スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿とは?世界遺産についての解説

スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿の構成要素
構成要素 説明
ディオクレティアヌス宮殿 ローマ皇帝ディオクレティアヌスが3世紀末に建設した宮殿。現在はスプリット旧市街の中心部を占める。
ペリスティル ディオクレティアヌス宮殿の中心部にある広場。12本のコリント式石柱が立ち並ぶ。
聖ドムニウス大聖堂 ディオクレティアヌス宮殿の東側に位置する大聖堂。かつてはディオクレティアヌスの霊廟であった。
地下宮殿 ディオクレティアヌス宮殿の地下部分。ローマ時代の水道管や机などが展示されている。
金の門 ディオクレティアヌス宮殿の北側の入り口。
銀の門 ディオクレティアヌス宮殿の東側の入り口。
鉄の門 ディオクレティアヌス宮殿の西側の入り口。
青銅の門 ディオクレティアヌス宮殿の南側の入り口。
スプリット旧市街 ディオクレティアヌス宮殿の壁の内側に作られた街。ローマ時代の遺跡や中世の建物が数多く残る。
マリャン森林公園 スプリット旧市街の西側に位置する森林公園。展望台からはスプリットの街並みを一望できる。
バッチヴィッチビーチ スプリット旧市街から最も近いビーチ。賑やかな雰囲気。
オルチッチビーチ バッチヴィッチビーチから徒歩5分の場所にある、こじんまりとしたビーチ。
フィルールビーチ オルチッチビーチから徒歩5分の場所にある、遠浅のビーチ。
リヴァ通り スプリット旧市街の南側を走るメインストリート。海沿いに整備された歩行者専用の通り。

1. スプリットの歴史的背景とは

要約

スプリットの起源と古代ローマとの関わり

スプリットは、クロアチア南部アドリア海沿岸に位置する、人口約16万人を抱えるクロアチア第二の都市です。古くは紀元前に古代ギリシャ人が建設した植民都市として存在していましたが、現在のスプリットの基礎を築いたのは、ローマ皇帝ディオクレティアヌスです。ディオクレティアヌスは、244年にダルマチア州(現在のクロアチア海岸部)のサロナで生まれ、一兵卒から軍人として頭角を現し、3世紀末に皇帝の地位にまで上り詰めました。彼は、ローマ帝国を4つに分割して統治する「テトラルキア」を導入し、北方異民族やオリエント地域の列強の侵攻に悩んでいたローマ帝国を一時的に立て直したことで知られています。しかし、一方でキリスト教徒に対する厳しい迫害を行ったことでも知られており、歴史上ではネロと並ぶ暴君として描かれることもあります。305年に帝位を退いたディオクレティアヌスは、自身の故郷サロナに近いスプリットの地に、要塞化された宮殿を建設しました。この宮殿が、現在のスプリット旧市街の基礎となっています。

ディオクレティアヌスは、311年にこの宮殿で亡くなりました。その後、ローマ帝国が衰退していく中で、宮殿は荒れ果てていきます。しかし、ローマ帝国崩壊後の7世紀ごろに、近郊の町からスプリットにやってきた人々が、外敵から身を守るために、ディオクレティアヌス宮殿の壁の内側に町を築き始めました。これが、現在のスプリット旧市街の始まりです。その後、中世から現代にかけて、スプリットは様々な支配者の手に渡りながらも、都市として発展を続け、今日の活気溢れるクロアチア第二の都市へと成長しました。

スプリットは、古代ローマ時代の宮殿をそのまま利用して発展した、世界でも珍しい都市です。そのため、街の中心部には、ローマ時代の遺跡が数多く残されています。また、中世に建てられた建物も数多く存在し、古代と中世の建築様式が融合した独特の街並みが形成されています。

スプリットは、アドリア海沿岸最大の港湾都市であり、造船所も抱える経済的な重要性も持ち合わせています。観光の面でも、世界文化遺産に登録されているディオクレティアヌス宮殿をはじめ、多くの観光スポットがあり、クロアチアの旅では外せない観光地のひとつとなっています。

