ビソトゥーンとは？世界遺産についての解説

ビソトゥーンに関する項目
項目	内容
ビソトゥーンの名称	ビーソトゥーン（ペルシア語）
ビソトゥーンの別名	ビストゥーン
ビソトゥーンの場所	イラン西部ケルマーンシャー州
ビソトゥーンの建造物	ダレイオス1世の碑文とレリーフ
ビソトゥーンの碑文の言語	エラム語、古ペルシャ語、バビロニア語
ビソトゥーンの碑文の解読者	ヘンリー・ローリンソン
ビソトゥーンの世界遺産登録年	2006年
ビソトゥーンの観光スポット	ダレイオス1世の碑文とレリーフ、周辺の遺跡
ビソトゥーンの周辺遺跡	ペルセポリス、スーサ、チョガ・ザンビール
ビソトゥーンの保存活動の課題	観光客増加による遺跡の損傷、環境汚染
ビソトゥーンの保存活動の展望	持続可能な観光の推進、国際的な協力

1. ビソトゥーンの起源と歴史
2. ビソトゥーンの文化遺産の価値
3. ビソトゥーンの世界遺産登録に至る経緯
4. ビソトゥーンの観光スポットと見どころ
5. ビソトゥーンと周辺地域の関連遺跡
6. ビソトゥーンの未来への保存活動と展望

1. ビソトゥーンの起源と歴史

ビソトゥーンの名称と位置

ビソトゥーンは、イラン西部のケルマーンシャー州にある世界遺産です。現代ペルシア語では「ビーソトゥーン」と呼ばれ、世界遺産の登録英語名もBisotunとなっています。この名称は、ペルシア語の「bī-」（…のない）と「sotūn」（柱）からなり、文字通りには「無柱」という意味です。古代ペルシア語では、*Bagastāna（神の地）と呼ばれていたと考えられています。

ビソトゥーンは、イラン高原とメソポタミアを結ぶ交易路に位置し、先史時代からメディア王国、アケメネス朝、ササン朝、イル・ハン朝時代までの遺構が残っています。中でも、紀元前521年に建造されたダレイオス1世が王位に付いたことを記念した碑文とレリーフが有名です。

ビソトゥーンは、イラン高原とメソポタミアを結ぶ交易路に位置し、先史時代からアケメネス朝（紀元前550〜330年）、それ以降のものも含まれていますが、主に紀元前6世紀から紀元6世紀までの遺構が多いのが特徴です。

ビソトゥーンの名称と位置
名称	言語
ビーソトゥーン	ペルシア語
Bisotun	英語
*Bagastāna	古代ペルシア語

ダレイオス1世の碑文とレリーフ

ビソトゥーンで最も有名なのは、地上100メートル以上の位置にある高さ15メートル、幅25メートルの碑文とレリーフです。これは、紀元前531年にダレイオス1世（紀元前522〜486年）が前王を殺し、王と偽って即位した神官・ガウマタ（スメルディス）から王位を奪還して即位したことを示すものです。レリーフでは、ダレイオスが踏みつけている人物こそがガウマタとされています。

レリーフの上部に刻まれた碑文は、エラム語、古ペルシャ語、バビロニア語という3つの異なる楔形文字で書かれたものです。これらの碑文は、19世紀にイギリスの軍人兼研究家であるヘンリー・ローリンソンによって解読され、古代の文明についてさまざまなことが判明しました。エジプトで発見されたロゼッタストーンに匹敵するほどに価値が高いものです。

ビソトゥーンの碑文は、古代ペルシア語の現存する最古の碑文であり、古代文字の解読に大きく貢献しました。アケメネス朝時代唯一の歴史的文書ということもあり、人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして世界遺産に登録されるに至りました。

ダレイオス1世の碑文とレリーフ
内容	説明
碑文	ダレイオス1世の即位と業績を記す
レリーフ	ダレイオス1世がガウマタを踏みつけている様子
言語	エラム語、古ペルシャ語、バビロニア語
解読者	ヘンリー・ローリンソン

ビソトゥーン碑文の内容

ビソトゥーン碑文の内容は、アケメネス朝の家系、ダレイオス1世の即位、カンビュセス2世が兄弟であるスメルディスを暗殺するもガウマータという人物に国を奪われ王家の粛清がされたこと、ダレイオス1世がガウマータを倒して王位に就いたことなどが含まれています。

碑文は、ダレイオス1世が王位を奪還し、帝国を再建したことを示すものであり、彼の業績を初めて記したものです。また、碑文には、ダレイオス1世が支配していたアケメネス朝の版図、反乱の鎮圧、ゾロアスター教が国の権威であることが示されています。

