グレート・バリア・リーフとは?世界遺産についての解説

グレートバリアリーフの概要
項目 内容
位置 オーストラリア大陸北東岸
面積 約344,400km2
長さ 2,600km
構成 2,900以上の暗礁群と約900の島
形成時期 約1800万年前
世界遺産登録 1981年
危機遺産 2021年に議論
主な問題 サンゴの白化現象、オニヒトデの異常繁殖

1. グレートバリアリーフとは

要約

グレートバリアリーフの概要

グレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)は、オーストラリア大陸北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯です。漢字表記は大堡礁(だいほしょう)です。南緯10度から24度にかけて広がり、2600km(1

グレートバリアリーフは、宇宙空間からも確認できるほど広大であり、生物が作り出した単一の構造物としては世界最大です。しかし、その生物とは微小なサンゴやポリプ等の有機体であり、これらが数十億集まって形成しているサンゴ礁です。そして、この暗礁は生物多様性を支える重要な役目を持ち、1981年に世界遺産(自然遺産)に登録されました。

1997年、CNNはグレートバリアリーフを「7大世界の驚異」自然部門の一つに挙げ、クイーンズランド州のナショナル・トラストは州を代表する象徴に認定しました。

暗礁のかなりの部分はグレートバリアリーフ海洋公園に指定され、漁業や観光など人間の行為が及ぼす影響を制限しています。ただし、表面流出や気象変動によるサンゴの白化現象、オニヒトデの異常繁殖など、生態系に打撃を与える環境変化が発生しています。これらへの対策も取り組まれており、その統合沿岸管理 (ICM) は先端的な事例にも挙げられます。だが2021年には危機遺産に認定すべきかどうかが議論されるほど環境悪化が続いている。

グレートバリアリーフの構成要素
要素 内容
サンゴ 約400種
魚類 約1,500種
鳥類 約215種
その他 クジラ、イルカ、ジュゴン、ウミガメなど
面積 日本列島とほぼ同じ

グレートバリアリーフの形成

グレートバリアリーフは、約1800万年前に誕生し、約200万年前から石灰岩が堆積、その上にサンゴが生息し始めました。サンゴが生育するには、18~30℃の水温で、光が届く浅い場所であることが必要ですが、この場所は年間を通じて水温が高く、遠浅の海であったことで、このような大サンゴ礁の形成が可能でした。

サンゴはプランクトンを食べ、共生している褐虫藻が光合成を行いその養分をサンゴへ提供しているため、光が必要なのです。

新生代以降、オーストラリア大陸は年間7cmの速度で北へ移動しています。大陸東部は隆起を続けた時期があり、クイーンズランド州に長さ400kmにわたる分水界を形成しました。この時期、活発な火山活動や玄武岩流が続き、花崗岩が露出した部分によっていくつかの島が形成されました。そして構造盆地が形成されると、ここにサンゴが進出し始め、後の珊瑚海となりました。

しかし約2500万年前頃までクイーンズランド北部は温帯水域であったため、サンゴが繁殖するには海水は冷たかった。ここから、グレートバリアリーフの形成は複雑な経路をたどる。やがてクイーンズランド水域の気候は熱帯へと変わるが、同時に海深の変化も起こりサンゴ礁の成長と衰退に影響を与えた。珊瑚は直径で年間1-3cm成長するが、垂直方向の成長は年1-25cmにもなる。しかしこれには日光が欠かせず、そのために深度150m以上の場所では成長は難しい。クイーンズランドの海岸が2400万年前に熱帯気候となった頃、一部に珊瑚の成長が始まったが、グレートディバイディング山脈の浸食によって堆積作用が始まり、三角州や海盆域およびタービダイトが形成され、それらはサンゴの繁殖には阻害要因となった。1000万年前には蓄積した堆砂が水深を下げ、さらにサンゴの成長を邪魔する土砂がかぶりにくい沖まで堆積が進んだ。ただし暗礁となるには基盤となる部分へのさらなる堆積が必要だった。40万年前には間氷期が訪れ、浅い海の海水温度は一時的に4℃ほど上昇した。

