観葉植物：フィカス・バーガンディについて説明

フィカス・バーガンディの栽培ポイント
項目	内容
特徴	赤い新芽と黒い葉のコントラストが美しい観葉植物
原産地	インド北東部、マレー半島、ブータン
耐暑性	強い
耐寒性	弱い（5℃以上）
耐陰性	ある程度強い
花言葉	永遠の幸せ、健やか
風水効果	金運アップ、陽の気を高める
植え付け時期	5～8月
水やり	土の表面が乾いたらたっぷりと水やり
肥料	生育期に緩効性化成肥料または液体肥料
剪定	生育期の5～10月
植え替え	1～2年に1度
病害虫	ハダニ、カイガラムシ、アブラムシなどに注意
増やし方	挿し木、取り木

1. フィカスバーガンディとは何？栽培ポイントを解説
2. フィカスバーガンディの育成環境と湿度管理の重要性
3. フィカスバーガンディの樹形と剪定方法
4. フィカスバーガンディの病気と害虫の予防対策
5. フィカスバーガンディの適切な水やりと肥料の与え方
6. フィカスバーガンディを長く楽しむためのメンテナンスポイント

1. フィカスバーガンディとは何？栽培ポイントを解説

フィカスバーガンディの特徴

フィカス・バーガンディは、インドゴムの木（Ficus elastica）の園芸品種で、バーガンディとは褐色がかった深い赤色を意味します。葉がバーガンディから黒色に染まることからバーガンディと名付けられました。正式にはフィカス・エラスティカ・バーガンディですが、単にフィカス・バーガンディと呼ばれることが多く、流通する時もフィカス・バーガンディの名前であることが多いです。\n\nフィカス・バーガンディは、赤い新芽と黒い葉のコントラストが特徴で、シックで美しい観葉植物です。バーガンディ色の新芽が次第に黒い葉に変化します。そのため、「クロゴム」とも呼ばれています。\n\n部屋全体を引き締める効果がある黒色は、明るい部屋に置くとおしゃれな雰囲気を作り出します。

フィカス・バーガンディは、インドや東南アジアが原産国なので、日光が好きで暑さに強く寒さに弱い木です。冬の寒さに気をつければ、春から秋にかけて日本でも屋外で管理することができ、初心者でも手軽に育てられる観葉植物として人気があります。

フィカス・バーガンディは、フィカスロブスターと同じようにンジデコラゴムノキの枝変わり品種で、インドゴムノキの園芸品種の1つです。\n\nまた、フィカス属の特徴として花の咲き方は、一般的な花のような咲き方をせずに、いちじくのように花嚢と呼ばれる実のようなものの内側に咲いて表面から見えません。実はいちじくもフィカス属に属してます。

フィカスバーガンディなどのゴムの木の花言葉は「永遠の幸福」「永久の幸せ」です。ゴムの木が丈夫で強いことに由来しています。インドにおいて、ゴムの木は神聖な木として扱われていて、愛する人への贈り物として使われている観葉植物です。

フィカス・バーガンディの特徴
特徴	説明
葉の色	赤い新芽が黒色の葉に変化する
樹液	乳白色で、皮膚に触れると炎症を起こす可能性あり
花言葉	永遠の幸せ、健やか
風水効果	金運アップ、陽の気を高める

フィカスバーガンディの風水効果

風水でゴムの木は「陽の氣」を持っていて、運気アップの観葉植物とされています。人鉢置くだけで穏やかな気に変え、住んでいる人を明るくさせるでしょう。運気を取り込む玄関、気がたまるキッチン付近に置くとよいです。\n\nまた、フィカスバーガンディの葉っぱが丸いという特徴から、葉がお金やお金を包み手のひらのように見えるこということで、金運アップの観葉植物とも言われています。

フィカス・バーガンディの風水効果
場所	効果
玄関	金運アップ、良い気を呼び込む
キッチン	家族の健康運アップ
寝室	安眠効果、リラックス効果

フィカスバーガンディの育て方

フィカスバーガンディは初心者でも簡単に育てやすいですが、特徴的な綺麗な葉色を保つにはお手入れが欠かせません。フィカスバーガンディの育て方をわかりやすくご説明します。

