ヒエラポリス-パムッカレとは？世界遺産についての解説

ヒエラポリス-パムッカレの概要
項目	内容
歴史	紀元前190年に建設され、ローマ帝国支配下で温泉保養地として発展。1354年の地震で崩壊。
地理	トルコ西部・デニズリ県に位置する。チョケレス山脈の麓にあり、カルスト地形。
気候	地中海性気候。夏は高温乾燥、冬は比較的温暖。
世界遺産登録	1988年に世界複合遺産に登録。自然美と文化遺産の融合が評価された。
見どころ	ヒエラポリス遺跡（円形劇場、ネクロポリス、大浴場など）、パムッカレの石灰棚、アンティークプール
温泉	重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などを豊富に含む。心臓病、高血圧、リウマチなどに効果がある。
アクセス	デニズリ空港からミニバスで約10分。イスタンブールから飛行機で約1時間。
観光ポイント	石灰棚は裸足で歩く。アンティークプールで泳ぐ。ヒエラポリス遺跡を散策。

1. ヒエラポリス-パムッカレの歴史と起源
2. ヒエラポリス-パムッカレの地理的特徴と気候
3. ヒエラポリス-パムッカレの世界遺産登録に関する背景
4. ヒエラポリス-パムッカレで見どころの遺跡と建造物
5. ヒエラポリス-パムッカレの温泉と健康効果
6. ヒエラポリス-パムッカレへのアクセス方法と観光のポイント

1. ヒエラポリス-パムッカレの歴史と起源

ヒエラポリスの建設とローマ帝国支配

ヒエラポリスは、紀元前190年にペルガモン王国のエウメネス2世によって建設されました。当初は軍団居留地として建設されましたが、その後ローマ帝国に支配され、温泉保養地として発展しました。ローマ帝国の支配下では、温泉の効能を生かした保養地として繁栄し、多くのローマ人が訪れるようになりました。ヒエラポリスは、ローマ帝国の皇帝カラカラをはじめ、多くの皇帝が気に入り、八角形の聖堂や共同墓地などが建設されました。また、豊富な水源を利用した綿花や穀物の栽培も行われ、7世紀にイスラム勢力が侵入した際も繁栄を続けました。

ヒエラポリスは、ローマ帝国時代にも地震による被害を受けましたが、その後復興しました。しかし、1354年の大地震によって完全に崩壊し、その後は放置され、忘れ去られてしまいました。20世紀半ばには、ヒエラポリスの廃墟の上にホテルやアプローチ道路が建設され、大きな被害を受けました。世界遺産への登録時には、ホテルや道路は撤去され、人口プールへと変わりましたが、現在でも復元されていない遺跡が多く存在します。

ヒエラポリスは、ローマ帝国の支配下で温泉保養地として発展しただけでなく、キリスト教の聖地としても重要な役割を果たしました。1世紀に殉教したとされる聖フィリポを祀ったマルティリウム（八角形の聖堂）が建設され、東ローマ帝国の中でも宗教の中心都市として機能するようになりました。

ヒエラポリスの歴史
時代	出来事
紀元前190年	ペルガモン王国によって建設
ローマ帝国支配下	温泉保養地として発展
7世紀	イスラム勢力の侵入
1354年	大地震による崩壊
20世紀半ば	ホテル建設による被害
現在	世界遺産登録、一部復元

パムッカレの形成

パムッカレは、高さ100mもある棚田のような段丘の上部から湧き出る温泉で、長い時間をかけて石灰分により真っ白な棚田が出来上がりました。二酸化炭素を含む弱酸性の雨水が台地を作っている石灰岩中に浸透し、炭酸カルシウムを溶かした地下水となります。その地下水が地熱で温められて地表に湧き出て温泉となり、その温水中から炭酸カルシウム（石灰）が沈殿して、純白の棚田のような景観を作り出したものです。

パムッカレの石灰棚は、現在も成長を続けており、平均年1mmほどずつ石灰華の層が厚みを増しています。

パムッカレは、古代から温泉地として知られており、その湯は、高さ100mに及ぶ台地の斜面を伝って流れ落ち、湯に含まれた石灰分が結晶して階段状の石灰棚を形成しました。