サンゴの生育条件
条件 内容
水温 18~30℃
水深 光が届く浅い場所
褐虫藻の光合成が必要

グレートバリアリーフの構成

現在のグレートバリアリーフを形作る基盤となる地層は、古い暗礁や火山の名残りなどを含む海丘の上にグレートディバイディング山脈からの堆積物が重なった開析海岸平野である。協同リサーチセンター (CRC)内のサンゴ礁リサーチセンターは、50万年前のサンゴ骨格による鉱床を発見した。グレートバリアリーフ海洋公園管理局 (GBRMPA)は、初期の暗礁は60万年前頃から形成が始まったという見解を述べ、現在生育しているサンゴ群はその上に、約2万年前から成長を始めたと考察している。オーストラリア海洋科学研究所もこれに同意し、成長開始の時期は最終氷期最盛期に当たり、海深も現在より120mほど浅かったと述べている。

2万年前から6000年前にかけて海水準変動によって海面は上昇した。これに伴い、サンゴは海岸平野上でより高く成長した。1万3千年前の頃、海面は現在よりも60m程低く、その頃には海岸平野の丘状部は大陸島となり、サンゴの繁殖はその周囲で起こった。海面が上昇に転じると大陸島は水没し、サンゴは海丘上全体で成長するようになり、現在の小島(キー)や暗礁へと成長した。約6000年前から今日にかけての期間、グレートバリアリーフ周辺では海面上昇は起こっていない。CRCサンゴ礁リサーチセンターは、現在生育しているサンゴは8000-6000年前にサンゴ礁を形成したものが絶滅せずに繁殖しているとの見解を述べた。リーフ形成当初のサンゴ礁と似た古代の堡礁は、西オーストラリア北部のキンバリー地域で見ることができる。

世界遺産に登録されたグレートバリアリーフの地域は70のエコリージョンに分けられ、うち30はサンゴ礁のエコリージョンである。北部にはリボンリーフや三角州堆積礁が形成されているが、それ以外の地域には同種のものは見られず、環礁は存在しない。また、サンゴ礁がオーストラリア大陸と接触している部分もほとんど無い。

裾礁は広く見られ、特にウィットサンデー諸島のような島と接触して形成されたものが南域で特に顕著である。礁湖を伴うサンゴ礁も南部で多く、北部でもプリンセスシャロット湾沖などで発達している。中部域で最も一般的な形態は、リザード島周辺などのような三日月礁であり、グレートバリアリーフ海洋公園最北部や南緯20-22度のスウェイン礁などでも確認される。面状礁はヨーク岬半島およびプリンセスシャロット湾からケアンズまで広く分布し、リーフ内の多くの島で発達している。一方、大陸に近いヒンチンブルック島には山、峡谷と熱帯雨林があり、ヒンチンブルック海峡には広大なマングローブが発達している。

グレートバリアリーフの形成過程
時期 内容
約1800万年前 誕生
約200万年前 石灰岩の堆積開始
現在 サンゴの生息と成長
将来 環境悪化による影響が懸念される

まとめ

グレートバリアリーフは、オーストラリア北東部のクイーンズランド州沿岸に位置する世界最大のサンゴ礁地帯です。約1800万年前に誕生し、長い年月をかけて形成されてきました。

グレートバリアリーフは、サンゴ礁、島、海草、マングローブなど、多様な生態系を持ち、1500種以上の魚類、215種の鳥類、30種以上のクジラやイルカ、6種類のウミガメなど、多くの生物が生息しています。

グレートバリアリーフは、その広大さと生物多様性から、1981年に世界遺産に登録されました。しかし、近年では、地球温暖化による海水温の上昇や水質汚染などの影響を受けて、サンゴの白化現象が深刻化しています。

グレートバリアリーフは、オーストラリアを代表する観光地の一つであり、多くの観光客が訪れます。ダイビングやシュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しむことができますが、環境保護の重要性を認識し、持続可能な観光を目指していく必要があります。

