メリダの遺跡群とは?世界遺産についての解説

メリダの遺跡群の概要
項目 内容
場所 スペイン南西部
設立 紀元前25年、ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスによって設立
名称 アウグスタ・エメリタ
現在の名称 メリダ
主な遺跡 ローマ橋、円形劇場、神殿、水道橋など
評価 ローマ時代から2000年に渡るヨーロッパの都市の発展を示すものとして評価
世界遺産登録 1993年

1. メリダの遺跡群とは?

要約

メリダの遺跡群の概要

スペイン南西部に位置するメリダは、かつてローマ帝国の植民都市「アウグスタ・エメリタ」と呼ばれていました。ここは1世紀にローマ帝国初代皇帝アウグストゥスが設立した都市で、今でもローマ橋や円形劇場、神殿、水道橋などが残り、帝政ローマの州都のかつての姿を現在に残しています。メリダの考古遺産群は、ローマ時代から2000年に渡るヨーロッパの都市の発展を示すものとして評価され、世界遺産に登録されました。

メリダは、グアディアナ川とその支流アルバレガス川に挟まれた三角地帯に位置し、地域の要衝として、旧石器時代から人類の居住の跡があります。紀元前25年に初代ローマ皇帝アウグスティヌスが当時のスペインを征服し、ここはローマ帝国の最西端の属州ルシタニア(現在のポルトガルとスペイン西部)の州都として設立されました。彼はここをローマ帝国の理想都市としたこともあり、その後もこの地は州都としてローマ化が進み、重要都市でありました。

後の五賢帝のトラヤヌスやハドリアヌスがここを出身だったということもあり、メリダは大いに繁栄しました。4世紀になると司教聖堂が建設され、キリスト教の布教の場となり、西ゴート王国やレコンキスタの時代を含めて中世までここは重要都市として機能しました。

現代のメリダはかつてのアウグスタ・エメリタの上に建設されたものですが、考古学遺跡の保存状態はよく、22ヶ所の遺構で構成されています。グアディアナ川にかかるローマ橋、1万5000人もの観客が収容できる円形劇場、ローマ最大の戦車競技場、ディアナ神殿、トラヤヌス帝の凱旋門などが残存しています。

メリダの遺跡群の構成
遺跡名 説明
グアディアナ川のローマ橋 グアディアナ川にかかるローマ橋
円形劇場 1万5000人収容の円形劇場
ローマ最大の戦車競技場 ローマ最大の戦車競技場
ディアナ神殿 ディアナ神殿
トラヤヌス帝の凱旋門 トラヤヌス帝の凱旋門

メリダの遺跡群の構成

メリダの考古遺産群は、ローマ時代を中心に西ゴート、イスラム教時代のものも含めて22件の構成資産からなります。ただし、一部は地域で登録されており、複数の建造物を含んでいます。

主な遺跡としては、グアディアナ川のローマ橋、アルバレガス川のローマ橋、アルカンタリージャ橋、アルカサバ、プロセルピナ貯水池、コマルヴォ貯水池、ミラグロス水道橋、サン・ラサロ水道橋、ディアナ神殿、属州ルシタニアのフォルム、トラヤヌスのアーチ、ローマ劇場、円形闘技場、キルクス、サンタ・エウラリア・バシリカ、サンタ・カタリナ・バシリカ跡、サンタ・クララ教会、カサ・エレーラ・バシリカ跡などが挙げられます。

これらの遺跡は、ローマ帝国の都市設計のルールに従って建設されたローマ植民都市の顕著な例であり、ローマ時代とそれ以降の時代の州都・首都としての役割を反映した建造物群を保持しています。

メリダの考古遺産群は、ローマ帝国の最盛期とその後の時代の両面についてローマの都市公共建築の卓越した例を示しているとして評価されています。

メリダの遺跡群の構成資産
時代 構成資産
ローマ時代 グアディアナ川のローマ橋、アルバレガス川のローマ橋、アルカンタリージャ橋、アルカサバ、プロセルピナ貯水池、コマルヴォ貯水池、ミラグロス水道橋、サン・ラサロ水道橋、ディアナ神殿、属州ルシタニアのフォルム、トラヤヌスのアーチ、ローマ劇場、円形闘技場、キルクス
西ゴート時代 サンタ・エウラリア・バシリカ、サンタ・カタリナ・バシリカ跡、サンタ・クララ教会、カサ・エレーラ・バシリカ跡
イスラム教時代 一部の構成資産

