野菜:とうもろこしについて説明

とうもろこしの栄養・効能・レシピ・栽培・歴史・健康への影響
項目 内容
栄養成分 炭水化物、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、亜鉛、鉄分、リノール酸など
効能 コレステロール値の低下、腸内環境改善、脳の活性化
レシピ 茹でる、焼く、スープ、サラダなど
栽培方法 種まき、植え付け、間引き、追肥、土寄せ、収穫
歴史 原産地は中南米、15世紀末にコロンブスがヨーロッパへ持ち帰り、16世紀に日本へ伝来
世界的な消費量 世界三大穀物の一つ、年間約6億トン超生産
健康への影響 メリット:眼病予防、消化促進、デメリット:血糖値の上昇、遺伝子組み換えの可能性

1. とうもろこしの栄養成分とは

要約

とうもろこしの栄養価

とうもろこしは、糖質とたんぱく質が主成分で、炭水化物が多いのも特徴です。胚芽の部分にビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、亜鉛、鉄分、コレステロール値を下げるリノール酸などの栄養素が詰まっています。また、セルロースが多く、食物繊維が豊富なので、腸を綺麗にする効果も期待できます。収穫してから24時間後には栄養価半減、味も落ちてしまうので、新鮮なうちに食べるようにしましょう。加熱しても栄養が損失しにくいのが利点です。1960年代の時と比べて、ビタミンB群やビタミンCは約1.5倍ほど栄養価が増えています。これは品種改良により健康食材になっているからとも言えます。ビタミンB1の含有量は野菜の中で4位です。

とうもろこしは野菜の中では高カロリーに入ります。

とうもろこしの主な栄養素
栄養素 含有量(100gあたり)
炭水化物 25g
食物繊維 2.2g
ビタミンB1 0.1mg
ビタミンB2 0.06mg
ビタミンE 0.3mg
カリウム 300mg
亜鉛 0.6mg
0.6mg
リノール酸 1.5g

とうもろこしのカロリー

とうもろこし1本あたりは平均150gほどで、150gのとうもろこしのカロリーは約138kcalです。

とうもろこしのカロリー
部位 カロリー(100gあたり)
とうもろこし 138kcal

とうもろこしの旬

北海道は8月~9月が旬で、千葉県や茨城県では5月~7月が旬です。

とうもろこしの旬
地域
北海道 8月~9月
千葉県、茨城県 5月~7月

まとめ

とうもろこしは、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど様々な栄養素を含んでいます。特に食物繊維が豊富で、腸内環境を整える効果が期待できます。また、ビタミンB1も豊富に含まれており、糖質をエネルギーに変える働きを助けます。

ただし、野菜の中では高カロリーなので、食べ過ぎには注意が必要です。

旬の時期に、新鮮なとうもろこしを美味しくいただきましょう。

2. とうもろこしの効能とは

要約

コレステロール値の低下

とうもろこしにはリノール酸、オレイン酸など不飽和脂肪酸が含まれ、これらはコレステロールを低下させ動脈硬化予防が期待できます。

腸内環境改善

食物繊維が豊富なとうもろこしは食べることで腸内環境改善に役立ちます。便秘がちの方には向いていますが、食べ過ぎはお腹を壊す可能性があり、おすすめしません。

脳の活性化

とうもろこしは食べると甘みがありますが、これは糖質のお陰です。脳を働かせるには糖質が欠かせません。とくに午前中に糖質を摂ると一日に頭や体を働かせるのに良いと言われています。

まとめ

とうもろこしには、コレステロール値を低下させる効果や、腸内環境を改善する効果、脳の活性化を促す効果などが期待できます。

ただし、食べ過ぎるとお腹を壊す可能性があるので、適量を心がけましょう。

健康的な食生活の一環として、とうもろこしを積極的に取り入れてみましょう。

3. とうもろこしの料理レシピ

要約

とうもろこしの茹で方

とうもろこしは茹でても美味しいですし、醤油で焼いて食べる焼きとうもろこしも甘みが感じられます。コーンスープも楽しめ、食べ方いろいろあります。ぜひお気に入りの食べ方をお楽しみください。

とうもろこしの選び方

食べ頃のおいしいとうもろこしは皮をまず見てみてください。とうもろこしの皮は緑色ですが、色が濃くてしなっとしていないハリのあるものを選びましょう。

また、ヒゲもチェックしましょう。とうもろこしのヒゲが茶色くなっていると熟している証拠です。緑色のものは、まだ十分に成長していないので茶色いものを選んでください。

実はぎっしりと詰まっているもので、隅々まで実がつまってふっくらしているものもおいしいとうもろこしです。

とうもろこしの選び方のポイント
ポイント 説明
皮の色 鮮やかな緑色で、しんなりしていないもの
ヒゲ 茶色く、乾燥しているもの
先端までふっくらと詰まっているもの

とうもろこしの保存方法

とうモロコシは冷蔵保存ができます。まず、とうモロコシのヒゲをハサミなどで切り落としてください。そしてラップでくるんで、とうモロコシが乾燥しないようにしましょう。ジップつきの保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れれば2~3日保存ができます。早めに食べるようにしてください。

