リヴィフ歴史地区とは？世界遺産についての解説

リヴィフ歴史地区の概要
項目	内容
位置	ウクライナ西部
歴史	ポーランド、オーストリアなどの支配を受けた
文化	ウクライナ語文化の中心地
建築様式	東欧と西欧の融合
観光スポット	リノック広場、アルメニア教会、ドミニコ大聖堂など
世界遺産登録	1998年
危機遺産登録	2023年
保存活動	ユネスコによる支援
課題	ロシアの攻撃による破壊の脅威
アクセス	鉄道、バス、トラム
宿泊	旧市街がおすすめ
周辺観光	カルパチア山脈、ブコビナ地方の修道院など

1. リヴィフ歴史地区の特徴とは

1-1. リヴィフの歴史

リヴィウはウクライナ西部に位置する都市で、ポーランド国境までわずか70kmしか離れていません。この地理的な位置関係から、リヴィウは歴史的にポーランド、ドイツ、オーストリアなどのヨーロッパ諸国からの影響を強く受けてきました。ポーランドやオーストリアの一部であった時代も長く、ウクライナの中では最もヨーロッパ的な都市として知られています。そのため、ウクライナの首都キエフとは異なる、ヨーロッパ調の建物が多く見られます。

リヴィウは、5世紀半ばにバルト海と地中海、中央ヨーロッパとアジアを結ぶスラヴ人の交易都市として発達しました。9～10世紀にはモラヴィア王国の主要都市となり、10世紀末にキエフ大公国（キエフ・ルーシ）の支配を受け、11世紀はじめにはポーランド公国に征服されました。13世紀にハールィチ・ヴォルィーニ大公国の大公ダヌィーロ・ロマーノヴィチが息子レーヴにちなんで「リヴィウ」と命名しました。13世紀にモンゴル帝国の侵攻を受けて破壊されますが、レーヴはリヴィウを再興して首都として整備しました。

14世紀にはポーランド王国とリトアニア大公国の争いに巻き込まれ（ハールィチ・ヴォルィーニ戦争）、国土は両国によって分割され、リヴィウはリトアニア大公国の下に入りました。14世紀にポーランドのカシミール3世がリヴィウを占領し、ポーランド人の入植を進めてローマ・カトリック化を図りました。カシミール3世の死後、ハンガリー王ルイ1世がポーランド王を継承してリヴィウを治めました。その後、ポーランドとリトアニアはたびたび合同・同盟を繰り返し、1569年にポーランド＝リトアニア連合王国が成立しました。

1772年の第1回ポーランド分割によって、リヴィウはオーストリア帝国に帰属されました。公用語はドイツ語とされ、ドイツ人やチェコ人が実権を握りました。19世紀初めより、オーストリア帝国政府はドイツ化を強く推し進め、それに対して1848年には民衆蜂起が起こりました。住民の請願は後に受け入れられ、1860年代には大きく自治が認められました。その後、リヴィウはポーランド文化の中心地としても、また、ウクライナ文化の中心地としても重要な都市となりました。

リヴィウの歴史
時代	出来事
5世紀半ば	スラヴ人の交易都市として発達
9～10世紀	モラヴィア王国の主要都市
10世紀末	キエフ大公国の支配
11世紀はじめ	ポーランド公国の征服
13世紀	ハールィチ・ヴォルィーニ大公国の首都
14世紀	ポーランド王国とリトアニア大公国の争い
1772年	オーストリア帝国に帰属
19世紀	ドイツ化政策
1918年	西ウクライナ人民共和国の首都
1939年	ソ連に併合
1991年	ウクライナ独立
現在	ウクライナ西部の主要都市

1-2. リヴィウの文化

リヴィウは、ウクライナの中で唯一ロシア語が公用語ではない都市です。公用語はウクライナ語で、住民のほとんどはウクライナ語のみで日常生活を送っています。そのため、リヴィウはウクライナ語文化の首都とされています。

リヴィウは、ウクライナ文化の中心と言われ、一年を通して様々な文化イベントが行われています。美術館やギャラリーも多く、有名無名の作家の展覧会を年中見ることができます。また、コーヒーでも有名で、市中のカフェのある割合も他都市に比べてかなり多いです。

