順張りとは?経済用語について説明

順張りに関する項目一覧
項目 内容
順張りの定義 相場のトレンドに沿って売買を行う投資手法
順張りのメリット トレンドが続く限り利益を出し続けられる可能性がある
エントリーポイントが分かりやすい
損切りしやすい
順張りのデメリット 高値掴みしやすい
利益が限定的になる場合がある
トレンドの転換点を見極めるのが難しい
順張りトレードの成功例 上昇トレンドに乗った成功例
トレンドの転換点を見極めた成功例
損切りラインを設定した成功例
順張りトレードの失敗例 トレンドの転換点を見誤った失敗例
高値掴みをしてしまった失敗例
損切りラインを設定していなかった失敗例
順張りの注意点とポイント トレンドの判断
エントリーポイント
損切りライン

1. 順張りとは何か

要約

順張りの基本的な考え方

順張りとは、相場のトレンド(価格の動きの流れ)に沿って売買を行う投資手法です。トレンドが上昇している場合は買い、下降している場合は売りというように、相場の流れに乗るイメージです。トレンドが発生すると、しばらくの間その方向に動き続ける傾向があるため、順張りはFX取引において王道とされる手法の一つです。

例えば、ある通貨ペアが上昇トレンドにあるとします。この時、順張りの投資家は、価格が上昇し始めたタイミングで買い注文を入れ、さらに価格が上昇したところで売り注文を入れて利益を得ようとします。逆に、価格が下降トレンドにある場合は、価格が下落し始めたタイミングで売り注文を入れ、さらに価格が下落したところで買い注文を入れて利益を得ようとします。

順張りは、相場の流れに乗るため、初心者でも比較的理解しやすい手法と言われています。しかし、トレンドの始まりや終わりを見極めるのは容易ではなく、経験と知識が必要となります。

順張りは、トレンドが続く限り利益を出し続けられる可能性がありますが、トレンドが反転した場合には大きな損失を被る可能性もあります。そのため、順張りを行う際には、トレンドの転換点を見極めることが重要です。

順張り・逆張りの比較
項目 順張り 逆張り
取引方法 トレンドに沿って売買 トレンドに逆らって売買
狙い トレンドが続く限り利益を出し続ける トレンドの転換点を狙う
リスク トレンドが反転した場合に大きな損失 トレンドの転換点を誤ると大きな損失
適した相場 トレンド相場 レンジ相場

順張り vs 逆張り

順張りの反対に、相場のトレンドに逆らって売買を行う手法を逆張りといいます。上昇トレンドの時は売り、下降トレンドの時は買いというように、相場の流れと逆の方向にポジションを持つことで、トレンドの転換点を狙います。

逆張りは、順張りに比べてリスクが高いですが、成功すれば大きな利益を得られる可能性があります。しかし、トレンドの転換点を正確に見極めるのは非常に難しく、初心者にはおすすめできません。

順張りも逆張りも、それぞれにメリットとデメリットがあります。どちらが優れているということはなく、投資家の性格や相場の状況によって適切な手法は異なります。

順張りでは、トレンドが続く限り利益を出し続けられる可能性がありますが、トレンドが反転した場合には大きな損失を被る可能性があります。逆張りでは、トレンドの転換点を正確に見極めることができれば大きな利益を得られますが、トレンドの転換点を誤ると大きな損失を被る可能性があります。

順張り・逆張りのエントリーポイント
項目 順張り 逆張り
上昇トレンド 買い 売り
下降トレンド 売り 買い

トレンドライン

トレンドラインとは、チャート上の高値と高値、または安値と安値を結んだ線のことです。トレンドラインは、相場のトレンドを視覚的に把握するために使用されます。

上昇トレンドでは、高値を結んだトレンドラインが上向きになり、下降トレンドでは、安値を結んだトレンドラインが下向きになります。トレンドラインは、相場のトレンドを判断する上で重要な指標の一つです。

トレンドラインがブレイク(突破)した場合には、トレンドが転換する可能性が高いため、注意が必要です。

トレンドラインは、順張り、逆張りどちらの手法にも活用できます。順張りでは、トレンドラインに沿って売買を行い、逆張りでは、トレンドラインをブレイクしたタイミングで売買を行います。

トレンドライン
トレンド トレンドラインの特徴
上昇トレンド 高値を結んだ線が上向き
下降トレンド 安値を結んだ線が下向き

まとめ

順張りとは、相場のトレンドに沿って売買を行う投資手法です。トレンドが上昇している場合は買い、下降している場合は売りというように、相場の流れに乗るイメージです。

順張りは、トレンドが続く限り利益を出し続けられる可能性がありますが、トレンドが反転した場合には大きな損失を被る可能性もあります。

順張りを行う際には、トレンドの転換点を見極めることが重要です。トレンドラインやテクニカル指標などを活用することで、トレンドの転換点をより正確に判断することができます。

