観葉植物：ドラセナ(幸福の木)について説明

ドラセナ(幸福の木)の各項目
項目	内容
由来と特徴	ドラセナは、キジカクシ科ドラセナ属に分類される常緑樹。ハワイで『幸福の木』と呼ばれているコルジリネ・ターミナリスという植物に似ていることから、日本でも『幸福の木』として親しまれるようになった。
種類と品種	ドラセナには、様々な種類があり、それぞれに特徴がある。ドラセナ・フラグランスは、葉の中央に黄色の斑が入るのが特徴で、別名『幸福の木』と呼ばれている。ドラセナ・コンシンネは、細長く尖った葉を持つスタイリッシュな姿が特徴で、風水では「火」の気を高めるとされている。ドラセナ・サンデリアーナは、竹のような斑入りの葉と緑の幹が特徴的で、風水では「福（金運）」が舞い込むように願掛けされることもある。
育て方と注意点	ドラセナは、明るい場所を好みますが、直射日光には弱いため、レースカーテン越しに光を当てるなど、工夫が必要です。ドラセナは、乾燥気味に育てるのがポイントで、春から秋にかけては、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげます。ドラセナは、生育期である春から秋にかけて、肥料を与えると、より元気に育ちます。ドラセナは、2年に1回程度、5月～7月頃に植え替えをするのがおすすめです。
病気と対策	ドラセナに発生しやすい害虫には、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシなどがあります。アブラムシは、植物の新芽に寄生し、汁液を吸います。ハダニは、葉裏に寄生して汁を吸うため、針先でつついたような白い小斑点を生じます。カイガラムシは、枝、幹、葉裏などに群生して吸汁し植物の生育を妨げます。
効能と風水的な意味	ドラセナは、風水では、邪気払い、魔除け、仕事運アップ、金運アップなどの効果があるとされています。ドラセナは、玄関、リビング、キッチンなどに置くのがおすすめです。ドラセナを置く方角によっても、様々な効果が期待できます。
増やし方とプロポゲーション	ドラセナは、挿し木や取り木によって増やすことができます。挿し木の適期は、5月中旬から7月です。取り木の適期は、6月から8月です。プロポゲーションは、植物の組織培養によって、新しい植物を育成する方法です。

1. ドラセナ(幸福の木)の由来と特徴

ドラセナの由来

ドラセナは、キジカクシ科ドラセナ属に分類される常緑樹です。熱帯アジアや熱帯アフリカに約160種とたくさんの種類が自然に育っており、幹や葉っぱの太さ、色など特徴はさまざまです。\n\nドラセナという名前は、ギリシャ語で「メスのドラゴン」を意味する「ドラカイナ」に由来しています。これは、ドラセナの一種であるドラセナ・ドラコなどから出る赤い樹液が、｢ドラゴンの血｣と呼ばれることに由来しています。

ドラセナは、本来は5mほどに伸びる小高木で、生育旺盛で初心者でも育てやすいのが特徴です。日陰にもやや強いので、おしゃれな室内のシンボルツリーとしてもよく選ばれています。

ドラセナは、ハワイで『幸福の木』と呼ばれているコルジリネ・ターミナリスという植物に似ていることから、日本でも『幸福の木』として親しまれるようになりました。ハワイでは、コルジリネ・ターミナリスは非常に神聖な木として、敷地の内に魔除けなどとして植え付けられていたり、フラダンスのスカートとして葉が使用されていたりしています。

ドラセナの由来
名前の由来	ギリシャ語の「ドラカイナ」に由来。赤い樹液が「ドラゴンの血」と呼ばれることから
別名の由来	ハワイで『幸福の木』と呼ばれているコルジリネ・ターミナリスという植物に似ていることから
特徴	生育旺盛で初心者でも育てやすい。日陰にも強い。

ドラセナの見た目

ドラセナの見た目は品種によって異なりますが、共通してスタイリッシュで個性的な見た目であることが特徴です。\n\n葉の色や形、幹の太さなど、様々なバリエーションがあり、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

葉っぱは、細長く尖ったものや、丸みを帯びたものなど、様々な形があります。また、緑色の葉っぱだけでなく、赤や黄色の斑が入ったものなど、色も豊富です。

幹は、まっすぐ伸びるものや、曲がりくねったものなど、様々な形状があります。また、太い幹のものや、細い幹のものなど、太さも様々です。

ドラセナの見た目
葉	細長く尖ったものや、丸みを帯びたものなど、様々な形。緑色の葉っぱだけでなく、赤や黄色の斑が入ったものなど、色も豊富。
幹	まっすぐ伸びるものや、曲がりくねったものなど、様々な形状。太い幹のものや、細い幹のものなど、太さも様々。