リヴィウは、東西ヨーロッパの文化が融合した街として知られています。歴史地区には、ビザンツ、アルメニア、ロシア、ルネサンス、バロック、ロココ、セセッション、アール・ヌーヴォーといった種々の芸術様式が混在する美しい街並みが広がっています。

リヴィウは、ウクライナの中でも特に独立心が強く、ロシアの影響を受けにくい都市として知られています。これは、リヴィウが長い間ポーランドやオーストリアの支配下にあったこと、そして、ウクライナの中でもロシア語の使用率が最も低い地域の一つであることなどが影響していると考えられます。

リヴィウの文化
項目	内容
公用語	ウクライナ語
文化イベント	一年を通して開催
美術館・ギャラリー	多数存在
コーヒー文化	盛ん
独立心	強い
ロシアの影響	受けにくい

1-3. リヴィウの経済

リヴィウは、ウクライナの中でも物価が安い都市として知られています。首都キエフよりもさらに安く、美味しいご飯屋さんも多いので、ついつい長居してしまいたくなる街です。

リヴィウは、かつては政治、宗教、商業の中心地として栄えていました。現在でも、ウクライナ西部の経済の中心地としての役割を果たしています。

リヴィウは、ウクライナの中でも特にコーヒー文化が盛んな都市として知られています。街中にはおしゃれなカフェがたくさんあり、コーヒー好きにはたまらない場所です。

リヴィウは、ウクライナの中でも特に観光客に人気のある都市の一つです。世界遺産に登録されている歴史地区や、美しい街並み、美味しい食べ物など、魅力的な観光スポットがたくさんあります。

リヴィウの経済
項目	内容
物価	安い
経済の中心地	ウクライナ西部
観光客	人気

まとめ

リヴィウは、ウクライナの中でも特にヨーロッパ的な雰囲気を持つ都市です。歴史的にポーランドやオーストリアの影響を強く受け、ウクライナ語文化の中心地として発展してきました。

リヴィウは、美しい街並みと豊かな文化を持つ都市です。世界遺産に登録されている歴史地区には、様々な建築様式が混在する美しい街並みが広がっています。

リヴィウは、ウクライナの中でも特に物価が安い都市の一つです。美味しいご飯屋さんも多く、観光客に人気のある都市です。

リヴィウは、ウクライナの中でも特に独立心が強い都市として知られています。ロシアの影響を受けにくく、ウクライナ文化を色濃く感じることができる都市です。

2. リヴィフ歴史地区の世界遺産登録経緯

2-1. 世界遺産登録の基準

リヴィウ歴史地区は、ユネスコの世界遺産に登録されています。登録基準は次の2つです。

(ii) その都市構造・建築においてリヴィウは東欧とイタリア・ドイツの建築的・芸術的伝統の融合の顕著な例である。

(v) リヴィウはその政治的・商業的役割から引き寄せられた多くの文化・宗教の異なる民族が分立し、それぞれの共同体を作り上げていた事が現在の町の景観に見て取れる。

リヴィウは、東欧の伝統的な建築様式と、イタリアやドイツなどの建築様式が融合した、独特の街並みを持つ都市です。また、様々な文化や宗教を持った多くの民族が、リヴィウの恵まれた政治・経済に魅せられて集まり、そうした諸民族の文化が、独自にあるいは相互に影響し合いながら築き上げた居住域の姿が、見事なバロック建築とともに現在の街並みとして残されている点が評価されています。

世界遺産登録基準
基準	内容
(ii)	東欧とイタリア・ドイツの建築的・芸術的伝統の融合
(v)	多様な文化・宗教の異なる民族の共存

2-2. 登録の経緯

リヴィウ歴史地区は、1998年に世界遺産に登録されました。登録されたのは、リノック広場を中心とした旧市街と、南西にある聖ユーラの丘の2つのエリアです。

リヴィウは、13世紀半ばにガリチア公ダニール・ロマノビッチによって建設され、政治、商業の中心として栄えました。しかし、14世紀以降はポーランドやハプスブルク帝国の支配下となり、第二次世界大戦から1991年まで旧ソビエト連邦に併合されるという歴史を持ちます。

現在はウクライナの一部となっていますが、リヴィウの人々は自立した国としてのアイデンティティーを持っています。リヴィウの旧市街には17～18世紀の建造物が多く残され、東欧の伝統的様式とドイツ、イタリアなどの建築様式が混在し、観光客にも人気の都市となっています。

