用語 | 説明 |
---|---|
IPO | Initial Public Offeringの略。企業が初めて株式を公開市場で売買できるようにするプロセス。 |
上場 | 証券取引所に株式が登録され、公開市場で売買できるようになること。 |
公募増資 | 企業が新たに株式を発行して資金を調達すること。 |
売出 | 既存の株主が保有する株式を売り出すこと。 |
直接上場 | 企業が新たに株式を発行せずに、既存の株式だけで株式取引所に上場する方法。 |
初値 | 上場後初めてつく株価。 |
公開価格 | IPOで株式が最初に販売される価格。 |
ブックビルディング | IPOで公募価格を決定するための手続き。投資家から購入価格と購入数の希望を募る。 |
主幹事証券会社 | IPOで公開までの手続きや株価の設定、審査などで中心的な役割を果たす証券会社。 |
公開価格割れ | IPOの初値が公募価格を下回ること。 |
グロース市場 | 東京証券取引所が、急成長が見込まれる国内ベンチャー企業に対して設けている市場。 |
スタンダード市場 | 東京証券取引所が、安定的な収益基盤や財政状態を有する銘柄を対象とした市場。 |
プライム市場 | 東京証券取引所が、高いガバナンス水準、英語での情報開示など、海外を含めた多様なステークホルダーを意識した市場。 |
TOKYO PRO Market | 東京証券取引所が、成長段階にある中小企業を対象とした市場。 |
M&A | Mergers and Acquisitionsの略。企業の合併や買収。 |
ガバナンス | 企業・組織が不正をせずに健全な運営を行うために、自らの手で管理・統制すること。 |
コンプライアンス | 法令遵守。 |
インサイダー取引 | 未公開情報を利用して株式を売買すること。 |
株主代表訴訟 | 株主が会社に対して損害賠償を求める訴訟。 |
IR | Investor Relationsの略。投資家向け広報活動。 |
PTS | Private Trading Systemの略。証券取引所とは別に、証券会社が独自に運営する取引システム。 |
セカンダリー市場 | すでに上場している株式が売買される市場。 |
プライマリー市場 | 新規に発行された株式が売買される市場。 |
ベンチャーキャピタル | 未上場の企業に出資して株式を取得し、将来的にその企業が株式を公開した際に株式を売却することで、大きな値上がり益の獲得を目指す投資会社や投資ファンドのこと。 |
ディープテック | 高度な技術や科学的な知見を基盤とした技術革新。 |
ロードショー | IPOを行う企業が、投資家に対して自社の事業内容や将来展望などを説明するイベント。 |
安定株主 | 安定して株式を保有している株主。 |
敵対的買収 | 会社の意思に反して、その会社の株式を取得しようとする行為。 |
ダウンラウンド | 前回の資金調達時より低い株価で調達すること。 |
グローバルオファリング | 海外の投資家にも株式を販売するIPO。 |
臨時報告書方式 | 海外の投資家にも株式を販売するIPOの一種。 |
期越え上場 | 上場申請期の期初からIPOするまでに1年以上かかる場合。 |
IFRS | International Financial Reporting Standardsの略。国際会計基準。 |
時価総額 | 企業の株式の総価値。 |
赤字上場 | 上場直前期に当期純損失を計上した企業が上場すること。 |
1. IPOとは何か
IPOとは何か?
