現物取引は先に仮想通貨の購入取引から入ることが必要です。

一般的には、円やドルなどの法定通貨を対価として支払うことで購入取引を行います。現物取引は、手元にある資金以上の仮想通貨を購入できないことが特徴です。

現物取引とレバレッジ取引の比較
項目	現物取引	レバレッジ取引
取引可能額	手元資金のみ	証拠金の数倍
リスク	低い	高い
利益	低い	高い

3-2. レバレッジ取引

レバレッジ取引とは、証拠金を取引所の口座に入れることによって、その数倍の取引を可能にする仕組みのことです。証拠金が、レバレッジ取引の担保となります。

レバレッジは「てこ」という意味です。てこの原理によって、本来は持ち運べないような重たい物でも、一人で動かすことができます。

例えば、手元に20万円の現金がある場合、現物取引であれば20万円分の仮想通貨を買うことしかできません。しかし、4倍のレバレッジをかければ80万円の取引を行えます。

このレバレッジで生まれた60万円（合計80万円ー手元20万円）の資金は取引所が貸してくれるのではなく、存在しないお金をあるように見せているだけなのです。ですので利益が出たら現物取引より儲かるシステムですが、損をしてしまうと現物取引より損失額が大きくなってしまうのです。

3-3. 信用取引

信用取引とは、ビットコインなどの暗号資産を借りて取引をし、期間が過ぎた後に返す取引です。貸し借りは取引所内で行われ、外部に送金等することは基本的にはできません。また、信用取引はレバレッジによる高度なリスクを伴います。

暗号資産における信用取引の種類は「取引所からお金や暗号資産を借りる方法」と「取引所が暗号資産を貸したいユーザーと借りたいユーザーのマッチングを提供する方法」の2種類があります。

3-4. まとめ

取引所での取引方法は、現物取引、レバレッジ取引、信用取引などがあります。それぞれの取引方法には、メリットとデメリットがあります。

投資家は、自身の投資スタイルやリスク許容度を考慮して、適切な取引方法を選択する必要があります。

4. 取引所の手数料について

4-1. 取引手数料

取引手数料は、仮想通貨の売買を行う際に発生する手数料です。取引手数料は、取引所によって異なりますが、一般的には取引金額の一定割合が手数料として徴収されます。

取引手数料は、取引所によって異なりますが、一般的には取引金額の一定割合が手数料として徴収されます。

取引手数料の種類
手数料	説明
取引手数料	仮想通貨の売買時に発生する手数料
入出金手数料	日本円や仮想通貨を入出金する際に発生する手数料
送金手数料	仮想通貨を別の取引所やウォレットに送金する際に発生する手数料

4-2. 入出金手数料

入出金手数料は、仮想通貨取引所に日本円を入金したり、仮想通貨を出金したりする際に発生する手数料です。入出金手数料は、取引所によって異なりますが、一般的には無料の取引所と有料の取引所があります。

入出金手数料は、取引所によって異なりますが、一般的には無料の取引所と有料の取引所があります。

4-3. 送金手数料

送金手数料は、仮想通貨を別の取引所やウォレットに送金する際に発生する手数料です。送金手数料は、取引所によって異なりますが、一般的には送金する仮想通貨の種類や送金額によって異なります。

送金手数料は、取引所によって異なりますが、一般的には送金する仮想通貨の種類や送金額によって異なります。

4-4. まとめ

取引所の手数料は、取引手数料、入出金手数料、送金手数料などがあります。手数料は取引所によって異なるため、事前に確認することが重要です。

手数料を安く抑えるためには、手数料無料の取引所を選ぶ、取引量に応じて手数料が割引される取引所を利用する、まとめて入出金を行うなど、工夫をする必要があります。

5. 取引所のセキュリティ対策

5-1. ハッキング対策

暗号資産取引所は、ハッキングの被害に遭うリスクがあります。そのため、取引所は、ハッキング対策として、多要素認証、冷蔵保管、セキュリティ監査などを導入しています。

多要素認証とは、パスワードに加えて、スマートフォンなどの別のデバイスで認証を行うことで、セキュリティを強化する仕組みです。冷蔵保管とは、暗号資産をインターネットに接続されていないオフラインの場所に保管することで、ハッキングのリスクを低減する仕組みです。セキュリティ監査とは、第三者機関が取引所のセキュリティ対策を評価し、改善点などを指摘するものです。

取引所のハッキング対策
対策	説明
多要素認証	パスワードに加えて、スマートフォンなどの別のデバイスで認証を行う
冷蔵保管	暗号資産をインターネットに接続されていないオフラインの場所に保管
セキュリティ監査	第三者機関が取引所のセキュリティ対策を評価

5-2. 詐欺対策

暗号資産取引所は、詐欺の被害に遭うリスクもあります。そのため、取引所は、詐欺対策として、本人確認、取引履歴の記録、不正取引の監視などを導入しています。

本人確認とは、ユーザーの身元を照合することで、詐欺やマネーロンダリングを防ぐための対策です。取引履歴の記録とは、取引の記録を残すことで、不正取引を検知しやすくするための対策です。不正取引の監視とは、取引の異常なパターンを監視することで、詐欺やマネーロンダリングを防止するための対策です。

取引所の詐欺対策
対策	説明
本人確認	ユーザーの身元を照合
取引履歴の記録	取引の記録を残す
不正取引の監視	取引の異常なパターンを監視

5-3. ユーザーのセキュリティ対策

ユーザー自身も、取引所のセキュリティ対策に加えて、セキュリティ対策を行う必要があります。

強固なパスワードを設定する、多要素認証を有効にする、信頼できるウォレットを使用する、フィッシング詐欺に注意するなど、セキュリティ対策を講じることで、暗号資産を安全に管理することができます。

ユーザーのセキュリティ対策
対策	説明
強固なパスワードの設定	推測されにくいパスワードを設定
多要素認証の有効化	2段階認証を有効にする
信頼できるウォレットの使用	セキュリティ対策がしっかりしているウォレットを使用
フィッシング詐欺への注意	怪しいメールやウェブサイトにアクセスしない

5-4. まとめ

暗号資産取引所は、ハッキングや詐欺などのリスクからユーザーの資産を守るために、様々なセキュリティ対策を講じています。

ユーザー自身も、強固なパスワードを設定する、多要素認証を有効にする、信頼できるウォレットを使用するなど、セキュリティ対策を講じることで、暗号資産を安全に管理することができます。

6. 人気のある取引所一覧

6-1. コインチェック

コインチェックは、国内最大手の暗号資産取引所です。取り扱い銘柄数が多く、初心者でも使いやすいインターフェースが特徴です。

人気のある取引所一覧
取引所名	特徴
Coincheck	国内最大手の取引所
bitFlyer	国内で最も歴史のある取引所
GMOコイン	取引手数料が安い
DMM Bitcoin	入出金手数料無料
SBI VC Trade	SBIグループの取引所
BITPOINT	手数料無料の取引所
bitbank	取引速度が速い
LINE BITMAX	LINEアプリで取引可能
CoinTrade	初心者向けの取引所