生育期の5月から8月の間の暖かい時期が植え付け時期です。用意する用土は水はけの良い、赤玉土小粒7：腐葉土3を配合したものが適しています。もちろん観葉植物用用土を使用してもよいですが、赤玉土や鹿沼土を生育や環境によって混ぜましょう。

フィカスバーガンディを室内管理する時に、腐葉土のにおいやコバエが気になるのならば、鉢土の表面に鹿沼土や赤玉土、化粧砂などの無機質の土でおおうと防げます。

フィカスバーガンディの株はどんどん大きくなり、根も張るので1~2年に一度植え替えます。時期は植え付けと同じ、生育期の暖かい時期が植え替え時期です。株より一回り大きな鉢を用意し、鉢底石を底に入れ、その上に用土を鉢の1/2~1/3入れます。

フィカス・バーガンディの育て方
時期	内容
植え付け	5～8月
水やり	土の表面が乾いたらたっぷりと水やり
肥料	生育期に緩効性化成肥料または液体肥料
剪定	生育期の5～10月
植え替え	1～2年に1度

まとめ

フィカス・バーガンディは、赤い新芽と黒い葉のコントラストが美しく、シックな雰囲気を演出する観葉植物です。インドゴムの木の仲間で、丈夫で育てやすいことから、初心者の方にもおすすめです。

特徴的な葉色を保つには、適切な環境と管理が必要です。日当たりと風通しの良い場所に置き、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。

また、フィカス・バーガンディは、風水では金運アップの効果があるとされています。玄関や寝室、トイレなどに置くことで、さらに効果を高められるでしょう。

「永遠の幸せ」という花言葉を持つフィカス・バーガンディは、贈り物としても人気です。

2. フィカスバーガンディの育成環境と湿度管理の重要性

フィカスバーガンディの置き場所

フィカス・バーガンディは、風通しと日当たりのよい環境を好みます。ただし、夏の直射日光に当たると葉焼けの原因になるので注意が必要です。

耐陰性も強いため室内で育てやすいですが、あまり暗い場所では生育が良くありません。特に、暗い場所では黒い葉が緑色になることも。

そのため、室内の明るい窓際で育てることがおすすめです。直射日光が差し込む場合は、レースカーテン越しの柔らかい光にして管理してください。

フィカス・バーガンディは、寒さに弱い植物です。最低10℃以上をキープして育ててください。

フィカス・バーガンディの置き場所
場所	注意点
屋外	直射日光を避ける、30～50％遮光
室内	日当たりの良い窓際、エアコンの風を避ける
冬	最低10℃以上を保つ

フィカスバーガンディの温度管理

屋外の日陰でも育てることはできますが、気温の下がる秋には室内へ移動する必要があります。しかし、室内と屋外を入れたり出したりすることは、紫外線量の変化により植物の生長に悪影響です。

そのため、初めから室内の明るい窓際での管理がおすすめ。しかし、冬の窓際は屋外と変わらないくらいに冷え込むので、冬は窓から離した明るい場所に置くと管理が簡単です。

春夏の生育期には、手で土を触って水分を感じなくなったら（鉢の中央部分までしっかり乾いてから）鉢底から水が流れるくらいにしっかり水やりしてください。生育期の水切れは、植物が葉を落とす原因になります。

