1. ラグビーリーグってどんなスポーツ？
1-1. 13人で戦う陣取りゲーム
ラグビーリーグは、13人ずつの2チームが楕円形のボールを使って戦う陣取りゲームです。相手陣地のゴールラインを越えてボールを地面につけると得点となる「トライ」を奪い合い、より多くの得点を獲得したチームが勝利となります。
1-2. オーストラリア発祥の人気スポーツ
1895年にイングランドで誕生したラグビーリーグは、オーストラリアやニュージーランドをはじめとするオセアニア地域、ヨーロッパの一部で特に人気のあるスポーツです。各国でプロリーグが開催されており、世界最高峰の大会としてラグビーリーグ・ワールドカップも4年に一度開催されています。日本でも近年競技人口が増加しており、国内リーグや日本代表の活動も活発化しています。
1-3. シンプルなルールとスピーディーな展開が魅力
ラグビーリーグのルールは比較的シンプルで、初心者でも理解しやすいことが特徴です。試合は前後半各40分の計80分で行われ、ボールを保持している選手へのタックルや激しいコンタクトプレーが見どころです。攻撃側は6回の攻撃権（タックル）の間にボールを前進させ、トライを目指します。6回の攻撃でトライできなかった場合は、攻守交代となります。そのため、試合展開はスピーディーで、手に汗握る攻防が楽しめます。
2. ラグビーユニオンとの違いは？
2-1. 人数とポジションの違い
ラグビーリーグとラグビーユニオンの最も大きな違いは、競技人数です。ラグビーリーグは13人制、ラグビーユニオンは15人制で行われます。そのため、それぞれのポジションの役割や戦術にも違いがあります。ラグビーリーグはフォワードとバックスの役割分担が明確で、展開の速いアタッキングラグビーが特徴です。一方、ラグビーユニオンはフォワードによるセットプレーやキックを効果的に使いながら、陣地を奪い合う戦略的な要素が強くなります。
2-2. タックル後のルール
ラグビーリーグでは、タックルを受けた選手はボールを地面に置き、後方の味方選手にプレーを継続させます。これを「プレー・ザ・ボール」と呼び、攻撃側は6回のプレー・ザ・ボールを行う間にボールを前進させてトライを目指します。ラグビーユニオンでは、タックルを受けた選手はボールを手放さず、その場に倒れ込みます。その後、両チームの選手が密集してボールの争奪戦が行われます。この密集戦を「ラック」と呼び、ラグビーユニオン特有のプレーとなっています。
2-3. 得点方法の違い
ラグビーリーグとラグビーユニオンでは、得点方法も異なります。トライの得点はどちらも5点ですが、トライ後のゴールキックの得点はラグビーリーグが2点、ラグビーユニオンが2点となっています。また、ラグビーユニオンにはドロップゴールによる得点（3点）もあり、試合終盤の逆転劇などドラマチックな展開を生み出す要素となっています。
3. 基本的なルールを覚えよう
3-1. 試合時間とフィールド
ラグビーリーグの試合は前後半各40分、計80分で行われます。フィールドは長さ100メートル、幅68メートルの長方形で、両端にH型のゴールポストが設置されています。
3-2. キックオフと攻撃権
試合はセンターラインからのキックオフで始まり、ボールをキャッチしたチームが攻撃権を得ます。攻撃側は6回の攻撃権（タックル）の間にボールを前進させ、トライを目指します。6回の攻撃でトライできなかった場合は、攻守交代となります。
3-3. タックルとプレー・ザ・ボール
ボールを持った選手は、相手選手からタックルを受けることができます。タックルを受けた選手はボールを地面に置き、後方の味方選手にプレーを継続させます。これを「プレー・ザ・ボール」と呼びます。プレー・ザ・ボールを行う選手は、ボールを足で後方に転がし、味方選手が拾い上げてプレーを続けます。
3-4. ノックオンとフォワードパス
ボールを前に落としてしまう反則を「ノックオン」、ボールを前に投げる反則を「フォワードパス」と呼びます。どちらの反則も、反則をした地点から相手チームのスクラムで試合が再開されます。
3-5. 得点方法
ラグビーリーグの主な得点方法は以下の通りです。
