項目 | 内容 |
---|---|
建設目的 | サン=カンタンの戦いの勝利記念、カルロス1世の霊廟、王室の権威を示す |
建築様式 | エレラ様式(簡素で幾何学的なデザイン) |
特徴 | 巨大な規模、外観のシンプルさ、豪華な内装 |
美術品 | エル・グレコ、ティツィアーノ、ティントレット、ディエゴ・ベラスケスなどの傑作 |
図書館 | スペイン黄金時代の貴重な書籍を所蔵 |
庭園 | 平面幾何学式庭園、スペイン海洋帝国の花や薬用植物 |
周辺観光スポット | カシータ・デル・プリンシペ、カシータ・デル・インファンテ、戦没者の谷 |
世界遺産登録 | 1984年、登録基準(i)、(ii)、(vi)を満たす |
アクセス | マドリードからバスまたは電車で約1時間 |
1. エルエスコリアル修道院の歴史とは
エル・エスコリアル修道院建設の背景
スペイン王フェリペ2世は、1557年にフランスとのサン=カンタンの戦いに勝利し、その戦勝を記念して聖ロレンソに捧げる修道院を建設することを決意しました。また、1558年には父親のカルロス1世(神聖ローマ皇帝カール5世)が亡くなり、王家の棺を収める教会堂を探していました。さらに、1561年には首都機能をマドリードに集中させることを決意し、修道院・教会堂・王宮を兼ねたコンプレックスの建設を構想しました。
フェリペ2世は、ミケランジェロの弟子である建築家フアン・バウティスタ・デ・トレドに設計を依頼し、1563年に着工しました。しかし、1567年にトレドが死去したため、その弟子であるフアン・デ・エレラとジョヴァンニ・バッティスタ・カステッロが中心となり、1584年に完成しました。
エル・エスコリアル修道院は、聖ロレンソが火刑に処されたグリル(焼き網)を模した設計であるとも、エルサレムのソロモン神殿のプランに基づくともいわれています。
エル・エスコリアル修道院は、王家の墓所、修道院、宮殿、図書館、博物館などの機能を持つ複合施設として、スペイン黄金時代のフェリペ2世の権力を象徴する建築物となりました。
時期 | 出来事 |
---|---|
1557年 | サン=カンタンの戦いに勝利 |
1558年 | カルロス1世死去 |
1561年 | 首都機能をマドリードに集中 |
1563年 | エル・エスコリアル修道院着工 |
1567年 | フアン・バウティスタ・デ・トレド死去 |
1584年 | エル・エスコリアル修道院完成 |
エル・エスコリアル修道院の建設目的
エル・エスコリアル修道院の建設には、いくつかの目的がありました。まず、サン=カンタンの戦いの勝利を記念し、聖ロレンソに捧げる修道院を建設することで、神への感謝を表すことが目的でした。
次に、父親であるカルロス1世の霊廟を建設し、王家の棺を収める教会堂を設けることが目的でした。
さらに、フェリペ2世自身も滞在できる宮殿を建設することで、王室の権威を示すことも目的でした。
これらの目的を総合的に達成するために、修道院・教会堂・王宮を兼ねたコンプレックスが建設されたのです。
目的 | 内容 |
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戦勝記念 | サン=カンタンの戦いの勝利を記念 |
霊廟建設 | カルロス1世の霊廟を建設 |
王室の権威 | フェリペ2世自身も滞在できる宮殿を建設 |
総合的な目的 | 修道院・教会堂・王宮を兼ねたコンプレックスを建設 |
エル・エスコリアル修道院の建設期間
エル・エスコリアル修道院の建設は、1563年に着工し、1584年に完成しました。
建設期間は21年にも及び、当時の技術力と人々の努力によって、壮大な建築物が完成したことがわかります。
建設には、多くの職人や労働者が携わったと考えられます。
エル・エスコリアル修道院は、スペイン黄金時代の象徴的な建築物であり、その建設には多くの人の努力と情熱が注ぎ込まれたことがわかります。
まとめ
エル・エスコリアル修道院は、スペイン王フェリペ2世が、サン=カンタンの戦いの勝利を記念し、父親のカルロス1世の霊廟を建設するため、そして王室の権威を示すために建設された複合施設です。
建設には、ミケランジェロの弟子であるフアン・バウティスタ・デ・トレド、そして彼の弟子であるフアン・デ・エレラとジョヴァンニ・バッティスタ・カステッロが携わりました。
エル・エスコリアル修道院は、修道院、教会堂、王宮、図書館、博物館などの機能を備え、スペイン黄金時代の象徴的な建築物として、世界遺産に登録されています。
エル・エスコリアル修道院は、スペインの歴史と文化を深く理解するために欠かせない場所です。
2. エルエスコリアル修道院の建築様式と特徴
エル・エスコリアル修道院の建築様式
エル・エスコリアル修道院は、エレラ様式と呼ばれる建築様式で建てられています。