スプリットの歴史年表
出来事
紀元前3世紀 古代ギリシャ人がスプリットに植民都市を建設
244年 ディオクレティアヌスがダルマチア州のサロナで生まれる
284年 ディオクレティアヌスがローマ皇帝に即位
295年 ディオクレティアヌス宮殿の建設開始
305年 ディオクレティアヌスが帝位を退く
311年 ディオクレティアヌスがスプリットの宮殿で死去
7世紀 アバール民族・スラヴ民族の侵略により、サロナの人々がスプリットの宮殿に避難。宮殿跡に街が築かれる
1979年 スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿が世界遺産に登録

スプリットへのアクセス

スプリットには国際空港があり、ヨーロッパの主要都市と空路で結ばれています。また、大きな港も有しており、海路でもアクセス可能です。しかし、クロアチアの他の見どころと一緒に巡る場合は、陸路で移動することが多いでしょう。スプリットは、クロアチアの首都ザグレブからバスで約5時間、ドブロブニクからバスで約4時間の距離にあります。

スプリットは、クロアチア国内の主要都市とバス路線で結ばれており、Flixbusなどの格安バス会社を利用すれば、比較的安価に移動できます。ザグレブからスプリットまでは、Flixbusが1日15便運行しており、夜行便もあるので、かなり利用勝手が良いです。

スプリットは、アドリア海の島々への海の玄関口となる町でもあります。スプリットのフェリーターミナルからは、毎日多くのフェリー路線が運行しており、気軽にアドリア海の島旅を楽しむことができます。

スプリット市内には、路線バスも運行しています。市内観光では路線バスを利用する機会は少ないですが、マリャン森林公園など郊外の見どころへ足をのばす際には便利です。

スプリットへのアクセス方法
交通手段 所要時間 料金
飛行機 ザグレブ空港からスプリット空港まで約45分 航空会社による
バス ザグレブからスプリットまで約5時間 Flixbusなど
バス ドブロブニクからスプリットまで約4時間 Flixbusなど
フェリー アドリア海の島々へ フェリー会社による

スプリットの街並み

スプリットの街並みは、古代ローマ時代の宮殿と中世の建物が融合した、独特の雰囲気を持っています。街の中心部には、ディオクレティアヌス宮殿の遺跡が残っており、その周辺には、中世に建てられた建物が立ち並んでいます。

スプリットの街は、城壁に囲まれた旧市街と、その外側に広がる新市街に分かれています。旧市街は、ディオクレティアヌス宮殿の壁の内側に作られたもので、現在でも多くの住民が生活しています。

スプリットの街並みは、石造りの建物が多く、白とオレンジ色の建物が美しいコントラストを生み出しています。また、街のいたるところに、ローマ時代の遺跡や中世の建物を見ることができ、歴史を感じることができます。

スプリットの街は、アドリア海に面しており、海沿いのプロムナードは、散歩やカフェ巡りを楽しむのに最適です。夜は、街の建物がライトアップされ、幻想的な雰囲気になります。

スプリットの街並みの特徴
特徴 説明
古代ローマと中世の融合 ローマ時代の遺跡と中世の建物が混在する
城壁に囲まれた旧市街 ディオクレティアヌス宮殿の壁の内側に作られた
石造りの建物 白とオレンジ色の建物が美しいコントラストを生み出す
アドリア海に面したプロムナード 散歩やカフェ巡りを楽しむのに最適

まとめ

スプリットは、古代ローマ時代の宮殿を起源とする、歴史と文化が豊かな街です。ディオクレティアヌス宮殿をはじめ、多くの歴史的建造物が残されており、世界文化遺産に登録されています。

スプリットは、アドリア海沿岸最大の港湾都市であり、経済的な重要性も持ち合わせています。また、観光の面でも、多くの観光スポットがあり、クロアチアの旅では外せない観光地のひとつとなっています。

スプリットは、アクセスも良く、周辺には、美しいビーチや歴史的な町が点在しています。スプリットを拠点に、クロアチア各地を巡る旅を楽しむことができます。

スプリットは、古代と中世の建築様式が融合した、独特の街並みを持つ、魅力的な街です。ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してみてください。

2. ディオクレティアヌス宮殿の建造と意義

要約

ディオクレティアヌス宮殿の建設背景

ディオクレティアヌス宮殿は、ローマ皇帝ディオクレティアヌスが、305年に帝位を退いた後に隠棲するために建設した宮殿です。建設は、ディオクレティアヌスが帝位を退く10年前の295年から始まりました。宮殿は、ダルマティアの海岸から伸びる短いイストリア半島の南側の湾に位置しており、海に向かって緩やかに傾斜したカルスト地形に建てられました。