ビソトゥーン碑文は、アケメネス朝時代の歴史を知る上で重要な資料であり、古代ペルシア語の解読に大きく貢献したことから、世界遺産に登録されました。

ビソトゥーン碑文の内容
内容	説明
アケメネス朝の家系	ダレイオス1世の正統性を示す
ダレイオス1世の即位	ガウマタを倒して王位に就いたこと
反乱の鎮圧	ダレイオス1世の支配権を確立したことを示す
ゾロアスター教	国の権威であることを示す

まとめ

ビソトゥーンは、イラン高原とメソポタミアを結ぶ交易路に位置し、先史時代から様々な王朝が栄えた場所です。中でも、アケメネス朝ペルシアの王ダレイオス1世が刻んだ碑文とレリーフは、古代ペルシアの歴史を知る上で重要な資料であり、世界遺産に登録されました。

ビソトゥーンの碑文は、古代ペルシア語、エラム語、アッカド語の3つの言語で書かれており、古代文字の解読に大きく貢献しました。また、碑文の内容は、ダレイオス1世の即位、反乱の鎮圧、アケメネス朝の版図など、アケメネス朝の歴史を知る上で重要な情報を含んでいます。

ビソトゥーンは、古代ペルシアの歴史と文化を伝える重要な遺跡であり、世界遺産として保護されています。

2. ビソトゥーンの文化遺産の価値

古代文字の解読への貢献

ビソトゥーン碑文は、古代文字の解読に大きく貢献したことから、文化遺産としての価値が高いです。碑文は、エラム語、古代ペルシア語、アッカド語の3つの言語で書かれており、これらの言語の解読に役立ちました。

特に、古代ペルシア語は、ビソトゥーン碑文の解読によって初めて解読された言語です。イギリスの軍人兼研究家であるヘンリー・ローリンソンは、10年以上かけて碑文を写し取り、1846年以降に全文と古代ペルシア語部分の翻訳を発表しました。

ローリンソンの功績により、古代ペルシア語の楔形文字の音価が確定され、古代ペルシア語の解読がほぼ完成しました。また、ローリンソンは、アッカド語部分の解読を1851年に、エドウィン・ノリスはエラム語部分の解読を1855年に発表しました。

ビソトゥーン碑文の解読は、古代ペルシア語だけでなく、古代メソポタミアの研究にも大きな進展をもたらしました。

古代文字の解読への貢献
言語	解読年
古代ペルシア語	1846年
アッカド語	1851年
エラム語	1855年

アケメネス朝の歴史を知るための貴重な資料

ビソトゥーン碑文は、アケメネス朝の歴史を知るための貴重な資料です。碑文には、ダレイオス1世の即位、反乱の鎮圧、アケメネス朝の版図、ゾロアスター教が国の権威であることなどが記されています。

アケメネス朝の歴史を知るための貴重な資料
内容	説明
ダレイオス1世の即位	ガウマタを倒して王位に就いたこと
反乱の鎮圧	ダレイオス1世の支配権を確立したことを示す
アケメネス朝の版図	ダレイオス1世の支配領域を示す
ゾロアスター教	国の権威であることを示す

古代ペルシアの芸術と技術の粋を集めた作品

ビソトゥーンの碑文とレリーフは、古代ペルシアの芸術と技術の粋を集めた作品です。高さ70メートルの断崖に刻まれた巨大な碑文は、古代ペルシア人の技術力の高さを示しています。

また、レリーフは、ダレイオス1世がガウマータを踏みつけている様子が力強く表現されており、古代ペルシアの芸術の美しさと力強さを示しています。

ビソトゥーンは、古代ペルシアの文化遺産として、世界遺産に登録されました。

古代ペルシアの芸術と技術の粋を集めた作品
要素	説明
芸術	ダレイオス1世がガウマタを踏みつけている様子が力強く表現されている
技術	高さ70メートルの断崖に刻まれた巨大な碑文は、古代ペルシア人の技術力の高さを示している

まとめ

ビソトゥーン碑文は、古代文字の解読に大きく貢献しただけでなく、アケメネス朝の歴史を知るための貴重な資料であり、古代ペルシアの芸術と技術の粋を集めた作品です。

ビソトゥーンは、古代ペルシアの文化遺産として、世界遺産に登録されました。

ビソトゥーンは、古代ペルシアの歴史と文化を伝える重要な遺跡であり、世界遺産として保護されています。

3. ビソトゥーンの世界遺産登録に至る経緯

世界遺産条約の採択

世界遺産条約は、1972年にユネスコ総会で採択されました。この条約は、文化遺産や自然遺産を人類全体の遺産と考え、自然災害や人為災害による破壊の脅威から保護し、将来にわたって保存するための国際的な協力及び援助の体制を確立することを目的としています。

世界遺産条約の採択は、1960年代にアスワンハイダムの建設によってナイル川流域にあったヌビア遺跡が水没の危機にさらされたことをきっかけとしています。この危機を救済するために、ユネスコは国際的な協力体制を築き、遺跡群を移築して保存する救済キャンペーンを行いました。

