項目 | 内容 |
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概要 | イタリア中部トスカーナ州にあるシエナ市の中世の街並み |
歴史 | ヨーロッパの金融の中心地として栄え、フィレンツェと覇権を争った都市国家 |
文化 | 中世の文化と伝統を色濃く残す街、シエナ派と呼ばれる独自の芸術様式、伝統的な競馬大会「パリオ」 |
世界遺産登録 | 1995年にユネスコ世界遺産に登録、文化遺産(ⅰ) (ⅱ) (ⅳ) |
見どころ | カンポ広場、ドゥオモ、プブリコ宮殿など |
アクセス | フィレンツェからバスで約1時間15分、ローマからは電車で約3時間〜3時間45分 |
1. シエナ歴史地区とは
シエナの歴史地区の概要
シエナ歴史地区は、イタリア中部トスカーナ州にあるシエナ市の中世の街並みを指します。1995年にユネスコ世界遺産に登録され、その美しい街並みと歴史的建造物で知られています。シエナは、3つの丘にまたがっており、レンガ造りの建物が特徴的な、中世の雰囲気漂う街です。
シエナは、かつてはヨーロッパの金融の中心地として栄え、フィレンツェと覇権を争った都市国家でした。13世紀から14世紀にかけて、シエナは金融業や商業で繁栄し、その富を背景に、美しい教会や宮殿が建設されました。
しかし、14世紀中ごろに発生したペストの流行により、シエナは衰退し、フィレンツェに支配されることになりました。その後、シエナは芸術や文化の中心地としての役割を担い、シエナ派と呼ばれる独自の芸術様式が発展しました。
現在、シエナ歴史地区は、中世の街並みをそのまま残し、観光客に人気のスポットとなっています。カンポ広場やドゥオモなどの歴史的建造物、そして、シエナ派の絵画など、見どころが満載です。
項目 | 内容 |
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位置 | イタリア中部トスカーナ州シエナ市 |
登録年 | 1995年 |
登録基準 | 文化遺産(ⅰ) (ⅱ) (ⅳ) |
特徴 | 中世の街並みをそのまま残す、レンガ造りの建物が立ち並ぶ街 |
見どころ | カンポ広場、ドゥオモ、マンジャの塔など |
シエナの歴史地区の特色
シエナ歴史地区の最大の特徴は、中世の街並みをそのまま残していることです。レンガ造りの建物が立ち並び、石畳の道が入り組んでおり、まるでタイムスリップしたかのような感覚に陥ります。
また、シエナ歴史地区は、丘の上に位置しているため、街全体を見渡せるパノラマポイントが数多く存在します。特に、マンジャの塔やドゥオモの鐘楼からは、シエナの美しい街並みを一望できます。
シエナ歴史地区は、コンパクトな街なので、徒歩で観光することができます。街の中心部には、カンポ広場やドゥオモなどの主要な観光スポットが集中しているので、効率よく観光できます。
シエナ歴史地区は、フィレンツェから日帰りで行くこともできます。フィレンツェからシエナまでは、バスで約1時間15分ほどです。
項目 | 内容 |
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街並み | 中世の街並みをそのまま残す、レンガ造りの建物が立ち並ぶ街 |
パノラマ | 丘の上に位置しているため、街全体を見渡せるパノラマポイントが数多く存在 |
アクセス | コンパクトな街なので、徒歩で観光可能 |
アクセス | フィレンツェから日帰りで行くことも可能 |
シエナの歴史地区の文化
シエナ歴史地区は、中世の文化と伝統を色濃く残す街です。毎年7月と8月には、カンポ広場で行われる「パリオ」という伝統的な競馬大会が開催されます。パリオは、シエナの17の地区(コントラーダ)が、それぞれ馬に乗って競い合うもので、シエナ市民にとって、最も重要なイベントの一つです。
シエナ歴史地区には、シエナ派と呼ばれる独自の芸術様式が発展しました。シエナ派は、中世の伝統的な芸術様式を継承しながら、独自の表現方法を確立しました。シエナ派の絵画は、宗教的なテーマを扱ったものが多く、静かで厳粛な雰囲気を持つのが特徴です。
シエナ歴史地区は、美食の街としても知られています。トスカーナ地方の伝統的な料理やワインを楽しむことができます。特に、シエナ名物の「ピチ」という太麺は、ぜひ味わいたいものです。
シエナ歴史地区は、歴史と文化、そして自然が調和した美しい街です。中世の街並みを散策したり、歴史的建造物を訪れたり、美味しい料理を味わったりと、様々な楽しみ方ができます。
項目 | 内容 |