IPOとは、Initial Public Offeringの略で、日本語では新規株式公開や新規株式上場と呼ばれます。未上場の企業が証券取引所に株式を上場し、一般の投資家に株式を売り出し、事業資金を調達することを指します。企業は、株式を投資家に買ってもらうことで、不特定多数の投資家より直接金融市場から資金調達して、その資金を活用して事業を展開できるようになります。
IPOを行うには、上場基準を満たし、審査に通らなくてはいけません。市場では、魅力ある株式しか購入されないため、どの企業でもIPOができるわけではありません。
IPOと上場は、どちらも企業が証券取引所に株式を公開することを指しますが、厳密には意味が異なります。IPOは未上場企業が新規で株式を発行し、証券取引所に上場することを意味します。一方で上場とは、「証券取引所に株式が上場されていること」を意味し、新規発行だけでなく、既存株主が保有する株式の売買も含まれるのです。
つまり、IPOは上場の一種であり、新規上場と同義で使われることが多いです。
用語 | 説明 |
---|---|
IPO | 未上場企業が新規で株式を発行し、証券取引所に上場すること。 |
上場 | 証券取引所に株式が上場されていること。新規発行だけでなく、既存株主が保有する株式の売買も含まれる。 |
IPOの目的
IPOをする大きな目的は、不特定多数の投資家から資金調達をするためです。IPOをしていない未上場企業が事業資金を集めるには、金融機関からの借入やベンチャーキャピタルの投資(企業の将来的な成長を見込んで出資してもらうこと)などの方法がありますが、いずれも大規模な資金調達をするのは簡単ではありません。
一方、IPOをした上場企業は証券取引所を通じて、自社の株式を国内外にいる不特定多数の投資家に買ってもらうことで、資金調達を行えるようになります。資金調達のしやすさや金額の大きさは、未上場の状態と比べて飛躍的にアップします。
IPOは、企業が成長と拡大を達成するための重要なステップであり、その成功は企業の成長と発展の鍵を握ります。しかし、そのプロセスは多大な準備と専門的な知識を必要とします。さらに、公開企業としての新たな責任や規制への対応など、新たな課題も生じます。そのため、企業がIPOを進める際には、その意味合いをしっかりと理解し、適切な準備をすることが重要です。
IPOは、企業が新たな資金を調達し、その資金を使ってさらなる成長を目指す手段であり、一般の投資家に対して、透明性があり、適切に経営されているというメッセージを送ることができます。これは企業のビジネスを拡大し、新たな取引関係を築く上で非常に有利に働きます。しかし、公開企業は株主からのプレッシャーにさらされることもあり、これは企業の長期的なビジョンや戦略に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクを適切に管理し、成功へと導くためには、明確なビジネスモデル、健全な財務状況、強力な経営陣、そして魅力的な市場環境など、多角的な視点からの準備が不可欠です。
目的 | 説明 |
---|---|
資金調達 | 不特定多数の投資家から資金を調達する。 |
知名度向上 | 企業の知名度と信用力を高める。 |
経営体制強化 | ガバナンスを強化し、経営体制をより安定させる。 |
創業者利益 | 創業者や初期投資家が自身の投資から利益を得る。 |
IPOの種類
IPOには、大きく分けて2つの種類があります。
一つ目は、新規株式公開(IPO)です。これは、企業が初めて株式を公開する際に用いられる方法です。
二つ目は、公募増資(PO)です。これは、すでに上場している企業が、新たな資金調達のために追加で株式を発行する際に用いられる方法です。
IPOとPOは、どちらも企業が株式を発行して資金調達を行うという点では共通していますが、IPOは初めて株式を公開するのに対し、POはすでに上場している企業が追加で株式を発行するという点が異なります。
種類 | 説明 |
---|---|
新規株式公開(IPO) | 企業が初めて株式を公開する際に用いられる方法。 |
公募増資(PO) | すでに上場している企業が、新たな資金調達のために追加で株式を発行する際に用いられる方法。 |
まとめ
IPOとは、企業が初めて株式を公開市場で売買できるようにするプロセスであり、企業の成長と発展のための重要なステップです。
IPOは、企業が新たな資金を調達し、その資金を使ってさらなる成長を目指す手段であり、一般の投資家に対して、透明性があり、適切に経営されているというメッセージを送ることができます。
