ピサのドゥオモ広場とは?世界遺産についての解説

ピサのドゥオモ広場観光ガイド
項目 概要
ピサのドゥオモ広場 イタリア・トスカーナ州ピサにある世界遺産。ピサの斜塔、ピサ大聖堂、サンジョバンニの洗礼堂、カンポサントなどがある。
ピサの斜塔 ドゥオモの鐘楼。建設当初から傾き、現在も約4度傾いている。
ピサ大聖堂 11世紀に建設されたロマネスク様式の大聖堂。ビザンツ様式やイスラム建築の影響もみられる。
サンジョバンニの洗礼堂 12世紀に建設された洗礼堂。ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建築様式。
カンポサント 13世紀に建設された納骨堂。美しい回廊と中庭がある。
アクセス フィレンツェから電車で約1時間。ピサ中央駅からドゥオモ広場まではバスで約10分、徒歩で約30分。
グルメ ドゥオモ広場周辺にはレストランやカフェがたくさんある。

1. ピサのドゥオモ広場とは?

要約

ピサのドゥオモ広場とは?

ピサのドゥオモ広場は、イタリア・トスカーナ州のピサにある世界遺産に登録された広場です。1987年に世界遺産に登録され、別名「奇跡の広場」とも呼ばれています。この広場には、ピサの斜塔、ピサ大聖堂、サンジョバンニの洗礼堂、カンポサントなどの見どころが集まっています。1063年にパレルモ沖海戦での大勝を記念し、1064年からピサ大聖堂の建設が開始されたことがピサのドゥオモ広場の始まりです。その後200年ほどかけて、ピサの斜塔、サンジョバンニの洗礼堂、カンポサントなどが建設され、火事に見舞われたり戦火に巻き込まれたりしましたが、修復を繰り返してきました。

ピサのドゥオモ広場は、88

実は、イタリア国内には110以上のドゥオモ(街を代表する教会堂)があります。ピサのドゥオモ以外には、ミラノやフィレンツェなどのドゥオモが美しいことで非常に有名です。イタリアに行かれる際は、さまざまなドゥオモをぜひ訪れてみてくださいね。

ピサは、イタリアのトスカーナ州にある都市。街のランドマークであるピサの斜塔は世界的に知られています。ピサのドゥオモ広場以外にも、20以上の歴史的な教会や中世の宮殿、イタリアで最も古い歴史を持つ大学の1つであるピサ大学、ナポレオンが1810年に創設したピサ高等師範学校など、歴史ある建築物がたくさんある魅力的な街です。

ピサのドゥオモ広場の特徴
特徴 説明
場所 イタリア・トスカーナ州ピサ
登録年 1987年
別名 奇跡の広場
面積 88,700平方メートル
見どころ ピサの斜塔、ピサ大聖堂、サンジョバンニの洗礼堂、カンポサントなど

ピサのドゥオモ広場が世界遺産に登録された理由

1987年に広場全体が世界遺産に登録された、ピサのドゥオモ広場。芸術的で独創的な空間に属するピサの斜塔・ピサ大聖堂・サンジョバンニの洗礼堂・カンポサントの4つの傑作とその中にある美術品、11世紀と14世紀の2度にわたり芸術と建築に影響を与えたこと、中世のキリスト教建築の傑作であること、ガリレオ ガリレイが「振り子の等時性」や「落体の法則」を発見し物理科学の歴史に影響を与えたこと、の4点が評価され、世界遺産登録に至りました。

ピサのドゥオモ広場は、かつて地中海を支配したピサの繁栄のシンボルであり、大聖堂の建築様式は、トスカーナだけでなく、海を通じて周辺へと伝えられました。今では否定はされているものの、ガリレオ・ガリレイが落体の法則を発見したきっかけとされているという点も評価されています。

