トゥルネーのノートル-ダム大聖堂とは？世界遺産についての解説

トゥルネーのノートルダム大聖堂の概要
項目	内容
所在地	ベルギー西部、トゥルネー市
建築様式	ロマネスク様式とゴシック様式の融合
建設時期	1130年～1213年（ロマネスク様式）、1243年改築（ゴシック様式）
世界遺産登録	2000年
主な見どころ	身廊、内陣、翼廊、塔、聖遺物箱、タペストリー

1. ノートル-ダム大聖堂の歴史と建設

ノートル-ダム大聖堂の建設背景

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、ベルギー西部、フランス国境に近いトゥルネー市に位置する、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した壮大な建築物です。1130年にロマネスク様式で建設が始まり、1213年に完成しました。しかし、1243年にはゴシック様式で改築され、フランスのアミアンのノートルダム大聖堂の影響を受けて、当時流行していたゴシック様式をいち早く取り入れたと考えられています。

建設の背景には、当時のノートルダム信仰の進展やトゥルネー市の繁栄、そしてトゥルネー司教区をノワイヨン司教区から分離独立させる動きがあった可能性も指摘されています。

トゥルネーは、ローマ時代にはエスコー川沿いに兵営都市が存在し、フランク王国の創始者であるクローヴィス1世が生まれた場所としても知られています。6世紀には司教座が置かれ、町のシンボルであるノートルダム大聖堂は、12世紀にロマネスク様式として建造され、13世紀にゴシック様式の尖塔と聖歌隊が加えられました。

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、ロマネスク様式の身廊に、ゴシック様式の5つの尖塔や聖歌隊席が築かれ、2つの建築様式が混在し、ゴシック様式でも早い時期に作られた先駆的な建造物として評価されています。

建設の背景
要因	内容
ノートルダム信仰	聖母マリアへの信仰が盛んだった
トゥルネー市の繁栄	街の繁栄を象徴する建造物として建設された
司教区の独立	ノワイヨン司教区から分離独立を促進するため
ゴシック様式の流行	フランスのアミアン大聖堂の影響を受けた
建築様式の融合	ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建築様式

建設の過程と完成

1171年5月9日に献堂されたノートルダム大聖堂は、その大部分が現存しています。しかし、内陣だけはゴシック様式のものに建て替えるために13世紀に破壊されました。この後期ゴシック様式で建造された内陣はアミアン大聖堂やソワソン大聖堂から直接的に触発されたものであり、ロマネスク様式の身廊および翼廊の長さとほぼ同じ長さを持つという特徴があります。

1999年10月に襲来した竜巻により、屋根に穴が開いたり、建物自体が歪んでしまったため2000年から修復を開始、完成は2030年の予定である。

ファサードに二つの塔が伸び、側廊等も備えているロマネスク様式の身廊は、この大聖堂のなかで最も古い部分である。最初の建造は12世紀のことであった。アングロ＝ノルマン式の教会の例に倣って、この身廊は後陣と4階建てによって特徴付けられている。

1階部分、一般席、光の当たらないトリフォリウム（拱廊）、光の当たる最上階の4階から成っている。穹窿（丸天井）は側廊のものだけが当時の姿を伝えている。一般席の穹窿は17世紀のものであり、身廊のものは18世紀に平らな大天井に替えられた。

建設の過程
時期	内容
1130年	ロマネスク様式で建設開始
1213年	ロマネスク様式で完成
1243年	ゴシック様式で改築
1999年	竜巻により被害
2000年	修復作業開始
2030年	修復作業完了予定

建築様式の融合

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建築様式が特徴です。ロマネスク様式の特徴である重厚感のある厚い壁と3層に連なるアーチは、身廊や翼廊に見られます。一方、ゴシック様式の特徴である繊細なデザインが施された6つの尖塔、薄い壁とステンドグラスは、内陣やファサードに見られます。

一見正反対とも言えるこの2つの様式の特徴が、見事に調和しており、西洋建築の美しさが集約されています。1つの聖堂に2つの様式が存在する大聖堂は大変貴重です。

ゴシック様式では、天井の重さを柱へバランスよく伝えることが可能になり、重厚感のある壁は必要がなくなりました。そのため、吹き抜けた空間にステンドグラスが作られました。光が差し込まれると色鮮やかで、とても美しいです。

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、ロマネスク様式とゴシック様式の融合という点で、西洋建築史において重要な位置を占めています。

建築様式の融合
様式	特徴
ロマネスク様式	重厚感のある厚い壁、3層に連なるアーチ
ゴシック様式	繊細なデザインの尖塔、薄い壁、ステンドグラス

まとめ

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、12世紀にロマネスク様式で建設され、13世紀にゴシック様式で改築された、歴史と建築様式の融合を象徴する建造物です。