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伝統文化 | 毎年7月と8月には、カンポ広場で行われる「パリオ」という伝統的な競馬大会が開催される |
芸術 | シエナ派と呼ばれる独自の芸術様式が発展 |
料理 | トスカーナ地方の伝統的な料理やワインを楽しむことができる |
その他 | 伝統的な工芸品や料理も数多く存在 |
まとめ
シエナ歴史地区は、中世の街並みをそのまま残す、美しい街です。世界遺産に登録されているだけあり、歴史的建造物や芸術作品、そして、伝統文化など、見どころが満載です。
シエナは、フィレンツェから日帰りで行くこともできます。フィレンツェを訪れた際には、ぜひシエナ歴史地区にも足を運んでみてください。
シエナ歴史地区は、歴史と文化、そして自然が調和した、魅力的な街です。
シエナ歴史地区を訪れる際には、カンポ広場やドゥオモ、マンジャの塔などの主要な観光スポットを巡り、シエナの歴史と文化に触れてみてください。
2. シエナ歴史地区の歴史
シエナの起源と初期の歴史
シエナの起源は明確にはわかっていませんが、古いローマの都市であるとする伝説も存在します。しかし、明確な根拠はありません。シエナが歴史の表舞台に立つのは、東ゴート王国が滅び、東ローマ帝国による短い統治があった後、イタリア半島北部にランゴバルト王国が成立してからになります。
イタリア半島の統治が困難になったとは言え、アドリア海での東ローマ帝国の勢力は依然として大きく、ランゴバルト王国は物資の運搬路をフランス街道に移さざるを得ませんでした。シエナはこの街道の中継基地として、主に金融業によって発展しました。
西ヨーロッパ全体の経済活動が活発になり、ピサ、ジェノヴァ、ヴェネツィアといった港湾都市は、貿易によって巨万の富を得るようになりました。シエナも、これらの都市との金融取引によって潤沢な資金を得、13世紀までに西ヨーロッパ最大の金融街として栄えました。
11世紀まで、現在のカステルヴェッキオ一帯にしか広がっていなかった市街地は、13世紀中期には現在の市街地にほぼ匹敵する大きさにまで拡張しました。他の中世イタリアの都市と同じく、シエナも12世紀にはコムーネが組織され、都市機能は自治共同体によって運営されました。
時代 | 出来事 |
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古代 | エトルリア人、ローマの植民地 |
中世初期 | ランゴバルト王国成立、フランス街道の中継基地として発展 |
11世紀 | 現在のカステルヴェッキオ一帯にしか広がっていなかった市街地が拡張 |
12世紀 | コムーネが組織され、都市機能は自治共同体によって運営される |
13世紀 | 西ヨーロッパ最大の金融街として栄える |
シエナの繁栄とフィレンツェとの対立
金融業によって急速に力を得たシエナは、やはり金融業によって勃興したフィレンツェとトスカーナの覇権をめぐって衝突することになります。これにグエルフィ(教皇党)とギッベリーニ(皇帝党)という政治的思惑もからみ、13世紀になると、熾烈な武力衝突を繰り返しました。
1260年のモンタペルティの戦いでシエナはフィレンツェを破り、トスカーナの覇権を握りましたが、わずか5年の後、ローマ教皇の誘いに応じて南下したフランス王国がグエルフィ同盟を結成し、ギッベリーニ(皇帝派)を標榜するシエナは孤立しました。
1269年、シエナはフィレンツェとフランスの連合軍に決定的敗北を喫し、次第にシエーナの経済活動はフィレンツェに遅れをとりはじめた。
フィレンツェに覇権を奪われたとは言え、ノーヴェ体制を有するシエーナの経済活動はなお盛んであった。シエーナの芸術活動が最も盛んになるのは、この13世紀末から14世紀中期までの時期である。しかし、1350年頃からはじまり、一説では人口の半分が犠牲になったとされる黒死病の流行により、シエーナの全ての活動は停止する。以後、芸術活動は続けられるものの、そのきらめきを取り戻すことはなかった。
時代 | 出来事 |
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13世紀 | フィレンツェとトスカーナの覇権を争い、武力衝突を繰り返す |
1260年 | モンタペルティの戦いでフィレンツェを破り、トスカーナの覇権を握る |
1269年 | フィレンツェとフランスの連合軍に敗北し、経済活動はフィレンツェに遅れをとる |
13世紀末〜14世紀中期 | 芸術活動が最も盛んになる |
1350年頃 | 黒死病の流行により、シエナの全ての活動が停止する |
シエナの衰退と世界遺産登録