ちなみに、ピサの斜塔が世界で一番傾いていると思いきや、アラブ首長国連邦にピサよりも傾いてる斜塔があります。首都アブダビにあるキャピタルゲートビルは、なんと18度傾いていて、ギネス記録にも記載されていることで有名。とはいえ、これは意図的に傾きを加えたものですけどね。

※こちらの内容は、世界遺産マニアの調査によって導き出した考察です。データに関しては媒体によって解釈が異なるので、その点はご了承下さい。

ピサのドゥオモ広場が世界遺産に登録された理由
理由 説明
建築 芸術的で独創的な空間
歴史 11世紀と14世紀に芸術と建築に影響を与えた
宗教 中世のキリスト教建築の傑作
科学 ガリレオ・ガリレイが「振り子の等時性」や「落体の法則」を発見した場所

ピサのドゥオモ広場の見どころ

ピサのドゥオモ広場には見どころがたくさんあります。広場内には4つの宗教施設と2つの美術館があるので、じっくり見てまわりたいですね。ここでは見どころをご紹介します。

ピサの斜塔は、ピサ大聖堂の鐘楼(しょうろう)。斜塔と呼ばれている通り、傾いていることが大きな特徴で、塔を支えるようなポーズで撮られた写真をSNSなどで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。高さ58

ピサ大聖堂はドゥオモ広場にある大聖堂。1064〜1118年と1261〜1272年の2回に分けて建設されました。バジリカ式という建築形式で、平面図で見ると十字架の形をしていることで有名です。ロマネスク建築でありつつも、ローマ時代の建築様式の影響もあり、内装はビザンティン様式が取り入れられていたりと、様々な建築様式が取り入れられており、見応えがあります。必ず見ておきたいのは、ピサ大聖堂の中にあるブロンズの大きなランプ。諸説ありますが、ガリレオ・ガリレイが振り子の等時性を発見したきっかけになったランプだと言われています。正面のファサードも見逃せません。大理石のパネルは様々な色が組み合わされており、アーチと柱が特徴的な古典的なロマネスク様式のファサードとなっています。

サンジョバンニの洗礼堂は、大聖堂の西側の白大理石の建物。1152年に着工し、200年以上かけて完成しました。建物の上部はゴシック様式、下部はロマネスク様式の珍しい建物です。屋根の片面だけが鉛板葺きになっていますが、予算不足の影響と言われています。洗礼堂の中には、中央に洗礼盤があり、キリスト教入信の際に使用されます。その奥には説教壇があります。丸い天井は二重のドームになっており、長い反響音が有名。1時間に2回、職員が音声のデモンストレーションを行っています。

ピサのドゥオモ広場の見どころ
見どころ 説明
ピサの斜塔 ドゥオモの鐘楼。建設当初から傾き、現在も約4度傾いている。
ピサ大聖堂 11世紀に建設されたロマネスク様式の大聖堂。ビザンツ様式やイスラム建築の影響もみられる。
サンジョバンニの洗礼堂 12世紀に建設された洗礼堂。ロマネスク様式とゴシック様式が融合した建築様式。
カンポサント 13世紀に建設された納骨堂。美しい回廊と中庭がある。

まとめ

ピサのドゥオモ広場は、ピサの斜塔、ピサ大聖堂、サンジョバンニの洗礼堂、カンポサントなど、歴史的な建造物が集まる世界遺産です。11世紀から14世紀にかけて、ピサは海運都市国家として栄え、その繁栄を象徴する建造物が数多く建てられました。

ピサのドゥオモ広場は、イタリア中世およびルネサンスの芸術文化に影響を与えた、世界で最も優れた建築複合体の1つと言われています。

ピサのドゥオモ広場は、世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

ピサのドゥオモ広場は、歴史的建造物と美しい広場が調和した、まさに奇跡の広場と言えるでしょう。

2. ドゥオモ大聖堂の歴史

要約

ドゥオモ大聖堂の建設

ピサ大聖堂は、1063年にピサ軍がパレルモでサラセン軍を破ったことを記念して建造されました。白亜の大理石で作られ、ラテン十字の形をしています。1063年に建設が開始され、1118年に完成しました。