このキャンペーンを通じて、「人類共通の遺産」という考え方が広がり、世界遺産条約の採択へとつながりました。

世界遺産条約の採択
年	内容
1972年	世界遺産条約の採択
1960年代	アスワンハイダム建設によるヌビア遺跡の水没危機
1960年代	ユネスコによる遺跡移築の救済キャンペーン

世界遺産登録のプロセス

世界遺産に登録されるためには、まず、各国の暫定リストに記載される必要があります。暫定リストに記載された物件の中から、条件が整ったものが世界遺産委員会に推薦されます。

世界遺産委員会は、条約締約国21カ国の代表から構成され、新規に世界遺産に登録される物件や拡大物件、「危機にさらされている世界遺産」（危機遺産）などの登録および削除、また、登録された遺産のモニタリングや技術支援、ワールド・ヘリテジ・ファンド（世界遺産基金）の用途などを審議、決定を行っています。

世界遺産委員会は、文化遺産については国際記念物遺跡会議（ICOMOS）、自然遺産については国際自然保護連合（IUCN）の専門機関からの報告書を参考に、世界遺産リストに登録するかどうかを決定します。

世界遺産登録のプロセス
段階	内容
1	暫定リストへの記載
2	世界遺産委員会への推薦
3	専門機関による調査
4	世界遺産委員会による登録決定

ビソトゥーンの世界遺産登録

ビソトゥーンは、2006年に世界遺産に登録されました。ビソトゥーンは、古代文字の解読に大きく貢献しただけでなく、アケメネス朝の歴史を知るための貴重な資料であり、古代ペルシアの芸術と技術の粋を集めた作品であることから、世界遺産に登録されました。

ビソトゥーンは、世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録されました。

(ii) ベヒストゥンにあるダレイオス1世のレリーフは、古代エジプトを代表する中東一帯で広まった記念碑建設の伝統を反映していて、アケメネス朝とそれ以降の王朝においてさらに発展していったという点。

(iii) ベヒストゥンは、ペルシャとメソポタミアを結ぶ主要ルートの一つで、先史時代に遡る人間の居住地も見られますが、その中でも重要なのはダレイオス1世のレリーフで、19世紀に解読された最初の楔形文字でもあるということ。

まとめ

ビソトゥーンは、世界遺産条約に基づき、2006年に世界遺産に登録されました。

ビソトゥーンは、古代文字の解読に大きく貢献しただけでなく、アケメネス朝の歴史を知るための貴重な資料であり、古代ペルシアの芸術と技術の粋を集めた作品であることから、世界遺産に登録されました。

ビソトゥーンは、世界遺産登録基準のうち、古代エジプトを代表する中東一帯で広まった記念碑建設の伝統を反映している点、ペルシャとメソポタミアを結ぶ主要ルートの一つであり、19世紀に解読された最初の楔形文字である点などを満たし、世界遺産に登録されました。

4. ビソトゥーンの観光スポットと見どころ

ダレイオス1世の碑文とレリーフ

ビソトゥーンで最も有名なのは、地上100メートル以上の位置にある高さ15メートル、幅25メートルの碑文とレリーフです。これは、紀元前531年にダレイオス1世（紀元前522〜486年）が前王を殺し、王と偽って即位した神官・ガウマタ（スメルディス）から王位を奪還して即位したことを示すものです。

レリーフでは、ダレイオスが踏みつけている人物こそがガウマタとされています。レリーフの上部に刻まれた碑文は、エラム語、古ペルシャ語、バビロニア語という3つの異なる楔形文字で書かれたものです。

これらの碑文は、19世紀にイギリスの軍人兼研究家であるヘンリー・ローリンソンによって解読され、古代の文明についてさまざまなことが判明しました。エジプトで発見されたロゼッタストーンに匹敵するほどに価値が高いものです。

ダレイオス1世の碑文とレリーフ
内容	説明
碑文	ダレイオス1世の即位と業績を記す
レリーフ	ダレイオス1世がガウマタを踏みつけている様子
言語	エラム語、古ペルシャ語、バビロニア語
解読者	ヘンリー・ローリンソン

周辺の遺跡

ビソトゥーン周辺には、先史時代からメディア王国、アケメネス朝、ササン朝、イル・ハン朝時代までの遺構が残っています。

ビソトゥーンを訪れる際は、周辺の遺跡も合わせて見学することをおすすめします。

周辺の遺跡には、古代の交易路や、古代都市の跡などが残っています。

周辺の遺跡
遺跡	説明
ペルセポリス	アケメネス朝ペルシア帝国の都
スーサ	古代エラム王国やアケメネス朝ペルシア帝国の都
チョガ・ザンビール	古代エラム人が作った複合遺跡
その他	古代の交易路や、古代都市の跡