1348年、シエナは黒死病の流行に見舞われ、人口の半分以上が亡くなりました。この出来事は、シエナの繁栄に大きな打撃を与え、その後、シエナは衰退の一途をたどります。
1555年、シエナはフィレンツェに併合され、独立した都市国家としての歴史に幕を閉じます。その後、シエナは、フィレンツェの支配下で、静かにその歴史を刻んでいきました。
しかし、シエナは、中世の街並みをそのまま残しており、その歴史的価値は高く評価されています。1995年、シエナ歴史地区は、ユネスコ世界遺産に登録されました。
シエナ歴史地区は、中世の街並みをそのまま残す、貴重な文化遺産として、世界中から観光客が訪れています。
時代 | 出来事 |
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1348年 | 黒死病の流行により、人口の半分以上が亡くなる |
1555年 | フィレンツェに併合され、独立した都市国家としての歴史に幕を閉じる |
1995年 | シエナ歴史地区がユネスコ世界遺産に登録される |
まとめ
シエナ歴史地区は、長い歴史の中で、栄光と衰退を繰り返してきました。しかし、その歴史の中で培われた文化や伝統は、現在も街に息づいています。
シエナは、かつてはヨーロッパの金融の中心地として栄え、フィレンツェと覇権を争った都市国家でした。しかし、黒死病の流行やフィレンツェとの戦いに敗れたことで、衰退の一途をたどります。
現在、シエナ歴史地区は、世界遺産に登録され、その美しい街並みと歴史的建造物で知られています。
シエナの歴史を知ることで、街の魅力をより深く理解することができます。
3. シエナ歴史地区の文化
シエナの歴史と文化
シエナの歴史地区は、中世の文化と伝統を色濃く残す街です。街全体が世界遺産に登録されていることからも、その歴史的価値の高さがうかがえます。
シエナは、かつてはヨーロッパの金融の中心地として栄え、フィレンツェと覇権を争った都市国家でした。その歴史は、街のあちこちに残る建造物や芸術作品に刻まれています。
シエナは、フィレンツェとは異なる独自の文化を育んできました。特に、芸術分野では、シエナ派と呼ばれる独自の芸術様式が発展しました。シエナ派は、中世の伝統的な芸術様式を継承しながら、独自の表現方法を確立しました。
シエナ派の絵画は、宗教的なテーマを扱ったものが多く、静かで厳粛な雰囲気を持つのが特徴です。シエナ歴史地区には、シエナ派の絵画を鑑賞できる美術館や教会が数多く存在します。
項目 | 内容 |
---|---|
歴史 | 中世の文化と伝統を色濃く残す街 |
芸術 | シエナ派と呼ばれる独自の芸術様式が発展 |
文化 | フィレンツェとは異なる独自の文化を育んできた |
特徴 | 宗教的なテーマを扱った絵画が多く、静かで厳粛な雰囲気を持つ |
シエナの伝統文化
シエナ歴史地区には、中世の伝統文化が色濃く残っています。毎年7月と8月には、カンポ広場で行われる「パリオ」という伝統的な競馬大会が開催されます。
パリオは、シエナの17の地区(コントラーダ)が、それぞれ馬に乗って競い合うもので、シエナ市民にとって、最も重要なイベントの一つです。パリオの期間中は、街全体が活気に満ち溢れ、伝統的な衣装を身につけた人々で賑わいます。
シエナ歴史地区には、伝統的な工芸品や料理も数多く存在します。シエナの歴史と文化を体験するには、これらの伝統的な文化に触れてみるのも良いでしょう。
シエナ歴史地区は、歴史と文化が息づく、魅力的な街です。
項目 | 内容 |
---|---|
パリオ | 毎年7月と8月には、カンポ広場で行われる伝統的な競馬大会が開催される |
工芸品 | 伝統的な工芸品が存在 |
料理 | トスカーナ地方の伝統的な料理やワインを楽しむことができる |
シエナの歴史と文化を体験する
シエナ歴史地区を訪れる際には、歴史的建造物や芸術作品を鑑賞するだけでなく、伝統文化に触れてみるのもおすすめです。
カンポ広場やドゥオモなどの主要な観光スポットを巡り、シエナの歴史と文化を体感してみてください。
また、パリオなどの伝統的なイベントに参加したり、伝統的な工芸品や料理を味わったりすることで、シエナの文化をより深く理解することができます。
シエナ歴史地区は、歴史と文化を満喫できる、素晴らしい場所です。
方法 | 内容 |
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歴史的建造物 | カンポ広場やドゥオモなどの主要な観光スポットを巡る |
伝統文化 | パリオなどの伝統的なイベントに参加する |