エレラ様式は、フアン・デ・エレラによって確立された建築様式で、簡素で装飾を極力抑えた、幾何学的なデザインが特徴です。
エル・エスコリアル修道院は、左右対称の平面プランを持ち、直交する直線で区切られた整然としたデザインとなっています。
これは、聖ロレンソが火刑に処されたグリル(焼き網)を模しているとも、エルサレムのソロモン神殿のプランに基づくともいわれています。
様式 | 特徴 |
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エレラ様式 | 簡素で装飾を極力抑えた幾何学的なデザイン |
特徴 | 左右対称の平面プラン、直交する直線で区切られた整然としたデザイン |
エル・エスコリアル修道院の特徴
エル・エスコリアル修道院は、巨大な規模を誇る建築物です。
東西205m、南北162mの広大な敷地内に、修道院、教会堂、王宮、図書館、博物館などが一体となって建設されています。
外観は、褐色の花崗岩のみで装飾がほとんど存在しないシンプルなデザインとなっています。
これは、華美な装飾を嫌ったフェリペ2世の意向を反映したもので、エレラ様式あるいはデソルナメンタド様式と呼ばれています。
特徴 | 内容 |
---|---|
規模 | 東西205m、南北162mの広大な敷地 |
外観 | 褐色の花崗岩のみで装飾がほとんどない |
デザイン | エレラ様式あるいはデソルナメンタド様式 |
エル・エスコリアル修道院の内部
エル・エスコリアル修道院の内部は、外観とは対照的に、豪華な装飾が施されています。
特に、バシリカ(教会堂)は、ルネサンス様式のラテン十字式で、西ファサードに2基の塔、十字の公差廊に直径17mの巨大なドームを冠しています。
王家のクリプト(王家のパンテオン)は、バロック様式の八角形の地下聖堂で、歴代のスペイン王・女王・王妃らの棺が収められています。
王立図書館は、フェリペ2世がルネサンスの文化運動を推進するために設置したもので、貴重なコレクションを保有しています。
場所 | 特徴 |
---|---|
バシリカ(教会堂) | ルネサンス様式のラテン十字式、西ファサードに2基の塔、ドーム |
王家のクリプト | バロック様式の八角形の地下聖堂、歴代のスペイン王・女王・王妃らの棺 |
王立図書館 | フェリペ2世がルネサンスの文化運動を推進するために設置、貴重なコレクション |
まとめ
エル・エスコリアル修道院は、エレラ様式と呼ばれる簡素で幾何学的なデザインが特徴の建築様式で建てられています。
巨大な規模と、外観のシンプルさとは対照的な豪華な内装が特徴です。
バシリカ、王家のクリプト、王立図書館など、見どころが満載です。
エル・エスコリアル修道院は、スペインの建築史において重要な位置を占める建築物です。
3. エルエスコリアル修道院に残る美術品とは
エル・エスコリアル修道院に収蔵されている美術品
エル・エスコリアル修道院には、スペインを代表する画家たちの傑作が数多く収蔵されています。
エル・グレコの『聖マウリティウスの殉教』や『イエスの御名の礼拝』、ティツィアーノの『洗礼者聖ヨハネ』や『聖ラウレンティウスの殉教』、ティントレット、ディエゴ・ベラスケスの『ヨセフの衣を受けるヤコブ』、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン、パオロ・ヴェロネーゼ、アロンソ・カーノ、ホセ・デ・リベーラ、クラウディオ・コエーリョなどの作品があります。
これらの作品は、スペイン黄金時代の芸術の粋を集めたもので、エル・エスコリアル修道院を訪れる人々を魅了しています。
また、修道院内には、貴重な古代古文書を収めた図書館もあります。
画家 | 作品 |
---|---|
エル・グレコ | 『聖マウリティウスの殉教』、『イエスの御名の礼拝』 |
ティツィアーノ | 『洗礼者聖ヨハネ』、『聖ラウレンティウスの殉教』 |
ディエゴ・ベラスケス | 『ヨセフの衣を受けるヤコブ』 |
その他 | ティントレット、ロヒール・ファン・デル・ウェイデン、パオロ・ヴェロネーゼ、アロンソ・カーノ、ホセ・デ・リベーラ、クラウディオ・コエーリョ |
エル・グレコとエル・エスコリアル修道院
エル・グレコは、スペインを代表する画家の一人ですが、エル・エスコリアル修道院との関係は複雑でした。
エル・グレコは、当初、エル・エスコリアル修道院の絵師になることを期待していましたが、彼の作品は当時の宗教改革に反対する枢機卿らに受け入れられず、仕事を失ってしまいました。
そのため、エル・グレコはトレドに移り住み、そこで独自の芸術を確立しました。
エル・エスコリアル修道院は、エル・グレコにとって、成功と挫折の両方を経験した場所と言えるでしょう。
時期 | 出来事 |
---|---|