順張りは、FX取引において最も基本的な手法の一つです。初心者の方でも比較的理解しやすい手法ですが、経験と知識を積むことで、より効果的に活用することができます。

2. 順張りのメリットとは

要約

トレンドに乗ることで大きな利益を狙える

順張りの最大のメリットは、トレンドが続く限り利益を出し続けられる可能性があることです。トレンドが上昇している場合は、買い注文を入れて価格が上昇するのを待つだけで利益を得られます。

トレンドが続くほど、利益も大きくなるため、大きな値幅を狙うことができます。特に、長期的なトレンドが発生した場合には、大きな利益を期待できます。

例えば、原油価格が上昇トレンドにあるとします。この時、順張りの投資家は、原油価格が上昇し始めたタイミングで買い注文を入れ、さらに価格が上昇したところで売り注文を入れて利益を得ようとします。

原油価格が上昇トレンドにある限り、このサイクルを繰り返すことで、大きな利益を得ることが期待できます。

エントリーポイントが分かりやすい

順張りは、トレンドに沿って売買を行うため、エントリーポイントが比較的分かりやすいというメリットがあります。

トレンドラインやテクニカル指標などを活用することで、エントリーポイントをより明確に判断することができます。

例えば、移動平均線が上向きになっている場合、上昇トレンドが継続している可能性が高いため、買い注文を入れるタイミングと判断できます。

順張りは、初心者の方でも比較的取り組みやすい手法と言えます。

損切りしやすい

順張りは、トレンドに沿って売買を行うため、損切りしやすいというメリットがあります。

トレンドが反転したと判断した場合には、すぐに損切りを行うことができます。

例えば、上昇トレンドで買い注文を入れた後、価格が下落し始めたら、トレンドが反転したと判断し、損切りを行うことができます。

損切りは、投資において非常に重要な要素です。損切りをせずに保有し続けると、大きな損失に繋がる可能性があります。

まとめ

順張りは、トレンドが続く限り利益を出し続けられる可能性があり、エントリーポイントが分かりやすく、損切りしやすいというメリットがあります。

順張りは、初心者の方でも比較的取り組みやすい手法と言えます。

しかし、トレンドの転換点を見極めるのは容易ではなく、経験と知識が必要となります。

順張りを行う際には、トレンドの転換点を見極めること、損切りラインを設定することなどを意識することが重要です。

3. 順張りのデメリットとは

要約

高値掴みしやすい

順張りのデメリットの一つに、高値掴みしやすいという点があります。

トレンドの終盤でエントリーしてしまうと、その後価格が下落し、損失を被る可能性があります。

例えば、上昇トレンドの終盤で買い注文を入れた場合、その後価格が下落し始めると、高値掴みとなってしまいます。

高値掴みを避けるためには、トレンドの終わりを見極めることが重要です。トレンドラインやテクニカル指標などを活用することで、トレンドの終わりをより正確に判断することができます。