伝統文化 | 伝統的な工芸品や料理を味わう |
まとめ
シエナ歴史地区は、中世の文化と伝統を色濃く残す街です。
シエナは、独自の芸術様式であるシエナ派を育み、伝統的な競馬大会「パリオ」を開催するなど、豊かな文化を誇っています。
シエナ歴史地区を訪れる際には、歴史的建造物や芸術作品を鑑賞したり、伝統文化に触れたりすることで、シエナの文化を満喫することができます。
シエナ歴史地区は、歴史と文化が調和した、魅力的な街です。
4. シエナ歴史地区の世界遺産登録について
シエナ歴史地区の世界遺産登録基準
シエナ歴史地区は、1995年にユネスコ世界遺産に登録されました。
登録基準は、文化遺産(ⅰ) (ⅱ) (ⅳ)です。
(ⅰ) 人類の創造性の傑作:シエナ歴史地区は、中世の都市計画と建築の傑作であり、人類の創造性を示す重要な遺産です。
(ⅱ) 建築様式や技術の重要な例:シエナ歴史地区は、中世のゴシック様式の建築様式を代表する建造物が数多く残っており、建築史における重要な例です。
基準 | 内容 |
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(ⅰ) | 人類の創造性の傑作 |
(ⅱ) | 建築様式や技術の重要な例 |
(ⅳ) | 人類の歴史上重要な段階を示す建築物群 |
シエナ歴史地区の世界遺産登録の意義
シエナ歴史地区の世界遺産登録は、この街の歴史的価値と文化的重要性が高く評価されたことを示しています。
世界遺産登録により、シエナ歴史地区は、世界中から注目を集め、観光客の増加につながりました。
また、世界遺産登録は、シエナ歴史地区の保護と保存を促進する役割を果たしています。
シエナ歴史地区は、世界遺産として、その歴史と文化を未来へと継承していくことが期待されています。
項目 | 内容 |
---|---|
評価 | 歴史的価値と文化的重要性が高く評価された |
影響 | 世界中から注目を集め、観光客の増加につながった |
役割 | シエナ歴史地区の保護と保存を促進する役割を果たしている |
シエナ歴史地区の世界遺産登録の背景
シエナ歴史地区は、中世の街並みをそのまま残しており、その歴史的価値は高く評価されています。
特に、カンポ広場やドゥオモなどの歴史的建造物は、中世の都市計画と建築の傑作であり、世界遺産登録の大きな要因となりました。
また、シエナ歴史地区は、シエナ派と呼ばれる独自の芸術様式を育み、伝統的な競馬大会「パリオ」を開催するなど、豊かな文化を誇っています。
これらの要素が総合的に評価され、シエナ歴史地区は、世界遺産に登録されました。
項目 | 内容 |
---|---|
価値 | 中世の街並みをそのまま残しており、歴史的価値が高い |
建造物 | カンポ広場やドゥオモなどの歴史的建造物は、中世の都市計画と建築の傑作 |
文化 | シエナ派と呼ばれる独自の芸術様式を育み、伝統的な競馬大会「パリオ」を開催するなど、豊かな文化を誇っている |
まとめ
シエナ歴史地区は、その歴史的価値と文化的重要性が高く評価され、1995年にユネスコ世界遺産に登録されました。
世界遺産登録は、シエナ歴史地区の保護と保存を促進する役割を果たしており、世界中から観光客が訪れる、重要な文化遺産となっています。
シエナ歴史地区は、世界遺産として、その歴史と文化を未来へと継承していくことが期待されています。
シエナ歴史地区を訪れる際には、世界遺産としての価値を理解し、その歴史と文化を尊重しましょう。
5. シエナ歴史地区の見どころ
カンポ広場
カンポ広場は、シエナの中心部にある、世界一美しい広場とも言われる広場です。
緩やかな傾斜をもつ貝殻のような形をした広場は、レンガが敷き詰められており、中心部には「ガイアの泉」があります。
広場を囲むようにカフェが立ち並んでおり、観光の休憩や美しい広場を眺めながらお茶を楽しむ思い出作りにもおすすめです。
カンポ広場は、シエナの歴史地区の象徴的な場所であり、訪れる人々を魅了する、美しい空間です。
項目 | 内容 |
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特徴 | 緩やかな傾斜をもつ貝殻のような形をした広場 |
見どころ | ガイアの泉、プブリコ宮殿 |
おすすめ | 観光の休憩や美しい広場を眺めながらお茶を楽しむ |
ドゥオモ
ドゥオモは、シエナの街の最も高いところに位置する、ゴシック様式の壮麗な大聖堂です。
白と深緑色の大理石模様やバラ窓の上に囲むように並ぶ40もの聖人の像は圧巻です。
内部は、白と緑の列柱と大理石の床の装飾は言葉を失うほどの美しさです。特に、床は56の宗教の場面が象嵌で緻密に作られています。
