観葉植物：パキラについて説明

パキラのまとめ
項目	内容
原産地	中南米
学名	pachira glabra
英名	guiana chestnut
別名	カイエンナッツ
特徴	高さ20mになる高木、光沢のある緑色の掌状葉
花言葉	快活、勝利
風水効果	金運、仕事運アップ
代表的な品種	パキラ・グラブラ、パキラ・アクアティカ、パキラ・ミルキーウェイ
生育環境	高温多湿、日当たりを好む、5℃以下はNG
水やり	土の表面が乾いたらたっぷりと
肥料	生育期に緩効性化成肥料または液肥
繁殖方法	挿し木、水差し、取り木
病気	すす病、炭そ病
害虫	ハダニ、カイガラムシ、アブラムシ
トリビア	実は食用になる、風水では金運アップ、別名「発財樹」

1. パキラの基本情報

パキラの原産地と特徴

パキラは、中南米原産のアオイ科パキラ属の植物です。学名は『pachira glabra』で、英名は『guiana chestnut』と呼ばれ、別名カイエンナッツとも呼ばれています。原産地は中南米、特にブラジル周辺で、熱帯の暖かく日当たりの良い場所を好みます。\n\nパキラは、高さ20メートルにもなる高木で、光沢のある鮮やかな緑色の葉が特徴です。葉の形は手のひらのように広がり、掌状葉と呼ばれています。パキラは乾燥や日陰に強く、育てやすいことから、観葉植物として人気があります。

パキラは、生育環境が整えば花を咲かせます。しかし、日本で流通しているパキラのほとんどは、挿し木で増やされた株であるため、花を咲かせるのは難しいです。花を咲かせたい場合は、種から育てられた実生株と呼ばれるものを探す必要があります。\n\nパキラの花は、白い花びらに、細く長い雄しべがたくさん付いているのが特徴です。花が咲くまでには、5年から10年ほどかかるといわれています。

パキラは、その丈夫さから、「快活」という花言葉がつけられています。また、パキラには、勝利にまつわる言い伝えがあります。貧しかった男性がパキラを育て、売ったことにより富を得たという話です。このエピソードから、パキラは富をもたらす幸運の木として考えられ、「勝利」という花言葉もつけられました。

パキラは、風水では「金運」や「仕事運」をアップさせる力があるとされています。そのため、新築祝い、開店祝いなどのお祝いの贈り物としても人気があります。

パキラの基本情報
項目	内容
原産地	中南米
学名	pachira glabra
英名	guiana chestnut
別名	カイエンナッツ
特徴	高さ20mになる高木、光沢のある緑色の掌状葉
花言葉	快活、勝利
風水効果	金運、仕事運アップ

パキラの品種

パキラには、多くの品種がありますが、日本で広く流通しているのは、パキラ・グラブラという種類です。パキラ・グラブラは、白い花を咲かせ、葉っぱがとがっており、太い幹を持つのが特徴です。

パキラ・グラブラとよく似ているパキラ・アクアティカも、パキラの代表的な品種です。パキラ・アクアティカは、白い花を咲かせ、赤っぽいおしべが出てくるのが特徴です。また、幹を三つ編みにしたようなアレンジがされていることも多いです。

パキラ・ミルキーウェイは、葉の表面に白い斑点が入っているのが特徴です。細めの幹を持つのも特徴です。

パキラは、その種類によって、葉の色や形、幹の太さなどが異なります。様々な品種があるので、自分の好みに合ったパキラを見つけるのも楽しいです。

パキラの品種
品種名	特徴
パキラ・グラブラ	日本で最もメジャーな品種、白い花、とがった葉、太い幹
パキラ・アクアティカ	パキラ・グラブラに似ている、白い花、赤っぽいおしべ、幹を三つ編みにしたアレンジが多い
パキラ・ミルキーウェイ	葉の表面に白い斑点、細めの幹