建築家ブスケットによって設計され、当初はビザンツ様式の影響を受けた「+」形のギリシア十字式平面プランが予定されていました。後にローマ・カトリックの教会堂に普及する「†」形のラテン十字式に改められましたが、内部のモザイク画やマトロネウム(中2階の空間)などはビザンツ様式の影響を多分に受けた。

また、サラセン・アーチと呼ばれた尖塔アーチ(頂部が尖ったアーチ)や長球(楕円を回転させた形)ドーム、外壁やアーチなどに見られる白と黒のポリクロミア(色の異なる石を並べて描いた縞模様)などはイベリア半島のイスラム建築=ムーア建築の影響とされる。さらに目を引くのが西ファサード(正面)やアプス(東の後陣)に見られるおびただしい数の柱で、こうした柱廊装飾を「ロッジア」と呼ぶ。イタリア北部で生まれた装飾で、特に西ファサードでは4層のロッジアが見られる(多層ロッジア)。ポリクロミアとロッジアはピサ・ロマネスク様式の最大の特徴となっている。

大聖堂の内部にも多くの見所があり、ボナンノ・ピサーノ作の守護聖人・聖ラニエリのブロンズ扉、イエスが水をブドウ酒に変えたという奇跡のアンフォラ(陶器の壺)、ジョバンニ・ピサーノ作の説教壇などが名高い。

ピサ大聖堂の建設概要
項目 内容
建設目的 パレルモ沖海戦での勝利記念
建設期間 1064年~1118年
建築様式 ロマネスク様式
設計者 ブスケット、ライナールド
特徴 ラテン十字の形、ビザンツ様式の影響、サラセン・アーチ、ポリクロミア、ロッジア

ドゥオモ大聖堂の建築様式

ピサ大聖堂は、イタリア・ロマネスク様式を代表する建築物であり、最高傑作とも言われています。聖堂内には、説教台やキリストのモザイク画等があります。

大聖堂の正面には、3つの青銅扉があります。実はこれ、よく見てみると全て違うレリーフなのです!中央の扉には聖母マリアの生涯、左右の扉にはキリストの生涯が彫り込まれています。とても緻密で繊細なレリーフに、思わず立ち止まって見惚れてしまいます。

大聖堂に入ってすぐに目を引くのが、不自然なほどに煌びやかな天井です!実はこの大聖堂、1595年に火災に遭って天井も被害を受けました。しかし、フィレンツェの大富豪・メディチ家がそれを再建し、このようなゴージャスな天井になったようです。よく見るとメディチ家の紋章が入っています。

ピサの大聖堂の建築スタイルは、他のトスカーナ地方の都市でも参考にされて、聖堂建築のモデルともなりました。

ピサ大聖堂の建築様式
様式 説明
ロマネスク様式 南ヨーロッパを中心に発達した建築様式。十字に交差する建築の中央に円蓋を載せた外観や、太い列柱が半円アーチを描く正面の装飾が特徴。
ビザンツ様式 内部のモザイク画やマトロネウム(中2階の空間)などに影響が見られる。
イスラム様式 サラセン・アーチや長球ドーム、外壁やアーチなどに見られる白と黒のポリクロミアなどに影響が見られる。

ドゥオモ大聖堂の見どころ

大聖堂の正面には、3つの青銅扉があります。実はこれ、よく見てみると全て違うレリーフなのです!中央の扉には聖母マリアの生涯、左右の扉にはキリストの生涯が彫り込まれています。とても緻密で繊細なレリーフに、思わず立ち止まって見惚れてしまいます。

中央に見えるのはガリレオのランプと呼ばれているもの。ガリレオ・ガリレイが、このランプを見て振り子の等時性を見つけたことが由来しています。しかし、ランプの設置時期とガリレオが振り子の等時性を発見した時期のつじつまが合わないことから、この件については諸説あるようです。

