観葉植物：コルディリネ・サンゴについて説明

コルディリネサンゴのまとめ
項目	内容
特徴	葉の色が特徴的で、赤色や黄色、緑色などがある。また、斑入りの品種もある。
分類	キジカクシ科センネンボク属
原産地	中国南部、台湾、東南アジア、太平洋諸島、オーストラリア、ニュージーランド
風水効果	陽の気を発し、玄関に置くと良いとされている。
花言葉	幸福な交際
育て方	日当たりの良い場所を好み、水はけの良い土壌で育てる。
水やり	土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりをする。
肥料	春から秋の生長期に、10日に1回程度または緩効性の置き肥を与える。
病気	軟腐病、立枯病など
害虫	カイガラムシ、アブラムシ、ハダニなど
増やし方	挿し木、株分け
注意点	夏の強い日差しに注意する。冬は寒さ対策が必要。

1. コルディリネサンゴの特徴とは
2. コルディリネサンゴの育て方を解説
3. コルディリネサンゴの環境要件について
4. コルディリネサンゴの病気や害虫への対処法
5. コルディリネサンゴの育てる際の注意点
6. コルディリネサンゴの魅力と人気の理由

1. コルディリネサンゴの特徴とは

コルディリネサンゴの分類と特徴

コルディリネサンゴは、キジカクシ科センネンボク属に属する常緑の低木または高木です。原産地は中国南部、台湾、東南アジア、太平洋諸島、オーストラリア、ニュージーランドなど、熱帯から亜熱帯地域に広く分布しています。コルディリネサンゴは、その名前からもわかるように、非常に長寿で、成熟すると高さが400mを越える事もあります。また、時が経つにつれて下部の葉は失われ上部の葉のみが残っていきます。

コルディリネサンゴは、その特徴的な葉の色合いから観葉植物として人気があります。赤色や黄色、緑色など、さまざまな色の葉があり、中には斑入りの品種もあります。葉は細長く、放射状に広がるのが特徴です。また、コルディリネサンゴは、花も観賞価値が高いです。白や紫色の小花が、円錐状に集まって咲きます。

コルディリネサンゴは、ドラセナとよく似ていますが、別の植物です。コルディリネサンゴは、ドラセナと比べて、根が太く、多肉質であることが特徴です。また、コルディリネサンゴは、ドラセナと比べて、葉の付け根に細い葉柄があるのも特徴です。

コルディリネサンゴは、古くから、さまざまな用途で利用されてきました。例えば、ハワイでは、コルディリネサンゴの葉は、フラダンスのスカートやレイの材料として使われています。また、コルディリネサンゴの葉は、ラウラウという蒸し料理の際の包みとしても使われています。

コルディリネサンゴの特徴
特徴	説明
葉の色	赤色、黄色、緑色など、様々な色がある。斑入りの品種もある。
葉の形	細長く、放射状に広がる。
根	太く、多肉質。
樹高	成熟すると400mを越えることもある。
花	白や紫色の小花が円錐状に集まって咲く。
用途	観葉植物、フラダンスのスカートやレイの材料、ラウラウの包みなど

コルディリネサンゴの風水効果

コルディリネサンゴは、風水では、細い葉を上へ向かって生やすため、鋭い陽の気を持っているといわれています。そのため、人の出入りが多い玄関に置くとよいでしょう。また、陽の気を発しているため、寝室に置くと目が冴えてしまうため注意しましょう。