利益が限定的になる場合がある

順張りは、トレンドが続く限り利益を出し続けられる可能性がありますが、トレンドが短期間で終わってしまうと、利益が限定的になる場合があります。

特に、短期的なトレンドの場合には、利益が小さく、損失が出る可能性もあります。

例えば、短期的な上昇トレンドで買い注文を入れた場合、その後価格が下落し始めると、大きな利益を得ることができません。

順張りを行う際には、トレンドの持続期間を見極めることが重要です。

トレンドの転換点を見極めるのが難しい

順張りは、トレンドに沿って売買を行うため、トレンドの転換点を見極めるのが難しいというデメリットがあります。

トレンドが反転したと判断し損切りを行った後、再びトレンドが元の向きに戻ってしまうと、利益を得ることができません。

トレンドの転換点を見極めるためには、経験と知識が必要です。

トレンドラインやテクニカル指標などを活用することで、トレンドの転換点をより正確に判断することができます。

まとめ

順張りは、高値掴みしやすい、利益が限定的になる場合がある、トレンドの転換点を見極めるのが難しいというデメリットがあります。

順張りを行う際には、これらのデメリットを理解した上で、リスク管理を徹底することが重要です。

損切りラインを設定したり、複数のテクニカル指標を活用したりすることで、リスクを軽減することができます。

順張りは、FX取引において最も基本的な手法の一つですが、リスクを理解した上で慎重に取引を行う必要があります。

4. 順張りトレードの成功例

要約

上昇トレンドに乗った成功例

ある投資家が、ユーロ/ドルが上昇トレンドにあると判断し、押し目買いを行いました。

彼は、移動平均線が上向きになっていること、RSIが50%を上回っていることなどを確認し、買い注文を入れました。

その後、ユーロ/ドルは彼の予想通りに上昇し、彼は大きな利益を得ることができました。

この例のように、順張りは、トレンドが続く限り大きな利益を得られる可能性があります。

トレンドの転換点を見極めた成功例

ある投資家は、ドル/円が下降トレンドにあると判断し、戻り売りを行いました。

彼は、移動平均線が下向きになっていること、RSIが50%を下回っていることなどを確認し、売り注文を入れました。

その後、ドル/円は彼の予想通りに下落し、彼は大きな利益を得ることができました。

この例のように、順張りは、トレンドの転換点を見極めることで、大きな利益を得られる可能性があります。

損切りラインを設定した成功例

ある投資家は、ポンド/ドルが上昇トレンドにあると判断し、押し目買いを行いました。

彼は、エントリー前に損切りラインを設定し、価格が損切りラインを下回った場合は、すぐに損切りを行うようにしました。

その後、ポンド/ドルは彼の予想通りに上昇し、彼は大きな利益を得ることができました。

この例のように、順張りを行う際には、損切りラインを設定することで、リスクを軽減することができます。

まとめ

順張りは、トレンドが続く限り大きな利益を得られる可能性があります。

しかし、トレンドの転換点を見極めるのは容易ではなく、高値掴みをしてしまうリスクもあります。

順張りを行う際には、トレンドの転換点を見極めること、損切りラインを設定することなどを意識することが重要です。

これらのポイントを意識することで、順張りトレードを成功させることができます。

5. 順張りトレードの失敗例

要約

トレンドの転換点を見誤った失敗例

ある投資家は、ユーロ/ドルが上昇トレンドにあると判断し、押し目買いを行いました。

しかし、彼はトレンドの転換点を見誤り、その後ユーロ/ドルは下落し始めました。

彼は、損切りラインを設定していなかったため、大きな損失を被ってしまいました。

この例のように、トレンドの転換点を見誤ると、大きな損失を被る可能性があります。

高値掴みをしてしまった失敗例

ある投資家は、ドル/円が上昇トレンドにあると判断し、買い注文を入れました。

しかし、彼はトレンドの終盤で買い注文を入れてしまい、その後ドル/円は下落し始めました。

彼は、高値掴みをしてしまい、大きな損失を被ってしまいました。

この例のように、高値掴みは、順張りトレードにおいてよくある失敗例です。

損切りラインを設定していなかった失敗例

ある投資家は、ポンド/ドルが上昇トレンドにあると判断し、押し目買いを行いました。

しかし、彼はエントリー前に損切りラインを設定していませんでした。

その後、ポンド/ドルは彼の予想に反して下落し始め、彼は大きな損失を被ってしまいました。

この例のように、損切りラインを設定せずに取引を行うと、大きな損失に繋がる可能性があります。

まとめ

順張りトレードは、トレンドが続く限り大きな利益を得られる可能性がありますが、トレンドの転換点を見誤ったり、高値掴みをしてしまったり、損切りラインを設定していなかったりすると、大きな損失を被る可能性があります。

順張りトレードを行う際には、これらの失敗例を参考に、リスク管理を徹底することが重要です。

トレンドの転換点を見極めること、高値掴みを避けること、損切りラインを設定することなどを意識することで、順張りトレードのリスクを軽減することができます。

順張りトレードは、FX取引において最も基本的な手法の一つですが、リスクを理解した上で慎重に取引を行う必要があります。

6. 順張りの注意点とポイント

要約

トレンドの判断

順張りを行う上で最も重要なのは、トレンドを正しく判断することです。

トレンドの判断には、トレンドラインやテクニカル指標などを活用します。

トレンドラインは、チャート上の高値と高値、または安値と安値を結んだ線です。トレンドラインが上向きになっている場合は上昇トレンド、下向きになっている場合は下降トレンドと判断できます。

テクニカル指標には、移動平均線、RSI、MACDなどがあります。これらの指標を組み合わせることで、トレンドをより正確に判断することができます。

エントリーポイント

トレンドを判断したら、次はエントリーポイントを決める必要があります。

順張りのエントリーポイントとしては、押し目買い戻り売りがあります。

押し目買いは、上昇トレンドの中で一時的に価格が下落したタイミングで買い注文を入れる方法です。戻り売りは、下降トレンドの中で一時的に価格が上昇したタイミングで売り注文を入れる方法です。

エントリーポイントを決める際には、トレンドラインやテクニカル指標などを参考に、慎重に判断することが重要です。

順張りのエントリーポイント
エントリーポイント 説明
押し目買い 上昇トレンドの中で一時的に価格が下落したタイミングで買い注文を入れる
戻り売り 下降トレンドの中で一時的に価格が上昇したタイミングで売り注文を入れる

損切りライン

順張りを行う際には、損切りラインを設定することが重要です。

損切りラインとは、損失が一定の金額を超えた場合に、自動的にポジションを決済するラインのことです。

損切りラインを設定することで、大きな損失を防ぐことができます。

損切りラインは、エントリーポイントを決める前に設定することが重要です。

まとめ

順張りを行う際には、トレンドの判断、エントリーポイント、損切りラインを意識することが重要です。

トレンドラインやテクニカル指標などを活用することで、より正確に判断することができます。

順張りは、FX取引において最も基本的な手法の一つですが、リスクを理解した上で慎重に取引を行う必要があります。

順張りを行う際には、常にリスク管理を意識し、損失を最小限に抑えるように心がけましょう。

参考文献

順張り│SMBC日興証券

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