保存はとうモロコシの皮をむく前がおすすめです。皮がついたまま保存をしてください。冷蔵保存する場合は野菜室に入れましょう。

冷凍庫に入れれば1ヶ月以上保存ができるので、お試しください。

とうもろこしの保存方法
方法 保存期間
冷蔵保存 2~3日
冷凍保存 1ヶ月以上

まとめ

とうもろこしは、茹でたり焼いたり、スープやサラダなど様々な料理に使うことができます。

旬のとうもろこしは、生で食べるのが一番美味しいですが、保存する場合は、茹でて冷凍するのがおすすめです。

とうもろこしの選び方や保存方法を参考に、美味しくいただきましょう。

4. とうもろこしの栽培方法

要約

トウモロコシの栽培カレンダー

トウモロコシの栽培カレンダーです。中間地を基本とした目安です。地域や品種によって時期に幅があります。育苗して植付けた後、直播きで時期をずらすことで、長期間収穫が楽しめます。育苗して植え付け(早まき)することで、トウモロコシの大敵「アワノメイガ」の発生ピーク時期をずらして被害を軽減する効果も。

トウモロコシの栽培カレンダー(中間地)
時期 作業
4月中旬~5月中旬 種まき
5月上旬~5月下旬 植え付け
7月中旬~8月中旬 収穫

トウモロコシの栽培方法

トウモロコシの栽培は、次のような流れになります。\n1. 種まきまたは苗の植え付け\n2. 間引き\n3. 追肥と土寄せ\n4. 人工授粉\n5. 収穫

トウモロコシの栽培ポイント

トウモロコシは、高温で日当たりがよい場所を好み、真夏に収穫が楽しめる野菜です。鮮度が落ちやすく、もぎたての実をその日のうちに食べるのが一番なので、ぜひ家庭菜園で挑戦してみたい1つです。実(雌穂)は1株に複数つきますが、充実した実を作るため、1つだけを残して他は取り除きます。確実に受粉させること、実に害虫がつくのを防ぐことが成功のポイントです。

まとめ

トウモロコシは、比較的簡単に栽培できる野菜です。

日当たりと水はけの良い場所で、適切な時期に種まきや植え付けを行い、適切な管理をすることで、美味しいトウモロコシを収穫することができます。

家庭菜園でトウモロコシを栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。

5. とうもろこしの歴史と世界的な消費量

要約

とうもろこしの歴史

とうもろこしの原産地は、中南米付近といわれており、古くはマヤ文明やアステカ文明で主食とされていました。とうもろこしが世界に広まったのは、15世紀末にコロンブスがアメリカ大陸からスペインへ持ち帰ったのがきっかけといわれています。日本には、1579年に南蛮船に乗ってやってきたポルトガル人により、もたらされました。

とうもろこしの世界的な消費量

世界全体で1年間に約6億トン超も生産されているとうもろこし。誰が作って、誰が買い、どのように使われているのでしょうか?とうもろこしの流通と生産についてご紹介します。

とうもろこしの世界的な生産量上位3カ国
生産量(万t)
米国 320
メキシコ 101
クロアチア 86

とうもろこしの用途

日本では野菜としてそのまま食べるという印象が強いとうもろこしですが、そのまま食べるだけでなくいろいろなものに変化して、様々な場所で使われていることを知っていましたでしょうか?トウモロコシの意外な用途をご紹介します。

まとめ

とうもろこしは、古くから世界中で栽培され、食されてきた歴史のある穀物です。

現在では、世界三大穀物の一つとして、食料だけでなく、飼料やバイオ燃料など様々な用途で利用されています。

日本でも、とうもろこしは様々な形で私たちの生活に役立っています。

6. とうもろこしの健康への影響とは

要約

とうもろこしの健康への影響

とうもろこしは、食物繊維、ビタミン、ミネラルが豊富で、健康に良い影響を与える可能性があります。しかし、一方で、血糖値を急上昇させる可能性や、遺伝子組み換えされている可能性など、注意すべき点もあります。

とうもろこしのメリット

とうもろこしには、眼病のリスクを低下させる可能性のある植物化合物が豊富に含まれています。さらに、トウモロコシの繊維はいくつかの健康上の利点を提供し、憩室疾患のリスクを軽減する可能性があります。

とうもろこしのデメリット

とうもろこしはでんぷんが多いため、血糖値が急上昇する可能性があり、一部の集団には適さない場合があります。糖尿病の人は、トウモロコシを含むでんぷん質の炭水化物の摂取を制限する必要があるかもしれません。

また、ほとんどのトウモロコシは遺伝子組み換えされています。遺伝子組み換えトウモロコシの安全性については、まだ十分な研究が行われていません。

まとめ

とうもろこしは、健康に良い影響を与える可能性のある栄養素を多く含んでいます。

しかし、血糖値を急上昇させる可能性や、遺伝子組み換えされている可能性など、注意すべき点もあります。

とうもろこしを食べる際は、これらの点を踏まえ、適量を心がけましょう。

参考文献

とうもろこしの栄養や種類、おいしい選び方について解説 …

とうもろこし | 野菜の図鑑web

トウモロコシ – Wikipedia

とうもろこしの効能や栄養とは?生活習慣病に効果も!

トウモロコシの栄養|効果・効能や保存方法、旬の時期や選び …

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