水やり後は、受け皿に溜まった水は小まめに捨てることが重要です。気温の下がる秋からは土の渇き具合を見ながら、徐々に水やりを控えましょう。

フィカスバーガンディの温度管理
時期	温度
春～秋	10℃以上
冬	5℃以上
真夏	40℃を超える場合は日陰へ移動

フィカスバーガンディの湿度管理

冬は土が乾いてから2～3日後に水やりをします。この時期は特に空気が乾燥するので、葉水を忘れずに与えると葉先が傷む心配がありません。

冬の水やりを控えることで寒さにも強い株になるので、水のやりすぎには気を付けてください。もし、水やりの頻度に困ったときは、水やりチェッカーの利用もおすすめします。

フィカス・バーガンディは、もともと水をよく欲する植物ですが、乾燥にも比較的強いので、水やりを控えめにし、乾燥気味に管理するのがポイントです。

ただし、乾燥しすぎると葉が落ちてしまうため、葉水は毎日行いましょう。葉水は、乾燥を防ぐだけでなく、葉の汚れを落とす効果もあります。

フィカスバーガンディの湿度管理
時期	方法
春～秋	土の表面が乾いたらたっぷりと水やり
冬	土が完全に乾いてから2～3日後に軽く水やり
年間を通して	葉水

まとめ

フィカス・バーガンディは、日当たりと風通しの良い環境を好みますが、夏の直射日光には注意が必要です。

耐陰性も強いので室内でも育てられますが、なるべく日光が当たる場所に置くようにしましょう。

また、寒さには弱いため、最低気温が10℃を下回る場合は、室内で管理する必要があります。

適切な環境と水やり、湿度管理を行うことで、フィカス・バーガンディは元気に育ちます。

3. フィカスバーガンディの樹形と剪定方法

フィカスバーガンディの剪定

フィカス・バーガンディの剪定時期は5～10月です。傷んだり茂りすぎたりした枝葉を剪定します。

新芽が出やすい5～6月の時期に剪定すると、その後の樹形を美しく維持しやすいです。剪定した枝の下から新芽が出るので、理想の姿を想像しながら風通し良く剪定してください。

ゴムの木の仲間なので白い樹液が出てきます。肌に痒みが生じたり炎症を起こす可能性があるため、その樹液には触れないようにしましょう。

剪定するときは、あらかじめ手袋をしておくと安心です。もし触れた時は、水で綺麗に洗い流してくださいね。

フィカスバーガンディの樹形

フィカス・バーガンディは、剪定によって樹形を調整することができます。

剪定の仕方は、枝先に数枚の葉を残すようにして剪定すると、より早く回復が見込めます。

また、フィカス・バーガンディは、幹が柔らかいため、針金などで曲げることが可能です。

好みの樹形に仕立てて、インテリアとしても楽しめます。

フィカス・バーガンディの樹形
方法	説明
剪定	枝先に数枚の葉を残すように剪定
曲げ	幹が柔らかいため、針金などで曲げることが可能

フィカスバーガンディの植え替え

フィカス・バーガンディは、根が混み合うことにより起こる根詰まりを防ぐため、1〜2年に一度植え替えしましょう。

植え替えの適期は、5～8月の暖かい時期です。

植え替えの際は、一回り大きな鉢に植え替え、水はけの良い土を使用しましょう。

根詰まりを防ぐことで、フィカス・バーガンディの生育を促進することができます。

まとめ

フィカス・バーガンディは、剪定と植え替えによって、樹形を調整することができます。

剪定は、生育期の5～10月に行い、枝先に数枚の葉を残すようにして剪定すると、より早く回復が見込めます。

植え替えは、1～2年に一度、5～8月の暖かい時期に行い、一回り大きな鉢に植え替えましょう。

剪定と植え替えを行うことで、フィカス・バーガンディをより美しく、健康的に育てることができます。

4. フィカスバーガンディの病気と害虫の予防対策

フィカスバーガンディにかかりやすい病気

フィカス・バーガンディは、比較的病気に強い植物ですが、環境が悪化したり、害虫が発生したりすると、病気にかかってしまうことがあります。

かかりやすい病気には、炭疽病、斑点病、褐斑病などがあります。

これらの病気は、主に湿度が高い環境で発生しやすく、葉に斑点や黒点などが現れます。

病気の予防には、風通しを良くし、過湿にならないように注意することが大切です。

フィカス・バーガンディにかかりやすい病気
病気	症状
炭疽病	葉に斑点や黒点
斑点病	葉に斑点
褐斑病	葉に褐色の斑点

フィカスバーガンディに発生しやすい害虫

フィカス・バーガンディは、ハダニ、カイガラムシ、アブラムシなどの害虫が発生しやすいです。

ハダニは、葉の裏側に寄生して、葉を吸汁します。吸汁された葉は、白く変色したり、枯れたりします。

カイガラムシは、葉や茎に寄生して、樹液を吸汁します。吸汁された部分は、黄変したり、枯れたりします。

アブラムシは、葉や新芽に寄生して、樹液を吸汁します。吸汁された部分は、しおれたり、変色したりします。

フィカス・バーガンディに発生しやすい害虫
害虫	症状
ハダニ	葉の裏側に寄生し、葉が白く変色したり枯れたりする
カイガラムシ	葉や茎に寄生し、吸汁された部分が黄変したり枯れたりする
アブラムシ	葉や新芽に寄生し、吸汁された部分がしおれたり変色したりする