ドラセナの生育

ドラセナは、生育旺盛で、比較的育てやすい植物です。しかし、寒さには弱いため、冬は屋内の暖かい場所で管理する必要があります。

ドラセナは、日当たりの良い場所を好みますが、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうため、レースカーテン越しに光を当てるなど、工夫が必要です。

ドラセナは、水はけの良い土を好みます。市販の観葉植物用の土を使用するか、自分でブレンドする場合は、赤玉土をベースに、腐葉土やパーライトなどを混ぜてください。

ドラセナの生育
生育	生育旺盛で、比較的育てやすい。
耐寒性	寒さには弱いため、冬は屋内の暖かい場所で管理する必要がある。
日当たり	日当たりの良い場所を好むが、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうため、レースカーテン越しに光を当てるなど、工夫が必要。
土	水はけの良い土を好む。市販の観葉植物用の土を使用するか、自分でブレンドする場合は、赤玉土をベースに、腐葉土やパーライトなどを混ぜる。

まとめ

ドラセナは、熱帯地方原産の常緑樹で、そのスタイリッシュな見た目と丈夫な性質から、観葉植物として人気があります。

ドラセナは、ハワイで『幸福の木』と呼ばれているコルジリネ・ターミナリスという植物に似ていることから、日本でも『幸福の木』として親しまれるようになりました。

ドラセナは、葉の色や形、幹の太さなど、様々なバリエーションがあり、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

ドラセナは、生育旺盛で、比較的育てやすい植物ですが、寒さには弱いため、冬は屋内の暖かい場所で管理する必要があります。

2. ドラセナ(幸福の木)の種類と品種

ドラセナ・フラグランス

ドラセナ・フラグランスは、ドラセナの中でも最も人気のある品種の一つで、別名『幸福の木』と呼ばれています。

ドラセナ・フラグランスは、葉の中央に黄色の斑が入るのが特徴です。葉の緑色のなかに鮮やかな黄色のストライプが入り、その優雅な姿勢によって、お部屋に自然の明るさと素敵な美しさをもたらします。

ドラセナ・フラグランスは、手入れのしやすさから、多くの人が愛する品種となっています。3〜4本仕立てが見栄え良いです。

ドラセナ・フラグランス
特徴	葉の中央に黄色の斑が入るのが特徴。
別名	幸福の木
生育	手入れがしやすい。3〜4本仕立てが見栄えが良い。

ドラセナ・コンシンネ

ドラセナ・コンシンネは、細長く尖った葉を持つスタイリッシュな姿が特徴です。

ドラセナ・コンシンネは、2〜3mまで成長し、剪定や枝の曲げがしやすい品種です。

ドラセナ・コンシンネは、葉先が細くシャープな葉を持つことから、風水では「火」の気を高めるとされています。

ドラセナ・コンシンネ
特徴	細長く尖った葉を持つスタイリッシュな姿。
生育	2〜3mまで成長し、剪定や枝の曲げがしやすい。
風水効果	風水では「火」の気を高めるとされている。

ドラセナ・サンデリアーナ

ドラセナ・サンデリアーナは、竹のような斑入りの葉と緑の幹が特徴的です。

ドラセナ・サンデリアーナは、1〜2m程度で、様々な樹形が楽しめます。

ドラセナ・サンデリアーナは、風水では「福（金運）」が舞い込むように願掛けされることもあります。

ドラセナ・サンデリアーナ
特徴	竹のような斑入りの葉と緑の幹。
生育	1〜2m程度で、様々な樹形が楽しめる。
風水効果	風水では「福（金運）」が舞い込むように願掛けされることもある。

まとめ

ドラセナには、様々な種類があり、それぞれに特徴があります。

ドラセナ・フラグランスは、葉の中央に黄色の斑が入るのが特徴で、別名『幸福の木』と呼ばれています。

ドラセナ・コンシンネは、細長く尖った葉を持つスタイリッシュな姿が特徴で、風水では「火」の気を高めるとされています。

ドラセナ・サンデリアーナは、竹のような斑入りの葉と緑の幹が特徴的で、風水では「福（金運）」が舞い込むように願掛けされることもあります。

3. ドラセナ(幸福の木)の育て方と注意点

置き場所

ドラセナは、明るい場所を好みますが、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうため、レースカーテン越しに光を当てるなど、工夫が必要です。

