観葉植物:ドラセナ・コンパクターについて説明

ドラセナコンパクターの育て方まとめ
項目 内容
特徴 葉の密集度が高く、成長速度が遅い。
「幸福」の花言葉。
風水では金運や仕事運アップ、邪気払いなどの効果があるとされている。
置き場所 レースカーテン越しの明るい場所が最適。
直射日光は避ける。
水やり 季節によって頻度を変える。
春から秋は土が乾いたらたっぷりと水やり、冬は土が乾いてから1週間程度経過してから水やり。
1回の水やりの量は一年を通して変えずたっぷりとあげる。
植え替え 1、2年に1度、4月から7月に行うのがおすすめ。
根詰まりを起こすと枯れる可能性があるので注意。
肥料 4月から9月の成長期に、緩効性化成肥料を適切な量与える。
冬場は肥料を与えないように注意。
病気と対策 炭疽病、斑点病、立ち枯れ病、白絹病などの病気にかかる可能性がある。
アブラムシ、ハダニ、カイガラムシなどの害虫も発生することがある。
日頃から観察し、早期発見・対処が重要。
繁殖方法 挿し木や茎伏せによって増やすことができる。
生育期の5〜7月に行うのがおすすめ。
環境条件 温度は、冬場は10℃以上、夏場は直射日光を避け風通しの良い場所に置く。
光は、明るい日陰で管理し、1日のうち4〜5時間ほどは日光に当てる。
土壌は、水はけが良く、有機質を多く含んだ土壌を使用する。

1. ドラセナコンパクターの特徴

要約

ドラセナコンパクターの種類

ドラセナ・コンパクタは、ドラセナ属の中でも特に葉の密集度が高く、成長速度が遅いのが特徴です。そのため、同じ姿を長く楽しめることから、観葉植物として人気があります。流通しているほとんどは「デレメンシス」系統の品種で、現在「フラグランス(フレグランス)」と呼ばれる系統となります。フラグランス系統には、一番人気品種「マッサンゲアナ」や、「ワーネッキー」、「レモンライム」などがあります。コンパクタは、ほとんどが「ドラセナ・デレメンシス・コンパクタ」が主流ですが、希少種としていくつか存在します。例えば、ドラセナ・コンパクタ・バリエガタは黄色の斑入り種類、ドラセナ・パープルコンパクタは葉っぱが赤紫色の種類です。

ドラセナ・コンパクタは、他のドラセナと比べて葉っぱ同士の密集度が高く、成長速度が遅いのが特徴です。そのことから「コンパクタ」と名付けられました。同じ姿を長く楽しめるのは、観葉植物として導入するメリットになります。

ドラセナコンパクターの種類
種類 特徴
ドラセナ・コンパクタ・バリエガタ 黄色の斑入り
ドラセナ・パープルコンパクタ 葉っぱが赤紫色

ドラセナコンパクターの花言葉

ドラセナコンパクタの花言葉は、他のドラセナと同じく「幸福」です。素晴らしい花言葉で、贈り物にも大人気です。特に、結婚祝いや新築祝い、開店祝い等でよく利用される植物です。人気の観光地、ハワイでも昔からドラセナは家の前に置くと幸運を運ぶという逸話があり、大人気の植物です。もちろん、自分用として購入する方も非常に多い、人気の観葉植物です。

ドラセナコンパクターの花言葉
花言葉 意味
幸福 幸せ、幸運

ドラセナコンパクターの風水効果

ドラセナのような上向きの葉っぱは、「金運アップ」と「仕事運アップ」に良いとされています。また、尖った葉っぱは「邪気を払う」とされている魔除け効果があるとされています。風水の観点からも、素晴らしい観葉植物であることがわかります。

ドラセナコンパクターの風水効果
効果 場所
金運アップ リビング
仕事運アップ 書斎
邪気払い 玄関

まとめ

ドラセナ・コンパクタは、その特徴的な葉の密集度と成長速度の遅さから、同じ姿を長く楽しめる観葉植物として人気があります。また、「幸福」という素晴らしい花言葉を持ち、贈り物としても喜ばれます。さらに、風水では金運や仕事運アップ、邪気払いなどの効果があるとされています。