パキラの生育環境

パキラは、熱帯地域原産の植物なので、高温多湿な環境を好みます。そのため、日本では、室内の暖かい場所で育てるのがおすすめです。

パキラは、日当たりを好みますが、明るい日陰でも育てることができます。ただし、日照不足になると、枝が細く間延びしてしまい、下葉が落ちることがあります。

パキラは、5℃以下の気温では、葉が落ちたり、枯れてしまうことがあります。冬は、室内の暖かい場所で管理しましょう。

パキラは、生育環境によって、その姿が変わります。適切な環境で育てることで、より美しく、健康なパキラを育てることができます。

パキラの生育環境
項目	内容
温度	5℃以上
日当たり	日当たりを好むが、明るい日陰でも可
湿度	高温多湿
土壌	水はけの良い土

まとめ

パキラは、中南米原産の観葉植物で、その丈夫さから人気があります。様々な品種があり、葉の色や形、幹の太さなどが異なります。

パキラは、高温多湿な環境を好みますが、日陰にも強く、室内でも育てることができます。ただし、冬は、5℃以下の気温にならない場所に置くようにしましょう。

パキラは、風水では金運や仕事運をアップさせる力があるとされています。そのため、新築祝い、開店祝いなどのお祝いの贈り物としても人気があります。

パキラは、その特徴的な見た目と育てやすさから、初心者の方にもおすすめの観葉植物です。

2. パキラの育て方

パキラの置き場所

パキラは、日当たりを好みますが、明るい日かげでも育てることができます。年間を通じて室内で育てられます。ただし日照不足になると、枝が細く間延びした姿になり、下葉が落ちることがあります。できるだけ、日にあててあげてください。

パキラは、直射日光に長時間さらされると、葉焼けを起こしてしまいます。直射日光が当たる場所には置かないようにしましょう。

パキラは、5℃以下の気温では、葉が落ちたり、枯れてしまうことがあります。冬は、室内の暖かい場所で管理しましょう。

パキラの置き場所を選ぶ際は、日当たり、温度、風通しの良い場所を選びましょう。

パキラの置き場所
場所	注意点
直射日光	葉焼けを起こすため避ける
日陰	日照不足になると間延びし、下葉が落ちることがある
温度	5℃以下にならない場所

パキラの水やり

パキラは、比較的乾燥にも強い植物ですが、湿潤を好みます。春～秋は、鉢土の表面がやや乾いたら、たっぷりと水やりします。

特に夏は、水やりのほかに葉水も与えましょう。葉水は、葉の表面に霧吹きなどで水をかけ、乾燥を防ぐ効果があります。

冬のあいだは水やりを控えますが、室内が乾燥していると葉が傷むため、霧吹きで葉水を与えます。

水やりの頻度は、季節や気温、鉢の大きさ、土の状態によって異なります。土の状態をよく観察して、適切な水やりを行いましょう。

パキラの水やり
季節	水やりの頻度
春～秋	土の表面が乾いたらたっぷりと
冬	控えめに、土の表面が乾いてから2～3日後
その他	葉水も忘れずに

パキラの肥料

5月頃に、元肥（もとごえ）として緩効性肥料を1～2回与えます。

株を大きくしたいときは、4～8月に薄めの液肥を、2週間に1回施肥します。

肥料を与えすぎると、肥料焼けを起こしてしまうことがあります。肥料の量は、植物の生育状況に合わせて調整しましょう。

肥料は、パキラの生育を助ける重要な要素です。適切な肥料を与え、健康なパキラを育てるようにしましょう。

パキラの肥料
時期	肥料の種類
5月頃	緩効性化成肥料
4～8月	薄めた液肥

まとめ

パキラは、日当たりを好みますが、明るい日かげでも育てることができます。

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与え、夏は葉水も忘れずに行いましょう。

冬は、5℃以下の気温にならない場所に置き、水やりは控えめにしましょう。

肥料は、生育期に適切な量を与えましょう。

3. パキラの繁殖方法

パキラの挿し木

パキラは、挿し木で簡単に増やすことができます。挿し木の適期は、5月～7月です。

挿し木をするには、まず、パキラの枝を10～15cmの長さに切り取ります。

切り取った枝の葉を2～3枚残して、あとは取り除きます。

挿し穂を水に浸けて吸水させ、挿し木用の土に挿します。

パキラの挿し木
手順	内容
1. 枝を切る	10～15cmの長さに切る
2. 葉を整理する	2～3枚の葉を残して、あとは取り除く
3. 吸水させる	水に1時間ほど浸ける
4. 土に挿す	挿し木用の土に挿す
5. 管理	明るい日陰で、土を乾かさないように水やり

