タージ・マハルとは?世界遺産についての解説

タージ・マハル周辺の観光名所
観光名所 概要 アクセス 入場料
タージ・マハル ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが愛妃ムムターズ・マハルのために建てた霊廟 アーグラ・カント駅から約6㎞ Rs750(外国人料金)
アーグラ城 ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって16世紀に築かれた旧都城 アーグラ・フォート駅からすぐ Rs250+Rs50(ADA)
ジャマー・マスジット 1648年にムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンによって建設されたイスラムのモスク アーグラ・フォート駅の北側 無料
マターブ・バーグ ヤムナー河を挟んで、タージ・マハルの対岸に位置する英国式の庭園 タージ・マハルからヤムナー河を渡ってすぐ Rs100
イティマド・ウッダウラー廟 17世紀前半に建設されたムガル時代の霊廟 アーグラ・フォート駅から北西へ約9㎞ Rs110(外国人料金)
アクバル廟 ムガル帝国第3代皇帝アクバルの墓所 アーグラ・フォート駅から北西へ約9㎞ Rs110(外国人料金)
ファテープル・シークリー ムガル帝国第3代皇帝アクバルが建設した都城 イードガー・バススタンドからバスで約1時間 Rs250+Rs10(ADA)

1. タージマハルの歴史と由来

要約

タージマハルの建設背景

タージ・マハルは、インド北部のアーグラにある世界遺産に登録されている霊廟です。1631年から1648年にかけて、ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンによって建造されました。これは、彼の愛妃であるムムターズ・マハルのために造られた大理石の建造物で、インド・イスラム建築の傑作です。世界でも有名な霊廟の一つでもあります。タージ・マハルは、ムガル帝国の武将ジャイ・シングが保有する庭園の中に霊廟が入れるという帝国の伝統があったため、ガンジス川の支流であるヤムナ川沿いに位置するこの場所が選ばれました。他にも河川が曲がる場所であることから地盤が強く、川面にシンメトリーの建造物が写るという期待もあったそうです。

タージマハルは、シャー・ジャハーンの妻ムムターズ・マハルのための霊廟でした。近隣の中央アジアやイラン諸国などからさまざまな職人が集められ、1632年に着工し、1653年に竣工しました。敷地は17万平方mの広さを誇り、白亜の霊廟のほか、モスク、壮麗な南門、四分庭園(チャハル・バーグ)などが点在します。設計者はペルシア人建築家であった、ウスタード・アフマド・ラーホーリーであるという説が有力ですが、諸説あります。

しかし、シャー・ジャハーンは息子のアウラングゼーブによってアーグラ城塞に幽閉となり、彼はそこからタージ・マハルを毎日眺めていました。そのまま1666年に亡くなり、彼の遺体はムムターズ・マハルの隣に埋められたのです。

タージマハルの建設時期
時期 出来事
1631年 愛妃ムムターズ・マハルが死去
1632年 タージマハルの建設開始
1636年 白い霊廟がほぼ完成
1648年 大楼門が完成
1653年 すべての工事が完了
1657年 シャー・ジャハーンが重病に陥る
1658年 アウラングゼーブが皇位に就く
1666年 シャー・ジャハーンが死去

タージマハルの名前の由来

タージ・マハルの名前の由来は、王妃ムムターズ・マハルのムムが消え、ターズがインド風発音のタージになったという説があります。ムムターズ・マハルはペルシャ語で「宮殿の光」、「宮廷の選ばれし者」を意味する言葉であり、第4代皇帝ジャハーンギールから授けられた称号です。また、彼女の本名はアルジュマンド・バーヌー・ベーグムとされます。タージ・マハルを言葉どおりに訳せば「王冠宮殿」もしくは「宮殿の王冠」という意味になります。

また、地元では親しみを込めてビービー・カー・ラウザと呼ばれていました。ビービーは親しみを込めた貴婦人への呼びかけ。カー・ラウザは「(その貴婦人)の廟園」を意味します。