2. ドラセナコンパクターの育て方

要約

ドラセナコンパクターの置き場所

ドラセナコンパクターの置き場所は、「レースカーテン越しの明る場所」を基本としましょう。耐陰性にも優れるので、日陰でも管理することができますが、一番良いのはレースカーテン越しの明る場所です。直射日光は葉焼けの危険性がありますので、注意しましょう。

ドラセナコンパクターの水やり

ドラセナの水やりは他の観葉植物と同じく、「季節によって頻度変える」というのが基本です。春から秋の暖かい時期:土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり、冬:土が乾いてから1週間程度経過してから水やり。このように季節によって大きく異なります。水やりの量は、「1回の水やりの量は一年を通して変えずたっぷりとあげる」です。夏でも秋でも、鉢底から水が出るくらい与えましょう。

水やりには、水分補給の他、「土の中に新鮮な空気を入れる」や「老廃物を鉢底から流す」という重要な役割があります。ドラセナの成長とともに、土の中の酸素量が減りますので、水やりによって酸素を補給します。そのため、1回の水やりはたっぷりとあげましょう。

水やりの頻度
季節 頻度
春~秋 土が乾いたらたっぷりと
土が乾いてから1週間程度経過してから

ドラセナコンパクターの植え替え

ドラセナコンパクタの植え替えは、1、2年に1度が目安です。10号以上の大型鉢の場合は、3年程度でも問題ありません。植え替えが必須な理由は次の4つです。\n1.根詰まりの防止\n2.古い根や腐った根を除去する\n3.古い土を入れ替えることで老廃物や有害な微生物を除去する\n4.土の栄養分の改善

特に根詰まりを起こすと、ドラセナが水分・栄養を補給できなくなり、枯れてしまいます。確実に1、2年に1度は行わないといけない作業となります。時期は、暖かくなった4月後半から7月にかけて行いましょう。

植え替えは次の手順で行います。\nSTEP1.水やりを一週間程度控える\nSTEP2.一回り大きい新しい鉢に鉢底石と鉢底ネットを入れる\nSTEP3.観葉植物用の土を3割程度入れる\nSTEP4.ドラセナを鉢からゆっくり出してほぐしながら土を落とす\nSTEP5.古い根や黒い根、腐った根をハサミでカットする\nSTEP6.ドラセナを新しい鉢に入れて、鉢の一番上から2、3cmまで土を入れる\nSTEP7.割り箸などで根の隙間まで土が入るようにつつく\nSTEP8.鉢底から水が出る程度、たっぷり水やりをする\nSTEP9.観葉植物が落ち着くまでは日陰で管理する

植え替えの時期
時期 目安
春~秋 2~3年に1度

まとめ

ドラセナ・コンパクタは、レースカーテン越しの明るい場所で管理するのが最適です。水やりは、季節によって頻度を変え、土が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。植え替えは、1、2年に1度、4月から7月に行うのがおすすめです。

肥料は、4月から9月の成長期に、緩効性化成肥料を適切な量与えましょう。冬場は肥料を与えないように注意が必要です。

3. ドラセナコンパクターの病気と対策

要約

ドラセナコンパクターにかかる病気

ドラセナは、成長と共に病害虫の被害に遭うことがあります。日々の目視での確認が早期発見につながります。早期発見をすることで、迅速に対処をして被害の拡大を防ぎます。ドラセナがかかる可能性がある病害虫を紹介します。\n【ドラセナがかかる可能性がある病気】\n・炭疽病\n・斑点病\n・立ち枯れ病\n・白絹病\n【ドラセナにつく害虫】\n・アブラムシ\n・ハダニ\n・カイガラムシ

ドラセナコンパクターにかかる病気
病気 原因
炭疽病 高温多湿
斑点病 高温多湿
立ち枯れ病 高温多湿
白絹病 高温多湿

ドラセナコンパクターの病気の対処法

【黒すす病】\n原因:カイガラムシやアブラムシの排泄物\n症状:茎や葉っぱが黒っぽいすすのように覆われる\n対処法:黒いすすを濡れティッシュでシャワーをかけならが落とし、薬剤散布(オルトラン水和剤など)