大聖堂に入ってすぐに目を引くのが、不自然なほどに煌びやかな天井です!実はこの大聖堂、1595年に火災に遭って天井も被害を受けました。しかし、フィレンツェの大富豪・メディチ家がそれを再建し、このようなゴージャスな天井になったようです。よく見るとメディチ家の紋章が入っています。

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ピサ大聖堂の見どころ
見どころ 説明
正面の青銅扉 聖母マリアの生涯、キリストの生涯が彫り込まれている。
ガリレオのランプ ガリレオ・ガリレイが振り子の等時性を発見したとされるランプ。
説教壇 ジョバンニ・ピサーノ作。キリストの生涯を表す浮き彫りパネルがある。
聖ラニエリとハインリッヒ7世の墓 ピサの人々に愛された聖人たちの墓。
天井 メディチ家の紋章が入った豪華な天井。

まとめ

ピサ大聖堂は、1063年にピサ軍がパレルモでサラセン軍を破ったことを記念して建造された、イタリア・ロマネスク様式を代表する建築物です。

ピサ大聖堂は、ビザンツ様式、イスラム建築、ロマネスク様式など、様々な建築様式が融合した、見応えのある建築物です。

ピサ大聖堂は、ピサの街の繁栄を象徴する建造物であり、トスカーナ地方の聖堂建築のモデルとなりました。

ピサ大聖堂は、内部のモザイク画や天井の豪華な装飾など、見どころ満載です。

3. ピサの斜塔の謎

要約

ピサの斜塔の傾き

ピサの斜塔は、1173年に着工し、完成したのが1372年。高さは55.86mで階段は296段もあります。なんといってもこの塔を有名にしているのは「傾き」。これは軟弱な地盤が原因で、着工当時から傾いていたと言われています。

塔は傾いた側を高くして少しずつ水平になるよう調整していきました。現在の角度は約4度ではありますが、以前は5.5度も傾いていたことも。

塔での有名なエピソードとしては、16世紀末にガリレオ・ガリレイが塔の上から2つの物体を落とし、落体の法則を発見したという伝説。実際はここでは実験していないという説が有効ですが、彼はピサ出身で大学教授として働いていたために、この地で法則を発見したことは確かではあります。

近年傾斜の増加が著しくなったため、1990年に一時立ち入り禁止となった。そして2001年12月、10年間にわたる傾斜防止作業が終了し、一般公開を再開した。

ピサの斜塔の傾き
項目 内容
傾斜角度 約3.99度(工事前は5度)
傾斜方向
傾斜量 中心線から約4m
原因 地盤の土質が不均等で、南側の土質が軟らかかったため。
対策 1990年から10年間にわたる大規模な補修工事。北側の地盤を掘削する工法を採用。

ピサの斜塔の建設

1173年に着工し、完成したのが1372年。高さは55.86mで階段は296段もあります。なんといってもこの塔を有名にしているのは「傾き」。これは軟弱な地盤が原因で、着工当時から傾いていたと言われています。

塔は傾いた側を高くして少しずつ水平になるよう調整していきました。現在の角度は約4度ではありますが、以前は5.5度も傾いていたことも。

塔は現在、中心線から南に向って約4m[注 1] 、角度にして約3.99度傾いている。(工事前は5度)

16世紀に、ガリレオ・ガリレイによる落下の実験が行われたという伝説が残っているが、ガリレオがピサで実験を行った事実は無いとされている。

ピサの斜塔の建設概要
項目 内容
建設期間 1173年~1372年
高さ 約55m
階段 296段
設計者 ボンナーノ・ピサーノ(異説あり)
特徴 円筒形、外径約20m、内径約4.5m、6層のロッジア、207本の柱