ドラセナは、耐陰性も強いので、日当たりの悪い場所でも育てることができますが、その場合は、1週間に1日程度は、明るい場所で管理してあげましょう。

ドラセナは、寒さには弱いため、冬は屋内の暖かい場所で管理する必要があります。

ドラセナの置き場所
場所	明るい場所を好むが、直射日光には弱い。
注意点	レースカーテン越しに光を当てるなど、工夫が必要。
日陰での管理	1週間に1日程度は、明るい場所で管理する。
冬	屋内の暖かい場所で管理する。

水やり

ドラセナは、乾燥気味に育てるのがポイントです。

春から秋にかけては、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげます。

冬は、土が乾いてから2～3日後に、たっぷりと水をあげます。

ドラセナの適切な水やり
時期	水やりの頻度
春～秋	土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげる。
冬	土が乾いてから2～3日後に、たっぷりと水をあげる。

肥料

ドラセナは、生育期である春から秋にかけて、肥料を与えると、より元気に育ちます。

肥料は、観葉植物用の肥料を使用するのが良いでしょう。

与える肥料は、固形肥料と液体肥料のどちらでも大丈夫ですが、液体肥料の場合は、濃度に気をつけて希釈して与えましょう。

ドラセナの肥料
時期	肥料の種類
春～秋	観葉植物用の肥料。固形肥料または液体肥料。
冬	肥料は不要。

まとめ

ドラセナは、明るい場所を好みますが、直射日光には弱いため、レースカーテン越しに光を当てるなど、工夫が必要です。

ドラセナは、乾燥気味に育てるのがポイントで、春から秋にかけては、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水をあげます。

ドラセナは、生育期である春から秋にかけて、肥料を与えると、より元気に育ちます。

ドラセナは、2年に1回程度、5月～7月頃に植え替えをするのがおすすめです。

ドラセナの植え替え
時期	5月～7月頃
頻度	2年に1回程度
鉢	株の大きさに対して、1～2回りくらい大きいもの
土	水はけの良い土
注意点	鉢底にはしっかりと鉢底石を入れる。植え替えたらたっぷりと水をあげる。

4. ドラセナ(幸福の木)の病気と対策

アブラムシ

アブラムシは、植物の新芽に好んで寄生し、口針を幼枝の先端部や茎、根などに差し込んで汁液を吸います。

アブラムシは、ウイルス病を媒介することもあります。

アブラムシが発生したら、農薬を使って早めに退治しましょう。

室内栽培の場合は、食品原料生まれのスプレーがおすすめです。

アブラムシ対策
症状	植物の新芽に寄生し、汁液を吸う。ウイルス病を媒介することもある。
対策	農薬を使って早めに退治。室内栽培なら食品原料生まれのスプレーがおすすめ。

ハダニ

ハダニは、0.5mmと非常に小さく、主に葉裏に寄生しています。

ハダニは、梅雨明けから9月頃にかけて繁殖が旺盛になります。

ハダニは、葉裏に寄生して汁を吸うため、針先でつついたような白い小斑点を生じます。

ハダニが発生したら、樹木類に適用がありハダニを退治できる農薬がおすすめです。食品原料生まれのスプレーなら室内栽培でも使いやすいです。

ハダニ対策
症状	葉裏に寄生して汁を吸うため、針先でつついたような白い小斑点を生じます。
対策	樹木類に適用がありハダニを退治できる農薬がおすすめ。食品原料生まれのスプレーなら室内栽培でも使いやすいです。