建設の背景には、当時のノートルダム信仰の進展やトゥルネー市の繁栄、そしてトゥルネー司教区の独立運動があったと考えられています。

ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建築様式は、重厚感と繊細さを兼ね備え、西洋建築史において重要な位置を占めています。

現在も修復作業が行われていますが、完成すれば、再び人々を魅了する壮大な建築物となるでしょう。

2. ノートル-ダム大聖堂のアーキテクチャとデザイン

ロマネスク様式の身廊

トゥルネーのノートルダム大聖堂の身廊は、ファサードに2つの塔が伸び、側廊等も備えるロマネスク様式となっており、この大聖堂のなかで最も古い部分です。

最初の建造は12世紀のことであった。アングロ＝ノルマン式の教会の例に倣って、この身廊は後陣と4階建てによって特徴付けられている。

1階部分、一般席、光の当たらないトリフォリウム（拱廊）、光の当たる最上階の4階から成っている。穹窿（丸天井）は側廊のものだけが当時の姿を伝えている。

一般席の穹窿は17世紀のものであり、身廊のものは18世紀に平らな大天井に替えられた。時代の違いはあれど、その調和的な配列の美や大きさは、見る者に強い印象を与える。

ロマネスク様式の身廊
特徴	内容
ファサード	2つの塔
構造	後陣と4階建て
天井	側廊は当時の丸天井、身廊は平らな大天井
彫刻	ベルギーの教会装飾の中でも特筆すべきもの

ゴシック様式の内陣

内陣は、13世紀にロマネスク様式からゴシック様式に建て替えられました。アミアン大聖堂やソワソン大聖堂の影響を受けて、当時流行していたゴシック様式をいち早く取り入れたと考えられています。

内陣は、吹き抜ける空間に大きな円状のステンドグラスがあり、そこから差し込まれる光は美しいです。

ゴシック様式は、天井の重さを柱へバランスよく伝えることが可能になり、重厚感のある壁は必要がなくなりました。そのため、吹き抜けた空間にステンドグラスが作られました。

ステンドグラスの下にあるパイプオルガンとのコントラストがとても素晴らしく、ノートルダム大聖堂ならではの魅力となっています。

ゴシック様式の内陣
特徴	内容
構造	吹き抜ける空間
ステンドグラス	大きな円状のステンドグラス
パイプオルガン	ステンドグラスとのコントラストが美しい

翼廊

翼廊は身廊との調和を欠いている。とはいえ、実際には身廊と同じ時期に建造が始まった部分であり、12世紀後半により高くするために改修が行われた。

この改修ではフランスの影響が見られる円形の後陣によって翼廊の袖廊を終わらせる形が採られた。

大聖堂全体の中で、この部分だけでもひとつの教会のようになっている。

翼廊は、身廊とは異なる建築様式を採用することで、大聖堂全体に変化と奥行きを与えています。

翼廊
特徴	内容
建造時期	身廊と同じ時期
改修	12世紀後半に高くするために改修
影響	フランスの影響が見られる円形の後陣
全体	ひとつの教会のようになっている

まとめ

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建築様式を採用しており、それぞれの様式の美しさを最大限に引き出しています。

身廊の重厚感と内陣の繊細さ、そして翼廊の独自性が調和し、壮大で美しい空間を作り出しています。

特に、内陣のステンドグラスは、ゴシック様式の建築美と光の演出が見事に融合した、見どころの一つです。

建築様式の違いが、大聖堂全体に変化と奥行きを与え、見る者を飽きさせない魅力となっています。

3. ノートル-ダム大聖堂の宗教的意義と象徴性

ノートルダム信仰

ノートルダムとは、フランス語で「我らが貴婦人」の意味で、キリスト教における聖母マリアのことです。

当時、街の繁栄のため、この名を持つ聖堂がフランス語圏の各都市で建設されました。

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、聖母マリアへの信仰心を象徴する建築物であり、街の人々にとって重要な存在でした。