タージマハルの建設とその後

タージ・マハルの建設は、ムムターズ・マハルの遺体がアーグラに送られ、ダールル・ヒラーファト・アクバラーバードの庭園に安置された1632年に始まりました。シャー・ジャハーンはデカン討伐を続け、同年6月に遠征を終えるとアーグラに戻り、ムムターズ・マハルの1回忌追悼式典が催され、霊廟建設が開始されました。基礎工事を経て1636年には白い霊廟がほぼ完成。さらにこれを挟んでモスクと集会場・尖塔・大楼門が建設されました。大楼門北側には「神のご加護により、1057年竣工」という文字が刻まれています。

イスラム暦1057年は西暦1648年であり建設開始から17年を経ているが、その後に付帯設備が5年間をかけて整備され、すべての工事は1653年に完了しました。なお、シャー・ジャハーンは、タージ・マハルと対をなす形でヤムナー川を挟んだ対岸に黒大理石で出来た自身の廟を作ろうとしたとされますが、これは実現しませんでした。

1657年にシャー・ジャハーンが重病に陥ると、4人の息子が帝位をめぐり争いました。シャー・ジャハーンは第一皇子のダーラー・シコーに皇位を継がせようと手元に置き教養を与えました。しかしヒンドゥーやバラモン教にも理解を示す兄に、敬虔なイスラーム教徒であった第三皇子のアウラングゼーブには許しがたい背信に映ったのです。

16歳から戦場に身を置き、その中で果敢な性格と皇位を狙う野心を育てていたアウラングゼーブは反乱の挙兵を起こし、1658年に兄の軍を破ると父シャー・ジャハーンの前で兄を異端に堕ちた者と弾劾し、自らの行動を認めさせ、アウラングゼーブは皇位に就きました。しかしシャー・ジャハーンはダーラー・シコーを支援する旨を記した手紙を秘かに送ったが、アウラングゼーブの知るところとなり、彼は父をアーグラ城塞内に幽閉しました。幽閉されたままのシャー・ジャハーンは1666年1月22日に亡くなりました。翌日彼の遺体はタージ・マハルに運ばれ、妻の脇に葬られました。対称性を重視するイスラーム建築にあって、これに反する夫妻の墓碑の並びは、アウラングゼーブが父をいかに憎んでいたかを物語ります。

タージマハルの建設とその後
時期 出来事
1632年 建設開始
1636年 白い霊廟がほぼ完成
1648年 大楼門が完成
1653年 すべての工事が完了
1657年 シャー・ジャハーンが重病に陥る
1658年 アウラングゼーブが皇位に就く
1666年 シャー・ジャハーンが死去

まとめ

タージ・マハルは、ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、愛妃ムムターズ・マハルのために建設した霊廟です。その建設には、世界中から集められた職人が20年以上もの歳月をかけて携わりました。タージ・マハルは、シャー・ジャハーンの愛妃への深い愛情と、ムガル帝国の繁栄を象徴する建造物として、世界中の人々を魅了しています。

しかし、タージ・マハルの建設には、シャー・ジャハーンの息子であるアウラングゼーブとの権力闘争が影を落としました。アウラングゼーブは、父を幽閉し、タージ・マハルの建設を中止させました。その後、シャー・ジャハーンは幽閉されたアーグラ城からタージ・マハルを眺めながら亡くなりました。

タージ・マハルは、シャー・ジャハーンとムムターズ・マハルの愛と悲しみの物語を語り継ぐ、インドを代表する世界遺産です。

2. タージマハルの建築デザインと特徴

要約

タージマハルの全体構造

タージ・マハルは、南北560m、東西303mの長方形の敷地内に建てられています。敷地の北の奥・中央に高さ5.5mの段が作ってあり、その上に王妃の墓廟が建てられています。白大理石で作られたタージ・マハルが5.5m高くなることで、一層美しく光り輝くように感じられます。