パムッカレの形成過程
過程	説明
雨水	石灰岩に浸透
地熱	温泉となる
温泉水	石灰棚を流れ落ちる
冷却	炭酸カルシウムが沈殿
時間経過	白い石灰棚が形成

パムッカレとヒエラポリスの複合遺産登録

パムッカレは、1988年にヒエラポリス遺跡とともにユネスコ世界遺産リストに登録されました。

パムッカレは、消滅した文明の証拠であり、人類の歴史上重要な時代を例証する景観である優れた自然美をもつ最高の自然現象であることから、1988年にユネスコの世界複合遺産に登録されました。

世界遺産登録
登録年	登録名
1988年	ヒエラポリス-パムッカレ

まとめ

ヒエラポリス-パムッカレは、古代ローマ帝国の温泉保養地として栄え、その後地震によって崩壊した歴史を持つ場所です。

ヒエラポリスは、ローマ帝国の支配下で温泉保養地として発展しただけでなく、キリスト教の聖地としても重要な役割を果たしました。

パムッカレは、温泉から流れ落ちる石灰分が長い年月をかけて堆積し、形成された独特の景観を持つ場所です。

ヒエラポリス-パムッカレは、自然と文化が融合した複合遺産として、世界遺産に登録されています。

2. ヒエラポリス-パムッカレの地理的特徴と気候

パムッカレの地形

アナトリア半島西部・エーゲ海地方のデニズリ県に連なるチョケレス山脈の麓に位置するパムッカレはトルコ語で「綿の城」を意味し、白い石灰棚が連なる石灰華段丘の美しいカルスト地形（石灰岩などが溶食されてできる地形）で知られる。

アナトリア半島はヒマラヤ山脈からアルプス山脈にかけて伸びているアルプス＝ヒマラヤ造山帯に属し、中生代（２億5

炭酸カルシウムを主とした石灰岩層は水に溶けやすく、パムッカレの地下には過飽和状態まで石灰分を溶かし込んだ地下水が流れている。チュルクス平野から100～200mほど駆け上がったパムッカレの丘には水温35～100度ほどの温泉（カルスト泉）が17か所から湧き出しており、320mほど移動してこの丘を流れ落ちている。

空気に触れたり冷やされる過程で溶けていた石灰分は炭酸カルシウムとして沈殿する。これが「石灰華」で、石灰華が積もった沈殿岩を「トラヴァーチン」という。石灰華は最初、柔らかいゲル状の物質で、岩肌や底に堆積して白い層を作り出す。柔らかい内は容易に崩れて分散するが、水の流れが少ない壁際などに堆積して厚い層となり、やがて流れをせき止めてトラヴァーチンのプールを形成する。プールの底が水流で削られるのに対し、壁面は石灰華が覆い重なって大きな石灰棚へと成長する。棚の外側では水滴から沈殿した石灰華がつららのように垂れ下がってつらら石となり、下に落ちた水滴からも少しずつ盛り上がって石筍（せきじゅん）を形成する。両者が結び付いて石柱となり、カーテンのような石幕や滝のような石滝に発達する。

パムッカレの地形
地形	説明
カルスト地形	石灰岩が溶食されてできた地形
石灰華段丘	白い石灰棚が連なる
温泉	17か所から湧き出す
水温	35～100度

パムッカレの気候

パムッカレは、地中海性気候帯のエリアで、夏は日差しが強くトルコの都市の中でもトップクラスに最高気温が高い地域になります。

冬は朝晩の気温はかなり下がり、真冬の1月～2月には雪が降る日もありますが、平地では積もるほどたくさん降ることは珍しいです。

湿度は低く一年を通して空気は乾燥しており、日本と比べると雨が降る日数は少ないです。

パムッカレ観光のベストシーズンをあえていうなら、3月後半～6月、9月～10月です。しかし、自然の中を歩くスタイルの観光がメインになるため、シーズンというよりはむしろ、その日の天気に左右されるでしょう。