ディオクレティアヌスは、ローマ帝国を4つに分割して統治する「テトラルキア」を導入し、北方異民族やオリエント地域の列強の侵攻に悩んでいたローマ帝国を一時的に立て直したことで知られています。しかし、一方でキリスト教徒に対する厳しい迫害を行ったことでも知られており、歴史上ではネロと並ぶ暴君として描かれることもあります。

ディオクレティアヌスは、自身の故郷サロナに近いスプリットの地に、要塞化された宮殿を建設しました。この宮殿は、当時のローマ帝国の技術と芸術の粋を集めたもので、非常に壮大で豪華なものでした。

ディオクレティアヌスは、311年にこの宮殿で亡くなりました。その後、ローマ帝国が衰退していく中で、宮殿は荒れ果てていきます。しかし、ローマ帝国崩壊後の7世紀ごろに、近郊の町からスプリットにやってきた人々が、外敵から身を守るために、ディオクレティアヌス宮殿の壁の内側に町を築き始めました。これが、現在のスプリット旧市街の始まりです。

ディオクレティアヌス宮殿の建設背景
項目 説明
建設時期 295年~305年
建設目的 ディオクレティアヌス帝の隠居先
建設場所 ダルマティアの海岸から伸びる短いイストリア半島の南側の湾
建設規模 巨大な宮殿。城壁に囲まれ、9000人以上を収容した
建設素材 地元の石灰岩、高品質の大理石、エジプトの花崗岩、プロコネソス産の大理石など

宮殿の構造と特徴

ディオクレティアヌス宮殿は、城壁に囲まれた巨大な宮殿で、内部には、皇帝の住居、兵舎、倉庫、庭園などが配置されていました。宮殿の平面図は、西側、北側、東側のファサードからそれぞれ塔が突き出ており、不規則な長方形をしています。

宮殿は、豪奢な別邸の特質を備えている一方で、巨大な門や見張り塔の存在によって軍事施設の特質も混ぜ合わせている。宮殿は城壁に囲まれており、時には9000人以上を収容した。宮殿地下の一部は半円筒ヴォールト(barrel vault)を具えた石造建築物である。

宮殿の南側のファサードのみは直接海に接するか、極めて海に近いため、無防備である。その上階にあるアーケード付き柱廊の精緻な建築上の組み立ては、より地味な他の3つのファサードとは一線を画している。それぞれの壁の中央につけられた堂々たる扉は、中庭に繋がっている。南の海に面した扉(Porta Aenea

宮殿のデザインは、別邸の様式にも城塞の様式にも起源を持つが、この二重性は内装にもはっきりと表れている。横に走る道(デクマヌス)は、東門(Porta argentea

ディオクレティアヌス宮殿の構造と特徴
構造 説明
平面図 西側、北側、東側のファサードからそれぞれ塔が突き出ており、不規則な長方形
南側のファサード 直接海に接し、アーケード付き柱廊が特徴
内部 別邸と城塞の様式を兼ね備えた構造。横に走る道(デクマヌス)と南北に走る道(カルド)で区画分け
地下空間 半円筒ヴォールトを具えた石造建築物。かつてはゴミ捨て場として使用されていたため、保存状態が良い

宮殿の建設素材

宮殿は、地元の白い石灰岩や高品質の大理石で建てられました。大理石の大半はブラチ島の石切り場から、凝灰岩の大半は近隣の河床からもたらされ、煉瓦の大半はサロナ製である。エジプトの花崗岩の円柱やスフィンクスなどのように、装飾に用いられた材質には輸入されたものもある。また、護岸やいくつかの柱頭に用いられた良質の大理石は、プロコネソス(Proconnesos)製である。

宮殿の水は、サロナ近くのJadro川から引かれていた。スプリトからサロナへの道沿いには、当時のローマ水道の遺跡を見ることができる。この遺跡は19世紀に大々的に修復されたものである。