フィカスバーガンディの病気と害虫の対策

病気や害虫が発生した場合は、早期に適切な対策を行うことが大切です。

病気の治療には、殺菌剤を使用します。害虫の駆除には、殺虫剤を使用します。

薬剤を使用する際は、使用方法をよく読んでから使用してください。

また、病気や害虫の発生を防ぐためには、日頃から風通しを良くし、葉の裏側までよく観察することが大切です。

フィカス・バーガンディの病気と害虫の対策
対策	方法
病気	殺菌剤を使用
害虫	殺虫剤を使用
予防	風通しを良くする、葉の裏側までよく観察する

まとめ

フィカス・バーガンディは、病気に強い植物ですが、適切な管理をしないと病気や害虫が発生する可能性があります。

病気や害虫の予防には、風通しを良くし、過湿にならないように注意することが大切です。

また、定期的に葉の裏側までよく観察し、病気や害虫の発生に早期に気づくことが重要です。

病気や害虫が発生した場合は、適切な対策を講じることで、フィカス・バーガンディを健康に育てることができます。

5. フィカスバーガンディの適切な水やりと肥料の与え方

フィカスバーガンディの水やり

フィカス・バーガンディは、乾燥に強い植物ですが、水やり不足は生育不良や葉枯れの原因になります。

春から秋にかけては、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えましょう。

冬は、土の表面が乾いてから2～3日後に、軽く水やりをするようにしましょう。

水やりの頻度は、気温や湿度、鉢の大きさ、土の種類などによって異なります。

フィカス・バーガンディの水やり
時期	方法
春～秋	土の表面が乾いたらたっぷりと水やり
冬	土が完全に乾いてから2～3日後に軽く水やり
年間を通して	葉水

フィカスバーガンディの肥料

フィカス・バーガンディは、肥料を与えなくても育ちますが、肥料を与えると生育が促進されます。

肥料を与える時期は、春から秋の生育期です。

肥料の種類は、緩効性化成肥料や液体肥料などがあります。

肥料の与えすぎは、根を傷める原因となるので、注意が必要です。

フィカス・バーガンディの肥料
時期	肥料
生育期（春～秋）	緩効性化成肥料または液体肥料
休眠期（冬）	肥料は与えない

フィカスバーガンディの水やりと肥料の注意点

水やりのしすぎは、根腐れの原因になります。

水やり後は、受け皿に溜まった水を捨てましょう。

肥料の与えすぎは、根を傷める原因になります。

肥料を与える際は、適切な量と頻度を守りましょう。

フィカス・バーガンディの水やりと肥料の注意点
注意点	説明
水やりのしすぎ	根腐れの原因
肥料の与えすぎ	根を傷める原因
肥料の種類	有機肥料はコバエが発生しやすいので、化成肥料がおすすめ

まとめ

フィカス・バーガンディは、適切な水やりと肥料を与えることで、より健康的に育てることができます。

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は土が完全に乾いてから2～3日後に軽く水やりをするようにしましょう。

肥料は、春から秋の生育期に、緩効性化成肥料や液体肥料などを適切な量と頻度で与えましょう。

水やりのしすぎや肥料の与えすぎには注意し、フィカス・バーガンディの生育状態を観察しながら、適切な管理を行いましょう。

6. フィカスバーガンディを長く楽しむためのメンテナンスポイント

フィカスバーガンディの病気と害虫の予防

フィカス・バーガンディは、比較的病気に強い植物ですが、適切な管理をしないと病気や害虫が発生する可能性があります。

病気や害虫の予防には、風通しを良くし、過湿にならないように注意することが大切です。

また、定期的に葉の裏側までよく観察し、病気や害虫の発生に早期に気づくことが重要です。

病気や害虫が発生した場合は、適切な対策を講じることで、フィカス・バーガンディを健康に育てることができます。

フィカス・バーガンディの病気と害虫の予防
対策	方法
風通し	風通しを良くする
過湿	過湿にならないように注意する
観察	定期的に葉の裏側までよく観察する
発生時	適切な対策を講じる