ピサの斜塔の謎

設計者は未だ分かっておらず、現在論争中。ボンナーノ・ピサーノ説が通説であるが、近年の研究では、ディオティ・サルヴィ説が有力。

近年傾斜の増加が著しくなったため、1990年に一時立ち入り禁止となった。

そして2001年12月、10年間にわたる傾斜防止作業が終了し、一般公開を再開した。

多くの観光客が、ピサの斜塔での記念撮影でおもしろいポーズをとり楽しんでいます。ユニークなポーズで記念に写真に残すのも良いかもしれません。

ピサの斜塔の謎
説明
設計者 ボンナーノ・ピサーノ説が通説だが、ディオティ・サルヴィ説も有力。
ガリレオの実験 ガリレオがピサの斜塔で落下の実験を行ったという伝説があるが、実際には行っていない。

まとめ

ピサの斜塔は、1173年に着工し、1372年に完成した、高さ55.86mの鐘楼です。

ピサの斜塔は、地盤が軟弱だったために、建設当初から傾き始めました。

ピサの斜塔は、1990年から10年間にわたる大規模な補修工事が行われ、現在は安定しています。

ピサの斜塔は、世界的に有名な観光スポットであり、多くの観光客が訪れます。

4. バプティストリの美しさ

要約

洗礼堂の建築

ピサの洗礼堂(サンジョヴァンニ洗礼堂)は、白とグレーの大理石を用いた縞模様の円筒形の建物で、周囲107.24m、直径約35m、高さ54.86m、壁の厚さ2.63mのイタリア最大の洗礼堂といわれている。1152年8月15日の設立まで、200年以上を要して完成された。

洗礼堂の内部は、内側が円錐台のドーム、外側が半球形のドームという二重構造で作られている。この特異な建築構造が、ピサの洗礼堂​​に驚くべき音響効果を与えている。洗礼堂で30分ごとに行なわれるスタッフのデモンストレーションや歌が流れると、その音響が壮大な洗礼堂のドームに響きわたる。

1152年に着工し、完成には200年以上を要した。全体は白い大理石で、建物の下側がロマネスク様式で大聖堂と同じような列柱とアーチで装飾されている。しかし上側はゴシック様式を示している尖塔群で装飾された珍しい建物である。屋根は片面だけ鉛板葺きとなっている。これは建設中の予算不足のためとする説もある。

洗礼堂内は音響効果で有名で、30分に1度係りの方による実演があり、その効果が確認できます。洗礼堂の2階へもアクセス可能で、2階からは斜塔とそれほど変わらない高さからドゥオモ広場の全景を見ることができます。

洗礼堂の建築概要
項目 内容
建設期間 1152年~1363年
高さ 54.86m
直径 約35m
建築様式 ロマネスク様式(下層)、ゴシック様式(上層)
特徴 白とグレーの大理石の縞模様、二重ドーム構造、音響効果が良い

洗礼堂の見どころ

洗礼堂の内部は、内側が円錐台のドーム、外側が半球形のドームという二重構造で作られている。この特異な建築構造が、ピサの洗礼堂​​に驚くべき音響効果を与えている。洗礼堂で30分ごとに行なわれるスタッフのデモンストレーションや歌が流れると、その音響が壮大な洗礼堂のドームに響きわたる。

洗礼堂内は音響効果で有名で、30分に1度係りの方による実演があり、その効果が確認できます。洗礼堂の2階へもアクセス可能で、2階からは斜塔とそれほど変わらない高さからドゥオモ広場の全景を見ることができます。

洗礼堂の2階へもアクセス可能で、2階からは斜塔とそれほど変わらない高さからドゥオモ広場の全景を見ることができます。

洗礼堂は、ピサのドゥオモ広場の中でも、特に美しい建物の一つです。

洗礼堂の見どころ
見どころ 説明
音響効果 ドーム構造による素晴らしい音響効果。30分おきに係員によるデモンストレーションが行われる。
2階からの眺め 斜塔と同じくらいの高さからドゥオモ広場の全景を見ることができる。
洗礼盤 中央に洗礼盤があり、キリスト教入信の際に使用される。
説教壇 ニコラ・ピサーノによる設計。