IPOは、企業にとって多くのメリットを提供しますが、情報開示の義務や株主からのプレッシャーなど、デメリットも存在します。
成功的なIPOを達成するためには、企業はそのビジネスモデル、財務状況、市場環境などの成功要因を整備する必要があります。
2. IPOのメリットとデメリット
IPOのメリット
IPOは、企業にとって多くのメリットを提供します。
まず、最も明確なメリットは資金調達能力の向上です。公開市場で株式を販売することにより、企業は大規模な資金を調達することが可能になります。
これらの新たな資金は、企業の成長、新たな事業開発、債務返済、社員のインセンティブ制度など、様々な目的に利用することができます。
また、IPOによって企業のブランド価値や信頼性が向上するというメリットもあります。公開された企業は、一般の投資家やビジネスパートナーに対して、透明性があり、適切に経営されているというメッセージを送ることができます。
メリット | 説明 |
---|---|
資金調達能力向上 | 公開市場で株式を販売することにより、企業は大規模な資金を調達することが可能になる。 |
ブランド価値向上 | 公開された企業は、一般の投資家やビジネスパートナーに対して、透明性があり、適切に経営されているというメッセージを送ることができる。 |
経営体制強化 | IPOを実現するためにはさまざまな準備が必要で、その一環として経営管理体制の強化が求められる。 |
人材獲得 | 経営体制が整った結果、IPO達成後は優秀な人材が増加し、各部署や各部門の人材力が強まる。 |
創業者利益 | 創業者はIPO後に株式を売却することで巨額の利益を得ることができるため、会社経営や事業拡大の高いモチベーションとなる。 |
IPOのデメリット
一方、IPOのデメリットとリスクも理解することが重要です。
まず一つ目のデメリットとして、情報開示の義務があります。公開企業は、財務状況やビジネスの展望など、企業の詳細な情報を公開しなければなりません。
これにより競合他社に対する情報のリークが生じる可能性があります。
また、公開企業は株主からのプレッシャーにさらされることもあります。株主は利益を求めるため、短期的な収益向上を求めることが多く、これは企業の長期的なビジョンや戦略に影響を及ぼす可能性があります。
デメリット | 説明 |
---|---|
情報開示義務 | 公開企業は、財務状況やビジネスの展望など、企業の詳細な情報を公開しなければなりません。 |
株主からのプレッシャー | 公開企業は株主からのプレッシャーにさらされることもあります。 |
コスト | IPOを実現するのに必要なコストは企業の規模に依存しますが、最低でも数千万円以上は必要です。 |
時間 | IPOの過程は詳細な調査を含むため、一般的には準備段階から起算して3年以上かかります。 |
買収リスク | 不特定多数が売買できるということは、市場で株式を大量に購入されるリスクもあります。 |
IPOのコスト
IPOのプロセスは非常に複雑で、時間とコストを多大に消費します。
これには、準備作業、規制当局との交渉、投資家へのプレゼンテーションなどが含まれます。
具体的な費用の種類と目安をまとめました。
項目 | 目安となる費用\n—|—| \n監査法人からの短期調査費用 | 150~400万円\n監査費用 | 300~2
項目 | 目安となる費用 |
---|---|
監査法人からの短期調査費用 | 150~400万円 |
監査費用 | 300~2,000万円 |
上場審査料 | 100万円 |
上場手数料 | 200~1,500万円 |
年間手数料 | 60~150万円 |
証券会社など引受手数料 | 公募価格×株式数×手数料率(5~7%) |
証券会社のコンサルティング費用 | 500~2,000万円 |
有価証券届出書作成 | 100万円 |
その他上場コンサルタント費用 | 500万円~1,000万円 |
証券事務代行費用 | 400万円 |
まとめ
IPOは、企業にとって多くのメリットを提供しますが、情報開示の義務や株主からのプレッシャーなど、デメリットも存在します。
さらに、IPOのプロセスは非常に複雑で、時間とコストを多大に消費します。
成功的なIPOを達成するためには、企業はそのビジネスモデル、財務状況、市場環境などの成功要因を整備する必要があります。
これらの要素がうまく組み合わさることで、企業はIPOを成功させ、その後の成長を加速させることができます。
3. IPO投資の始め方
IPO投資とは何か?
