ナスカとパルパの地上絵とは？世界遺産についての解説

ナスカとパルパの地上絵の概要
項目	ナスカ	パルパ
時代	紀元前200年～紀元後800年	紀元前3000年頃
場所	ナスカ川とインヘニオ川に囲まれた平坦な砂漠	山岳地帯
デザイン	直線、幾何学模様、動植物	人間、動物などの具象的な絵
規模	縦横30km	広大な山岳地帯
発見	1926年、アルフレッド・クローバーとメヒア・ヘスペ	発見時期不明
目的	不明	不明
保存状況	近年、破壊や浸食が進んでいる	発見が遅れたため、保存状況は良好
世界遺産登録	1994年	2016年

1. ナスカとパルパの地上絵の歴史
2. ナスカとパルパの地上絵の発見
3. ナスカとパルパの地上絵のデザイン
4. ナスカとパルパの地上絵の目的
5. ナスカとパルパの地上絵の保存状況
6. ナスカとパルパの地上絵の世界遺産登録

1. ナスカとパルパの地上絵の歴史

ナスカ文化とパルパ文化

ナスカの地上絵は、ペルーのナスカ川とインヘニオ川に囲まれた平坦な砂漠の地表面に、砂利の色分けによって描かれた幾何学図形や動植物の絵の総称であり、古代ナスカ文明の遺産です。ナスカの図形群が描かれているエリアは縦横30kmもある非常に広大な面積があり、全体に千数百点もの膨大な数の巨大な図形が描かれている。あまりにも巨大な絵が多く、空からでないとほとんどの地上絵の全体像の把握が難しい。なぜこのような巨大な地上絵を描いたのかということが大きな謎の一つとなっています。また、ナスカの地上絵のエリアから川を挟んですぐ南にはカワチの階段ピラミッド群があり、その関係性は深いと予想されています。

ナスカの地上絵のエリアのすぐ北には、川を挟んでパルパの地上絵と呼ばれる同じぐらい広大な山岳地帯の地上絵のエリアがあり、ナスカの地上絵の1000年前パラカス文化の時代に描かれたとされる数多くの幾何学図形と地上絵が描かれているが、観光地化されていないので一般にはあまり知られていません。

ナスカの地上絵とパルパの地上絵はともに世界遺産に登録されています。

ナスカの地上絵は、1926年にアメリカの文化人類学者のアルフレッド・クローバーとペルーの考古学者メヒア・ヘスペによって直線状のものが発見されました。動物の地上絵を発見したのはアメリカの歴史学者ポール・コソックで、1939年6月22日に上空を飛行した時に発見されました。その後ドイツの数学者、マリア・ライヘが終生この地に住み着き、彼女を中心として、地上絵の解明作業と、保護が行われるようになりました。

ナスカとパルパの文化
文化	時代	特徴
パラカス文化	紀元前800年～紀元前200年	旅する民、あるいは旅を強いられた民
ナスカ文化	紀元前200年～紀元後800年	綿を栽培し、織物の技術を有していた
パルパ文化	紀元前3000年頃	フリーハンドで書いたような人間のような絵が多い

ナスカとパルパの地上絵の年代

ナスカの地上絵は、紀元前200年から紀元後800年頃のナスカ文化時代に描かれたと推測されています。一方でパルパの地上絵はナスカよりも古いパラカス文明時代に描かれています。

ナスカの地上絵は、ナスカ文化の担い手である古代ナスカ人が描いたものとされています。ナスカ人は、綿を栽培し、その糸を織り上げる優れた織物の技術を有していたため、線分や図形の拡大・縮小の概念と高度なテクニックを持ち、それを地上絵作製にも利用していたことは、想像に難くない。

しかし、地上絵（フィギュアやライン）が何を意味していたかについては、さまざまな見解があり、未だ定説はありません。

近年、ナスカの北西に位置するパルパと呼ばれる地域に、多くの新しい遺跡や地上絵が発見され、その発掘調査の結果が次々明らかになるにつれて、ナスカ研究も新たなステージを迎えることとなりました。