段の周りには親族などの墓石が置かれることが多いのですが、タージマハルではそれがありません。タージ・マハルははあくまでも王妃1人のため、ということなのでしょう。また、墓廟を取り囲むように4本の尖塔が建っています。正方形の四隅を切り落とした変形八角形の建物の上に、丸い屋根が乗っている墓廟は、近くから見ると威厳がありますが、遠くから見たときのバランスが良くありません。

段の周りに4本の塔を建てることで、遠くから見たときに全体のバランスを良く感じさせる働きもあるそうです。4本の塔は王妃に仕える4人の侍女を表しているとも言われています。ここにも死後の王妃を労るシャー・ジャハーンの心が感じられます。

タージマハルの内部構造

墓廟の西側にはモスク、東側には集会所が建っています。どちらも赤砂岩造りの建物で、向かい合って建っており、白い墓廟との色のコントラストも美しく感じられます。モスクと集会所は建物の外観はそっくりですが、中には大きな違いがあります。モスクには礼拝のためにミフラーブ(聖地の方角を示すための壁の隙間)があり、集会所には客を迎えるために使える広いスペースがあります。

墓廟の内部に入ると丸天井は24mしかない。これは二重殻ドームという形式で、外観上の丸屋根と内部の天井の間に空洞が置かれ、屋外から見るデザインと屋内の空間とのバランスを両立させる形式であり、この工夫は16世紀の西アジアで考え出された。内部中央の八角形のホールには、その中心に白大理石にコーランの章句や草花の連続文様が装飾された衝立が囲うムムターズ・マハルの墓石がある。そしてその横(庭から入ると向かって左)には一回り大きな墓石があるが、これは夫のシャー・ジャハーンのものである。

中央ホールを取り囲む四隅には本来は親族を葬るために造られる八角形の小部屋が4つある。しかしそこへ至る通路はすべて閉じられ、事実他の誰の墓部として使われていない。これは、タージ・マハルがあくまでムムターズ・マハルだけのために建設されたことを表している。

タージマハルの装飾

霊廟の外壁には聖クルアーンの章句が刻まれているが、章句の選定とそのカリグラフィック・デザインはシーラーズ生まれの書家アブドゥルハックに任された。シャージャハーンは書の出来栄えを気に入り、アブドゥルハックに「アマーナトハーン」のラカブ(尊号)を与え、900ザールのマンサブの地位も与えた。アマーナトハーンはその後さらに6年間かけて墓廟外壁のカリグラフィック・デザインを監督した。

墓廟の外壁にはアラビア文字や象嵌細工で描かれたアラベスク文様が施されています。内部にはムムターズ・マハルの慰霊碑があり、これは象嵌細工で飾られた美しいもの。地下には、ムムターズ・マハルの墓がありますが、その隣には夫であるシャー・ジャハーンの墓もあります。

まとめ

タージ・マハルは、インド・イスラム建築の傑作であり、その建築デザインと特徴は、世界中の人々を魅了しています。タージ・マハルは、左右対称のバランスや遠近法などを採用した、インド・イスラーム建築の最高傑作です。

タージ・マハルは、白大理石で建造されたもので、外壁にはアラビア文字や象嵌細工で描かれたアラベスク文様が施されています。内部にはムムターズ・マハルの慰霊碑があり、これは象嵌細工で飾られた美しいものです。

タージ・マハルは、その美しさだけでなく、その建築技術の高さも注目されています。特に、二重殻ドームやミナレットの傾斜など、当時の技術では非常に高度な技術が用いられています。

3. タージマハルの文化的意義

要約

タージマハルの宗教的意義

タージ・マハルは、イスラム教徒の精神的中心として構想されました。聖者信仰はイスラームにもヒンドゥーにも見られ、その墓所は霊力が宿るという考えはムガル王朝期のインドでは強かった。ムムターズ・マハルを聖者とみなす根底には、イスラーム社会が女性に夫への愛と子を生すことを求め、産褥による死は男性が聖戦で死す事と同義とみなす母性信仰があり、生涯で14人の子を産み36歳で死んだ彼女は殉教した聖者になるに充分だったと言える。