2. グレートバリアリーフの世界遺産登録

要約

世界遺産登録の基準

グレートバリアリーフは、世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録されました。

登録基準(vii)宇宙から見ることができるほどに広大なグレート・バリア・リーフは地球上でも壮観な風景の一つであるという点。

登録基準(viii)グレート・バリア・リーフは、海に沈んでいた丘が侵食されサンゴが形成されると、海面上昇によりサンゴが成長して広大なサンゴ礁が作られていくということを繰り返し、やがて世界最大のサンゴ礁群となった形跡が分かるということ。

登録基準(ix)グレート・バリア・リーフには4000種以上の軟体動物、1500種以上の魚類が住み、何千年にもわたってこの地で生物が進化してきたということを示しているという点。

世界遺産登録基準
基準 内容
vii 壮観な風景
viii サンゴ礁の形成過程
ix 生物の進化
x 絶滅危惧種の生息地

世界遺産登録の経緯

グレートバリアリーフは、1981年に世界自然遺産に登録されました。これは、サンゴ礁としては世界で初めての世界遺産登録となりました。

グレートバリアリーフは、オーストラリアの先住民であるアボリジニやトレス海峡諸島民にとって、重要な文化的・精神的な場所であり、彼らの生活と密接に関係しています。

1960年代には、グレートバリアリーフ内での石油掘削が認められたことを契機に、保護を求める声が強まりました。1975年には、グレートバリアリーフ海洋公園が設立され、サンゴ礁の保護活動が本格化しました。

1981年の世界遺産登録は、グレートバリアリーフの保護活動にとって大きな転換点となりました。世界遺産登録によって、グレートバリアリーフの保護に対する国際的な関心が高まり、保護活動がさらに強化されました。

世界遺産登録の経緯
時期 内容
1960年代 石油掘削が認められた
1975年 グレートバリアリーフ海洋公園設立
1981年 世界遺産登録
現在 保護活動が継続されている

世界遺産登録後の取り組み

グレートバリアリーフは、世界遺産登録後も、その保護活動が続けられています。

グレートバリアリーフ海洋公園は、サンゴ礁の保護と持続可能な利用を目的として、ゾーニング、管理計画、認可、教育、エコツーリズム証明などの奨励を組み合わせて、サンゴ礁の維持管理に努めています。

1990年には、国際海事機関(IMO)がグレートバリアリーフを世界で初めての特別敏感海域に指定し、いくつかの関連保護措置を採択しました。

1999年にオーストラリア議会は、国家の自然環境保護に関する法律を改訂し、地域の生物多様性を優先するガイダンスを規定するように定めた「環境保護を生物多様性の保全に関する条例」を通過させました。この条例の施行は、海洋の生物学的地域計画実施に繋がった。この計画では、海洋環境において各々の種が全体の生態系の中でどのような相互作用をもたらすかを検討することによって、海生生物の多様性を保存することが目的とされた。

世界遺産登録後の取り組み
時期 内容
1990年 特別敏感海域に指定
1999年 環境保護を生物多様性の保全に関する条例施行
現在 海洋の生物学的地域計画実施

まとめ

グレートバリアリーフは、その広大さと生物多様性、そして文化的・精神的な価値から、1981年に世界自然遺産に登録されました。

世界遺産登録は、グレートバリアリーフの保護活動にとって大きな転換点となり、国際的な関心を集め、保護活動が強化されました。

グレートバリアリーフ海洋公園は、サンゴ礁の保護と持続可能な利用を目的として、様々な取り組みを行っています。

世界遺産登録は、グレートバリアリーフの保護活動にとって重要な役割を果たしていますが、近年では、地球温暖化による海水温の上昇や水質汚染などの影響を受けて、サンゴの白化現象が深刻化しています。世界遺産登録は、グレートバリアリーフの保護活動にとって重要な役割を果たしていますが、近年では、地球温暖化による海水温の上昇や水質汚染などの影響を受けて、サンゴの白化現象が深刻化しています。