ナスカとパルパの地上絵の年代
地上絵	年代	特徴
ナスカの地上絵	紀元前200年～紀元後800年	直線、幾何学模様、動植物
パルパの地上絵	紀元前3000年頃	フリーハンドで書いたような人間のような絵が多い

ナスカとパルパの文化の移り変わり

ラインデルら、ドイツを中心とする国際研究チームの分析による年代区分が現在最も信頼度が高いことから、ここではその設定を用いることとします。

ラインデルのパルパにおける遺跡発掘・分析作業で、興味深い事項のひとつは、ハウランガの遺跡より、もたらされました。遺跡は３層から成り、上層部は、中期ナスカ時代（Ａ．Ｄ．２５０～４５０）、その下はパラカス時代（Ｂ．Ｃ．４００～２００）、さらに下の層は、Ｂ．Ｃ．６００年あたりのものと、分析されました。

こうしたことからも、我々が「パラカス文化」と呼んでいるものから「ナスカ文化」への移行は、連続線上にあると考えられます。パラカス人は、旅する民、あるいは旅を強いられた民だったのかもしれない。その昔、さらに北西の半島に文化の足跡を残したパラカス人たちは、南東への移動を続け、現在パルパと呼ばれている一帯に、ある時期居を構えた。しかし、やがてそこからも移動せざるをえない状況が生じて、さらに南東へ、ナスカの大地へと移っていったのである。

「移動せざるをえない状況」とは、何だったのだろう。パラカス時代から、ナスカ時代へと、この一帯の乾燥化が進み、深刻な問題となっていたことや、一方で突発的な大洪水による破壊にも悩まされていたらしいことが、知られている。よりよい環境、新しい可能性を求めて、人々は旅立ったのか。人口の増加に伴い、居住空間を広げる必要が生じていたかもしれない。あるいは、大きな気象変動に伴い、何か疫病のようなものが発生し、生き残るためには生まれた土地を離れざるをえなくなったということも、考えられるかもしれない。

ナスカとパルパの文化の移り変わり
時代	場所	特徴
パラカス時代	北西の半島	旅する民
パラカス時代	パルパ	定住
ナスカ時代	ナスカ	定住
ナスカ時代	カワチ	祭祀センター
パルパ時代	ロスモリノス	祭祀センター

まとめ

ナスカとパルパの地上絵は、ナスカ文化とパラカス文化という異なる文化が、同じ地域に存在していたことを示しています。両文化は、時間的に連続しており、パラカス文化がナスカ文化へと発展していったと考えられます。

ナスカとパルパの地上絵は、どちらも乾燥した環境にあり、雨や風などの影響を受けにくいことから、長い年月を経て現在まで保存されてきました。

ナスカとパルパの地上絵は、古代の人々の高度な技術と文化を伝える貴重な遺産であり、その謎を解き明かすことは、人類の歴史を理解する上で重要な意味を持ちます。

ナスカとパルパの地上絵は、世界遺産に登録されており、世界中から観光客が訪れています。

2. ナスカとパルパの地上絵の発見

ナスカの地上絵の発見

ナスカの地上絵は、1926年にアメリカの文化人類学者のアルフレッド・クローバーとペルーの考古学者メヒア・ヘスペによって直線状のものが発見されました。

動物の地上絵を発見したのはアメリカの歴史学者ポール・コソックで、1939年6月22日に上空を飛行した時に発見されました。

その後ドイツの数学者、マリア・ライヘが終生この地に住み着き、彼女を中心として、地上絵の解明作業と、保護が行われるようになりました。

近年でも新たな地上絵が発見されており、2011年1月18日、山形大学は、人文学部坂井正人教授（文化人類学・アンデス考古学）らのグループがペルー南部のナスカ台地で新たな地上絵2つを発見したと発表しました。新たな地上絵2つ（人の頭部、動物）はナスカ川の北岸付近で見つかりました。人間の頭部と見られる絵は横約4.2m、縦約3.1mで、両目・口・右耳の形が確認されています。動物と見られる絵は、横約2.7m、縦約6.9m。種類は特定できていません。山形大学は2012年10月30日にナスカ市にナスカ研究所を開所しました。2013年に入って同大はさらに2つ並んだ人物と見られる地上絵を発見し、更に2015年には24点もの地上絵が新たに発見されたと発表しました。また2019年には143点もの地上絵が新たに発見されたと発表しました。