洗礼堂の傾き

実はこの洗礼堂、ピサの斜塔ほどではないですが、若干傾いています。この辺りは全体的に地盤が緩いようですね。本当にわずかなので、実際に目で見るとぼんやり傾いて見える程度です。

しかし、広場にある複数の建物が傾いているという事実を知ってしまうと、それだけで自身の平衡感覚が奪われます。特に写真を撮る際は、何を軸にして撮れば良いのかわからなくなります。

洗礼堂も傾いているが、わずか0.6度ということで目立っていない。

洗礼堂は、ピサのドゥオモ広場の中でも、特に美しい建物の一つです。

洗礼堂の傾き
項目 内容
傾斜角度 わずか0.6度
原因 地盤が緩い。

まとめ

ピサの洗礼堂は、1152年に着工し、1363年に完成した、高さ54.86mの円筒形の建物です。

洗礼堂は、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した、珍しい建築様式です。

洗礼堂は、音響効果が非常に良く、30分おきに係員によるデモンストレーションが行われています。

洗礼堂は、ピサのドゥオモ広場の中でも、特に美しい建物の一つです。

5. ピサのドゥオモ広場の観光スポット

要約

ピサの斜塔

ピサの斜塔は、ピサ大聖堂の鐘楼(しょうろう)。斜塔と呼ばれている通り、傾いていることが大きな特徴で、塔を支えるようなポーズで撮られた写真をSNSなどで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。高さ58

ピサの斜塔は、1173年に着工し、1372年に完成した、高さ55.86mの鐘楼です。

ピサの斜塔は、地盤が軟弱だったために、建設当初から傾き始めました。

ピサの斜塔は、1990年から10年間にわたる大規模な補修工事が行われ、現在は安定しています。

ピサの斜塔
項目 内容
高さ 58.36m
傾斜角度 約3.97度
階段 273段
見学 有料、事前予約が必要。8歳以下は入場不可。
特徴 建設当初から傾き、1990年から10年間にわたる補修工事で安定。

ピサ大聖堂

ピサ大聖堂はドゥオモ広場にある大聖堂。1064〜1118年と1261〜1272年の2回に分けて建設されました。バジリカ式という建築形式で、平面図で見ると十字架の形をしていることで有名です。ロマネスク建築でありつつも、ローマ時代の建築様式の影響もあり、内装はビザンティン様式が取り入れられていたりと、様々な建築様式が取り入れられており、見応えがあります。必ず見ておきたいのは、ピサ大聖堂の中にあるブロンズの大きなランプ。諸説ありますが、ガリレオ・ガリレイが振り子の等時性を発見したきっかけになったランプだと言われています。正面のファサードも見逃せません。大理石のパネルは様々な色が組み合わされており、アーチと柱が特徴的な古典的なロマネスク様式のファサードとなっています。

ピサ大聖堂は、1063年にピサ軍がパレルモでサラセン軍を破ったことを記念して建造された、イタリア・ロマネスク様式を代表する建築物です。

ピサ大聖堂は、ビザンツ様式、イスラム建築、ロマネスク様式など、様々な建築様式が融合した、見応えのある建築物です。

ピサ大聖堂は、ピサの街の繁栄を象徴する建造物であり、トスカーナ地方の聖堂建築のモデルとなりました。

ピサ大聖堂
項目 内容
建設期間 1064年~1118年
建築様式 ロマネスク様式
特徴 バジリカ式、ラテン十字の形、正面のファサードが美しい。
見どころ ガリレオのランプ、説教壇、聖ラニエリとハインリッヒ7世の墓、メディチ家の紋章が入った天井

サンジョバンニの洗礼堂

サンジョバンニの洗礼堂は、大聖堂の西側の白大理石の建物。1152年に着工し、200年以上かけて完成しました。建物の上部はゴシック様式、下部はロマネスク様式の珍しい建物です。屋根の片面だけが鉛板葺きになっていますが、予算不足の影響と言われています。洗礼堂の中には、中央に洗礼盤があり、キリスト教入信の際に使用されます。その奥には説教壇があります。丸い天井は二重のドームになっており、長い反響音が有名。1時間に2回、職員が音声のデモンストレーションを行っています。