・トライ：5点。相手陣地のゴールラインを越えてボールを地面につけた場合に認められます。
・ゴールキック：2点。トライ成功後、ゴールポストに向かってボールを蹴り、H型のゴールポストの間を通過させると認められます。
4. ラグビーリーグの魅力とは
4-1. スピーディーでダイナミックな展開
ラグビーリーグは、6回の攻撃権（タックル）の間にボールを前進させるルールのため、試合展開がスピーディーでダイナミックです。選手たちのスピードやパワー、華麗なステップやパスなど、見どころが満載です。
4-2. 戦術の奥深さ
ラグビーリーグは、13人という少ない人数で戦うため、選手個々の能力だけでなく、チームとしての戦術が重要となります。攻撃側は6回の攻撃権をどのように使ってトライを目指すのか、守備側はどのように相手の攻撃を阻止するのか、緻密な戦略が求められます。
4-3. 激しいコンタクトプレー
ラグビーリーグは、タックルやスクラムなど、激しいコンタクトプレーが認められているスポーツです。選手たちの体を張ったプレーは迫力満点で、観る者を熱くさせます。
4-4. グローバルな広がり
ラグビーリーグは、オーストラリアやニュージーランドをはじめとするオセアニア地域、ヨーロッパの一部で特に人気のあるスポーツです。各国でプロリーグが開催されており、世界最高峰の大会としてラグビーリーグ・ワールドカップも4年に一度開催されています。国際試合も多く、世界のトップレベルのプレーを楽しむことができます。
5. 観戦方法と楽しむためのポイント
5-1. 国内リーグ観戦
日本では、国内最高峰のラグビーリーグとして「ジャパンラグビートップリーグ」が開催されています。全国各地にチームがあり、各地で試合が行われています。トップリーグの試合日程やチケット情報は、リーグの公式ウェブサイトなどで確認することができます。
5-2. 国際試合観戦
ラグビーリーグの国際試合は、日本代表の試合やラグビーリーグ・ワールドカップなどが開催されています。日本代表の試合は、国内で開催されることもあります。ラグビーリーグ・ワールドカップは、4年に一度開催される世界最高峰の大会で、世界各国から強豪チームが集結します。
5-3. テレビやインターネット中継
ラグビーリーグの試合は、テレビやインターネットで中継されることもあります。トップリーグの試合や日本代表の試合は、スポーツ専門チャンネルやインターネット配信サービスなどで視聴することができます。
5-4. ルールを理解して観戦
ラグビーリーグを楽しむためには、基本的なルールを理解しておくことが大切です。試合前にルールブックを読んだり、解説記事や動画などを見て、ルールを把握してから観戦すると、より試合を楽しむことができます。
5-5. 選手やチームの情報収集
ラグビーリーグには、個性豊かな選手やチームがたくさんいます。試合観戦前に、選手やチームの情報収集をしておくことで、より試合に感情移入することができます。
6. ラグビーリーグの世界を探求しよう
6-1. 各国のプロリーグ
ラグビーリーグは、オーストラリアのNRL（National Rugby League）、イギリスのスーパーリーグなど、世界各国でプロリーグが開催されています。各国のプロリーグには、世界トップレベルの選手たちが集結し、ハイレベルな試合が繰り広げられています。
6-2. ラグビーリーグ・ワールドカップ
ラグビーリーグ・ワールドカップは、4年に一度開催される世界最高峰の大会です。世界各国から強豪チームが集結し、ワールドカップのタイトルをかけて熱い戦いを繰り広げます。
6-3. 女子ラグビーリーグ
ラグビーリーグは、女子にも人気のスポーツです。各国で女子ラグビーリーグのリーグや大会が開催されており、女子ラグビーリーグ・ワールドカップも開催されています。
6-4. ラグビーリーグの歴史
ラグビーリーグは、1895年にイングランドで誕生しました。当初はラグビーユニオンと同じルールで行われていましたが、その後、ルールが改正され、現在のラグビーリーグの形となりました。ラグビーリーグの歴史を学ぶことで、より深くラグビーリーグの魅力を理解することができます。