コルディリネサンゴは、ハワイでは、悪霊をはらう木として魔除けの力を持つとされていることから、縁起の良い植物として人気があります。

コルディリネサンゴの花言葉は「幸福な交際」です。魔除けの力を持つコルディリネサンゴが、カップルの守り神になってくれると考えられたのかもしれません。

コルディリネサンゴとドラセナの違い
項目	コルディリネサンゴ	ドラセナ
根	太く、多肉質	細長いひげ根
葉柄	ある	ない
地下茎	ある	ない

コルディリネサンゴの種類

コルディリネサンゴは、世界で20種ほど確認されています。代表的な品種には、以下のようなものがあります。

コルディリネ・レッドスター：葉の全面が赤い品種で、希少性が高く人気があります。

コルディリネ・テルミナリス：最もポピュラーな品種で、赤色やピンク色の葉が特徴です。

コルディリネ・アイチアカ：愛知県で育種された品種で、新葉は紅赤色ですが、徐々に濃赤紫色に変化します。

コルディリネサンゴの代表的な品種
品種名	特徴
コルディリネ・レッドスター	葉の全面が赤い。希少性が高い。
コルディリネ・テルミナリス	最もポピュラーな品種。赤色やピンク色の葉が特徴。
コルディリネ・アイチアカ	愛知県で育種された品種。新葉は紅赤色、生育につれて赤紫色に変化する。
コルディリネ・オーストラリス	ニュージーランド原産。幹が20mまで育つ。芳香のある花を咲かせる。
コルディリネ・インディビサ	ニュージーランド原産。皮のような質感の緑色の葉をつける。
コルディリネ・ストリクター	オーストラリア原産。やや幅広の葉を持ち、垂れ下がるように展開する。
コルディリネ・レッドエッジ	緑色の細い葉の縁に赤い斑が入る。

まとめ

コルディリネサンゴは、その特徴的な葉の色合いと、長寿で丈夫な性質から、観葉植物として人気があります。また、風水効果も期待できることから、玄関などに飾るのもおすすめです。

コルディリネサンゴは、ドラセナとよく似ていますが、別の植物です。コルディリネサンゴは、ドラセナと比べて、根が太く、多肉質であることが特徴です。

コルディリネサンゴは、古くから、さまざまな用途で利用されてきました。ハワイでは、フラダンスのスカートやレイの材料として使われています。

2. コルディリネサンゴの育て方を解説

コルディリネサンゴの置き場所

コルディリネサンゴは、日当たりの良い場所を好みます。日当たりが悪い場所でも育ちますが、鮮やかな葉色を保つためには、できるだけ日当たりの良い場所で育てましょう。ただし、真夏の直射日光にはご注意ください。室内の鉢植えで育てている観葉植物は、強い直射日光に慣れていないため、やけどのように葉が焼けてしまうことがあります。明るい日陰やレースカーテン越しに日光が当たる場所がおすすめです。

屋外で日光浴をさせる場合も、急に炎天下に出してしまうと葉が焼けてしまうので、少しずつ日光に慣らしてあげましょう。

冬場の置き場所は、春や秋と同じく、日中は日当たりの良い場所で育てましょう。ただし、窓辺で育てている場合は注意が必要です。室内で管理しているコルディリネサンゴは寒さが苦手です。夜になると窓辺は気温が急激に下がるので、夜間から明け方は室内の温かな場所に移動しましょう。コルディリネサンゴの耐寒温度は5℃が目安になります。

コルディリネサンゴの置き場所
季節	置き場所
春・秋	日当たりの良い場所
夏	明るい日陰
冬	室内の日当たりの良い場所

コルディリネサンゴの水やり

春から秋は、コルディリネサンゴが成長する季節です。土の表面がしっかりと乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりをしましょう。土の表面がまだ湿っているときに水をあげてしまうと、根腐れの原因になるのでご注意ください。また、夏場は早朝から午前中の比較的涼しい時間帯での水やりをおすすめします。高温が続く日中や夜間は、鉢の中が蒸れやすく、株がダメージを負ってしまうこともあります。

冬は成長が緩やかになるので、水やりの回数を減らしましょう。最低気温が10℃以下になったら、少し乾かし気味に管理します。土の表面がしっかりと乾いてから2～3日後を目安に水をあげましょう。ただし、気密性の高いマンションのお部屋など、冬場も1日通して10℃以上ある場合は、コルディリネサンゴは成長期を維持します。その場合は水分を必要としますので、通常通りに水をあげてください。

葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。葉水をする時はコルディリネサンゴの葉裏にもしっかりと水をかけましょう。

コルディリネサンゴの水やり
季節	水やりの頻度
春・秋	土の表面が乾いたらたっぷりと水やり
夏	ほぼ毎日水やり
冬	土の表面が乾いてから2～3日後に水やり

コルディリネサンゴの肥料

コルディリネサンゴは冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春～秋の生長期に与えるようにします。

肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。

有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

コルディリネサンゴの肥料
季節	肥料の種類	頻度
春～秋	液体肥料	10日に1回
春～秋	緩効性化成肥料	2ヶ月に1回

まとめ

コルディリネサンゴは、日当たりの良い場所を好みます。ただし、真夏の直射日光は避けるようにしましょう。

水やりは、土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりをします。冬は、乾かし気味に管理します。

肥料は、春から秋の生長期に、10日に1回程度または緩効性の置き肥を与えます。

3. コルディリネサンゴの環境要件について

コルディリネサンゴの温度管理

コルディリネサンゴは、高温多湿な環境を好みます。生育適温は20℃～30℃です。春から秋にかけては、屋外で育てることができます。ただし、冬は寒さに弱いため、5℃以下にならない場所に移動する必要があります。