この意義に叶うため、タージ・マハルは巡礼者を受け入れる施設を持たされた。訪問中にメッカへ礼拝するためのモスク、食事や宿泊のための集会場、巡礼者の車場置き場、そして外部の市場もこの機能を補助した。タージ・マハルが完成した時に、その美しさにシャー・ジャハーンが詠んだ詩には、ここが罪を負う者が悔恨し、罪行から自由になり、許され清められる典雅な高殿であり、神の光とともにあると述べられている。

タージマハルの歴史的意義

ムガル王朝は常に皇子らの間で皇位を巡る激しい争いが起こり、「王冠か死棺か」とさえ言われた。第三皇子だったシャー・ジャハーンも例外ではなく、皇位継承権を持つ一族すべての男性を殺して帝位に就いた。そしてこれは、シャー・ジャハーンとムムターズ・マハルの間に生まれた息子たちの間でも繰り広げられ、1657年にシャー・ジャハーンが重病に陥ると4人の息子が帝位をめぐり争った。

シャー・ジャハーンは第一皇子のダーラー・シコーに皇位を継がせようと手元に置き教養を与えた。しかしヒンドゥーやバラモン教にも理解を示す兄に、敬虔なイスラーム教徒であった第三皇子のアウラングゼーブには許しがたい背信に映った。16歳から戦場に身を置き、その中で果敢な性格と皇位を狙う野心を育てていたアウラングゼーブは反乱の挙兵を起こし、1658年に兄の軍を破ると父シャー・ジャハーンの前で兄を異端に堕ちた者と弾劾し、自らの行動を認めさせ、アウラングゼーブは皇位に就いた。

しかしシャー・ジャハーンはダーラー・シコーを支援する旨を記した手紙を秘かに送ったが、アウラングゼーブの知るところとなり、彼は父をアーグラ城塞内に幽閉した。幽閉されたままのシャー・ジャハーンは1666年1月22日に亡くなった。翌日彼の遺体はタージ・マハルに運ばれ、妻の脇に葬られた。対称性を重視するイスラーム建築にあって、これに反する夫妻の墓碑の並びは、アウラングゼーブが父をいかに憎んでいたかを物語る。

タージマハルの芸術的意義

タージ・マハルは、ムガル帝国の芸術と技術の粋を集めた建造物です。世界中から集められた職人の技術と、当時の最新技術が融合し、タージ・マハルは、インド・イスラム建築の最高傑作として、世界中の人々を魅了しています。

タージ・マハルは、その美しさだけでなく、その建築技術の高さも注目されています。特に、二重殻ドームやミナレットの傾斜など、当時の技術では非常に高度な技術が用いられています。

まとめ

タージ・マハルは、宗教的、歴史的、芸術的にも重要な意味を持つ建造物です。タージ・マハルは、イスラム教徒の精神的中心であり、ムガル帝国の歴史を物語る重要な建造物であり、世界中の芸術家や建築家を魅了する芸術作品です。

タージ・マハルは、シャー・ジャハーンの愛妃への深い愛情と、ムガル帝国の繁栄を象徴する建造物として、世界中の人々を魅了しています。

タージ・マハルは、インドを代表する世界遺産であり、その文化的意義は、世界中の人々に広く認識されています。

4. タージマハルの魅力的な写真集

要約

タージマハルの全体像

タージ・マハルは、その壮大さと美しさで世界中から観光客を引きつけるインドの象徴的な建築物です。その巨大さは、遠くからでもその存在感を感じさせ、近くで見るとその壮大さに圧倒されます。

タージマハルの特徴的な部分は、その美しいデザインと装飾です。建物全体が対称形で設計されており、中央にある大きなドームとその周りの4つの小さなドーム、そして4つの尖塔がバランスよく配置されています。

タージマハルの細部

タージ・マハルは、その大きさと美しさだけでなく、その背後にある愛の物語でも知られています。そのため、タージ・マハルはただの建築物ではなく、愛と悲しみ、そして美しさを体現した象徴的な存在となっています。