メリダの遺跡群の保存状態

メリダの考古遺産群の保存状態は非常にすぐれており、素材の完全性を維持しています。ローマ植民都市の主要な構造と遺構を保持しており、その上に西ゴート時代やイスラム教時代の建造物が築かれたため、歴史上のさまざまな時代の特徴を示しながらも融合し、全体として統一された街並みを形成しています。

都市開発は限られており、20世紀に発掘されるまで埋もれていたすべての遺跡の完全性が保たれています。遺跡は現在の都市に組み込まれており、都市景観の一部をなしています。

何世紀にもわたって変化してきたにもかかわらず、構成資産は歴史的・科学的な意義を維持しており、ローマ橋やテアトルムなど多くの建造物が現在も使用されています。

メリダの考古遺産群のさまざまな構成資産はその形状・デザイン・素材・用途・機能において真正性を維持しています。

メリダの遺跡群の保存状態
項目 内容
保存状態 非常にすぐれている
素材 完全性を維持
都市開発 限られている
遺跡 現在の都市に組み込まれている
歴史的・科学的意義 維持
使用状況 ローマ橋やテアトルムなど多くの建造物が現在も使用されている
形状・デザイン・素材・用途・機能 真正性を維持

まとめ

メリダの遺跡群は、ローマ帝国の植民都市「アウグスタ・エメリタ」の遺跡群であり、ローマ時代の都市計画や建築様式を現在に伝える貴重な遺産です。

ローマ橋、円形劇場、神殿、水道橋など、さまざまな遺跡が残っており、ローマ帝国の繁栄と文化を垣間見ることができます。

保存状態が非常に良好で、歴史的・科学的な価値が高いことから、世界遺産に登録されました。

メリダの遺跡群は、ローマ帝国の歴史と文化を学ぶ上で重要な場所であり、観光客にとっても魅力的なスポットです。

2. 古代ローマの影響とは?

要約

ローマ帝国によるメリダの建設

メリダは、紀元前25年にローマ帝国初代皇帝アウグストゥスによって、カンタブリア戦争の退役兵のための植民地として設立されました。

グアディアナ川が近くを流れ、斜面に広がる森と、古くからコルクの生産に使われていたカシの木の畑に挟まれた渓谷という理想的な立地だったため、アウグストゥスはメリダを、現在のポルトガルとスペインの国境にまたがるルシタニア州の州都としました。

メリダは、ローマ帝国の支配者が神格化された皇帝崇拝の中心地となり、ローマの支配者の威厳や強さを誇示するために利用されました。

1〜2世紀の最盛期、メリダには4万人もの人口が集まり、中には遠く小アジアから来る者もいました。

ローマ帝国によるメリダの建設
項目 内容
設立目的 カンタブリア戦争の退役兵のための植民地
設立時期 紀元前25年
設立者 初代ローマ皇帝アウグストゥス
位置 グアディアナ川が近くを流れ、斜面に広がる森と、古くからコルクの生産に使われていたカシの木の畑に挟まれた渓谷
役割 ルシタニア州の州都
人口 最盛期には4万人
支配 8世紀にイスラム教徒のムーア人に占拠されるまで、戦略的な拠点として、また行政上の首都として機能していた

ローマ帝国の影響を受けたメリダの都市計画

エメリタ・アウグスタは典型的な植民都市で、方格設計(碁盤の目状の整然とした都市設計)の都市プランを持ち、東西を結ぶデクマヌス・マクシムスと南北を貫くカルド・マクシムスという2本の幹線道路をクロスさせ、中央にフォルム(公共広場)を置いた。

この町はグアディアナ川のローマ橋を中心に設計されたが、それはローマ橋とデクマヌス・マクシムスが結ばれている点で確認できる。

メリダの都市計画は、ローマ帝国の都市計画の典型的な例であり、ローマ帝国の影響が色濃く残っています。

メリダの遺跡群は、ローマ帝国の都市計画や建築様式を現在に伝える貴重な遺産です。

ローマ帝国の影響を受けた都市計画
項目 内容
都市プラン 方格設計(碁盤の目状の整然とした都市設計)
幹線道路 東西を結ぶデクマヌス・マクシムスと南北を貫くカルド・マクシムス
中心 フォルム(公共広場)
設計 グアディアナ川のローマ橋を中心に設計
特徴 ローマ橋とデクマヌス・マクシムスが結ばれている