聖母マリアへの信仰は、中世ヨーロッパ社会において重要な役割を果たしており、ノートルダム大聖堂はその信仰心を体現する建築物として、人々に崇敬されていました。

ノートルダム信仰
意味	内容
ノートルダム	フランス語で「我らが貴婦人」
聖母マリア	キリスト教における聖母マリア
目的	街の繁栄を祈るため

聖遺物箱

トゥルネーのノートルダム大聖堂には、キリスト教にまつわるベルギーの7大秘宝の1つ「聖母マリアの聖遺物箱」が収められています。

13世紀にニコラ・ドゥ・ヴェルダンによって作られたもので、金銀や宝石で飾られ、キリストの生涯や模様が繊細に彫られています。

普段は展示されていますが、建国記念日などの特別な日には、遺物箱が街に担ぎ出されて、市民や観光客に披露されることがあります。

聖遺物箱は、聖母マリアへの信仰心を象徴するだけでなく、トゥルネーの歴史と文化を伝える貴重な遺産でもあります。

聖遺物箱
名称	聖母マリアの聖遺物箱
作者	ニコラ・ドゥ・ヴェルダン
材質	金銀、宝石
装飾	キリストの生涯や模様が繊細に彫られている
展示	普段は展示、特別な日には街に担ぎ出される

象徴性

ノートルダム大聖堂は、キリスト教の信仰心を象徴するだけでなく、トゥルネーの歴史と文化を伝える重要な役割を担っています。

ロマネスク様式とゴシック様式の融合は、時代を超えて受け継がれてきた伝統と革新を象徴しています。

聖遺物箱やタペストリーなどの貴重なコレクションは、トゥルネーの豊かな歴史と文化を物語っています。

ノートルダム大聖堂は、宗教的な信仰心だけでなく、歴史、文化、芸術など、様々な側面から人々に影響を与えてきた象徴的な建築物です。

まとめ

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、聖母マリアへの信仰心を象徴するだけでなく、トゥルネーの歴史と文化を伝える重要な役割を担っています。

聖遺物箱やタペストリーなどの貴重なコレクションは、トゥルネーの豊かな歴史と文化を物語っています。

ノートルダム大聖堂は、宗教的な信仰心だけでなく、歴史、文化、芸術など、様々な側面から人々に影響を与えてきた象徴的な建築物です。

ノートルダム大聖堂を訪れることで、キリスト教文化や西洋建築の歴史、そしてトゥルネーの豊かな文化に触れることができます。

4. ノートル-ダム大聖堂の修復と保存活動

修復の必要性

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、長い歴史の中で、幾度となく修復が行われてきました。

特に、1999年に竜巻が直撃し、外壁や屋根などが大きな被害を受けてしまったため、現在も大規模な修復作業が行われています。

修復は、歴史的建造物を保存し、後世に伝えるために不可欠な作業です。

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、世界遺産に登録されているため、国際的な協力のもと、修復が進められています。

修復の必要性
原因	内容
竜巻	1999年に竜巻が直撃し、外壁や屋根などが被害を受けた
世界遺産登録	世界遺産として保存する必要がある
歴史的建造物	歴史的建造物を後世に伝える必要がある

修復の過程

修復作業は、専門家チームによって慎重に進められています。

損傷した部分を元の状態に復元するために、伝統的な技術と最新の技術が駆使されています。

修復作業は、歴史的建造物の保存だけでなく、建築技術の継承にも役立っています。

修復作業は、長い年月を要しますが、人々の努力によって、ノートルダム大聖堂は再び輝きを取り戻すでしょう。

修復の過程
方法	内容
伝統技術	伝統的な技術を用いて修復
最新技術	最新の技術を駆使して修復
専門家チーム	専門家チームによって慎重に進められている

保存活動

ノートルダム大聖堂の保存活動は、修復作業だけでなく、様々な取り組みによって行われています。

歴史資料の収集や研究、教育活動などを通じて、ノートルダム大聖堂の価値を広く知らしめる活動が行われています。

ノートルダム大聖堂は、人々の記憶と文化遺産として、大切に保存されていく必要があります。

保存活動は、未来の世代に、ノートルダム大聖堂の価値と歴史を伝えるために不可欠です。

保存活動
活動	内容
歴史資料の収集	歴史資料を収集し、研究している
教育活動	ノートルダム大聖堂の価値を広く知らしめる活動
国際協力	国際的な協力のもと、修復が進められている

まとめ

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、長い歴史の中で、幾度となく修復が行われてきました。

現在も大規模な修復作業が行われていますが、専門家チームによって慎重に進められています。

修復作業は、歴史的建造物の保存だけでなく、建築技術の継承にも役立っています。

ノートルダム大聖堂は、人々の努力によって、再び輝きを取り戻し、未来の世代に受け継がれていくでしょう。

5. ノートル-ダム大聖堂の観光スポットと周辺地域

大聖堂内部

ノートルダム大聖堂の内部は、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した壮大な空間が広がっています。