ナスカの地上絵の発見
発見者	発見時期	発見されたもの
アルフレッド・クローバーとメヒア・ヘスペ	1926年	直線状の地上絵
ポール・コソック	1939年	動物や昆虫などの地上絵

パルパの地上絵の発見

パルパの地上絵は、ナスカの地上絵よりもさらに古く、3000年ほど前に描かれたものといわれています。

パルパの地上絵は、ナスカの地上絵と同じぐらい広大な山岳地帯にあり、ナスカの地上絵よりもさらに古く、3000年ほど前に描かれたものといわれています。フリーハンドで書いたような人間のような絵が多く描かれ、山腹に多く描かれているのが特徴です。

パルパの地上絵を見るには、ナスカの地上絵とセットで回れるツアーを利用しての遊覧観光が一般的です。

パルパの地上絵は、ナスカの地上絵よりも発見が遅れた理由として、観光地化されていないことや、山岳地帯に位置していることが挙げられます。

パルパの地上絵の発見
発見時期	特徴
発見時期不明	観光地化されていないため、一般にはあまり知られていない
近年	ドローンを使った調査によって、新たな発見が相次いでいる

地上絵の発見方法

ナスカの地上絵は、当初は地上から発見されましたが、動物や昆虫などの地上絵は、考古学者のポール・コソックが1939年6月22日に上空を飛行した時に発見されました。

近年では、ドローンを使った調査によって、新たな地上絵が発見されています。

地上絵の発見には、航空機やドローンなどの技術が不可欠となっています。

地上絵の発見は、古代文明の謎を解き明かす上で重要な役割を果たしています。

まとめ

ナスカとパルパの地上絵は、それぞれ異なる時期に、異なる方法で発見されました。

ナスカの地上絵は、航空機による発見が契機となり、その後、多くの研究者によって調査が進められました。

パルパの地上絵は、ナスカの地上絵よりも発見が遅れましたが、近年ではドローンなどの技術を活用した調査によって、新たな発見が相次いでいます。

地上絵の発見は、古代文明の謎を解き明かす上で重要な役割を果たしており、今後も新たな発見が期待されます。

3. ナスカとパルパの地上絵のデザイン

ナスカの地上絵のデザイン

ナスカの地上絵は、大きく分けて、直線、幾何学模様、動植物の描写の3つの基本形式に分けられます。

ナスカの地上絵に含まれている直線の数は800以上にもなり、その中には48kmの長さに及ぶものも存在します。

また三角形、長方形、台形などの基本図形、螺旋模様、矢印、ジグザグ模様、波線など、300以上の幾何学模様が見つかっています。

さらに、ナスカの地上絵と言えば、動物や植物の描写で覚えている人が多いでしょう。これら動植物の絵の数はおよそ70個にもなり、長さ370m近くにもなる地上絵も存在。例えば、蜘蛛、ハチドリ、サボテン、猿、クジラ、ラマ、カモ、花、樹木、トカゲ、犬、ペリカン、シャチなどが描かれています。また「宇宙飛行士」のニックネームがつけられている人型や手の描写、装身具や織物のような日常生活の道具、そして描かれているものが不明な地上絵の存在も明らかになっています。

ナスカの地上絵のデザイン
種類	例
直線	48kmの長さに及ぶものも存在
幾何学模様	三角形、長方形、台形、螺旋模様、矢印、ジグザグ模様、波線
動植物	蜘蛛、ハチドリ、サボテン、猿、クジラ、ラマ、カモ、花、樹木、トカゲ、犬、ペリカン、シャチ