3. グレートバリアリーフの地理情報

要約

グレートバリアリーフの位置

グレートバリアリーフは、オーストラリア大陸の北東部に位置し、北はニューギニア島付近のトレス海峡から南のブリスベン付近まで約2300kmにも渡るサンゴ礁地帯です。

2900以上の暗礁群と約900の島で構成され、面積はなんと34万4400平方km。

グレートバリアリーフは、クイーンズランド州の沿岸に位置し、珊瑚海に存在します。

グレートバリアリーフは、その広大さから、宇宙空間からも確認できるほどです。

グレートバリアリーフの位置情報
項目 内容
位置 オーストラリア大陸北東岸
緯度 南緯10度から24度
経度 東経147度
面積 約344,400km2
長さ 約2,300km

グレートバリアリーフの島々

グレートバリアリーフには、約900の島があります。そのうち、600は大陸起源、300はサンゴ礁を起源とする島です。

サンゴ礁を起源とする島は、コーラル・ケイ(サンゴ島)と呼ばれ、サンゴのかけらなどが蓄積されてできた島です。

最大の島は、37

グレートバリアリーフの島々は、それぞれに特徴があり、観光スポットとしても人気があります。

グレートバリアリーフの島
種類 内容
大陸起源 約600島
サンゴ礁起源 約300島
最大島 ヒンチンブルック島

グレートバリアリーフの地形

グレートバリアリーフは、裾礁礁湖環礁堡礁などの様々な地形が見られます。

裾礁は、大陸や島に沿って発達するサンゴ礁で、グレートバリアリーフでは、特にウィットサンデー諸島のような島と接触して形成されたものが南域で特に顕著です。

礁湖は、サンゴ礁に囲まれた水域で、グレートバリアリーフでは、南部で多く見られます。

環礁は、サンゴ礁が完全に島を囲んでいる地形ですが、グレートバリアリーフには存在しません。

グレートバリアリーフの地形
地形 内容
裾礁 大陸や島に沿って発達
礁湖 サンゴ礁に囲まれた水域
環礁 サンゴ礁が完全に島を囲んでいる地形
堡礁 陸地から離れた沖合に存在するサンゴ礁

まとめ

グレートバリアリーフは、オーストラリア大陸の北東部に位置し、全長2300km、面積34万4400平方kmにも及ぶ世界最大のサンゴ礁地帯です。

グレートバリアリーフは、約900の島々で構成されており、そのうち600は大陸起源、300はサンゴ礁を起源とする島です。

グレートバリアリーフは、裾礁、礁湖、環礁、堡礁などの様々な地形が見られます。

グレートバリアリーフは、その広大さと多様な地形から、世界でも類を見ないサンゴ礁地帯です。

4. グレートバリアリーフの生態系

要約

サンゴ礁の生態系

グレートバリアリーフは、400種類以上のサンゴが生息する、世界でも有数のサンゴ礁地帯です。

サンゴは、ポリプというイソギンチャクのような刺胞動物の構造を持ち、骨格を発達させるものを「造礁サンゴ」といいます。それが集まってサンゴ礁を形成するのです。

サンゴは死に絶えると石灰質が海に堆積し、やがて島を形成します。こうしてグレート・バリア・リーフには、300ものサンゴ礁によって形成された島があるとされます。

そして、鳥がこの地を中継地とすると、鳥の糞から植物の種が運ばれ、島は植物で覆われるように。またこのエリアには約240種の鳥が生息しています。

サンゴ礁の生態系
要素 内容
サンゴ 約400種
魚類 約1,500種
鳥類 約240種
その他 クジラ、イルカ、ジュゴン、ウミガメなど

海洋生物の宝庫

グレートバリアリーフには、サンゴ礁以外にも、多くの海洋生物が生息しています。

1500種以上の魚類、4000種類の軟体動物などが生息し、絶滅危惧種であるアオウミガメやジュゴンなども見られます。

グレートバリアリーフは、海洋生物の宝庫であり、世界でも有数の生物多様性を誇る場所です。

サンゴ礁は、外敵から隠れるのに適した地であるのと同時、それを狙う生物も集まるという特徴があります。

グレートバリアリーフの生物多様性
生物 種類
サンゴ 約400種
魚類 約1,500種
鳥類 約240種
軟体動物 約4,000種
ウミガメ 6種類
ジュゴン 絶滅危惧種
クジラ・イルカ 30種類以上