身廊は、重厚感のあるロマネスク様式のアーチが続き、内陣は、繊細なゴシック様式のステンドグラスが美しく光を放ちます。

内陣の両側には、キリストの生涯を描いたレリーフが飾られています。

大聖堂内には、聖母マリアの聖遺物箱や、大聖堂の成り立ちと歴史を描いた全長22mの巨大なタペストリーなど、見どころが満載です。

大聖堂内部
場所	内容
身廊	ロマネスク様式のアーチが続く
内陣	ゴシック様式のステンドグラスが美しい
レリーフ	キリストの生涯を描いたレリーフ
コレクション	聖遺物箱、タペストリー

塔

ノートルダム大聖堂の塔は、380段以上の階段を上って行くことができます。

塔の上からは、トゥルネーの街並みや周辺の風景を一望できます。

塔の回廊には、想像上の動物、キマイラ（フランス語読みでシメール）の彫刻が魔除けとして据え付けられています。

塔からの眺めは、トゥルネーの街の美しさを実感できる、おすすめの観光スポットです。

塔
特徴	内容
階段	380段以上の階段
眺め	トゥルネーの街並みや周辺の風景を一望
彫刻	キマイラ（シメール）の彫刻

周辺地域

ノートルダム大聖堂の周辺には、歴史的な建造物や美術館、公園など、観光スポットが数多くあります。

トゥルネーには、12世紀に建造されたベルギー最古とされる鐘楼があり、これは1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録されています。

トゥルネーの街は、中世の雰囲気が漂い、歴史を感じることができる魅力的な街です。

ノートルダム大聖堂を訪れた際には、周辺地域も散策して、トゥルネーの魅力を満喫しましょう。

周辺地域
場所	内容
鐘楼	12世紀に建造されたベルギー最古の鐘楼
世界遺産	ベルギーとフランスの鐘楼群として世界遺産に登録
街並み	中世の雰囲気が漂う

まとめ

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、内部の壮大な空間、塔からの眺め、そして周辺地域の散策など、様々な楽しみ方ができる観光スポットです。

歴史と文化に触れ、美しい建築を鑑賞し、街並みを散策するなど、充実した時間を過ごすことができます。

トゥルネーを訪れた際には、ぜひノートルダム大聖堂を訪れて、その魅力を体感してください。

ノートルダム大聖堂は、ベルギーを代表する観光スポットの一つであり、忘れられない旅の思い出となるでしょう。

6. ノートル-ダム大聖堂の世界遺産登録とその価値

世界遺産登録

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、2000年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

世界遺産登録基準(ii)と(iv)を満たしており、12世紀初頭から短い期間にイル・ド・フランス地方、ライン川周辺、ノルマンディー地方で流行し始めたゴシック建築様式を持つ都市間との交流が見られるという点と、セーヌ河以北の広大なゴシック様式の大聖堂の先駆け的な建造物であったという点が評価されました。

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、ヨーロッパ各地で建造されたゴシック様式の建造物の中でも先駆け的存在であるという点で評価されています。

世界遺産に登録されたことで、トゥルネーのノートルダム大聖堂は、国際的に重要な文化遺産として認められました。

世界遺産登録
基準	内容
(ii)	ゴシック建築様式を持つ都市間との交流が見られる
(iv)	ゴシック様式の大聖堂の先駆け的な建造物
登録年	2000年

世界遺産としての価値

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建築様式、聖遺物箱やタペストリーなどの貴重なコレクション、そして長い歴史と文化を伝える重要な遺産として、世界遺産としての価値を認められています。

世界遺産登録は、ノートルダム大聖堂の価値を世界に広く知らしめ、保存と継承を促進する役割を果たしています。

ノートルダム大聖堂は、人類共通の財産として、未来の世代に受け継がれていく必要があります。

世界遺産登録は、ノートルダム大聖堂の価値を再認識し、保護と活用を促進する重要な役割を担っています。

世界遺産としての価値
価値	内容
建築様式	ロマネスク様式とゴシック様式の融合
コレクション	聖遺物箱、タペストリー
歴史と文化	長い歴史と文化を伝える重要な遺産

観光客への影響

世界遺産登録は、トゥルネーのノートルダム大聖堂への観光客の増加に貢献しました。

世界中から観光客が訪れることで、トゥルネーの経済活性化にもつながっています。

世界遺産登録は、ノートルダム大聖堂の知名度を向上させ、観光客にとって魅力的な観光地となりました。

世界遺産登録は、ノートルダム大聖堂の価値を世界に発信し、観光客に新たな発見と感動を提供しています。

観光客への影響
影響	内容
観光客増加	世界遺産登録によって観光客が増加
経済活性化	観光客の増加による経済活性化
知名度向上	世界遺産登録による知名度向上
新たな発見	観光客に新たな発見と感動を提供