1577年 | エル・エスコリアル修道院の絵師になることを期待 |
その後 | 作品が受け入れられず、仕事を失う |
その後 | トレドに移り住み、独自の芸術を確立 |
エル・エスコリアル修道院の美術品の魅力
エル・エスコリアル修道院に収蔵されている美術品は、その歴史的価値と芸術的価値の高さから、世界中から注目を集めています。
これらの作品は、スペイン黄金時代の文化や歴史を伝える貴重な資料であり、美術史研究においても重要な役割を果たしています。
エル・エスコリアル修道院を訪れる際には、これらの美術品をじっくりと鑑賞し、スペインの芸術文化に触れてみてください。
きっと、忘れられない感動を味わえるはずです。
まとめ
エル・エスコリアル修道院には、スペインを代表する画家たちの傑作が数多く収蔵されています。
エル・グレコ、ティツィアーノ、ティントレット、ディエゴ・ベラスケスなど、そうそうたる顔ぶれです。
これらの作品は、スペイン黄金時代の芸術の粋を集めたもので、エル・エスコリアル修道院を訪れる人々を魅了しています。
また、貴重な古代古文書を収めた図書館も、エル・エスコリアル修道院の魅力の一つです。
4. エルエスコリアル修道院の図書館の魅力
エル・エスコリアル修道院の図書館
エル・エスコリアル修道院の図書館は、スペイン黄金時代の貴重な書籍を数多く所蔵しています。
15世紀から18世紀にかけての書籍が約40
図書館は、フェリペ2世がルネサンスの文化運動を推進するために設置したもので、フアン・バウティスタ・デ・トレドとフアン・デ・エレラによって設計されました。
全長54m、幅9m、高さ10mの大きなホールにあり、ラテン語やアラビア語の写本をはじめ、貴重なコレクションを保有しています。
エル・エスコリアル修道院の図書館の魅力
エル・エスコリアル修道院の図書館は、その壮大さと歴史的価値から、多くの観光客を魅了しています。
図書館の天井のフレスコ画は、その美しさで有名です。
また、貴重な書籍が所蔵されていることから、歴史研究者にとっても重要な場所となっています。
エル・エスコリアル修道院を訪れる際には、ぜひ図書館にも足を運んでみてください。
エル・エスコリアル修道院の図書館の役割
エル・エスコリアル修道院の図書館は、単なる蔵書施設ではなく、知識の宝庫として、多くの役割を果たしてきました。
フェリペ2世は、この図書館を通じて、ルネサンス文化をスペインに広めようとしていました。
また、図書館は、宗教改革に対抗するための拠点としても機能していました。
エル・エスコリアル修道院の図書館は、スペインの歴史と文化において重要な役割を果たしてきたのです。
まとめ
エル・エスコリアル修道院の図書館は、スペイン黄金時代の貴重な書籍を数多く所蔵する、壮大で歴史的価値の高い施設です。
天井のフレスコ画や貴重な書籍は、多くの観光客を魅了しています。
図書館は、フェリペ2世がルネサンス文化をスペインに広め、宗教改革に対抗するために設置したもので、スペインの歴史と文化において重要な役割を果たしてきました。
エル・エスコリアル修道院を訪れる際には、ぜひ図書館にも足を運んで、その魅力を体感してみてください。
5. エルエスコリアル修道院の庭園と周辺の観光スポット
エル・エスコリアル修道院の庭園
エル・エスコリアル修道院の庭園は、修道院の南と東に広がっています。
平面幾何学式庭園で、タペストリーを思わせる華麗な庭園となっています。
スペイン海洋帝国の各地からもたらされた花や薬用植物が栽培されていました。
庭園は、修道院の建築と調和し、訪れる人々に安らぎを与えてくれます。
エル・エスコリアル修道院周辺の観光スポット
エル・エスコリアル修道院の周辺には、カシータ・デル・プリンシペ(王子の家)やカシータ・デル・インファンテ(幼児の家)などの別邸があります。
これらの別邸は、18世紀にスペイン・ブルボン家のカルロス3世が息子たちのために造営したもので、新古典主義様式の美しい建物です。
また、エル・エスコリアル修道院の近くには、世界最大の十字架がある「戦没者の谷」があります。
これらの観光スポットは、エル・エスコリアル修道院を訪れる際に合わせて訪れることをおすすめします。
場所 | 特徴 |
---|---|
カシータ・デル・プリンシペ | 新古典主義様式の別邸 |
カシータ・デル・インファンテ | 新古典主義様式の別邸 |
戦没者の谷 | 世界最大の十字架がある |
その他 | 周辺の街サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル |
エル・エスコリアル修道院周辺の街
エル・エスコリアル修道院の周辺には、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルという小さな街があります。