パムッカレの気候
季節	特徴
夏	高温乾燥
冬	比較的温暖
年間を通して	湿度が低い

パムッカレの気候

パムッカレは、地中海性気候帯のエリアで、夏は日差しが強くトルコの都市の中でもトップクラスに最高気温が高い地域になります。

冬は朝晩の気温はかなり下がり、真冬の1月～2月には雪が降る日もありますが、平地では積もるほどたくさん降ることは珍しいです。

湿度は低く一年を通して空気は乾燥しており、日本と比べると雨が降る日数は少ないです。

まとめ

パムッカレは、石灰岩層が隆起してできたカルスト地形であり、地下には過飽和状態まで石灰分を溶かし込んだ地下水が流れています。

パムッカレは、地中海性気候帯に属し、夏は高温乾燥、冬は比較的温暖な気候です。

パムッカレは、年間を通して観光が楽しめる場所ですが、ベストシーズンは3月後半～6月、9月～10月です。

パムッカレは、自然と文化が融合した複合遺産として、世界遺産に登録されています。

3. ヒエラポリス-パムッカレの世界遺産登録に関する背景

世界遺産登録の基準

ヒエラポリス-パムッカレは、世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された（以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である）。

登録基準（iii）ヒエラポリスは、パムッカレから流れ出る温泉を生かした、ヘレニズム・ローマ時代の温泉施設の優れた例であるということ。

登録基準（iv）ヒエラポリスに点在するキリスト教関連の遺跡は、4〜6世紀の間に建造された、初期キリスト教建築の傑作であるという点。

登録基準（vii）パムッカレの丘から流れ出る石灰を含んだ温泉水は、滝や鍾乳石、段々状の石灰棚を生み出し、印象的な風景を作り出しているということ。

世界遺産登録基準
基準	内容
iii	ヘレニズム・ローマ時代の温泉施設の優れた例
iv	初期キリスト教建築の傑作
vii	印象的な風景を作り出している

世界遺産登録の背景

パムッカレは、石灰水で形成された、真っ白な丘が広がるという世界でも見られない不思議な風景です。

そして、温泉地として古来から有名で、ローマ建築やキリスト教建築などの保存状態が良いというのもポイントです。

パムッカレは、石灰水で形成された、真っ白な丘が広がるという世界でも見られない不思議な風景です。

そして、温泉地として古来から有名で、ローマ建築やキリスト教建築などの保存状態が良いというのもポイントです。

世界遺産登録の背景

パムッカレは、石灰水で形成された、真っ白な丘が広がるという世界でも見られない不思議な風景です。

そして、温泉地として古来から有名で、ローマ建築やキリスト教建築などの保存状態が良いというのもポイントです。

パムッカレは、石灰水で形成された、真っ白な丘が広がるという世界でも見られない不思議な風景です。

そして、温泉地として古来から有名で、ローマ建築やキリスト教建築などの保存状態が良いというのもポイントです。

まとめ

ヒエラポリス-パムッカレは、自然と文化が融合した複合遺産として、世界遺産に登録されました。

4. ヒエラポリス-パムッカレで見どころの遺跡と建造物

ヒエラポリスの遺跡

ヒエラポリスは、パムッカレの丘の上に築かれた都市遺跡のこと。紀元前2世紀にこの地方を支配していたペルガモン王国（アッタロス朝）のアッタロス王が、ここに温泉が湧き出ることから温泉保養地を設立。

その後、ローマ帝国が支配するようになると、温泉地として栄え、大きな浴場や1万5000人を収容できる劇場、凱旋門、2kmも続くネクロポリス（墳墓群）なども建造されました。

5世紀に、現在のトルコのあるアナトリア半島で、キリスト教が受け入れられるようになると、1世紀に殉教したとされる聖フィリップを祀ったマルティウム（八角形の聖堂）が設立され、東ローマ帝国の中でも宗教の中心都市としても機能するようになります。

最近ではパムッカレに訪れた旅行者が「パムッカレに来たけどがっかりした！」という記事やSNSの投稿を見かけますが、これは石灰棚に温泉水が流れておらず、ガイドブックやパンフレットにあるような美しい石灰棚が見られないということが多い様子。実はパムッカレは現在は開発ラッシュで、周辺にはリゾートホテルが多く造られ、温泉水が枯渇しつつあります。よって、石灰棚に流れ込む温泉水を調整するために、温泉水を流さない日もあったりするのです。さらには、温泉水が流れ込んでいても絶対的な量が減っているので、かつてのように水で溢れるという景観がほぼ見られないというのが現状。