【立ち枯れ病】\n原因:高温多湿による土壌菌の活性化\n症状:葉っぱが黄色くなり、立ったまま枯れる。最終的には茎が腐る。\n対処法:用土の殺菌(GFベンレート水和剤など)、落ち着いたら植え替え

【灰色カビ病】\n原因:ボトリチス・シネレアというカビが原因\n症状:葉っぱなどに灰色に染みたような枯れが広がる\n対処法:病気になった葉っぱを切り取り、薬剤散布(トップジンM水和剤など)

【炭疽病】\n原因:高温多湿による炭疽菌の活性化\n症状:灰色(白に近い)や黒の斑点が葉っぱや茎に現れて枯れる\n対処法:該当場所の切除及び薬剤散布(GFベンレート水和剤など)

ドラセナコンパクターの病気の対処法
病気 対処法
黒すす病 黒いすすを濡れティッシュで落とし、薬剤散布
立ち枯れ病 用土の殺菌、落ち着いたら植え替え
灰色カビ病 病気になった葉っぱを切り取り、薬剤散布
炭疽病 該当場所の切除及び薬剤散布

ドラセナコンパクターの害虫の対処法

【ハダニ】\n場所:乾燥した環境を好み、葉っぱの裏に付着する\n影響:ドラセナの葉っぱから栄養を吸い、枯らす\n対処法:葉水と薬剤散布(ベニカX ファインスプレーなど)

【カイガラムシ】\n場所:葉や茎に付着\n影響:葉っぱから栄養を吸って枯らしたり、黒すす病の原因となる。\n対処法:葉水、直接駆除もしくは薬剤散布(ベニカX ファインスプレーなど)

【アブラムシ】\n場所:葉や茎に付着(大量発生する場合もある)\n影響:食害、アリを誘引、病気を誘引\n対処法:薬剤散布(ベニカX ファインスプレーなど)

ドラセナコンパクターの害虫の対処法
害虫 対処法
ハダニ 葉水と薬剤散布
カイガラムシ 葉水、直接駆除もしくは薬剤散布
アブラムシ 薬剤散布

まとめ

ドラセナは、炭疽病、斑点病、立ち枯れ病、白絹病などの病気にかかる可能性があります。また、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシなどの害虫も発生することがあります。

病気や害虫の発生を防ぐためには、日頃から観察し、早期発見・対処が重要です。適切な薬剤を使用したり、葉水をしたりすることで、健康な状態を保つことができます。

4. ドラセナコンパクターの水やり方法

要約

ドラセナコンパクターの水やりの頻度

ドラセナコンパクターの水やりは、他の観葉植物と同じく、「季節によって頻度変える」というのが基本です。春から秋の暖かい時期:土が乾いたタイミングでたっぷりと水やり、冬:土が乾いてから1週間程度経過してから水やり。このように季節によって大きく異なります。

水やりの頻度
季節 頻度
春~秋 土が乾いたらたっぷりと
土が乾いてから1週間程度経過してから

ドラセナコンパクターの水やりの量

水やりの量は、「1回の水やりの量は一年を通して変えずたっぷりとあげる」です。夏でも秋でも、鉢底から水が出るくらい与えましょう。

水やりには、水分補給の他、「土の中に新鮮な空気を入れる」や「老廃物を鉢底から流す」という重要な役割があります。ドラセナの成長とともに、土の中の酸素量が減りますので、水やりによって酸素を補給します。そのため、1回の水やりはたっぷりとあげましょう。

ドラセナコンパクターの水やりの注意点

水やりの頻度や量は、気温や湿度などの環境によって調整する必要があります。土の表面が乾いているように見えても、鉢の中心部まで乾いていない場合があります。指で土の深さを確認したり、水やりチェッカーを使用したりして、土の状態を把握することが重要です。

また、水やり後は、受け皿に溜まった水を必ず捨てましょう。受け皿に水が溜まっていると、根腐れの原因になります。

まとめ

ドラセナ・コンパクタの水やりは、季節によって頻度と量を調整することが重要です。春から秋は土が乾いたらたっぷりと水やり、冬は土が乾いてから1週間程度経過してから水やりを行いましょう。

水やりの際には、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与え、受け皿に溜まった水は必ず捨てましょう。