宮殿の建設には、当時のローマ帝国の技術と芸術の粋が結集されており、非常に壮大で豪華なものでした。

宮殿の建設は、ローマ帝国の衰退期にあたり、ディオクレティアヌスは、自身の権威を示すために、この宮殿を建設したと考えられています。

まとめ

ディオクレティアヌス宮殿は、ローマ皇帝ディオクレティアヌスが、自身の隠棲先として建設した宮殿です。宮殿は、当時のローマ帝国の技術と芸術の粋を集めたもので、非常に壮大で豪華なものでした。

宮殿は、別邸の様式と城塞の様式を兼ね備えた、独特の構造をしています。また、宮殿の建設には、地元の石材だけでなく、エジプトやプロコネソスなど、遠くから輸入された石材も使用されています。

ディオクレティアヌス宮殿は、ローマ帝国の衰退期に建設されたもので、ディオクレティアヌスは、自身の権威を示すために、この宮殿を建設したと考えられています。

ディオクレティアヌス宮殿は、現在でも、スプリットの中心市街に残っており、世界文化遺産に登録されています。

3. 世界遺産としての価値とは

要約

世界遺産登録基準

スプリトのディオクレティアヌス宮殿と歴史的建造物群は、1979年に世界遺産に登録されました。登録基準は、以下の3つです。

(ii) 古代ローマの遺跡をベースに、クロアチア王国やヴェネツィア、オーストリアなど、支配者が変わることにさまざな建築様式が築かれたということ。

(iii) かつてのディオクレティアヌスの宮殿を利用した都市であり、城壁などは現在でも残存していて、宮殿だった時代の名残も見られるという点。

(iv) 古代の宮殿を再利用し、大聖堂や洗礼室、邸宅などが築かれ、区画を建築物で埋めるように都市を構成いったということ。

スプリットのディオクレティアヌス宮殿と歴史的建造物群の世界遺産登録基準
基準 説明
(ii) 古代ローマの遺跡をベースに、様々な建築様式が築かれた
(iii) ディオクレティアヌスの宮殿を利用した都市であり、宮殿の名残が見られる
(iv) 古代の宮殿を再利用し、大聖堂や洗礼室、邸宅などが築かれた

世界遺産としての価値

スプリットのディオクレティアヌス宮殿と歴史的建造物群は、古代ローマ時代の宮殿をそのまま利用して発展した、世界でも珍しい都市構造です。

ローマ時代の城壁や地下空間などが、現在でも現役で使われている点は、世界遺産としての価値が高いと言えるでしょう。

また、この遺跡の上に、ゴシック、ルネサンス、バロックといった様々な建造物が建てられていることも、スプリットの街の大きな魅力です。

スプリットのディオクレティアヌス宮殿と歴史的建造物群は、古代ローマから現代に至るまで、長い歴史と文化を伝える貴重な遺産です。

世界遺産登録後の課題

スプリットのディオクレティアヌス宮殿と歴史的建造物群は、世界遺産に登録されたことで、観光客が増加し、経済効果も期待されています。

しかし、一方で、観光客の増加による環境問題や、歴史的建造物の保全問題など、様々な課題も発生しています。

スプリット市議会は、2006年11月に、宮殿内に店舗など20軒以上の新しい建築物を立てることを許可する決議を行いました。背景には、地元不動産業者たちのロビー活動があり、多分に政略的なものだとされている。

世界遺産の保全と観光客の増加のバランスをどのように取るのか、今後の課題となっています。

まとめ

スプリットのディオクレティアヌス宮殿と歴史的建造物群は、古代ローマ時代の宮殿をそのまま利用して発展した、世界でも珍しい都市構造です。

ローマ時代の城壁や地下空間などが、現在でも現役で使われている点は、世界遺産としての価値が高いと言えるでしょう。

スプリットのディオクレティアヌス宮殿と歴史的建造物群は、古代ローマから現代に至るまで、長い歴史と文化を伝える貴重な遺産です。

世界遺産の保全と観光客の増加のバランスをどのように取るのか、今後の課題となっています。

4. 観光客に人気のポイント紹介

要約

ディオクレティアヌス宮殿の見どころ

ディオクレティアヌス宮殿は、スプリット旧市街の中心部に位置し、城壁に囲まれたエリア全体が世界遺産に登録されています。宮殿内には、ローマ時代の遺跡や中世の建物が数多く残されており、古代と中世の建築様式が融合した独特の雰囲気を楽しむことができます。