2022年のロシアのウクライナ侵攻によって、都市は攻撃の対象とされていることから、2023年から危機遺産として登録されました。

登録の経緯
年	出来事
1998年	世界遺産に登録
2023年	危機遺産に登録

2-3. 登録基準の詳細

登録基準(ii)は、リヴィウの建築物が東欧の建築様式とイタリア・ドイツの建築様式が融合しているという点を評価しています。

リヴィウは、ポーランド、オーストリア、ロシアなど、多くの国々に支配を受けたことがあるため、ルネサンス様式やバロック様式などの影響を受けた建築が残っていて、東欧の町とは思えないほどです。

登録基準(v)は、国際都市であったリヴィウは、文化や宗教的が異なるグループがそれぞれ共存しており、それらは現在の町並みにも溶け込んでいるということを評価しています。

多民族が暮らす町だったため、さまざまな宗教施設があり、多くの民族が現在も住み続けているという点も評価されています。

登録基準の詳細
基準	内容
(ii)	東欧と西欧の建築様式の融合
(v)	多様な民族の文化の共存

まとめ

リヴィウ歴史地区は、東欧と西欧の建築様式の融合、そして多様な民族の文化が共存する街並みという点で、世界遺産に登録されました。

リヴィウは、長い歴史の中で様々な国の支配を受け、その度に文化や建築様式が変化してきました。その結果、現在では、東欧と西欧の文化が融合した独特の街並みを持つ都市となっています。

リヴィウは、現在もウクライナ文化の中心地として、多くの観光客に愛されています。しかし、2022年のロシアのウクライナ侵攻によって、都市は攻撃の対象となり、危機遺産として登録されました。

リヴィウの歴史地区は、ウクライナの歴史と文化を象徴する場所です。世界遺産としての価値を守り、未来へ継承していくことが重要です。

3. リヴィフ歴史地区の建築様式と文化

3-1. 建築様式

リヴィウ歴史地区の建築様式は、東欧の伝統的な様式と、イタリアやドイツなどの建築様式が融合したものです。

リヴィウは、13世紀半ばにガリチア公ダニール・ロマノビッチによって建設され、政治、商業の中心として栄えました。14世紀以降はポーランドやハプスブルク帝国の支配下となり、第二次世界大戦から1991年まで旧ソビエト連邦に併合されるという歴史を持ちます。

リヴィウ歴史地区には、ビザンツ、アルメニア、ロシア、ルネサンス、バロック、ロココ、セセッション、アール・ヌーヴォーといった種々の芸術様式が混在する美しい街並みが広がっています。

建築様式
様式	特徴
ビザンツ	ドーム型屋根
アルメニア	円錐型のドーム
ロシア	伝統的な木造建築
ルネサンス	アーチ型
バロック	華麗な装飾
ロココ	曲線的な装飾
セセッション	幾何学的な装飾
アール・ヌーヴォー	自然をモチーフにした装飾

3-2. 文化

文化
項目	内容
独立心	強い
ロシアの影響	受けにくい
コーヒー文化	盛ん
観光客	人気

3-3. 宗教

リヴィウは、様々な宗教が共存する都市です。カトリック、正教、ユダヤ教など、様々な宗教の教会やシナゴーグがあります。

リヴィウは、かつてはポーランド王国やオーストリア帝国の支配下にあったため、カトリック教会が多く建てられました。

リヴィウは、ウクライナの中でも特にロシアの影響を受けにくい都市として知られています。そのため、ロシア正教よりも、ウクライナ・カトリック教会の影響が強いと言われています。

リヴィウには、アルメニア正教の教会もあります。これは、12～13世紀にトルコからの攻撃を受けたアルメニア人が、リヴィウまで逃げてきた際に建てられたものです。

宗教
宗教	特徴
カトリック	多くの教会
正教	ウクライナ・カトリック教会の影響が強い
ユダヤ教	シナゴーグ
アルメニア正教	独特な雰囲気の教会

まとめ

リヴィウ歴史地区は、東欧と西欧の建築様式が融合した、独特の街並みを持つ都市です。

リヴィウは、様々な文化や宗教が共存する都市です。カトリック、正教、ユダヤ教など、様々な宗教の教会やシナゴーグがあります。

リヴィウは、ウクライナの中でも特に独立心が強く、ロシアの影響を受けにくい都市として知られています。

リヴィウは、ウクライナ文化の中心地として、多くの観光客に愛されています。

4. リヴィフ歴史地区の観光スポット

4-1. リノック広場

リヴィウ旧市街の中心となるのがリノック広場です。広場の中央には、真っ白な外壁と時計台が特徴的なリヴィウ市庁舎が堂々と立っており、その周りを4つの噴水とギリシャ神話をモチーフにした彫刻が取り囲んでいます。