5. ドラセナコンパクターの環境条件

要約

ドラセナコンパクターの温度管理

ドラセナコンパクターは、熱帯地域原産の植物なので、寒さには弱いです。そのため、冬場は室温が10℃以下にならないように注意が必要です。特に、窓際や暖房の風が直接当たる場所は、温度が低くなりがちなので、注意が必要です。

ドラセナコンパクターは、高温多湿な環境を好みます。夏場は、直射日光を避け、風通しの良い場所に置きましょう。また、葉水を与えることで、湿度を保つことができます。

温度管理
季節 温度
10℃以上
直射日光を避け風通しの良い場所に置く

ドラセナコンパクターの光管理

ドラセナコンパクターは、明るい日陰を好みます。直射日光に当てると葉焼けを起こしてしまうので、レースカーテン越しやブラインド越しに光を当てるようにしましょう。

ただし、光が不足すると、葉の色が薄くなったり、生育が遅くなったりすることがあります。そのため、1日のうち4〜5時間ほどは、日光に当てるようにしましょう。

光管理
場所
置き場所 明るい日陰
日光浴 1日のうち4〜5時間

ドラセナコンパクターの土壌管理

ドラセナコンパクターは、水はけの良い土壌を好みます。観葉植物用の培養土を使用するか、自分で土をブレンドする場合は、赤玉土、腐葉土、パーライトなどを混ぜて、水はけの良さを調整しましょう。

また、ドラセナコンパクターは、有機質を多く含んだ土壌を好みます。植え替えの際に、腐葉土や堆肥を混ぜ込むと、生育が促進されます。

土壌管理
要素 内容
水はけ 良い
有機質 多く含む

まとめ

ドラセナ・コンパクタは、温度管理、光管理、土壌管理が重要です。

温度は、冬場は10℃以上、夏場は直射日光を避け風通しの良い場所に置きましょう。光は、明るい日陰で管理し、1日のうち4〜5時間ほどは日光に当てるようにしましょう。土壌は、水はけが良く、有機質を多く含んだ土壌を使用しましょう。

6. ドラセナコンパクターの繁殖方法

要約

ドラセナコンパクターの挿し木

ドラセナ・コンパクタは、挿し木によって増やすことができます。挿し木は、生育期の5〜7月に行うのがおすすめです。

挿し木の手順は以下の通りです。\n1. 10〜15cmほどの新芽がついた健康な枝を準備し、切り口を斜めにカットします。\n2. 葉を先のほうに数枚だけ残して、残りは取り除きます。\n3. 葉から水分が蒸発するのを防ぐために、残った葉は半分にカットしておきましょう。\n4. 挿し木用の鉢に土を入れて、枝の3分の1〜半分ほどを埋めて挿し込みます。\n5. たっぷり水をあげたら、風通しの良い日陰でしばらく管理して発根を待ちます。\n6. 発根を確認したら、大きな鉢に植え替えて、いつもどおりのお世話をしましょう。

ドラセナコンパクターの茎伏せ

ドラセナ・コンパクタは、茎伏せによって増やすこともできます。茎伏せは、挿し木よりも簡単に増やすことができる方法です。

茎伏せの手順は以下の通りです。\n1. 鉢の大きさに合わせて、茎伏せに使う枝を切り取りましょう。\n2. 枝の切り口は、挿し木と違って斜めではなく真っすぐにカットしておきます。\n3. 用意した土に、枝が半分埋まるくらいにして横向きに並べていきましょう。\n4. たっぷり水をあげたら、風通しの良い日陰でしばらく管理して発根を待ちます。\n5. 発根を確認したら、大きな鉢に植え付け、いつもどおりのお世話をしましょう。

ドラセナコンパクターの繁殖方法の注意点

挿し木や茎伏せを行う際は、清潔なハサミを使用し、切り口を傷つけないように注意しましょう。また、発根するまでは、土が乾かないように注意が必要です。

発根するまでは、明るい日陰で管理し、直射日光に当てないようにしましょう。

まとめ

ドラセナ・コンパクタは、挿し木や茎伏せによって増やすことができます。

挿し木は、枝を土に挿して発根させる方法で、茎伏せは、枝を土に寝かせて発根させる方法です。

どちらの方法も、生育期の5〜7月に行うのがおすすめです。

参考文献

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ドラセナ・コンパクター – Planage

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