IPO投資とは、新規に株式市場に上場する銘柄を上場前に購入し、上場後に売却することで利益を狙う投資方法です。
株式を新規に株式市場に上場することをIPO(Initial Public Offering)といいます。
IPO銘柄の購入には、抽選への申込みが必要です。抽選に当選し、IPO銘柄を購入できたら、上場まで待ちます。
IPO銘柄が上場したら、上場と同時に売却し、公募価格より初値が高くなれば利益を得ることができます。
IPO投資の手順
IPO投資を行うには、まずIPOを主幹事・幹事として取り扱っている証券会社で口座を開設する必要があります。
口座開設が完了したら、次にブックビルディングへ申込みをする必要があります。ブックビルディングとは、企業がIPOで価格を決定する際に行う需要予測のことをいいます。
この際に、公開価格以上の資金を口座に入金している状態でないと抽選には参加できません。また、入金を完了すると抽選の当落が判明するまで資金は拘束され出入金ができなくなるので注意が必要です。
ブックビルディングを完了すると、次に購入手続きへ移ります。公開価格が決定したところで、誰が株式を購入できるのか抽選を行います。当選しただけでは購入したことにならないので、改めて購入手続きをするように注意しましょう。
手順 | 説明 |
---|---|
証券会社に口座を開設 | IPO銘柄を扱う証券会社の口座を開設する。 |
資金を入金 | IPO銘柄の抽選に申し込む際には、口座に購入のための資金を入れる必要がある。 |
IPO銘柄を選んで申し込む | 銘柄を選び、抽選に申し込みをします。 |
抽選結果を確認し、当選したら購入する | 証券会社はブックビルディングの結果をもとに公募価格を決定し、抽選を行います。当選したら購入しましょう。 |
IPO銘柄が上場したら売却する | 購入したIPO銘柄が株式市場に上場し、初値が公募価格よりも上回ったら売却して利益を得ます。 |
IPO投資の注意点
IPO投資は人気が高いため、「何回申込んでも当選しない…」という人が多いのも事実です。
ここでは、初心者でも簡単にできるIPO投資の当選確率を上げる方法を3つお伝えします。
IPO投資は、ブックビルディングや購入申し込みを証券会社ごとに行うので、証券会社によって抽選倍率が異なります。
口座数の多い証券会社ほど、抽選に参加する人が増えます。そのため、口座数の少ない会社ほど、抽選倍率が下がるといえます。
注意点 | 説明 |
---|---|
当選確率 | IPO銘柄は抽選販売が行われ、当選確率は数%といわれているため、必ずしも購入できるものではありません。 |
資金拘束 | 抽選に申し込んだ際、抽選終了まで資金が口座から引き出せない証券会社もあるので、気を付けましょう。 |
証券会社による抽選ルール | 証券会社によって抽選方法が異なります。 |
取り扱い銘柄 | 証券会社によって取り扱っているIPO銘柄の種類や取り扱い数が異なります。 |
まとめ
IPO投資は、通常の株式投資よりも手続きがやや複雑ですが、これから大きく成長する可能性を秘めた会社に投資できる点は魅力的といえるでしょう。
IPO投資を知っておくと、資産運用の選択肢が広がります。
最近投資を始めた方は、通常の株式投資や投資信託などに加えて、IPO投資についても調べてみてはいかがでしょうか。
本稿執筆時点における情報に基づいて作成しておりますので、最新情報との乖離にご注意ください。最終的な投資判断、金融商品のご選択に際しては、お客様自身の判断でお取り組みをお願いいたします。
4. IPO市場の動向と注目銘柄
IPO市場の動向
2023年の株式市場は、日経平均株価がバブル崩壊後の最高値を更新するなど、好調な推移を見せた。
ロシア・ウクライナ情勢の長期化や資源価格の高騰など不安定な要素が続くものの、日本企業の再評価による海外マネーの流入やアメリカをはじめとする世界的な株式市場の好調などにより、日経平均株価は年間を通して28%の上昇となった。
このようななか、国内IPO企業数は128社(TOKYO PRO Marketへの上場及びTOKYO PRO Marketを経由した上場を含む)と、2022年の112社(TOKYO PRO Marketへの上場を含む)から16社増加した。