パキラの水差し

パキラは、水差しでも増やすことができます。水差しは、挿し木よりも簡単に増やすことができます。

水差しをするには、剪定したパキラの枝や葉を水が入った瓶に入れます。

発根促進剤を水に混ぜておくと、発根が早くなります。

水差しで発根したら、土に植え替えて育てます。

パキラの水差し
手順	内容
1. 枝を水に浸ける	水が入った瓶に枝を浸ける
2. 発根促進剤	水に混ぜると発根が促進される
3. 管理	直射日光を避け、明るい場所に置く
4. 植え替え	発根したら土に植え替える

パキラの取り木

パキラは、取り木でも増やすことができます。取り木は、幹や枝に根を出させて、新しい株を作る方法です。

取り木をするには、まず、幹や枝の樹皮を剥がします。

剥がした部分に水苔を巻き、ビニールなどで包みます。

根が出てきたら、切り取って、新しい鉢に植え替えます。

パキラの取り木
手順	内容
1. 樹皮を剥がす	幹や枝の樹皮を剥がす
2. 水苔を巻く	剥がした部分に水苔を巻き、ビニールで包む
3. 根が出るまで待つ	約1か月で根が出る
4. 切り取って植え替える	根を切らないように切り取り、新しい鉢に植え替える

まとめ

パキラは、挿し木、水差し、取り木など、様々な方法で増やすことができます。

挿し木は、最も一般的な増やし方です。

水差しは、挿し木よりも簡単に増やすことができます。

取り木は、幹や枝から新しい株を作る方法です。

4. パキラの魅力的な品種

パキラ・グラブラ

パキラ・グラブラは、日本で最もメジャーな種類です。日本で売られているパキラのほとんどがこのパキラ・グラブラであり、白い花をつけ、葉っぱがとがっており、太い幹をもつのが特徴です。