ヒエラポリス遺跡
名称	説明
円形劇場	ローマ時代の巨大な劇場。約15,000人を収容
ネクロポリス	死者の町。2kmにわたって棺が並ぶ
北大浴場	ローマ時代の大きな浴場
南大浴場	ローマ時代の大きな浴場
アポロン神殿	アポロンを祀った神殿
プルトニウム	神託が行われた洞窟
マルティリウム	聖フィリポを祀った八角形の聖堂

ヒエラポリスの見どころ

ヒエラポリス遺跡の中で特に有名で最も保存状態が良いとされているのが、ローマ時代の巨大な野外円形劇場です。約15

客席上部からは劇場の全体を眺めることができ、建物の正面にはギリシャ神話の神々の彫刻を見ることができます。

広大な敷地を持つヒエラポリスの最北端、北入口の近くに位置するのがネクロポリスです。ネクロポリスは「死者の町」を意味するギリシャ語で、その名の通り死者を埋葬した場所です。

ヒエラポリス北側の谷間に2㎞ほどずらりと棺が並ぶ光景は圧巻です。多くの棺は石に精巧な装飾を施した1世紀後半・ローマ帝国時代以降のものですが、中にはペルガモン王国～ヘレニズム時代（紀元前1世紀頃）の墓も数基残っています。

ヒエラポリスの見どころ

温泉保養地として栄えたヒエラポリスには「北大浴場」と「南大浴場」の2つの大浴場があります。当時、大浴場は人々の社交場でもありました。その為、2つの大浴場はとても大きな建物でした。

ヒエラポリスは、政庁や神殿、集会場や裁判が行われていたアゴラなどが立ち並ぶ大都市でした。アポロンを祀ったとされるアポロン神殿もあり、神殿近くの洞窟プルトニウムで神託が行われていました。その為、「神聖な都市」としても知られていました。現在もアポロン神殿の姿を見ることが出来ます。

石灰棚のすぐ横には、本物の遺跡と一緒に浸かれるアンティークプール（遺跡温泉）があります。西暦692年の地震により崩壊した神殿の柱とそこに自然に沸いて溜まってできた古代ローマの温泉です。

微炭酸の美人湯としてクレオパトラも立ち寄ったといわれていて、透明度が高く源泉からは炭酸の泡が湧き出る様子がしっかりと確認でき、皮膚や関節炎、腰痛や冷え性に高い効果があります。また、飲泉水としても糖尿・貧血に効果があると言われています。

まとめ

ヒエラポリスは、ローマ帝国時代の温泉保養地として栄え、多くの遺跡が残されています。

ヒエラポリスの見どころは、円形劇場、ネクロポリス、北大浴場、南大浴場、アポロン神殿、プルトニウム、アンティークプールなどがあります。

ヒエラポリスは、ローマ帝国時代の温泉保養地として栄え、多くの遺跡が残されています。

ヒエラポリスの見どころは、円形劇場、ネクロポリス、北大浴場、南大浴場、アポロン神殿、プルトニウム、アンティークプールなどがあります。

5. ヒエラポリス-パムッカレの温泉と健康効果

パムッカレの温泉

パムッカレの石灰棚を作りあげた温泉水には重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などのミネラルが含まれています。

また、様々な効能があり、心臓病、循環器疾患、高血圧、神経性の障害、リウマチなどに効くといわれています。

パムッカレ周辺には温泉水を使用したスパホテルが多くあり、観光客や保養客で賑わっています。ホテルに温泉プールやフィットネス、トルコ風お風呂のハマムが揃っていますので、パムッカレを訪れた際には旅の疲れを癒せるスパホテルの宿泊がおすすめです。

パムッカレの石灰棚を作りあげた温泉水には重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などのミネラルが含まれています。