アクセス方法

ビソトゥーンへ行くためには、まずケルマーンシャー市内まで飛行機で向かいます。

一番近い空港は、ケルマーンシャー東部のシャヒード・アシュラーフィー・エスファハーニー空港です。

この空港からケルマーンシャー市内まで、タクシーで10分ほどで向かえます。

ケルマーンシャー市内から、ビソトゥーン碑文までは、ハマダーン方面のバスで50分ほどで行くことができます。バス停からは、歩いて数分で到着できるようです。

アクセス方法
交通手段	説明
飛行機	ケルマーンシャー市内まで
タクシー	空港からケルマーンシャー市内まで
バス	ケルマーンシャー市内からビソトゥーン碑文まで

まとめ

ビソトゥーンは、イラン西部のケルマーンシャー州にある世界遺産です。

ビソトゥーンで最も有名なのは、地上100メートル以上の位置にある高さ15メートル、幅25メートルの碑文とレリーフです。

ビソトゥーン周辺には、先史時代から様々な王朝が栄えた場所です。

ビソトゥーンへ行くには、ケルマーンシャー市内まで飛行機で行き、そこからバスでビソトゥーン碑文まで行くことができます。

5. ビソトゥーンと周辺地域の関連遺跡

ペルセポリス

ペルセポリスは、イランのファールス州にある世界遺産です。

ペルセポリスは、アケメネス朝ペルシア帝国の都で、ダレイオス1世が紀元前518年に建設した宮殿群の遺跡です。

ペルセポリスは、ビソトゥーンから約100キロメートル離れた場所に位置しています。

ペルセポリス
内容	説明
場所	イランのファールス州
時代	アケメネス朝ペルシア帝国
建造物	ダレイオス1世が建設した宮殿群
距離	ビソトゥーンから約100キロメートル

スーサ

スーサは、イランのフーゼスターン州にある世界遺産です。

スーサは、古代エラム王国やアケメネス朝ペルシア帝国の都として栄えた都市です。

スーサは、ビソトゥーンから約200キロメートル離れた場所に位置しています。

スーサ
内容	説明
場所	イランのフーゼスターン州
時代	古代エラム王国やアケメネス朝ペルシア帝国
建造物	古代都市の遺跡
距離	ビソトゥーンから約200キロメートル

チョガ・ザンビール

チョガ・ザンビールは、イランのフーゼスターン州にある世界遺産です。

チョガ・ザンビールは、古代エラム人がフーゼスターン州に作った複合遺跡で、もっとも保存状態の良いジッグラトとして評価されています。

チョガ・ザンビールは、ビソトゥーンから約250キロメートル離れた場所に位置しています。

チョガ・ザンビール
内容	説明
場所	イランのフーゼスターン州
時代	古代エラム
建造物	ジッグラト
距離	ビソトゥーンから約250キロメートル

まとめ

ビソトゥーン周辺には、ペルセポリス、スーサ、チョガ・ザンビールなど、古代ペルシアの歴史と文化を伝える重要な遺跡が数多く存在します。

これらの遺跡は、ビソトゥーンと合わせて見学することで、古代ペルシアの歴史と文化をより深く理解することができます。

ビソトゥーンを訪れる際は、周辺の遺跡も合わせて見学することをおすすめします。

6. ビソトゥーンの未来への保存活動と展望

観光客増加による課題

ビソトゥーンは、世界遺産に登録されたことで、観光客が増加しています。

観光客の増加は、ビソトゥーンの保存活動にとって大きな課題となっています。

観光客の増加によって、遺跡の損傷や環境汚染などが発生する可能性があります。

観光客増加による課題
課題	説明
遺跡の損傷	観光客の増加による遺跡の摩耗や破壊
環境汚染	ゴミの増加や騒音問題

持続可能な観光の推進

ビソトゥーンの保存活動は、観光客の増加に対応し、持続可能な観光を推進することが重要です。

持続可能な観光とは、観光客の増加によって遺跡の価値が損なわれないように、観光と保護を両立させるための取り組みです。

持続可能な観光を推進するためには、観光客の分散、環境保護への意識啓発、地域住民との共存などが重要です。

持続可能な観光の推進
内容	説明
観光客の分散	周辺地域への観光客誘致
環境保護への意識啓発	ゴミの分別や騒音抑制
地域住民との共存	観光客と住民の調和

国際的な協力

ビソトゥーンの保存活動は、国際的な協力が不可欠です。

ユネスコは、世界遺産の保存活動のために、資金援助や技術支援を行っています。

また、世界各国の専門家や研究者との連携も重要です。

国際的な協力
内容	説明
資金援助	ユネスコによる資金援助
技術支援	ユネスコによる技術支援
専門家との連携	世界各国の専門家や研究者との連携