生態系のバランス

グレートバリアリーフの生態系は、サンゴ礁、魚類、鳥類、海洋哺乳類など、様々な生物が複雑に関係し合って成り立っています。

サンゴ礁は、多くの海洋生物の生息地や餌場を提供しています。

サンゴ礁の生態系は、非常にデリケートなバランスの上に成り立っており、環境の変化に敏感です。

近年では、地球温暖化による海水温の上昇や水質汚染などの影響を受けて、サンゴの白化現象が深刻化しており、生態系のバランスが崩れつつあります。

サンゴの白化現象
原因 内容
海水温の上昇 地球温暖化、エルニーニョ現象
水質汚染 陸域からの排水、土砂流入
その他 オニヒトデの大量発生

まとめ

グレートバリアリーフは、400種類以上のサンゴ、1500種以上の魚類、215種の鳥類など、多くの生物が生息する、世界でも有数の生物多様性を誇る場所です。

サンゴ礁は、多くの海洋生物の生息地や餌場を提供しており、グレートバリアリーフの生態系は、サンゴ礁を中心に成り立っています。

しかし、近年では、地球温暖化による海水温の上昇や水質汚染などの影響を受けて、サンゴの白化現象が深刻化しており、生態系のバランスが崩れつつあります。

グレートバリアリーフの生態系を守るためには、地球温暖化対策や水質汚染対策など、様々な取り組みが必要となります。

5. グレートバリアリーフの観光情報

要約

グレートバリアリーフへのアクセス

グレートバリアリーフへのアクセスは、日本からオーストラリアのケアンズまで飛行機で行くのが一般的なルートです。

ケアンズからグレートバリアリーフの主な島へは飛行機か船で移動します。ケアンズから世界遺産への観光ツアーも開催されています。

グレートバリアリーフは数多くの島で構成されており、グリーン島やフィッツロイ島などの島へ渡るツアーもあります。

また、ケアンズ南部にある世界遺産への別の玄関口、タウンズビルからグレートバリアリーフへ行くルートもあります。

グレートバリアリーフへのアクセス
手段 内容
飛行機 ケアンズ国際空港
ケアンズから各島へのフェリー
ツアー ケアンズ発の観光ツアー

グレートバリアリーフの観光スポット

グレートバリアリーフには、多くの観光スポットがあります。

グリーン島は、ケアンズから最も近い島で、シュノーケリングスポットとしても人気が高いリゾートアイランドです。

ハミルトン島は、ウィットサンデー諸島の一つで、ハートリーフやホワイトヘブンビーチなどの観光スポットがあります。

マグネティック島は、タウンズビルからアクセスできる島で、コアラやウミガメなどの野生動物を見ることができます。

グレートバリアリーフの観光スポット
特徴
グリーン島 ケアンズから最も近い島
ハミルトン島 ウィットサンデー諸島の中心部
マグネティック島 コアラやウミガメなどの野生動物が見られる
リザード島 ダイビングスポットとして人気
ヘロン島 自然が保護された島
レディーエリオット島 グレートバリアリーフの最南端

グレートバリアリーフでのアクティビティ

グレートバリアリーフでは、ダイビング、シュノーケリング、グラスボトムボート、セーリング、釣り、カヤックなど、様々なアクティビティを楽しむことができます。

ダイビングやシュノーケリングでは、サンゴ礁や熱帯魚などの海洋生物を間近で見ることができます。

グラスボトムボートでは、船底のガラス窓からサンゴ礁や魚を観察することができます。

セーリングでは、広大なサンゴ礁を眺めながら、ゆったりと過ごすことができます。

グレートバリアリーフのアクティビティ
アクティビティ 内容
ダイビング サンゴ礁や熱帯魚などの海洋生物を間近で見ることができる
シュノーケリング サンゴ礁や熱帯魚などの海洋生物を間近で見ることができる
グラスボトムボート 船底のガラス窓からサンゴ礁や魚を観察できる
セーリング 広大なサンゴ礁を眺めながら、ゆったりと過ごすことができる
釣り 様々な魚を釣ることができる
カヤック サンゴ礁を漕ぎながら、自然を満喫できる