ローマ帝国の影響を受けたメリダの文化

メリダは、ローマ帝国の文化の影響を強く受け、ローマ劇場、円形闘技場、神殿、水道橋など、多くのローマ建築物が建設されました。

これらの建築物は、ローマ帝国の技術力と芸術性を示すものであり、現在でも観光客を魅了しています。

メリダは、ローマ帝国の文化遺産を継承する重要な都市であり、ローマ帝国の歴史と文化を学ぶ上で重要な場所です。

メリダの遺跡群は、ローマ帝国の文化遺産を現在に伝える貴重な遺産です。

まとめ

メリダは、ローマ帝国によって建設され、ローマ帝国の文化や都市計画の影響を強く受けた都市です。

ローマ帝国の支配者たちは、メリダを重要な拠点として、軍事力や文化を浸透させました。

メリダの遺跡群は、ローマ帝国の影響を受けた都市計画や建築様式、文化を現在に伝える貴重な遺産です。

メリダを訪れることで、ローマ帝国の栄華と文化を体感することができます。

3. メリダの建築様式と特徴

要約

ローマ建築の特徴

メリダの遺跡群は、ローマ帝国の建築様式であるローマ建築の特徴を色濃く残しています。

ローマ建築は、耐久性と美観を兼ね備えた建築様式として知られており、石材を積み重ねて造られたアーチやドーム、柱などが特徴です。

メリダの遺跡群では、ローマ橋、円形劇場、神殿、水道橋など、さまざまなローマ建築を見ることができます。

これらの建築物は、ローマ帝国の技術力と芸術性を示すものであり、現在でも観光客を魅了しています。

ローマ建築の特徴
特徴 説明
耐久性 石材を積み重ねて造られたアーチやドーム、柱などが特徴
美観 耐久性と美観を兼ね備えた建築様式
代表的な建築物 ローマ橋、円形劇場、神殿、水道橋など

メリダの遺跡群に見られるローマ建築

メリダの遺跡群には、ローマ橋、円形劇場、ローマ劇場、ディアナ神殿、トラヤヌスのアーチなど、さまざまなローマ建築があります。

これらの建築物は、それぞれ異なる特徴を持っていますが、共通してローマ建築の特徴である耐久性と美観を備えています。

例えば、グアディアナ川のローマ橋は、全長792メートル、高さ12メートル、60のアーチを持つ石造アーチ橋で、古代の橋の中では最長といわれています。

また、円形闘技場は、1万4千人の観客を収容できる巨大な建造物で、剣闘士の戦いや戦車競技、模擬海戦などが行われました。

メリダの遺跡群に見られるローマ建築
遺跡名 説明
グアディアナ川のローマ橋 全長792メートル、高さ12メートル、60のアーチを持つ石造アーチ橋
円形闘技場 1万4千人の観客を収容できる巨大な建造物
ローマ劇場 古代のギリシャ神殿を彷彿させる姿をした美しい劇場
ディアナ神殿 ローマ帝国およびその歴代皇帝を崇拝するための神殿
トラヤヌスのアーチ 高さ14メートル、幅5.7メートルの石造アーチ

メリダの遺跡群の建築様式の変遷

メリダの遺跡群は、ローマ時代だけでなく、西ゴート時代やイスラム教時代の建造物も含まれています。

そのため、メリダの遺跡群は、ローマ建築だけでなく、西ゴート建築やイスラム建築など、さまざまな建築様式を見ることができます。

これらの建築様式は、それぞれの時代の文化や技術を反映しており、メリダの歴史の深さを物語っています。

メリダの遺跡群は、ローマ帝国の建築様式だけでなく、後の時代の建築様式も受け継いでおり、歴史の変遷を垣間見ることができます。

まとめ

メリダの遺跡群は、ローマ建築の特徴である耐久性と美観を備えた建築様式で造られています。

ローマ橋、円形闘技場、神殿、水道橋など、さまざまなローマ建築を見ることができます。

メリダの遺跡群は、ローマ帝国の建築様式だけでなく、西ゴート建築やイスラム建築など、さまざまな建築様式を見ることができます。

これらの建築様式は、それぞれの時代の文化や技術を反映しており、メリダの歴史の深さを物語っています。

4. メリダの遺跡群の観光スポット

要約

円形闘技場

メリダの円形闘技場は、紀元前8年に建設された、かつての市民の娯楽施設だった場所です。

この円形闘技場は、1万4千人の収容人数を誇り、ローマのコロッセオと同じように、猛獣と剣闘士の戦いや剣闘士同士の戦いが行われていたと伝えられています。

現在でも、その壮大な姿を残しており、当時の様子を想像することができます。

円形闘技場は、メリダの遺跡群の中でも特に人気のある観光スポットです。

円形闘技場
項目 内容
建設時期 紀元前8年
収容人数 1万4千人
用途 猛獣と剣闘士の戦いや剣闘士同士の戦いの会場
特徴 ローマのコロッセオと同じような構造
保存状態 非常に良好