ドゥオモは、シエナ歴史地区の最も重要な観光スポットの一つであり、訪れる人々を圧倒する、美しい建築物です。
項目 | 内容 |
---|---|
特徴 | ゴシック様式の壮麗な大聖堂 |
見どころ | 白と深緑色の大理石模様、バラ窓、床の象嵌細工 |
おすすめ | ツアーに参加して「PORTA DEL CIELO(天空の扉)」から眺める |
プブリコ宮殿
プブリコ宮殿は、カンポ広場に面して建つ、ゴシック様式の宮殿です。
市庁舎としても使われており、ゴシック様式の公共施設の代表作と称されています。
宮殿の2階の一部と3階は市立美術館となっており、シモーネ・マルティーニの『荘厳の聖母』やA.ロレンツェッティの『善政の効果』など素晴らしいフレスコ画を見ることができます。
プブリコ宮殿は、シエナの歴史と文化を伝える、重要な建造物です。
項目 | 内容 |
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特徴 | ゴシック様式の宮殿 |
用途 | 市庁舎としても使われている |
見どころ | シモーネ・マルティーニの『荘厳の聖母』やA.ロレンツェッティの『善政の効果』など素晴らしいフレスコ画 |
その他 | 宮殿には500の階段を有する「マンジャの塔」があり、塔の最上階からはシエナの絶景を見渡せる |
まとめ
シエナ歴史地区には、カンポ広場やドゥオモ、プブリコ宮殿など、見どころが満載です。
これらの建造物は、シエナの歴史と文化を伝える、貴重な遺産です。
シエナ歴史地区を訪れる際には、これらの建造物を巡り、シエナの美しさを体感してみてください。
シエナ歴史地区は、歴史と文化、そして芸術が調和した、魅力的な街です。
6. シエナ歴史地区へのアクセス方法
フィレンツェからのアクセス
シエナ歴史地区は、フィレンツェから日帰りで行くことができます。
フィレンツェからシエナまでは、バスで約1時間15分ほどです。
フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅前から、BUSITALIA/SITA社の快速バスで行くことができます。
シエナ駅は、旧市街中心地から少し離れているので、バスで行くのがおすすめです。
交通手段 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
バス | 約1時間15分 | 10ユーロ前後 |
電車 | 約1時間30分 | 15ユーロ前後 |
ローマからのアクセス
ローマからシエナへは、電車で行くことができます。
ローマのテルミニ駅から、シエナ駅まで、約3時間〜3時間45分で行くことができます。
ローマからシエナへは、直通の電車がないため、途中乗り換えが必要です。
ローマからシエナへは、電車よりもバスの方が時間が短く、料金も安い場合が多いです。
交通手段 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
電車 | 約3時間〜3時間45分 | 30ユーロ前後 |
バス | 約4時間〜4時間30分 | 20ユーロ前後 |
シエナ歴史地区内の移動
シエナ歴史地区は、コンパクトな街なので、徒歩で観光することができます。
街の中心部には、カンポ広場やドゥオモなどの主要な観光スポットが集中しているので、効率よく観光できます。
シエナ歴史地区は、丘の上に位置しているため、坂道が多いです。歩きやすい靴を履いて行くことをおすすめします。
シエナ歴史地区内には、バスやタクシーも運行しています。
交通手段 | 特徴 |
---|---|
徒歩 | コンパクトな街なので、徒歩で観光可能 |
バス | 市内を運行している |
タクシー | 市内を運行している |
まとめ
シエナ歴史地区は、フィレンツェやローマからアクセスしやすい場所にあります。
フィレンツェからは、バスで約1時間15分ほど、ローマからは、電車で約3時間〜3時間45分ほどです。
シエナ歴史地区内は、徒歩で観光することができます。
シエナ歴史地区を訪れる際には、アクセス方法を事前に調べておきましょう。
参考文献
・街すべてが世界遺産?!イタリア「 シエナ」中世の街並み1日 …
・世界遺産に登録されているシエナの魅力とおすすめの観光地を …
・シエーナ歴史地区 | イタリア | 世界遺産オンラインガイド
・【世界の街角】イタリア・トスカーナの古都シエナで中世の …
・シエナ観光ガイドがシエナの歴史、街歩き、パリオについて …
・世界遺産都市シエナの歴史散策と市民の憩いの場メディチ要塞 …