宮殿の中心部には、ペリスティルと呼ばれる列柱に囲まれた広場があります。ペリスティルは、かつてはディオクレティアヌス帝の宮廷の場所であり、現在でも、スプリット旧市街のシンボル的な場所となっています。

ペリスティルから南門まではカルドと呼ばれる地下通路を歩くのですが、その近くにヴォールトのある地下貯蔵庫が広がっています。

ペリスティルの東側に位置するのが、かつてのディオクレティアヌスの霊廟を解体して建造された大聖堂。近海に浮かぶブラチ島産の大理石を使用し、霊廟は4世紀に建造されました。7世紀にスプリットが建造されると、ここは4世紀に活躍したサロナの聖人、聖ドムニウスの名前が付けられた大聖堂となりました。街のシンボルである鐘楼は12世紀にロマネスク様式で築かれましたが、現在見られるものは1908年に再建されたもの。

ディオクレティアヌス宮殿の見どころ
場所 説明
ペリスティル ディオクレティアヌス宮殿の中心部にある広場。12本のコリント式石柱が立ち並ぶ
聖ドムニウス大聖堂 ディオクレティアヌス宮殿の東側に位置する大聖堂。かつてはディオクレティアヌスの霊廟であった
地下宮殿 ディオクレティアヌス宮殿の地下部分。ローマ時代の水道管や机などが展示されている
皇帝の玄関 ペリスティルから通路を抜けてすぐのところにある屋根のない円柱型の空間
金の門 ディオクレティアヌス宮殿の北側の入り口
銀の門 ディオクレティアヌス宮殿の東側の入り口
鉄の門 ディオクレティアヌス宮殿の西側の入り口
青銅の門 ディオクレティアヌス宮殿の南側の入り口

スプリット旧市街の見どころ

スプリット旧市街は、ディオクレティアヌス宮殿の壁の内側に作られたもので、現在でも多くの住民が生活しています。

旧市街には、ローマ時代の遺跡や中世の建物が数多く残されており、古代と中世の建築様式が融合した独特の雰囲気を楽しむことができます。

旧市街には、多くのレストランやカフェ、ショップが立ち並んでおり、散策を楽しむことができます。

旧市街の南側には、アドリア海に面したプロムナードがあり、散歩やカフェ巡りを楽しむのに最適です。

スプリット旧市街の見どころ
場所 説明
マルモントヴァ通り スプリット旧市街西側にある通り。レストランやバーが立ち並ぶ
魚市場 マルモントヴァ通り沿いで開かれる小さな魚市場。新鮮な魚介類が売られている
レプブリカ広場 スプリット旧市街西側にある大きな広場。カフェやレストランが立ち並ぶ
リヴァ通り スプリット旧市街の南側を走るメインストリート。海沿いに整備された歩行者専用の通り
マリャン森林公園 スプリット旧市街の西側に位置する森林公園。展望台からはスプリットの街並みを一望できる

スプリット近郊の見どころ

スプリット近郊には、世界遺産のトロギール、ビーチと町並みのコントラストが美しいプリモシュテン、石造りの旧市街が美しいシベニクなど、魅力的なアドリア海沿いの町が点在しています。

スプリットを拠点として、これらの町へ日帰りで行くことができます。

また、スプリットから日帰りで行くことができるクルカ国立公園は、泳げる絶景として近年有名になっています。

スプリット近郊には、様々な観光スポットがあり、スプリットを拠点に、アドリア海沿岸を満喫することができます。

スプリット近郊の見どころ
場所 説明
トロギール 世界遺産に登録されている町。中世の街並みが美しい
プリモシュテン ビーチと町並みのコントラストが美しい町
シベニク 石造りの旧市街が美しい町
クルカ国立公園 泳げる絶景として有名な国立公園。川や滝の風景を散策できる

まとめ

スプリットは、ディオクレティアヌス宮殿をはじめ、多くの歴史的建造物が残されており、世界文化遺産に登録されています。

スプリット旧市街は、ローマ時代の遺跡や中世の建物が融合した、独特の雰囲気を持つ街です。

スプリット近郊には、美しいビーチや歴史的な町が点在しており、スプリットを拠点に、アドリア海沿岸を満喫することができます。

スプリットは、歴史、文化、自然を満喫できる、魅力的な街です。ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してみてください。