温泉成分
成分	効果
重炭酸塩	心臓病、循環器疾患
硫酸塩	高血圧
カルシウム	神経性の障害
二酸化炭素	リウマチ

パムッカレの温泉

パムッカレの石灰棚を作りあげた温泉水には重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などのミネラルが含まれています。

また、様々な効能があり、心臓病、循環器疾患、高血圧、神経性の障害、リウマチなどに効くといわれています。

パムッカレの石灰棚を作りあげた温泉水には重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などのミネラルが含まれています。

パムッカレの温泉

パムッカレの石灰棚を作りあげた温泉水には重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などのミネラルが含まれています。

また、様々な効能があり、心臓病、循環器疾患、高血圧、神経性の障害、リウマチなどに効くといわれています。

パムッカレの石灰棚を作りあげた温泉水には重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などのミネラルが含まれています。

まとめ

パムッカレの温泉は、重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などのミネラルを豊富に含んでおり、様々な健康効果があると言われています。

パムッカレの温泉は、心臓病、循環器疾患、高血圧、神経性の障害、リウマチなどに効果があると言われています。

パムッカレの温泉は、重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などのミネラルを豊富に含んでおり、様々な健康効果があると言われています。

パムッカレの温泉は、心臓病、循環器疾患、高血圧、神経性の障害、リウマチなどに効果があると言われています。

6. ヒエラポリス-パムッカレへのアクセス方法と観光のポイント

アクセス方法

パムッカレへ行くには、まずデニズリという町へ行きます。デニズリまではイスタンブールから飛行機か列車、長距離バスで行くことが出来ます。飛行機は約1時間で行けるので空路が便利です。

デニズリからパムッカレまでは、ミニバスで約10分です。

パムッカレの石灰棚を作りあげた温泉水には重炭酸塩、硫酸塩、カルシウム、二酸化炭素などのミネラルが含まれています。

また、様々な効能があり、心臓病、循環器疾患、高血圧、神経性の障害、リウマチなどに効くといわれています。

アクセス方法
交通手段	所要時間
飛行機	イスタンブールから約1時間
ミニバス	デニズリから約10分
タクシー	デニズリ空港から約1時間

観光のポイント

パムッカレの石灰棚は、国の保護下にあって、アンティークプール以外での遊泳はできず、足をつけるだけが許されています。

この泉質をじっくり体験するなら、パムッカレの北にあるカラハユット温泉がおすすめです。

観光客が入場できる石灰棚は全部で3ヶ所あります。ツアーでも訪れる南側が一番広く、メインとなる石灰棚です。南東側の石灰棚は、小規模ながら石灰棚の美観が保たれていて、徒歩ですぐに到達できます。北側の石灰棚は、訪れる人はやや少ない印象で穴場的スポットです。

石灰棚の保護のため、温泉が流れる石灰棚は日によって変わります。近年、観光客が増加傾向にあることや、温泉の湧出量が減っていることを理由に、規制をかけながら石灰棚を保護しているようです。

観光ポイント
ポイント	説明
石灰棚	裸足で歩く。足湯を楽しむ
ヒエラポリス遺跡	ローマ時代の遺跡を散策
アンティークプール	遺跡が沈む温泉プール
カラハユット温泉	パムッカレの北にある温泉
夕暮れ時	石灰棚がオレンジ色に染まる

観光のポイント

石灰棚が一番輝く時は、なんといっても夕方です。夕日でオレンジ色に染まった石灰棚はもう絶景でしかありません。

以前は、入場券を一回購入すると再入場可能でしたが、今はできなくなったようです。夕日を見るなら、宿をカラハユット温泉にとって、午後の遅い時間から入場するのがベストです。

ヒエラポリスは、紀元前2世紀にペルガモンの王エウメネス2世によって建設されました。ヒエラポリスの名は妻ヒエラから名付けられています。

地震による崩壊を繰り返してきたヒエラポリスは、地震による破壊と再建が繰り返されてきました。西暦80年、イエスの十二使徒の1人である聖フィリポが十字架に磔となったことから、キリスト教徒にとっての聖地となり、巡礼地に加わることとなります。7世紀の地震で大きく崩壊し、そして、14世紀の地震の後、再建されることなく崩壊しました。地震によって崩れた建物は、今も放置されたままです。