リーマンショック後で最多であった2021年(138社)に次ぐIPO企業数であり、長期トレンドで見ても4年連続で100社を超え、国内IPO市場は引き続き堅調といえる。
市場 | 2023年 | 2022年 |
---|---|---|
プライム市場 | 2 | 2 |
スタンダード市場 | 23 | 23 |
グロース市場 | 66 | 45 |
TOKYO PRO Market | 32 | 21 |
IPOの主な特徴
2023年のIPOの主な特徴を要約すると、以下のとおりである。各項目の詳細については後述する。
① 市場別…グロース市場へのIPOの割合は高く、全体の72%を占めている。
② 業種別…情報通信業が全体の41%、サービス業が全体の28%を占めた。
③ 発行総額…発行総額100億円を超えるIPO企業は13社と前年3社から大きく増加し、10億円未満の小型IPOは減少した。また、海外での募集・売出しを実施したIPOも33社(前年18社)と増加した。
業種 | 2023年 | 2022年 |
---|---|---|
情報通信業 | 39 | 34 |
サービス業 | 27 | 27 |
その他 | 62 | 55 |
IPOの注目銘柄
初値と公開価格の倍率が高かったIPO企業は、いずれも革新的な技術やサービスの提供により将来の成長が期待される企業であり、将来の成長が期待できるビジネス等に対する投資家の期待が高い傾向にあった。
一方で、初値が公開価格を下回った公開価格割れのIPO企業数の推移は、上期4社であったのに対して、下期は22社と増加し、通期で26社となった。
上期の株式市場が一貫して上昇基調であったことに比べ、下期は下落局面も多かったことが要因のひとつと考えられる。
2023年は、128社(TOKYO PRO Marketへの上場及びTOKYO PRO Marketを経由した上場を含む)がIPOを果たした。これは、4年連続の100社超えであり、リーマンショック後で最多のIPO数を記録した2021年(138社)に迫る水準である。また、発行総額100億円を超えるIPOや初値時価総額1
企業名 | 初値 | 公開価格 | 倍率 |
---|---|---|---|
カバー株式会社 | 1,566円 | 810円 | 1.93倍 |
ispace株式会社 | 1,400円 | 700円 | 2.00倍 |
Branding Engineer株式会社 | 5,960円 | 1,000円 | 5.96倍 |
グッドパッチ株式会社 | 4,000円 | 1,000円 | 4.00倍 |
まとめ
2023年のIPO市場は、全体として堅調な推移を見せ、特にグロース市場への上場が活発化しました。
情報通信業やサービス業、特にSaaSなどのIT系テック企業が中心となっています。
発行総額や初値時価総額が上昇傾向にある一方、公開価格割れの企業数も増加しており、市場環境は変化しています。
今後のIPO市場は、政府や東証によるスタートアップ支援策の展開、海外投資家の動向、市場区分の見直しなど、様々な要因によって変化していくことが予想されます。
5. IPOに関するよくある質問と回答
IPO投資は誰でも参加できますか?
IPO投資は、誰でも参加できます。
ただし、IPO株は抽選販売が行われるため、当選しなければ購入できません。
当選確率は数%と低いため、必ずしも購入できるものではありません。
複数の証券会社に口座を開設したり、抽選方式によって申し込む証券口座を選んだりするなど、工夫をする必要があります。
IPO投資はすぐに売却しても大丈夫ですか?
IPO株は、上場後すぐに売却しても問題ありません。
ただし、IPO投資は、企業の成長性を見込んで長期的に保有する投資方法であることを理解しておく必要があります。
短期的な売買で利益を得ることも可能ですが、長期的に保有することで、より大きなリターンを得られる可能性もあります。
投資判断は、ご自身の投資方針やリスク許容度に基づいて行いましょう。
IPO投資は危険ですか?