広場の四方は、ヨーロッパらしい建物が取り囲んでいて、ウクライナ感はゼロ。ポーランドの地方都市と言われた方がしっくりくるかもしれません。

65メートルの時計台を有するリヴィウ市庁舎は、リノック広場の中央に堂々と佇んでいます。市庁舎内には観光案内所が併設されていて、リヴィウの観光情報を詳しく説明してくれます。

また、時計台には有料で上ることができ、リヴィウ旧市街の街並みのパノラマを見ることができます。

リノック広場
場所	特徴
中央	リヴィウ市庁舎
周囲	噴水、彫刻
建物	ヨーロッパらしい
時計台	65メートル、街並みのパノラマ

4-2. アルメニア教会

旧市街にある異質な構造の教会は、アルメニア正教のものです。円錐型の独特なつくりを持つドームと、装飾があまりされていない素朴な外観が特徴的です。

アルメニアといえば、キリスト教発祥の地と言われている場所。世界半周中に訪れる予定の、楽しみな国の一つです。

アルメニア教会は、12～13世紀にトルコからの攻撃を受けたアルメニア人が、リヴィウまで逃げてきた際に建てられたものです。

アルメニア教会は、リヴィウの歴史地区の中でも、特に異質な雰囲気を持つ教会です。

アルメニア教会
特徴	内容
ドーム	円錐型
外観	素朴
歴史	トルコからの攻撃を受けたアルメニア人が建設
雰囲気	異質

4-3. ドミニコ大聖堂

バロック様式の巨大なドミニコ大聖堂は、リヴィウ旧市街東側のシンボル的存在。特徴的なドーム型の屋根は、遠くからでも目立って見えます。

ドミニコ大聖堂は、リヴィウ歴史地区の中でも、特に壮麗な教会です。

ドミニコ大聖堂は、かつてはソ連時代に無神論と宗教の博物館とされていました。

ドミニコ大聖堂は、リヴィウの歴史と文化を象徴する場所の一つです。

ドミニコ大聖堂
特徴	内容
様式	バロック
屋根	ドーム型
位置	旧市街東側
歴史	ソ連時代に博物館

まとめ

リヴィウ歴史地区には、リノック広場、アルメニア教会、ドミニコ大聖堂など、様々な観光スポットがあります。

リヴィウ歴史地区は、中世の街並みを残すことで知られています。

リヴィウ歴史地区は、ウクライナの歴史と文化を象徴する場所です。

リヴィウ歴史地区は、観光客に人気の高い場所です。

5. リヴィフ歴史地区の保存活動と課題

5-1. 保存活動

リヴィウ歴史地区は、世界遺産に登録されているため、保存活動が積極的に行われています。

リヴィウ歴史地区は、ユネスコの世界遺産に登録されているため、国際的な支援を受けて、保存活動が進められています。

リヴィウ歴史地区は、世界遺産に登録されているため、観光客の増加による影響も懸念されています。

リヴィウ歴史地区は、世界遺産に登録されているため、保存活動と観光客の増加のバランスをどのように取るかが課題となっています。

保存活動
内容	目的
ユネスコによる支援	世界遺産の価値を守る
観光客の増加への対応	バランスを保つ
国際的な支援	保存活動の推進

5-2. 課題

リヴィウ歴史地区は、2022年のロシアのウクライナ侵攻によって、攻撃の対象となっています。

リヴィウ歴史地区は、ロシアの攻撃によって、建物や街並みが破壊される危険性があります。

リヴィウ歴史地区は、ロシアの攻撃によって、文化遺産が失われる危険性があります。

リヴィウ歴史地区は、ロシアの攻撃によって、歴史と文化が失われる危険性があります。

課題
問題	内容
ロシアの攻撃	建物や街並みの破壊
文化遺産の損失	歴史と文化の消失
観光客の増加	環境への影響

5-3. 今後の展望

リヴィウ歴史地区は、世界遺産に登録されているため、国際的な支援を受けて、保存活動が進められています。

リヴィウ歴史地区は、世界遺産に登録されているため、観光客の増加による影響も懸念されています。