パキラ・グラブラは、丈夫で育てやすく、初心者の方にもおすすめです。

パキラ・グラブラは、その特徴的な見た目から、観葉植物として人気があります。

パキラ・グラブラは、様々なインテリアにも合わせやすく、人気があります。

パキラ・グラブラ
特徴	内容
花	白い花
葉	とがった葉
幹	太い幹
流通	日本で最もメジャーな品種

パキラ・アクアティカ

パキラ・アクアティカは、パキラ・グラブラとよく似ていますが、白い花を咲かせ、赤っぽいおしべが出てくるのが特徴です。

パキラ・アクアティカは、幹を三つ編みにしたようなアレンジがされていることも多いです。

パキラ・アクアティカは、パキラ・グラブラよりも葉っぱに丸みがあるのが特徴です。

パキラ・アクアティカは、パキラ・グラブラと並んで、人気のある品種です。

パキラ・アクアティカ
特徴	内容
花	白い花、赤っぽいおしべ
葉	丸みがある葉
幹	太い幹、三つ編みにアレンジされていることが多い

パキラ・ミルキーウェイ

パキラ・ミルキーウェイは、葉の表面に白い斑点が入っているのが特徴です。

パキラ・ミルキーウェイは、細めの幹を持つのも特徴です。

パキラ・ミルキーウェイは、その美しい斑点模様から、人気のある品種です。

パキラ・ミルキーウェイは、他のパキラとは異なる個性的な見た目で、人気があります。

パキラ・ミルキーウェイ
特徴	内容
葉	白い斑点が入っている
幹	細めの幹

まとめ

パキラには、様々な品種があります。

パキラ・グラブラは、日本で最もメジャーな品種です。

パキラ・アクアティカは、パキラ・グラブラとよく似ていますが、白い花を咲かせ、赤っぽいおしべが出てくるのが特徴です。

パキラ・ミルキーウェイは、葉の表面に白い斑点が入っているのが特徴です。

5. パキラの病気とその予防法

パキラの病気

パキラは、比較的病気にかかりにくい植物ですが、生育環境が悪化したり、害虫が発生したりすると、病気にかかってしまうことがあります。

パキラにかかりやすい病気には、すす病と炭そ病があります。

すす病は、カイガラムシやアブラムシなどの害虫の排泄物が原因で発生します。

炭そ病は、カビが原因で発生します。

パキラの病気
病気	原因	症状	対策
すす病	カイガラムシやアブラムシの排泄物	葉や茎に黒いカビ	害虫を駆除する
炭そ病	カビ	葉に黒褐色の斑点	病気の葉を取り除く、風通しを良くする

パキラの害虫

パキラに発生しやすい害虫には、ハダニ、カイガラムシ、アブラムシなどがあります。

ハダニは、葉の裏側に寄生し、葉の色が退色したり、枯れたりする原因になります。

カイガラムシは、葉や幹に寄生し、樹液を吸い取ります。

アブラムシは、新芽や若い葉に寄生し、植物の生育を阻害します。

パキラの害虫
害虫	特徴	症状	対策
ハダニ	クモの仲間、葉の裏側に寄生	葉の色が退色、枯れる	葉水をまめに、ウエットティッシュで拭き取る、水で洗い流す
カイガラムシ	貝殻のようなもので覆われている	樹液を吸い、葉や幹が枯れる	歯ブラシでこすり落とす、付着部分を切り落とす
アブラムシ	新芽や若い葉に寄生	植物の生育が阻害される	水で洗い流す、薬剤を使用する

パキラの病気と害虫の予防

パキラの病気と害虫を防ぐには、日頃から清潔な環境を保つことが大切です。

葉っぱに付いたホコリを拭き取ったり、風通しをよくしたりすることで、病害虫の発生を防ぐことができます。

また、定期的に葉水をすることで、ハダニの発生を防ぐことができます。

害虫が発生した場合は、適切な薬剤を使って駆除しましょう。

パキラの病気と害虫の予防
予防方法	内容
清潔な環境を保つ	葉っぱのホコリを拭き取る、風通しを良くする
定期的に葉水をする	ハダニの発生を防ぐ
害虫が発生したら	適切な薬剤で駆除する

まとめ

パキラは、比較的病気にかかりにくい植物ですが、生育環境が悪化したり、害虫が発生したりすると、病気にかかってしまうことがあります。

パキラにかかりやすい病気には、すす病と炭そ病があります。

パキラに発生しやすい害虫には、ハダニ、カイガラムシ、アブラムシなどがあります。

パキラの病気と害虫を防ぐには、日頃から清潔な環境を保ち、定期的に葉水をすることが大切です。

6. パキラのトリビア

パキラの名前の由来

パキラの名前は、原産地の言葉である「パキラ」から来ています。

パキラは、「発財樹」とも呼ばれ、金運をアップさせる縁起の良い植物として、人気があります。

パキラは、その丈夫さから、「快活」という花言葉がつけられています。

パキラは、その特徴的な見た目と育てやすさから、初心者の方にもおすすめの観葉植物です。

パキラの名前の由来
項目	内容
名前の由来	原産地の言葉「パキラ」から
別名	発財樹
花言葉	快活、勝利

パキラの食用

パキラの実は、「カイエンナッツ」と呼ばれ、食用にされています。

パキラの実は、煎ったり、炒ったりして食べます。

パキラの実には、ソラニンという毒性のある成分が含まれているため、食べる際は注意が必要です。

パキラの実は、観賞用として楽しむのがおすすめです。

パキラの食用
項目	内容
実の名前	カイエンナッツ
食べ方	煎ったり、炒ったりして食べる
注意点	ソラニンという毒性のある成分が含まれている