この街は、エル・エスコリアル修道院の建設によって発展した街で、歴史的な建造物やおしゃれなレストランが多くあります。
エル・エスコリアル修道院を訪れた際には、周辺の街にも足を延ばして、スペインの文化に触れてみてください。
きっと、楽しい思い出ができるはずです。
まとめ
エル・エスコリアル修道院の庭園は、修道院の建築と調和した美しい庭園です。
周辺には、カシータ・デル・プリンシペやカシータ・デル・インファンテなどの別邸や、世界最大の十字架がある「戦没者の谷」など、多くの観光スポットがあります。
また、エル・エスコリアル修道院の周辺には、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルという小さな街があり、歴史的な建造物やおしゃれなレストランが多くあります。
エル・エスコリアル修道院を訪れた際には、庭園や周辺の観光スポット、街にも足を延ばして、スペインの文化を満喫してみてください。
6. エルエスコリアル修道院の世界遺産登録に関する経緯
エル・エスコリアル修道院の世界遺産登録
エル・エスコリアル修道院は、1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。
世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録されました。
登録基準(i)エル・エスコリアル修道院は、フェリペ2世によって集められた芸術家たちの作品の集合体であるということ。
登録基準(ii)エル・エスコリアル修道院は、フェリペ2世というヨーロッパのキリスト教専制君主によって建造されたことから、スペインの黄金時代の建築や芸術、デザインの発展に影響を与えたものであるという点。
基準 | 内容 |
---|---|
登録基準(i) | フェリペ2世によって集められた芸術家たちの作品の集合体 |
登録基準(ii) | スペインの黄金時代の建築や芸術、デザインの発展に影響 |
登録基準(vi) | ヨーロッパの歴史的な重要人物や出来事と直接関係 |
エル・エスコリアル修道院の世界遺産登録の意義
エル・エスコリアル修道院の世界遺産登録は、この建築物が、スペインの歴史と文化において重要な役割を果たしてきたことを世界的に認められたことを意味します。
また、エル・エスコリアル修道院は、ヨーロッパのキリスト教国の君主によって建設された宮殿・修道院と都市・景観のデザインの際立った例として、世界遺産に登録されました。
エル・エスコリアル修道院は、人類の創造的な才能を示した傑作であり、人類の価値観の重要な交流を示す場所として、世界遺産に登録されました。
エル・エスコリアル修道院は、世界遺産として、これからも大切に保護されていくことでしょう。
エル・エスコリアル修道院の世界遺産登録後の取り組み
エル・エスコリアル修道院は、世界遺産に登録された後も、その保全と管理に力を入れています。
修道院の建物や庭園は、伝統的な建築技術を用いて修復され、維持されています。
また、周辺の自然環境も保護されており、世界遺産としての価値が守られています。
エル・エスコリアル修道院は、世界遺産として、これからもその魅力を世界の人々に伝え続けていくでしょう。
まとめ
エル・エスコリアル修道院は、1984年にユネスコの世界遺産に登録されました。
世界遺産登録基準(i)、(ii)、(vi)を満たし、スペインの歴史と文化において重要な役割を果たしてきたことが世界的に認められました。
エル・エスコリアル修道院は、世界遺産として、これからも大切に保護され、その魅力を世界の人々に伝え続けていくでしょう。
エル・エスコリアル修道院は、スペインを訪れる際にはぜひ訪れてほしい場所です。
参考文献
・スペインの世界遺産「マドリードのエル・エスコリアルの修道 …
・世界遺産 マドリードのエル・エスコリアル修道院とその遺跡 …
・マドリードのエル・エスコリアル修道院とその遺跡:スペイン …
・マドリードのエル・エスコリアルの修道院と王領地 – 世界遺産 …
・4,000室も!エルエスコリアル修道院&宮殿の行き方と外観 …
・エル・エスコリアル修道院(El Monasterio de El Escorial …
・Monastery and Site of the Escurial, Madrid – UNESCO World …
・マドリードのエル・エスコリアル修道院とその遺跡 -世界60秒 …
・エル エスコリアル修道院とその遺跡 クチコミ・アクセス・営業 …
・エル エスコリアル修道院とその遺跡 – マドリードのおすすめ …
・エル・エスコリアルの修道院と王室用地 – スペインの世界遺産ナビ
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