5. アクセス方法と周辺施設情報

要約

スプリットへのアクセス

スプリットには国際空港があり、ヨーロッパの主要都市と空路で結ばれています。また、大きな港も有しており、海路でもアクセス可能です。

しかし、クロアチアの他の見どころと一緒に巡る場合は、陸路で移動することが多いでしょう。スプリットは、クロアチアの首都ザグレブからバスで約5時間、ドブロブニクからバスで約4時間の距離にあります。

スプリットは、クロアチア国内の主要都市とバス路線で結ばれており、Flixbusなどの格安バス会社を利用すれば、比較的安価に移動できます。ザグレブからスプリットまでは、Flixbusが1日15便運行しており、夜行便もあるので、かなり利用勝手が良いです。

スプリットは、アドリア海の島々への海の玄関口となる町でもあります。スプリットのフェリーターミナルからは、毎日多くのフェリー路線が運行しており、気軽にアドリア海の島旅を楽しむことができます。

スプリットへのアクセス方法
交通手段 所要時間 料金
飛行機 ザグレブ空港からスプリット空港まで約45分 航空会社による
バス ザグレブからスプリットまで約5時間 Flixbusなど
バス ドブロブニクからスプリットまで約4時間 Flixbusなど
フェリー アドリア海の島々へ フェリー会社による

スプリット市内交通

スプリット市内には、路線バスも運行しています。市内観光では路線バスを利用する機会は少ないですが、マリャン森林公園など郊外の見どころへ足をのばす際には便利です。

スプリット市内路線バスの料金は均一です。クロアチアの他の都市と同様、運転手から直接チケットを買うか、事前にTisakと呼ばれるキオスクで買うかによって料金と利用回数が変わります。

運転手から直接購入:1回券(片道)のみ/11Kn(=¥182)

キオスクで事前購入:2回券(往復)のみ/18Kn(=¥298)

スプリット市内交通
交通手段 料金
路線バス 1回券(片道)のみ/11Kn(=¥182)
路線バス 2回券(往復)のみ/18Kn(=¥298)

周辺施設情報

スプリットには、多くのホテル、ホステル、ゲストハウスがあります。予算や好みに合わせて、自分に合った宿泊施設を選ぶことができます。

スプリットには、多くのレストラン、カフェ、ショップがあります。スプリット旧市街には、特に多くのレストランやカフェが立ち並んでおり、散策を楽しむことができます。

スプリットには、スーパーマーケットや銀行、郵便局などの施設も充実しています。

スプリットは、アドリア海沿岸最大の港湾都市であり、造船所も抱える経済的な重要性も持ち合わせています。

スプリットの周辺施設
施設 説明
ホテル 多くのホテル、ホステル、ゲストハウスがある
レストラン 多くのレストラン、カフェ、ショップがある
スーパーマーケット 食料品などを購入できる
銀行 現金の両替や預金などが可能
郵便局 手紙や荷物の発送などが可能

まとめ

スプリットは、アクセスも良く、周辺には、美しいビーチや歴史的な町が点在しています。スプリットを拠点に、クロアチア各地を巡る旅を楽しむことができます。

スプリット市内には、路線バスやフェリーなどの交通機関が充実しており、観光しやすい街です。

スプリットには、多くのホテル、ホステル、ゲストハウス、レストラン、カフェ、ショップなどの施設が充実しています。

スプリットは、観光客だけでなく、ビジネスマンにとっても便利な街です。

6. 魅力満載!スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿の魅力

要約

ディオクレティアヌス宮殿の見どころ

ディオクレティアヌス宮殿は、スプリット旧市街の中心部に位置し、城壁に囲まれたエリア全体が世界遺産に登録されています。宮殿内には、ローマ時代の遺跡や中世の建物が数多く残されており、古代と中世の建築様式が融合した独特の雰囲気を楽しむことができます。

宮殿の中心部には、ペリスティルと呼ばれる列柱に囲まれた広場があります。ペリスティルは、かつてはディオクレティアヌス帝の宮廷の場所であり、現在でも、スプリット旧市街のシンボル的な場所となっています。