カイガラムシ

カイガラムシは、非常に種類が多く、そのため、被害の状態も様々です。

多くのカイガラムシは、成虫になると足が退化して、貝殻に似た殻や綿のようなものを被っています。

カイガラムシは、枝、幹、葉裏などに群生して吸汁し植物の生育を妨げます。

カイガラムシが発生したら、歯ブラシなどを使って駆除するのが重要です。

カイガラムシ対策
症状	枝、幹、葉裏などに群生して吸汁し植物の生育を妨げます。
対策	歯ブラシなどを使って駆除するのが重要です。

まとめ

ドラセナに発生しやすい害虫には、アブラムシ、ハダニ、カイガラムシなどがあります。

アブラムシは、植物の新芽に寄生し、汁液を吸います。

ハダニは、葉裏に寄生して汁を吸うため、針先でつついたような白い小斑点を生じます。

カイガラムシは、枝、幹、葉裏などに群生して吸汁し植物の生育を妨げます。

5. ドラセナ(幸福の木)の効能と風水的な意味

ドラセナの風水効果

ドラセナは、風水では、邪気払いや魔除けの効果があるとされています。

ドラセナは、陽の気を持つ植物とされ、仕事運や金運をアップさせる効果があるとされています。

ドラセナは、調和とバランスの象徴とされ、心身の調和と生活や仕事のバランスを整えながら発展してゆくことへの大切さを示唆しています。

ドラセナの風水効果
効果	説明
邪気払い	悪い気を払い、良い気を招き入れる。
魔除け	悪い影響から守る。
仕事運アップ	仕事運を高め、成功に導く。
金運アップ	金運を高め、豊かさを招き入れる。
調和とバランス	心身の調和と生活や仕事のバランスを整える。

ドラセナを置く場所

ドラセナは、玄関、リビング、キッチンなどに置くのがおすすめです。

玄関にドラセナを置くことで、悪い気を遠ざけ、ポジティブなエネルギーを迎え入れることができます。

リビングにドラセナを置くことで、部屋の4隅に停滞する運気の流れを改善することができます。

キッチンにドラセナを置くことで、『火』『水』という二つの気を『木』の運気で中和し、バランスを整えることができます。

ドラセナを置く場所
場所	効果
玄関	悪い気を遠ざけ、ポジティブなエネルギーを迎え入れる。
リビング	部屋の4隅に停滞する運気の流れを改善する。
キッチン	『火』『水』という二つの気を『木』の運気で中和し、バランスを整える。

ドラセナの方角

ドラセナを置く方角によっても、様々な効果が期待できます。

西にドラセナを置くことで、金運アップの効果が期待できます。

北東にドラセナを置くことで、魔除けの効果が期待できます。

南にドラセナを置くことで、才能運や美容運アップの効果が期待できます。

ドラセナの方角
方角	効果
西	金運アップ
北東	魔除け
南	才能運や美容運アップ

まとめ

ドラセナは、風水では、邪気払い、魔除け、仕事運アップ、金運アップなどの効果があるとされています。

ドラセナは、玄関、リビング、キッチンなどに置くのがおすすめです。

ドラセナを置く方角によっても、様々な効果が期待できます。

ドラセナは、風水効果の高い観葉植物として、人気があります。

6. ドラセナ(幸福の木)の増やし方とプロポゲーション

挿し木

ドラセナは、挿し木によって増やすことができます。

挿し木の適期は、5月中旬から7月です。

茎の先端部を20～30cmの長さに切り、パーライトとバーミキュライト等量の配合土などに1/2～1/3程度の深さにさします。

半日陰に置き、さし床を乾かさないように管理すると、1～2か月で発根、発芽し、2～3か月で根が十分に出るので、鉢に植えつけます。

ドラセナの挿し木
時期	5月中旬から7月
方法	茎の先端部を20～30cmの長さに切り、パーライトとバーミキュライト等量の配合土などに1/2～1/3程度の深さにさす。
管理	半日陰に置き、さし床を乾かさないように管理する。
発根・発芽	1～2か月で発根、発芽し、2～3か月で根が十分に出るので、鉢に植えつけます。

取り木

ドラセナは、取り木によって増やすこともできます。

取り木の適期は、6月から8月です。

ドラセナは、木質化した幹を自分の仕立てたいサイズに切ってさしてもよいでしょう。

その際、上下を間違えないようにさします。

ドラセナの取り木
時期	6月から8月
方法	木質化した幹を自分の仕立てたいサイズに切ってさす。
注意点	上下を間違えないようにさす。

プロポゲーション

プロポゲーションとは、植物の組織培養によって、新しい植物を育成する方法です。

プロポゲーションは、挿し木や取り木よりも、より多くの植物を短期間で増やすことができます。

プロポゲーションは、専門的な技術が必要となります。

プロポゲーション
方法	植物の組織培養によって、新しい植物を育成する方法。
特徴	挿し木や取り木よりも、より多くの植物を短期間で増やすことができる。
注意点	専門的な技術が必要となる。