パルパの地上絵のデザイン

パルパの地上絵は、ナスカの地上絵よりもさらに古く、3000年ほど前に描かれたものといわれています。

パルパの地上絵を見るには、ナスカの地上絵とセットで回れるツアーを利用しての遊覧観光が一般的です。

パルパの地上絵は、ナスカの地上絵よりも発見が遅れた理由として、観光地化されていないことや、山岳地帯に位置していることが挙げられます。

パルパの地上絵のデザイン
特徴	例
フリーハンドで書いたような人間のような絵が多い	山腹に多く描かれている
観光地化されていない	一般にはあまり知られていない

地上絵のデザインの特徴

ナスカの地上絵は、直線や幾何学模様が特徴的で、パルパの地上絵は、人間や動物などの具象的な絵が多い傾向があります。

ナスカの地上絵は、ナスカ文化の土器や織物に描かれている文様と酷似していることから、ナスカ文化時代に描かれたと考えられています。

ナスカの地上絵は、表面の礫岩を取り除き、下にある白っぽい砂の層を露出させるという手法で描かれています。

ナスカの地上絵は、その規模の大きさや精巧さから、古代の人々の高度な技術力と芸術性を示すものとして注目されています。

まとめ

ナスカとパルパの地上絵は、それぞれ異なるデザインの特徴を持っています。

ナスカの地上絵は、直線や幾何学模様が特徴的で、パルパの地上絵は、人間や動物などの具象的な絵が多い傾向があります。

両方の地上絵は、古代の人々の高度な技術力と芸術性を示すものであり、そのデザインは、現代においても私たちを魅了するものです。

ナスカとパルパの地上絵は、古代文明の謎を解き明かす上で重要な手がかりとなるだけでなく、芸術作品としても高い価値を持つものです。

4. ナスカとパルパの地上絵の目的

ナスカの地上絵の目的

ナスカの地上絵が描かれた目的は、現在もなお大きな謎の一つとされています。

ナスカの地上絵のエリアから川を挟んだ南側にはカワチの階段ピラミッド群があるため、そのナスカの地上絵との関係性は深いと考えられているようですが、雨乞いのために描かれたという説や、農耕や水に関わる儀礼に使われたという説など様々です。

マリア・ライヘは地上絵は星座を表し、天体の出没方向を表すという説を支持していましたが、現在は地上絵は雨乞いの儀式のため、楽隊の通り道として使用されたとする説が一般的です。

これはこの地域で発展したナスカ文明（紀元前後〜800年頃）を築いた人々によって築かれたものであり、彼らは狩猟や農業をしながら生活をしていたため、地上絵はナスカの人々の世界観を示したものとされています。

ナスカの地上絵の目的
説	内容
雨乞い説	雨乞いの儀式のため、楽隊の通り道として使用された
暦説	夏至や冬至、太陽の位置を示した
灌漑技術説	地下水を頼りにしており、水脈の位置を正確に把握していた
宗教儀式説	ナスカ文明期の陶器に描かれた、動物などの絵に共通点がある

