魚：ウグイについて説明

ウグイの生態に関するまとめ
項目	内容
分布	沖縄県を除く日本全国
生息地	河川の上流から下流、ダム、湖、汽水域、海水域
体長	最大50cm、平均30cm
体色	焦げ茶がかった銀色、黒い縦帯、産卵期は朱色の婚姻色
食性	雑食性、水生昆虫、藻類、魚の卵、残飯など
繁殖	春から初夏にかけて集団で産卵
水質	強酸性にも適応可能
寿命	約8～10年
値段	約500円～1,000円
利用	食用、釣り、観賞魚
文化	いずしなどの伝統料理、天然記念物
保護	生息地の保護活動が行われている

1. ウグイの分布と生息地

ウグイの生息域

ウグイは、沖縄県を除く日本全国に分布しており、河川の上流域から下流域、ダム、湖などに生息しています。また、海に下るタイプのウグイもおり、汽水域や海水域でも生息が確認されています。ウグイは、他の小魚と同様に群れで泳ぐことが多いです。群れで泳ぐ理由は、ウグイはトラウトや鵜・カワセミなどが天敵であり、食物連鎖の中では弱い立場にあるためです。

ウグイは、どんな場所でも生きていく事ができるため、「生命力のある強い魚」と評価されています。ウグイの生命力の主な要因の1つ目は、環境面です。綺麗な水の中でしか生きられない魚ではない為、一般的に良くないとされる環境下であっても、問題なく生きていく事ができます。

ウグイの生命力の主な要因の2つ目は、食事面です。水生昆虫や藻類、魚の卵や残飯まで食べてしまいます。色々な物を食べることができるため、どんな場所でも生きていく事ができます。

これらの様に、環境適応力に優れていることもあり、北朝鮮のようなやや過酷な環境でも生息しています。

ウグイの生息域
場所	生息状況
沖縄県	生息していない
日本全国	生息している
河川	上流から下流まで生息
ダム	生息している
湖	生息している
汽水域	生息している
海水域	生息している

ウグイの生息地

基本的に、ウグイの生息地は沖縄地方の以外の日本全国であり、主に河川の上流から下流に幅広く生息しています。しかし、ウグイの近縁種は分布地域が限定されているため注意が必要です。

また、自ら釣り上げなくても、山形県鶴岡市の鶴岡市立加茂水族館や、東京都江戸川区の葛西臨海水族園といった水族館で会うこともできます。

ウグイは、他の魚と同様に群れで泳ぐことが多いです。群れで泳ぐ理由は、ウグイはトラウトや鵜・カワセミなどが天敵であり、食物連鎖の中では弱い立場にあるためです。

ただ、ウグイはどんな場所でも生きていく事ができるため、「生命力のある強い魚」と評価されています。

ウグイの生息地
場所	生息状況
水族館	飼育されている
鶴岡市立加茂水族館	飼育されている
葛西臨海水族園	飼育されている

ウグイの値段・相場

ウグイの値段・相場価格は、約500円〜1

ただ、ウグイはどんな場所でも生きていく事ができるため、「生命力のある強い魚」と評価されています。

ウグイの生命力の主な要因の1つ目は、環境面です。綺麗な水の中でしか生きられない魚ではない為、一般的に良くないとされる環境下であっても、問題なく生きていく事ができます。

まとめ

ウグイは、沖縄県を除く日本全国の河川に広く分布しており、上流から下流、ダム、湖など様々な場所に生息しています。また、海に下るタイプも存在し、汽水域や海水域でも見られます。

ウグイは、環境適応能力が高く、水質汚染にも強いことから、生命力の強い魚として知られています。

ウグイは、雑食性で、水生昆虫、藻類、魚の卵、残飯など、様々なものを食べるため、どんな環境でも生き延びることが可能です。

ウグイは、比較的安価で、500円から1000円程度で販売されています。

2. ウグイの外見と特徴

ウグイの体の特徴

ウグイは、最大で全長50cmの大きさにまで成長することもあるが、平均的なサイズは30cm程度。体形は細長い形をしている。焦げ茶色～褐色系の銀色の体色で、体側には黒い縦帯がある。

春（産卵期）になるとオスは婚姻色といわれる朱色（オレンジ色）のラインが体の表面に現れ、美しい見た目になる。

ウグイの鱗の数は37枚以下であることで他のウグイ類の魚と見分けることができる。尻びれは直線的なものもいる中で、ウグイは内側にへこんでいること、背ビレと腹ビレの始まる位置が同じであることも特徴の一つである。

ウグイは、コイ科に分類される淡水魚であり、コイの仲間です。普段の体の色は銀色ですが、産卵する時期には、体の側面に2本の黒いラインが入った婚姻色をしているウグイを見ることができます。

ウグイの体の特徴
項目	特徴
体長	最大50cm、平均30cm
体色	焦げ茶がかった銀色、黒い縦帯
婚姻色	朱色（オレンジ色）のライン
鱗の数	37枚以下
尻ビレ	内側にへこんでいる
背ビレと腹ビレ	同じ位置から始まる