まとめ

グレートバリアリーフは、世界最大のサンゴ礁地帯であり、ダイビング、シュノーケリング、グラスボトムボート、セーリングなど、様々なアクティビティを楽しむことができます。

グレートバリアリーフには、グリーン島、ハミルトン島、マグネティック島など、多くの観光スポットがあります。

グレートバリアリーフは、自然と触れ合い、アドベンチャーを楽しむことができる、魅力的な観光地です。

グレートバリアリーフを訪れる際は、環境保護に配慮し、マナーを守って楽しみましょう。

6. グレートバリアリーフの環境保護活動

要約

サンゴの白化現象

グレートバリアリーフは、近年、地球温暖化による海水温の上昇や水質汚染などの影響を受けて、サンゴの白化現象が深刻化しています。

サンゴは、水温の変化や汚染といったストレスを受けると、共生している褐虫藻を体内から放出し、サンゴの体が白く変色する現象が起きます。これが白化現象です。

白化が長期にわたると、サンゴは栄養を補給できずに死滅してしまいます。

サンゴの白化は、グレートバリアリーフの生態系に大きな影響を与えています。

サンゴの白化現象の原因
原因 内容
海水温の上昇 地球温暖化、エルニーニョ現象
水質汚染 陸域からの排水、土砂流入
その他 オニヒトデの大量発生

環境保護活動

グレートバリアリーフの環境保護活動は、オーストラリア政府や民間団体によって行われています。

グレートバリアリーフ海洋公園は、サンゴ礁の保護と持続可能な利用を目的として、ゾーニング、管理計画、認可、教育、エコツーリズム証明などの奨励を組み合わせて、サンゴ礁の維持管理に努めています。

また、WWFオーストラリアなどの環境保護団体は、水質汚染の防止やサンゴ礁保全計画の改善を訴えています。

グレートバリアリーフの環境保護活動は、地球温暖化対策や水質汚染対策など、様々な取り組みが必要となります。

環境保護活動
団体 内容
グレートバリアリーフ海洋公園 ゾーニング、管理計画、認可、教育、エコツーリズム証明などの奨励
WWFオーストラリア 水質汚染の防止やサンゴ礁保全計画の改善を訴える
オーストラリア政府 環境保護政策の推進

観光客への呼びかけ

グレートバリアリーフを訪れる観光客は、環境保護に配慮することが大切です。

サンゴ礁を傷つけたり、ゴミを捨てたりしないようにしましょう。

環境に優しい日焼け止めを使用しましょう。

環境保護活動に参加しましょう。

観光客への呼びかけ
行動 内容
サンゴ礁を傷つけない サンゴに触れない、ゴミを捨てない
環境に優しい日焼け止めを使用 化学物質を含まない日焼け止めを使用
環境保護活動に参加 ボランティア活動に参加、環境保護団体への寄付

まとめ

グレートバリアリーフは、地球温暖化や水質汚染などの影響を受けて、サンゴの白化現象が深刻化しています。

グレートバリアリーフの環境保護活動は、オーストラリア政府や民間団体によって行われていますが、観光客も環境保護に配慮することが大切です。

グレートバリアリーフの美しい自然を守るために、一人ひとりができることを実践していきましょう。

グレートバリアリーフは、私たち人類にとって貴重な財産です。未来の世代にもこの美しいサンゴ礁を残すために、環境保護に積極的に取り組んでいきましょう。

参考文献

グレート・バリア・リーフ | オーストラリア

グレートバリアリーフ

グレート・バリア・リーフ | オセアニア, オーストラリア

オーストラリアの世界遺産「グレート・バリア・リーフ」とは …

【グレートバリアリーフ | 世界最大のサンゴ礁】世界遺産に …

グレート・バリア・リーフガイド – オーストラリア政府観光局

グレートバリアリーフ | オーストラリア 世界遺産の旅【His】

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