コルディリネサンゴは、夏の暑さには比較的強いですが、強い直射日光に当たると葉焼けを起こすことがあります。そのため、夏場は、直射日光を避けて、明るい日陰で管理するのがおすすめです。

冬は、コルディリネサンゴは休眠状態に入ります。そのため、水やりを控え、乾燥気味に管理します。また、寒さから守るために、室内に取り込むか、霜よけをする必要があります。

コルディリネサンゴの温度管理
季節	温度	管理方法
春～秋	20℃～30℃	屋外で管理
冬	5℃以上	室内で管理

コルディリネサンゴの湿度管理

コルディリネサンゴは、湿度が高い環境を好みます。乾燥した環境では、葉が枯れたり、ハダニが発生したりすることがあります。そのため、定期的に葉水を与えるようにしましょう。

葉水は、霧吹きなどで、葉の表面と裏面に水をかけます。特に、乾燥しやすい冬場は、こまめな葉水を心がけましょう。

コルディリネサンゴは、乾燥した空気にも弱いため、加湿器などを利用して、室内の湿度を上げるのも効果的です。

コルディリネサンゴの湿度管理
季節	湿度	管理方法
年間を通して	湿度が高い	定期的に葉水を

コルディリネサンゴの土壌管理

コルディリネサンゴは、水はけの良い土壌を好みます。水はけが悪いと、根腐れを起こしやすくなります。

コルディリネサンゴを鉢植えで育てる場合は、観葉植物用の土を使用するのがおすすめです。自分で土をブレンドする場合は、観葉植物用の土4:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドするとよいでしょう。

コルディリネサンゴを地植えで育てる場合は、事前に土壌を改良しておくとよいでしょう。腐葉土や堆肥などを混ぜて、水はけと水もちのバランスを整えます。

コルディリネサンゴの土壌管理
場所	土壌	備考
鉢植え	観葉植物用の土	水はけの良い土を使用
地植え	腐葉土や堆肥を混ぜた土	水はけと水もちのバランスを整える

まとめ

コルディリネサンゴは、高温多湿な環境を好みます。生育適温は20℃～30℃です。

コルディリネサンゴは、乾燥した環境に弱いため、定期的に葉水をしましょう。

コルディリネサンゴは、水はけの良い土壌を好みます。水はけが悪いと、根腐れを起こしやすくなります。

4. コルディリネサンゴの病気や害虫への対処法

コルディリネサンゴの病気

コルディリネサンゴは、比較的病気にかかりにくい植物ですが、環境が悪化すると、病気にかかってしまうことがあります。

コルディリネサンゴにかかりやすい病気には、軟腐病や立枯病などがあります。

軟腐病は、高温多湿な環境で発生しやすく、根腐れを起こしている場合に発生しやすいです。葉が軟らかくなり、腐敗臭を放ちます。

立枯病は、土壌中の菌によって発生します。葉が枯れ、茎が腐り、株全体が枯れてしまいます。

コルディリネサンゴにかかりやすい病気
病気	症状	対策
軟腐病	葉が軟らかくなり、腐敗臭を放つ	風通しを良くし、乾燥気味に管理する。
立枯病	葉が枯れ、茎が腐り、株全体が枯れる	風通しを良くし、乾燥気味に管理する。

コルディリネサンゴの害虫

コルディリネサンゴは、害虫にも比較的強い植物ですが、環境が悪化すると、害虫が発生することがあります。

コルディリネサンゴに発生しやすい害虫には、カイガラムシ、アブラムシ、ハダニなどがあります。

カイガラムシは、葉や茎に寄生して、植物の汁を吸います。

アブラムシは、葉の裏側に寄生して、植物の汁を吸います。

コルディリネサンゴに発生しやすい害虫
害虫	症状	対策
カイガラムシ	葉や茎に寄生して、植物の汁を吸う	ブラシなどでこすり落とす。
アブラムシ	葉の裏側に寄生して、植物の汁を吸う	殺虫剤を散布する。
ハダニ	葉に白い斑点ができる	殺ダニ剤を散布する。