ローマ劇場

ローマ劇場は、紀元前24年にアウグステゥス帝の娘婿アグリッパによって建造された、古代のギリシャ神殿を彷彿させる姿をした美しい劇場です。

このローマ劇場は、音響技術に長けており、舞台から観客席までマイクなしで生の声が鮮明に届くように設計されています。

現在でも、その美しい姿を残しており、当時の様子を想像することができます。

ローマ劇場は、メリダの遺跡群の中でも特に人気のある観光スポットです。

ローマ劇場
項目 内容
建設時期 紀元前24年
建設者 アウグステゥス帝の娘婿アグリッパ
特徴 古代のギリシャ神殿を彷彿させる姿
音響 舞台から観客席までマイクなしで生の声が鮮明に届くように設計
保存状態 美しい姿を残している

ミラグロス水道橋

ミラグロス水道橋は、全長約830メートル、最大高25メートルの三重アーチ橋で、白い花崗岩と赤いレンガのポリクロミア(縞模様)が特徴的です。

この水道橋は、12キロ離れた場所にある貯水池から水を運んでいたそうです。

現在でも、その壮大な姿を残しており、ローマ人の高度な技術力を物語っています。

ミラグロス水道橋は、メリダの遺跡群の中でも特に人気のある観光スポットです。

ミラグロス水道橋
項目 内容
全長 約830メートル
最大高 25メートル
構造 三重アーチ橋
特徴 白い花崗岩と赤いレンガのポリクロミア(縞模様)
役割 12キロ離れた場所にある貯水池から水を運んでいた
保存状態 壮大な姿を残している

まとめ

メリダの遺跡群には、円形闘技場、ローマ劇場、ミラグロス水道橋など、さまざまな観光スポットがあります。

これらの観光スポットは、それぞれ異なる特徴を持っていますが、共通してローマ帝国の文化や技術を伝える貴重な遺産です。

メリダの遺跡群を訪れることで、ローマ帝国の栄華と文化を体感することができます。

メリダの遺跡群は、歴史好きや文化好きにとって、必見の観光スポットです。

5. メリダの遺跡群の世界遺産登録について

要約

世界遺産登録の基準

メリダの考古遺産群は、世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録されました。

登録基準(iii)メリダの考古学遺産群は、ローマ帝国の都市設計に従って造られ、州都としての役割を持った建築物が残るという点。

登録基準(iv)メリダの考古学遺産群は、ローマ帝国最盛期とその後の時代を含めて、属州の州都の公共建築物の傑作が多く残るということ。

メリダの遺跡群は、ローマ帝国の都市計画や建築様式、文化を現在に伝える貴重な遺産であることが認められ、世界遺産に登録されました。

世界遺産登録基準
基準 内容
登録基準(iii) ローマ帝国の都市設計に従って造られ、州都としての役割を持った建築物が残る
登録基準(iv) ローマ帝国最盛期とその後の時代を含めて、属州の州都の公共建築物の傑作が多く残る

世界遺産登録の意義

メリダの遺跡群の世界遺産登録は、ローマ帝国の歴史と文化を保護し、後世に伝えるための重要な一歩です。

世界遺産登録によって、メリダの遺跡群は、世界中の人々に知られるようになり、観光客の増加が見込まれます。

観光客の増加は、メリダの経済活性化に貢献するとともに、遺跡の保護と保存にも役立ちます。

世界遺産登録は、メリダの遺跡群の価値を世界に認め、保護と保存を促進する重要な役割を果たしています。

世界遺産登録の意義
項目 内容
目的 ローマ帝国の歴史と文化を保護し、後世に伝える
効果 世界中の人々に知られるようになり、観光客の増加が見込まれる
貢献 メリダの経済活性化、遺跡の保護と保存
役割 メリダの遺跡群の価値を世界に認め、保護と保存を促進