ウグイの生態

ウグイは、一生を河川で過ごすタイプと成長するとサケのように海に下るタイプに分かれます。海に下る時期はバラバラで、ある個体は成長してから1年後に、他の個体は数年後に下ります。産卵のために川に遡上するタイミングも1年後から数年後までいろいろです。海に下るタイプの方が大きな体になります。

ただ、ウグイはどんな場所でも生きていく事ができるため、「生命力のある強い魚」と評価されています。

ウグイの生態
タイプ	特徴
陸封型	一生を河川で過ごす
降海型	成長すると海に下る
生息域	河川、湖、海
行動	群れで泳ぐ
天敵	トラウト、鵜、カワセミなど

ウグイの地方名

ウグイの呼び方は各地域によって分かれています。そのため一言でウグイと言っても伝わらない可能性もあるため、是非覚えて頂ければと思います。

漢字名では、かつてアサリを意味する「鯏」や主に中国（香港）で使用される「石斑魚」と記載する事が多いです。「鯎」という漢字を使用する事もあります。

ウグイの別称はいくつかあります。東京都ではハヤ・マルタと呼ばれており、長野県ではアカウオ、栃木県ではアイソ、山形県ではカンザッコ、四国や九州地方ではイダといった呼ばれ方をされています。

ウグイは英語で、「Dace」や「Shier」と呼ばれておりますが、ミノウやヒメハヤに似ている事から「Minnow」、銀色のボラという意味で「White mullet」とも呼ばれております。

ウグイの地方名
地域	呼び名
東京都	ハヤ、マルタ
長野県	アカウオ
栃木県	アイソ
山形県	カンザッコ
四国・九州	イダ

まとめ

ウグイは、最大で50cmに達する細長い体型で、焦げ茶がかった銀色の体色に黒い縦帯が特徴です。

産卵期には、オス・メスともに朱色の婚姻色を帯び、より鮮やかな姿になります。

ウグイは、一生を淡水で過ごす陸封型と、海に下る降海型が存在し、降海型の方が大きくなる傾向があります。

ウグイは、地域によって様々な呼び名があり、ハヤ、マルタ、アカウオ、アイソ、カンザッコ、イダなどと呼ばれています。

3. ウグイの食性と摂取量

ウグイの食性

ウグイは雑食性で、水生昆虫、ミミズ、水に落ちた昆虫、水底のコケ、小さな魚、魚の卵、甲殻類、残飯など何でも捕食する。

ただ、ウグイはどんな場所でも生きていく事ができるため、「生命力のある強い魚」と評価されています。

ウグイの食性
食べ物	例
水生昆虫	ユスリカ、カゲロウなど
ミミズ
水に落ちた昆虫
水底のコケ
小さな魚	オイカワ、カワムツなど
魚の卵
甲殻類	エビ、カニなど
残飯

ウグイの栄養価

ウグイは、たんぱく質、ビタミンB12、ビタミンD、亜鉛などの栄養素を豊富に含んでいます。

ただ、ウグイはどんな場所でも生きていく事ができるため、「生命力のある強い魚」と評価されています。

ウグイの栄養価
栄養素	含有量
たんぱく質	豊富
ビタミンB12	豊富
ビタミンD	豊富
亜鉛	豊富

ウグイの旬

ウグイの旬な時期は、産卵期になる春から夏にかけてが最も美味とされています。

ただ、ウグイはどんな場所でも生きていく事ができるため、「生命力のある強い魚」と評価されています。

まとめ

ウグイは、水生昆虫、ミミズ、水に落ちた昆虫、水底のコケ、小さな魚、魚の卵、甲殻類、残飯など、様々なものを食べる雑食性です。

ウグイは、たんぱく質、ビタミンB12、ビタミンD、亜鉛などの栄養素を豊富に含んでいます。

ウグイの旬は、産卵期である春から夏にかけてです。

ウグイは、様々な栄養素を含んでおり、旬の時期には特に美味しく食べられます。

4. ウグイの繁殖方法と生息環境

ウグイの繁殖

ウグイは、春から初夏にかけて集団で産卵を行います。産卵の場所は流れの緩やかな川の浅瀬で、藻のついていない玉砂利が多い場所を好む傾向があります。

ただ、ウグイはどんな場所でも生きていく事ができるため、「生命力のある強い魚」と評価されています。

ウグイの繁殖
時期	特徴
春から初夏	集団で産卵
産卵場所	流れの緩やかな川の浅瀬
産卵床	藻のついていない玉砂利
孵化期間	約1週間
稚魚成長	1年で5～10cm

ウグイの生息環境

ウグイは、幅広い水域で生息している魚ですが、何よりすごいのがpH4以下の強酸性の水質の環境下でも生きられるところです!秋田県の田沢湖や青森県の宇曽利湖(うそりこ)、北海道の屈斜路湖(くっしゃろこ)、福島県の猪苗代湖(いわなしろこ)をはじめとした湖は強酸性の湖であり、ほとんど生き物は生きることができません。

しかしウグイはこんな強酸性の水質に適応しこれらの湖に生息しているのです。

ただ、ウグイはどんな場所でも生きていく事ができるため、「生命力のある強い魚」と評価されています。