パルパの地上絵の目的

パルパの地上絵は、ナスカの地上絵よりもさらに古く、3000年ほど前に描かれたものといわれています。

パルパの地上絵を見るには、ナスカの地上絵とセットで回れるツアーを利用しての遊覧観光が一般的です。

パルパの地上絵は、ナスカの地上絵よりも発見が遅れた理由として、観光地化されていないことや、山岳地帯に位置していることが挙げられます。

パルパの地上絵の目的
特徴	例
フリーハンドで書いたような人間のような絵が多い	山腹に多く描かれている
観光地化されていない	一般にはあまり知られていない

地上絵の目的に関する様々な説

ナスカの地上絵の目的については、様々な説が提唱されています。

天体観測説、宇宙船発着場説、雨乞い説、宇宙人落書き説など、様々な仮説が唱えられていますが、現段階では農耕や水に関わる儀礼に用いられていたという説が有効です。

ナスカの地上絵は、古代の人々の宗教や信仰、社会構造、生活様式などを理解する上で重要な手がかりとなる可能性を秘めています。

しかし、地上絵が描かれた目的は、まだ完全には解明されていません。

まとめ

ナスカとパルパの地上絵の目的は、まだ完全には解明されていません。

しかし、様々な説が提唱されており、古代の人々の生活や信仰、文化を理解する上で重要な手がかりとなっています。

今後も研究が進められることで、地上絵の謎が解き明かされることが期待されます。

地上絵は、古代の人々の知恵と創造性を示す貴重な遺産であり、私たちに多くの謎と感動を与えてくれます。

5. ナスカとパルパの地上絵の保存状況

地上絵の保存状態

ナスカの地上絵は、乾燥した砂漠地帯にあるため、雨や風などの影響を受けにくく、長い年月を経て現在まで保存されてきました。

しかし、近年では、自動車の侵入による破壊や、グリーンピースなどの環境保護団体によるパフォーマンスによる損傷などが発生しています。

また、エルニーニョ現象による降雨も、地上絵の浸食に影響を与えている可能性があります。

地上絵の保存は、世界遺産としての価値を守る上で重要な課題となっています。

ナスカとパルパの地上絵の保存状況
要因	影響
乾燥した環境	長い年月を経て保存されてきた
自動車の侵入	破壊
環境保護団体によるパフォーマンス	損傷
エルニーニョ現象	浸食
観光客の増加	環境負荷

地上絵の保護活動

地上絵の保護活動は、マリア・ライヘをはじめとする多くの研究者によって行われてきました。

近年では、山形大学ナスカ研究所などの研究機関が、地上絵の調査や保護活動に積極的に取り組んでいます。

地上絵の保護活動には、国際的な協力が不可欠です。

地上絵の保護活動は、未来の世代に貴重な遺産を伝えるために、重要な役割を果たしています。

地上絵の保護活動
団体	活動内容
マリア・ライヘ	地上絵の解明作業と保護活動
山形大学ナスカ研究所	地上絵の調査や保護活動
ユネスコ	世界遺産登録による保護

地上絵の保存のための取り組み

地上絵の保存のためには、人為的な破壊を防ぐことが重要です。

そのため、地上絵のあるエリアへの立ち入りは制限されており、立ち入りの際には専用の靴を履くことが義務付けられています。

また、地上絵の調査や保護活動には、最新の技術が活用されています。

地上絵の保存は、世界中の人々の協力によって行われています。

まとめ

ナスカとパルパの地上絵は、長い年月を経て保存されてきましたが、近年では様々な要因によってその存続が危ぶまれています。

地上絵の保護活動は、世界遺産としての価値を守る上で重要な課題であり、今後も様々な取り組みが続けられていくでしょう。

地上絵の保存は、私たち人類共通の課題であり、未来の世代に貴重な遺産を伝えるために、国際的な協力が不可欠です。

地上絵の保護活動は、私たち一人ひとりの意識と行動によって、大きく左右されます。

6. ナスカとパルパの地上絵の世界遺産登録

世界遺産登録の経緯

ナスカの地上絵は、1994年にユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されました。

当初の登録名称は『ナスカとフマナ平原の地上絵』でしたが、2016年の第40回世界遺産委員会で『ナスカとパルパの地上絵』に変更されました。

世界遺産登録は、ナスカの地上絵の価値を世界的に認め、保護を強化するための重要な一歩となりました。

世界遺産登録は、観光客の増加にもつながり、ナスカの経済活性化にも貢献しています。

世界遺産登録の経緯
登録名称	登録年
ナスカとフマナ平原の地上絵	1994年
ナスカとパルパの地上絵	2016年

世界遺産登録基準

ナスカとパルパの地上絵は、世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録されました。

(i) 人類の創造的天才の傑作であること。

(iii) 文化的伝統・文明の稀な証拠であること。

(iv) 歴史上重要な時代を例証する優れた例であること。

世界遺産登録基準
基準	内容
(i)	人類の創造的天才の傑作であること
(iii)	文化的伝統・文明の稀な証拠であること
(iv)	歴史上重要な時代を例証する優れた例であること