タージ・マハルの細やかな装飾は、タージ・マハルがただの建築物ではなく、愛する人への敬意と愛情を込めた記念碑であることを、訪れる人々に伝えています。

タージマハルの庭園

タージ・マハルの庭園は、ムガル帝国の庭園を非常によく表しています。庭園はムガル王朝にとっては重要なものであり、帝国の洗練さと優雅さ、そしてイスラムの平和と平静を象徴するものでした。

タージマハルの庭園は、イスラーム教徒にとって砂漠の中の楽園を意味する。タージ・マハルも同様に列柱回廊で囲まれ、東西には門の代わりにバルコニーを備えた二階の楼台(バラダリ)がある。その中には豊かな花々や果樹が植えられ、季節によってバラ、チューリップ、ユリ、マリーゴールド、水仙などが咲き、マンゴー、オレンジ、レモン、ザクロ、リンゴ、ブドウなどが実を結んでいた。現在の庭園は糸杉の並木と芝が一面に植えられ、大樹がところどころにあるが、これは19世紀にイギリス人が作り変えたものである。

まとめ

タージマハルは、その壮大さと美しさ、そしてその背後にある愛の物語によって、世界中の人々を魅了しています。タージ・マハルは、インドを代表する世界遺産であり、その美しさは、写真に収められることで、さらに一層輝きを増します。

タージ・マハルは、その建築様式や装飾、庭園など、さまざまな角度から楽しむことができます。タージ・マハルを訪れた際には、ぜひ写真撮影にも挑戦してみてください。

5. タージマハルを訪れる際のポイント

要約

タージマハルへのアクセス

タージ・マハルは、インドの首都デリーから約200㎞程離れたアグラという都市にあります。ニューデリーからアグラへのアクセスは列車、バス、タクシーや飛行機などの手段があり、日帰りでの観光も可能です。

アグラ観光の拠点となるアグラカント駅(Agra Cantt)からタージマハルまでは約6㎞。うまく交渉すれば、タクシーで約100ルピー、オートリキシャーで約60ルピー、サイクルリキシャーで約30ルピーくらいでいけるかと思います。 最初は3~5倍くらいの料金から交渉が始まりますので、面倒くさい方は便利な配車アプリUberをご利用ください。

タージマハルへのアクセス
交通手段 所要時間 料金
電車 約2時間 Rs500
バス 約5時間 Rs500
タクシー 約3時間 Rs5,000(往復)
カーチャーター 約3時間 Rs10,000(往復、ガイド・食事付き)

タージマハルの入場

タージ・マハルには、西門、南門、東門の3つゲートがあります。南門は出口専用のため、チケット売場は西門と東門にあります。東門はチケット売場からゲートまでが離れており、ゲートの荷物チェックでひっかかると、ロッカーのある売場まで戻らなければならいという欠点があります。

入場するなら西門から入場しましょう。西門の手前には公園が広がっています。この公園には一般車両は入れません。なので、オートリキシャは公園の入口で降ろされます。そこから西門まではタージ・ロードという道を歩いていきましょう。門までは徒歩10分ほど。公園内には電動のリキシャが行き来しているので、それに乗せてもらうのもいいでしょう。

タージマハルの入場料は1100ルピー()でMAUSOLEUM(霊廟、タージマハルの建物の中)に入る場合は+200ルピーです。MAUSOLEUMのチケットはタージマハルの敷地内でも購入可能ですので迷ったら後でもいいと思います。ちなみにインド人の入場料はたったの50ルピーです。その代わり、インド人は3時間待ちとも言われる長蛇の列に並ばなければなりません。インドの観光地は外国人のチケットが高い代わりに並ばずにファストパスのように入れるようになっています。

タージマハルの入場
項目 内容
入場料 Rs1,300(外国人料金)
チケット 西門と東門で購入
荷物 大きい荷物や飲食物は持ち込み不可
服装 土足厳禁
時間 日の出~日没、金曜日は休館