世界遺産登録後の取り組み

世界遺産登録後、メリダの遺跡群は、より一層保護と保存が進められています。

遺跡の修復や整備が行われ、観光客にとってより安全で快適な環境が整備されています。

また、遺跡の価値を伝えるための教育や普及活動も積極的に行われています。

世界遺産登録は、メリダの遺跡群の保護と保存、そして観光振興に大きく貢献しています。

世界遺産登録後の取り組み
項目 内容
修復・整備 遺跡の修復や整備が行われ、観光客にとってより安全で快適な環境が整備されている
教育・普及活動 遺跡の価値を伝えるための教育や普及活動も積極的に行われている

まとめ

メリダの遺跡群は、世界遺産登録基準を満たす、ローマ帝国の都市計画や建築様式、文化を現在に伝える貴重な遺産です。

世界遺産登録によって、メリダの遺跡群は、世界中の人々に知られるようになり、観光客の増加が見込まれます。

世界遺産登録は、メリダの遺跡群の保護と保存、そして観光振興に大きく貢献しています。

メリダの遺跡群は、世界遺産として、これからも大切に保護され、保存されていくでしょう。

6. メリダの遺跡群を訪れる際のアクセス方法

要約

メリダへのアクセス

メリダは、スペインの南西部に位置し、マドリードやバルセロナなどの主要都市からは少し離れています。

メリダへのアクセスは、マドリードから、もしくはアンダルシア地方観光から足を伸ばしてセビーリャからのルートになります。

長距離バス、もしくは高速鉄道が利用できますが、断然おすすめは鉄道ですね。

メリダには鉄道駅がありますが、セビーリャやマドリッドから向かうと線路が遠回りになるため、長距離バスの方が早いです。

メリダへのアクセス
交通手段 説明
長距離バス セビーリャやマドリッドからメリダへ行く場合、鉄道よりも早い
高速鉄道 メリダには鉄道駅がある
おすすめ 高速鉄道

メリダへの最寄りの空港

メリダに1番近い国際空港は、セビージャにあるサン・パブロ空港です。

現在であれば、エールフランスやルフトハンザなどの航空会社で乗り入れ可能な空港です。

ただ、セビージャからメリダまでは鉄道で約4時間半もかかるうえに本数が少なかったりします。

マドリッドから鉄道で向かっても最短で4時間半です。

メリダへの最寄りの空港
空港名 説明
サン・パブロ空港 セビージャにある国際空港
バダホス空港 メリダと同州内にあるバダホスという町から東へ約13km離れたところにある空港
アクセス時間 バダホス空港からメリダまでは車で約40分ほど

メリダへのアクセス方法

メリダまでは、バダホスの空港まで行くのが最短ルートです。

バルセロナやマドリッドからならバダホス空港まで空路で行けるので、メリダを目的地にしつつ他の日程でどこを見て回りたいか、またどの空港へ日本から乗り入れるのかでメリダ以外の滞在地を考えれば良いと思います。

メリダは、スペインで訪れたい最優先の街や村をほぼ制覇したうえでの旅と前提すると、バルセロナ経由かマドリッド経由が考えられます。

マドリッド周辺には、セゴビア、城壁の町アビラ、エル・グレコの絵画そのままのトレド、いちご列車で行くアランフェスなど、魅力的な街がたくさんあります。

まとめ

メリダへのアクセスは、マドリードやバルセロナなどの主要都市から、長距離バスや高速鉄道を利用するのが一般的です。

メリダに最も近い空港は、バダホス空港です。

メリダを訪れる際は、アクセス方法を事前に調べて、効率的な旅程を立てましょう。

メリダは、スペインの南西部に位置する魅力的な街であり、ローマ帝国の歴史と文化を体感できる貴重な場所です。

参考文献

スペインの世界遺産「メリダの考古遺産群」とは?世界遺産 …

【世界遺産】メリダ遺跡群をご紹介|今も残るローマの風とは …

メリダの考古遺跡群 – 世界遺産データベース

古代ローマの様子がありのまま、世界遺産メリダの遺跡群 …

メリダの考古遺跡群 – 世界遺産を学ぶ

メリダにあるローマ時代の遺跡を訪れる | spain.info

メリダの考古遺跡群 | スペイン | 世界遺産オンラインガイド

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メリダ (スペイン) – Wikipedia

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PDF 世界遺産について – 文化庁

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