コルディリネサンゴの病気や害虫の対策

コルディリネサンゴの病気や害虫を防ぐためには、日頃から、風通しを良くし、乾燥気味に管理することが大切です。

病気や害虫が発生した場合は、早めに薬剤を散布するなどして、対処する必要があります。

病気や害虫の発生を防ぐためには、定期的に葉水を与えることも効果的です。

コルディリネサンゴの病気や害虫の予防
対策	説明
風通しを良くする	病害虫の発生を防ぐ
乾燥気味に管理する	病害虫の発生を防ぐ
定期的に葉水を	病害虫の発生を防ぐ

まとめ

コルディリネサンゴは、比較的病気や害虫に強い植物ですが、環境が悪化すると、病気や害虫が発生することがあります。

コルディリネサンゴにかかりやすい病気には、軟腐病や立枯病などがあります。

コルディリネサンゴに発生しやすい害虫には、カイガラムシ、アブラムシ、ハダニなどがあります。

病気や害虫を防ぐためには、日頃から、風通しを良くし、乾燥気味に管理することが大切です。

5. コルディリネサンゴの育てる際の注意点

コルディリネサンゴの植え替え

コルディリネサンゴは、成長が旺盛なため、鉢植えの場合は、定期的に植え替えを行う必要があります。

植え替えの適期は、5月～7月です。

植え替えの際には、根鉢を崩して、新しい土に植え替えます。

植え替え後しばらくは、明るい日陰で管理し、土が乾いたら水やりをします。

コルディリネサンゴの植え替え
時期	方法
5月～7月	根鉢を崩して、新しい土に植え替える。

コルディリネサンゴの増やし方

コルディリネサンゴは、挿し木や株分けで増やすことができます。

挿し木の適期は、5月～8月です。

挿し木をする場合は、葉の付いた枝を10cmほど切り、土に挿します。

株分けをする場合は、根を分けて、新しい鉢に植え替えます。

コルディリネサンゴの増やし方
方法	時期	手順
挿し木	5月～8月	葉の付いた枝を10cmほど切り、土に挿す。
株分け	5月～8月	根を分けて、新しい鉢に植え替える。

コルディリネサンゴの剪定

コルディリネサンゴは、剪定に強い植物です。

コルディリネサンゴの剪定は、生育期が終わった後に行うのがおすすめです。

剪定をする場合は、枯れた葉や枝を、切り落とします。

コルディリネサンゴの剪定
時期	方法
生育期が終わった後	枯れた葉や枝を、切り落とす。

まとめ

コルディリネサンゴは、成長が旺盛なため、鉢植えの場合は、定期的に植え替えを行う必要があります。

コルディリネサンゴは、挿し木や株分けで増やすことができます。

コルディリネサンゴは、剪定に強い植物です。

6. コルディリネサンゴの魅力と人気の理由

コルディリネサンゴの魅力

コルディリネサンゴは、その特徴的な葉の色合いと、長寿で丈夫な性質から、観葉植物として人気があります。

コルディリネサンゴは、赤色や黄色、緑色など、さまざまな色の葉があり、中には斑入りの品種もあります。

コルディリネサンゴは、その美しい葉色と、放射状に広がる葉姿から、南国リゾートのような雰囲気を演出することができます。

コルディリネサンゴは、風水では、細い葉を上へ向かって生やすため、鋭い陽の気を持っているといわれています。そのため、玄関などに飾るとよいでしょう。

コルディリネサンゴの魅力
魅力	説明
葉の色	赤色、黄色、緑色など、様々な色がある。斑入りの品種もある。
葉の形	細長く、放射状に広がる。
雰囲気	南国リゾートのような雰囲気を演出できる。
風水効果	陽の気を発し、玄関に置くと良いとされている。

コルディリネサンゴの人気の理由

コルディリネサンゴは、比較的育てやすい植物です。

コルディリネサンゴは、丈夫で、病気や害虫にも強いので、初心者の方でも安心して育てることができます。

コルディリネサンゴは、その美しい葉色と、南国リゾートのような雰囲気から、インテリアとしても人気があります。

コルディリネサンゴの人気の理由
理由	説明
育てやすさ	丈夫で、病気や害虫にも強い。
美しさ	美しい葉色と、南国リゾートのような雰囲気。
風水効果	陽の気を発し、玄関に置くと良いとされている。