タージマハルの見学

タージマハルは荷物の持ち込み制限があり、入場ゲートで所持品チェックされる。カメラは持ち込めるが三脚は持ち込めず、大きい荷物や飲食物も持ち込めない。もし持ち込めない物を持っていた場合は、チケット売り場で預けることができる。

タージマハルの場内は、カメラ撮影・ビデオ撮影できる場所が区切られています。ビデオ撮影できるのは庭園の手前まで。カメラ撮影できるのは宮殿に入るまで。宮殿の内部は一切の撮影が禁止です。宮殿内で撮影すると警備員に怒られるので注意しましょう。宮殿の手前からは土足禁止です。靴を脱ぐポイントがあるので、チケット売り場でもらったカバーを靴にかぶせて入りましょう。

タージマハルの敷地内には整備されたトイレもあり、使うには入口でチップを払う必要があります。タージマハル見学の所要時間は1時間ほどです。敷地内には博物館もあり、すべてを見学するなら2時間を目安にしておけばいいでしょう。タージマハルは10時を過ぎると混雑するので、ゆっくり見学するなら朝早くに行くのがおすすめです。特に3月~5月の暑季は昼間の気温が40度以上にもなるので、朝の涼しいうちがベスト。ただし、冬の時期(乾季)11月~2月は午前中に霧が発生してタージマハルが見えないことがよくあります。

まとめ

タージマハルは、インドを代表する世界遺産であり、その美しさは世界中の人々を魅了しています。タージ・マハルを訪れる際には、事前にアクセス方法や入場に関する情報を調べておくことが重要です。

タージ・マハルは、セキュリティチェックが厳重なので、持ち込みが禁止されているものについては、事前に確認しておきましょう。また、タージ・マハルは、非常に広い敷地なので、見学する時間帯を考慮して計画を立てましょう。

タージ・マハルは、その美しさだけでなく、その歴史や文化、芸術的価値も高いです。タージ・マハルを訪れる際には、これらの情報を参考に、しっかりと準備をして、素晴らしい体験をしてください。

6. タージマハル周辺の観光名所

要約

アーグラ城

ヤムナー河のほとりにそびえるアーグラ城壁は、ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって16世紀に築かれたの旧都城であり、1983年に世界遺産に登録されている。16世紀から約300年に渡り栄華を極めた、ムガル帝国の歴代の皇帝が君臨したこの居城は、皇帝が代わる度に補強や増改築がされて現在の姿となった。

赤砂岩で築かれた城壁の内部には、白大理石が使われた宮殿が並び、美しい庭園が広がっている。開館時間は日の出〜日没まで、入場料はRs250+Rs50(ADA)。

ジャマー・マスジット

1648年にムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンによって建設された、赤砂岩で造られたイスラムのモスク(礼拝堂)で、外壁には赤と白の精巧なモザイク柄の装飾がびっしりと施されている。インド各地に同じ名前のモスクはいくつもあるが、ここのジャマー・マスジットはインド最大ともいわれている。

開館時間は日の出〜日没まで、入場は無料。

マターブ・バーグ

ヤムナー河を挟んで、タージ・マハルの対岸に位置する英国式の庭園で、敷地内の一部には1990年代に発掘されたムガル時代の遺跡が残されている。ここからヤムナー河を隔てて眺めるタージ・マハルは美しく、夕暮れ時には夕日に染まるタージ・マハルを眺める旅行者で賑わう。

開館時間は日の出〜日没まで、入場料はRs100。

まとめ

タージ・マハル周辺には、アーグラ城やジャマー・マスジットなど、歴史的な建造物が数多く存在します。これらの建造物を訪れることで、タージ・マハルの歴史や文化をより深く理解することができます。

タージ・マハル周辺には、マターブ・バーグやイティマド・ウッダウラー廟など、美しい庭園や霊廟もあります。これらの観光スポットを巡ることで、アーグラの豊かな歴史と文化を満喫することができます。

参考文献

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タージ・マハル – Wikipedia

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