ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群とは？世界遺産についての解説

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群の構成要素
名称	時代	建築様式	主な特徴
サンスーシ宮殿	18世紀	ロココ様式	フリードリヒ大王の夏の離宮。ブドウ畑とクリームイエローの宮殿が美しい
新宮殿	18世紀	バロック様式	フリードリヒ大王が7年戦争の勝利を記念して建設。200室以上ある壮大な宮殿
ツェツィーリエンホーフ宮殿	20世紀	イギリスのチューダー様式	ポツダム会談が行われた場所として有名。落ち着いた雰囲気の邸宅
シャルロッテンブルク宮殿	17世紀	バロック様式	プロイセン初代国王フリードリヒ1世が王妃のために建設。ベルリンで最も人気のある観光スポット
大理石宮殿	19世紀	ネオ・ルネサンス様式	ハイリガー湖畔に建つ美しい宮殿。自然を活かした風景式庭園
バーベルスベルク宮殿	19世紀	ゴシック・リバイバル様式	ヴィルヘルム1世の夏の離宮。イギリス式庭園
オランジェリー宮殿	19世紀	ネオ・ルネサンス様式	イタリア・ルネサンスの影響を受けた建築。オレンジなどの果樹を栽培するための温室
中国茶館	18世紀	ロココ様式	中国趣味を取り入れたエキゾチックなティーハウス。黄金色の像で飾られた外観が特徴
グリーニケ狩猟館	17世紀	バロック様式	フリードリヒ・ヴィルヘルムが建設した狩猟用の邸宅。バロック様式で改修された
ファウエン島宮殿	18世紀	ロココ様式	フリードリヒ・ヴィルヘルム2世が夏の離宮として建設。森に覆われた島にある
平和教会	19世紀	ロマネスク・リバイバル様式	サンスーシ公園にある教会。ローマのサン・クレメンテ・アル・ラテラノ聖堂を模倣
救世主教会	19世紀	ロマネスク様式	ザクロー湖畔にある教会。イタリア北部のロマネスク建築を彷彿させる
バーベルスベルク天文台	19世紀	歴史主義様式	ポツダムのライプニッツ天体物理学研究所。バーベルスベルク公園の東にある

1. ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群とは？
2. 歴史的背景と建築様式
3. サンサッシ宮殿の見どころ
4. シャルロッテンブルク宮殿の歴史
5. ポツダムの公園群の魅力
6. ベルリン市内の宮殿と公園の関係性

1. ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群とは？

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群の概要

ドイツのポツダムとベルリンにある複数の旧宮殿建造物とその付属庭園（公園）その他の総称を、ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群といいます。1730年から1916年までに造られた約150の建築物が含まれており、1990年にユネスコの世界遺産（文化遺産）に登録されました。その後、1992年と1999年に登録物件が拡張され、現在も世界遺産として保護されています。

ポツダムはブランデンブルク州の州都ですが、ドイツの首都ベルリンとも隣接しています。ベルリン市内から在来線Sバーン（S7）に乗れば、30分ほどでポツダム中央駅に着きます。ポツダム市街はトラムが整備されているので、中央駅から91番か98番の路面電車に乗り、ルイゼンプラッツ南／サンスーシ公園停留所で降りれば、目の前がブランデンブルク門です。ここからサンスーシ宮殿までは歩いて15分ほどですが、さらにショートカットしたい人は、バスで宮殿の裏手まで行くことができます。

またツェツィーリエンホーフ宮殿まではバスの603番、バーベルスベルク宮殿へはバスの616番を利用すると良いでしょう。

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群のアクセス
交通手段	所要時間	備考
ベルリン中央駅からポツダム中央駅	約30分	Sバーン（S7）利用
ポツダム中央駅からサンスーシ宮殿	徒歩約15分	ブランデンブルク門から徒歩
ポツダム中央駅からツェツィーリエンホーフ宮殿	バス603番利用	約15分
ポツダム中央駅からバーベルスベルク宮殿	バス616番利用	約20分

世界遺産登録の基準

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群は、世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録されました。

登録基準（i） ポツダムとベルリンの宮殿と公園は、自然と調和するように建造され、ユニークで芸術的な宮殿建築であるということ。

登録基準（ii） サンスーシ宮殿は「プロイセンのヴェルサイユ」と呼ばれるほどに、イタリアやイギリス、フランスなどの建築様式から影響を受けているということ。

登録基準（iv） サンスーシ庭園は、ヨーロッパの啓蒙専制君主であったフリードリヒ2世によって建造されたもので、造園技術として優れた傑作であるという点。

世界遺産登録基準
基準	内容
(i)	ポツダムとベルリンの宮殿と公園は、自然と調和するように建造され、ユニークで芸術的な宮殿建築である
(ii)	サンスーシ宮殿は「プロイセンのヴェルサイユ」と呼ばれるほどに、イタリアやイギリス、フランスなどの建築様式から影響を受けている
(iv)	サンスーシ庭園は、ヨーロッパの啓蒙専制君主であったフリードリヒ2世によって建造されたもので、造園技術として優れた傑作である