リヴィウ歴史地区は、世界遺産に登録されているため、保存活動と観光客の増加のバランスをどのように取るかが課題となっています。

リヴィウ歴史地区は、世界遺産としての価値を守り、未来へ継承していくことが重要です。

今後の展望
内容	目的
保存活動の継続	世界遺産の価値を守る
観光客の増加への対応	バランスを保つ
国際的な協力	保存活動の推進

まとめ

リヴィウ歴史地区は、世界遺産に登録されているため、保存活動が積極的に行われています。

しかし、2022年のロシアのウクライナ侵攻によって、都市は攻撃の対象となり、危機遺産として登録されました。

リヴィウ歴史地区は、世界遺産としての価値を守り、未来へ継承していくことが重要です。

リヴィウ歴史地区は、ウクライナの歴史と文化を象徴する場所です。

6. リヴィフ歴史地区を訪れる際のオススメポイント

6-1. リヴィウ歴史地区の歩き方

リヴィウ歴史地区は、世界遺産に指定されており、車両の通行ができません。旧市街はかなり小さいので、徒歩での観光が基本となります。

旧市街～新市街の間は、路面電車でアクセスできるので不便を感じることは少ないでしょう。便利な路面電車の路線は、リヴィウ鉄道駅～旧市街を結ぶ1号線。料金は一律で5UAH(=￥21)とお手頃です。

キエフやリヴネなどウクライナ中部の都市へのミニバスは、リヴィウ鉄道駅前バスターミナルを発着するので、比較的利用しやすいです。

旧市街からストリスキー・バスターミナルまでは、3Aのバスで35分ほど。料金は7UAH(=￥29)です。

歩き方
交通手段	特徴
徒歩	旧市街は徒歩で観光
路面電車	旧市街～新市街間を結ぶ
ミニバス	キエフやリヴネなどの中部都市へ
バス	ストリスキー・バスターミナルから南西部へ
鉄道	キエフなどの中部都市へ

6-2. リヴィウ歴史地区の宿泊

リヴィウでの宿泊なら、観光の中心であるリヴィウ旧市街がおすすめ。美しい町並みの中で、観光にグルメに満足のゆく滞在ができるはず。

鉄道駅/バスステーションともに、トラムで簡単にアクセスできるのもポイント。

リヴィウはとても小さな町で、観光スポットはほぼ旧市街に集まっています。ゆっくり散策しても丸一日あれば多くの見どころを訪れることができるでしょう。

しかしながら、首都のキエフにくらべてこぢんまりとして、どこかのんびりとした雰囲気を存分に味わいたいなら2日、3日と連泊しても十分に楽しめる魅力があるのは事実。

宿泊
場所	特徴
旧市街	観光の中心
アクセス	鉄道駅/バスステーションからトラムでアクセス可能

6-3. リヴィウ近郊の観光

リヴィウ近郊には、あまり有名な観光スポットはありません。しかしながら、東(キエフ方面)愛のトンネル、南西部：カルパチア山脈、ルーマニア方面：ブコビナ地方の五つの修道院、西部：ポーランド、スロバキアと、他都市・周辺諸国へのアクセスの拠点としては、リヴィウはかなり便利な場所にあります。

有名な愛のトンネルは、リヴィウからバスで3時間ほどのルーツクやリヴネという町が拠点。日帰りはかなり時間がかかるうえ体力的にもしんどいので、キエフ・リヴィウ間の移動の際に、上記の町に1泊しながらアクセスするのがいいでしょう。

リヴィウ南西部には、ウクライナで最も標高が高い山を有するカルパチア山脈への入口となる小さな町が点在しています。自然の中でハイキングをしながら数日間過ごすならかなりおすすめ。

また、リヴィウ→カルパチア山脈の町→チェルニフツィと移動して、ルーマニア北東部へと国境を越えることで、世界遺産・「ブコビナ地方の5つの修道院」を訪れることもできます。

周辺観光
場所	特徴
愛のトンネル	ルーツクやリヴネからアクセス
カルパチア山脈	ハイキング
ブコビナ地方の修道院	ルーマニア北東部
ポーランド	国境を越えてアクセス
スロバキア	国境を越えてアクセス