ピサの洗礼堂は、1152年に着工し、1363年に完成した、高さ54.86mの円筒形の建物です。

洗礼堂は、ロマネスク様式とゴシック様式が融合した、珍しい建築様式です。

洗礼堂は、音響効果が非常に良く、30分おきに係員によるデモンストレーションが行われています。

サンジョバンニの洗礼堂
項目 内容
建設期間 1152年~1363年
建築様式 ロマネスク様式(下層)、ゴシック様式(上層)
特徴 白い大理石で造られた円柱の建物。音響効果が良い。
見どころ 洗礼盤、説教壇、二重ドーム構造

まとめ

ピサのドゥオモ広場は、ピサの斜塔、ピサ大聖堂、サンジョバンニの洗礼堂、カンポサントなど、歴史的な建造物が集まる世界遺産です。

ピサのドゥオモ広場は、イタリア中世およびルネサンスの芸術文化に影響を与えた、世界で最も優れた建築複合体の1つと言われています。

ピサのドゥオモ広場は、世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

ピサのドゥオモ広場は、歴史的建造物と美しい広場が調和した、まさに奇跡の広場と言えるでしょう。

6. ドゥオモ広場周辺のグルメ情報

要約

ピサのドゥオモ広場周辺のグルメ

ピサのドゥオモ広場周辺には、レストランやカフェがたくさんあります。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのレストランは、以下の通りです。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのカフェは、以下の通りです。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのグルメは、以下の通りです。

ドゥオモ広場周辺のグルメ
種類 おすすめ
レストラン トスカーナ料理、イタリア料理
カフェ コーヒー、ジェラート
グルメ トスカーナワイン、オリーブオイル

ピサのドゥオモ広場周辺のレストラン

ピサのドゥオモ広場周辺には、レストランやカフェがたくさんあります。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのレストランは、以下の通りです。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのカフェは、以下の通りです。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのグルメは、以下の通りです。

ドゥオモ広場周辺のレストラン
レストラン名 料理 特徴
[レストラン名1] トスカーナ料理 地元産の食材を使った伝統的な料理が楽しめる。
[レストラン名2] イタリア料理 ピサの斜塔を眺めながら食事ができる。
[レストラン名3] シーフード 新鮮な魚介料理が楽しめる。

ピサのドゥオモ広場周辺のカフェ

ピサのドゥオモ広場周辺には、レストランやカフェがたくさんあります。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのレストランは、以下の通りです。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのカフェは、以下の通りです。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのグルメは、以下の通りです。

ドゥオモ広場周辺のカフェ
カフェ名 おすすめメニュー 特徴
[カフェ名1] エスプレッソ 本格的なイタリアンコーヒーが楽しめる。
[カフェ名2] ジェラート 自家製ジェラートが美味しい。
[カフェ名3] カプチーノ ピサの街並みを眺めながら休憩できる。

まとめ

ピサのドゥオモ広場周辺には、レストランやカフェがたくさんあります。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのレストランは、以下の通りです。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのカフェは、以下の通りです。

ピサのドゥオモ広場周辺でおすすめのグルメは、以下の通りです。

参考文献

ピサのドゥオモ広場 | イタリア, ヨーロッパ | 世界遺産ガイド

ピサのドゥオモ広場 – Wikipedia

イタリアの世界遺産「ピサのドゥオモ広場」とは?ピサの斜塔 …

イタリア・ピサは斜塔だけじゃない!ドゥオモ広場をとことん …

世界遺産ピサのドゥオモ広場~奇跡の広場 | イタリア情報サイト

ピサのドゥオモ広場 – 世界遺産データベース

奇跡の広場=ドゥオモ広場 | アーモイタリア

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