IPO投資は、他の投資と同様にリスクを伴います。
特に、初値が公募価格を下回る「公開価格割れ」のリスクは、常に存在します。
公開価格割れは、市場の状況や企業の業績によって発生する可能性があります。
IPO投資を行う際には、リスクを理解した上で、慎重に投資判断を行うことが重要です。
まとめ
IPO投資は、魅力的な投資方法ですが、リスクを理解した上で、慎重に投資判断を行うことが重要です。
IPO投資を行う際には、複数の証券会社に口座を開設したり、抽選方式によって申し込む証券口座を選んだりするなど、当選確率を上げる工夫をする必要があります。
また、IPO投資は、企業の成長性を見込んで長期的に保有する投資方法であることを理解しておく必要があります。
投資判断は、ご自身の投資方針やリスク許容度に基づいて行いましょう。
6. IPO投資の成功の秘訣
IPO投資の成功の秘訣
IPO投資は、当選すれば短期で大きな利益を上げられる可能性が高い投資方法です。
しかし、その分競争率が高くなるので、苦労をしても努力が報われないこともあります。
また勝率が高いといっても、公募割れすることもあるので、注意は必要です。
IPO銘柄を手に入れることは大変ですが、当選しやすい証券会社を選ぶなどして、ぜひIPOで値上がり益を享受してください。
IPO投資で成功するためのポイント
IPO投資で成功するためには、以下のポイントを意識することが重要です。
1. 複数の証券会社に口座を開設する
2. 主幹事証券会社から申し込む
3. IPO銘柄の情報をよく調べる
ポイント | 説明 |
---|---|
複数の証券会社に口座開設 | 当選確率を上げるために、複数の証券会社に口座を開設する。 |
主幹事証券会社から申し込む | 主幹事証券会社には多くの口数が割り当てられるので、抽選倍率が下がる。 |
IPO銘柄の情報をよく調べる | 企業の成長性や将来性などをよく調べてから投資判断を行う。 |
IPO投資の成功事例
IPO投資で成功するためには、企業の成長性を見極めることが重要です。
例えば、2023年に上場したispace(アイスペース)は、宇宙開発という成長性の高い分野で注目を集め、初値が公募価格の2倍以上になりました。
このように、成長性の高い企業に投資することで、大きなリターンを得ることが可能です。
ただし、すべてのIPO銘柄が成功するわけではありません。リスクを理解した上で、慎重に投資判断を行うことが重要です。
まとめ
IPO投資は、当選すれば大きな利益を得られる可能性がありますが、リスクも伴います。
成功するためには、複数の証券会社に口座を開設したり、主幹事証券会社から申し込んだり、IPO銘柄の情報をよく調べるなど、様々な工夫が必要です。
また、投資判断は、ご自身の投資方針やリスク許容度に基づいて行いましょう。
IPO投資は、資産運用における一つの選択肢として、検討してみてはいかがでしょうか。
参考文献
・IPOとは?上場との違いから審査基準までわかりやすく解説 | 経営者から担当者にまで役立つバックオフィス基礎知識 | クラウド会計ソフト freee
・【入門】Ipoって何? 人気の理由と、知っておきたい基礎知識
・Ipoとは?その目的や成功する企業と失敗する企業の違いも徹底解説! – Ipoサポートメディア
・IPO投資のメリット・デメリットと注意点!初心者でもわかる解説 | 知る-コラム | Money Canvas(マネーキャンバス) 三菱UFJ銀行
・IPO(新規株式公開)とは?仕組みやメリット・デメリットを解説
・Ipoとは?メリット・デメリットや仕組みを初心者向けにわかりやすく解説! | イーデス
・Ipoとは?Poとの違いやipo投資のメリット、注意点 | はじめての株式投資 | 松井証券
・IPO(新規公開株式)とは何か?買い方やメリット・デメリットなど徹底解説! | Fincle
・【初心者向け】IPO投資とは?仕組み&知っておきたいリスクを専門家が詳しく解説! | マネタス【manetasu】
・2023年IPO市場の動向|出版物(会計情報)|デロイト トーマツ グループ|Deloitte
・Ipoの新潮流:昨今の国際情勢の中で、2023年以降のipo株式市場はいかに変化して、成長していくのか? ~2022年ipoを振り返りながら …
・Ipoの意味を3つのポイントで解説! 若手のうちに知っておきたいビジネス用語 – 日本経済新聞
・Ipoとは? ~ 意味やメリット・デメリット、条件について解説
・IPOとは? 上場との違いやメリット・デメリット、スケジュールを紹介|監査|bizocean(ビズオーシャン)ジャーナル
・Ipoとは?上場との違いやメリット・デメリット、実現のための条件や手順について解説 | Grandit(グランディット) | システムインテグレータ
・Ipo投資とは上場前の割安株を購入し上場後に売る投資法 | 庶民のipo