ペリスティルから南門まではカルドと呼ばれる地下通路を歩くのですが、その近くにヴォールトのある地下貯蔵庫が広がっています。

ペリスティルの東側に位置するのが、かつてのディオクレティアヌスの霊廟を解体して建造された大聖堂。近海に浮かぶブラチ島産の大理石を使用し、霊廟は4世紀に建造されました。7世紀にスプリットが建造されると、ここは4世紀に活躍したサロナの聖人、聖ドムニウスの名前が付けられた大聖堂となりました。街のシンボルである鐘楼は12世紀にロマネスク様式で築かれましたが、現在見られるものは1908年に再建されたもの。

ディオクレティアヌス宮殿の見どころ
場所 説明
ペリスティル ディオクレティアヌス宮殿の中心部にある広場。12本のコリント式石柱が立ち並ぶ
聖ドムニウス大聖堂 ディオクレティアヌス宮殿の東側に位置する大聖堂。かつてはディオクレティアヌスの霊廟であった
地下宮殿 ディオクレティアヌス宮殿の地下部分。ローマ時代の水道管や机などが展示されている
皇帝の玄関 ペリスティルから通路を抜けてすぐのところにある屋根のない円柱型の空間
金の門 ディオクレティアヌス宮殿の北側の入り口
銀の門 ディオクレティアヌス宮殿の東側の入り口
鉄の門 ディオクレティアヌス宮殿の西側の入り口
青銅の門 ディオクレティアヌス宮殿の南側の入り口

スプリット旧市街の見どころ

スプリット旧市街は、ディオクレティアヌス宮殿の壁の内側に作られたもので、現在でも多くの住民が生活しています。

旧市街には、ローマ時代の遺跡や中世の建物が数多く残されており、古代と中世の建築様式が融合した独特の雰囲気を楽しむことができます。

旧市街には、多くのレストランやカフェ、ショップが立ち並んでおり、散策を楽しむことができます。

旧市街の南側には、アドリア海に面したプロムナードがあり、散歩やカフェ巡りを楽しむのに最適です。

スプリット旧市街の見どころ
場所 説明
マルモントヴァ通り スプリット旧市街西側にある通り。レストランやバーが立ち並ぶ
魚市場 マルモントヴァ通り沿いで開かれる小さな魚市場。新鮮な魚介類が売られている
レプブリカ広場 スプリット旧市街西側にある大きな広場。カフェやレストランが立ち並ぶ
リヴァ通り スプリット旧市街の南側を走るメインストリート。海沿いに整備された歩行者専用の通り
マリャン森林公園 スプリット旧市街の西側に位置する森林公園。展望台からはスプリットの街並みを一望できる

スプリット近郊の見どころ

スプリット近郊には、世界遺産のトロギール、ビーチと町並みのコントラストが美しいプリモシュテン、石造りの旧市街が美しいシベニクなど、魅力的なアドリア海沿いの町が点在しています。

スプリットを拠点として、これらの町へ日帰りで行くことができます。

また、スプリットから日帰りで行くことができるクルカ国立公園は、泳げる絶景として近年有名になっています。

スプリット近郊には、様々な観光スポットがあり、スプリットを拠点に、アドリア海沿岸を満喫することができます。

スプリット近郊の見どころ
場所 説明
トロギール 世界遺産に登録されている町。中世の街並みが美しい
プリモシュテン ビーチと町並みのコントラストが美しい町
シベニク 石造りの旧市街が美しい町
クルカ国立公園 泳げる絶景として有名な国立公園。川や滝の風景を散策できる

まとめ

スプリットは、ディオクレティアヌス宮殿をはじめ、多くの歴史的建造物が残されており、世界文化遺産に登録されています。

スプリット旧市街は、ローマ時代の遺跡や中世の建物が融合した、独特の雰囲気を持つ街です。

スプリット近郊には、美しいビーチや歴史的な町が点在しており、スプリットを拠点に、アドリア海沿岸を満喫することができます。

スプリットは、歴史、文化、自然を満喫できる、魅力的な街です。ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してみてください。

参考文献

美しきディオクレティアヌス宮殿!スプリット完全観光ガイド …

クロアチアの世界遺産「ディオクレティアヌス宮殿のある …

世界遺産スプリット観光 史跡群とディオクレティアヌス宮殿 …

ディオクレティアヌス宮殿 – Wikipedia

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