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群の構成

世界遺産として登録されているエリアには150もの宮殿と庭園がありますが、その中でもサンスーシ宮殿や庭園はヨーロッパ各地の宮殿建築を取り入れながらも独自の様式となっていて、庭園では優れた造園技術が見られるという点で評価されています。

登録されているエリアには150もの宮殿と庭園がありますが、その中でもサンスーシ宮殿や庭園はヨーロッパ各地の宮殿建築を取り入れながらも独自の様式となっていて、庭園では優れた造園技術が見られるという点で評価されています。

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群の構成要素
エリア	主な宮殿・庭園
サンスーシ地区	サンスーシ宮殿、サンスーシ庭園、新宮殿、絵画館、オランジェリー宮殿、中国茶館
新庭園地区	ツェツィーリエンホーフ宮殿、大理石宮殿、プフィングストベルク
ザクロー地区	ザクロー宮殿、ザクローの救世主教会
バーベルスベルク地区	バーベルスベルク宮殿、バーベルスベルク天文台
ベルリン地区	シャルロッテンブルク宮殿、グリーニケ宮殿、グリーニケ狩猟館、ファウエン島宮殿

まとめ

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群は、プロイセン王国の歴史と文化を象徴する貴重な遺産です。自然と調和した美しい景観と、多様な建築様式が融合した宮殿群は、世界中の人々を魅了しています。

2. 歴史的背景と建築様式

プロイセン王国の興隆とポツダムの開発

プロイセンの歴史はホーエンツォレルン家の歴史でもあります。ホーエンツォレルン家は1415年に神聖ローマ皇帝ジギスムントから伯爵位を得て選帝侯（ドイツ王選出権を持つ諸侯。ドイツ王が教皇の承認を経て皇帝となった）としてブランデンブルク辺境伯領の領主となり、ブランデンブルクからベルリンに遷都してベルリン王宮を居城としました。

一方、分家のアルブレヒトは1510年にドイツ騎士団総長に就任するが、1525年に騎士団を返上してポーランドの下にプロイセン公国を建国します。1618年にブランデンブルク選帝侯ヨハン・ジギスムントがプロイセン公を兼ねることで同君連合（同じ君主を掲げる連合国）ブランデンブルク＝プロイセンが成立しました。

三十年戦争（1618～48年）で国土は荒廃しましたが、フリードリヒ・ヴィルヘルムは1685年にポツダム勅令を発し、ルイ14世による迫害でフランスを追われたユグノー（フランスのカルヴァン派プロテスタント）を受け入れました。フランスのみならずオランダやロシア、ボヘミアからも移住が相次ぎ、商人や資本家も多かったことから経済復興に貢献しました。

フリードリヒ・ヴィルヘルムはベルリンを拡大するとともに小さな集落にすぎなかったポツダムの開発を行い、町の中心にポツダム宮殿を築き、ベルリンとの市境付近の狩猟場にグリーニケ狩猟館を建設しました。

プロイセン王国の歴史
時代	出来事
1415年	ホーエンツォレルン家がブランデンブルク辺境伯領の領主となる
1525年	プロイセン公国の建国
1618年	ブランデンブルク＝プロイセンの成立
1685年	ポツダム勅令の発布。ユグノーの受け入れ
1701年	プロイセン王国の成立
1740～1748年	オーストリア継承戦争。シュレージエンを奪取
1756～1763年	七年戦争。ヨーロッパの列強として認められる
1834年	ドイツ関税同盟の成立。経済的な統一
1866年	プロイセン＝オーストリア戦争。オーストリアを排除
1870～1871年	プロイセン＝フランス戦争。フランスを打ち破る
1871年	ドイツ帝国の成立
1914～1918年	第一次世界大戦。プロイセン王国の滅亡
1945年	ポツダム会談。ポツダム宣言の発出

プロイセン王国の発展と宮殿建設

スペイン継承戦争（1701～13年）で神聖ローマ皇帝に軍と支援金を送ったことから王国に昇格し、1701年にプロイセン王国が成立しました。初代国王にホーエンツォレルン家のフリードリヒ１世が就任しました。

フリードリヒ１世はフランス王ルイ14世とパリ（世界遺産）に憧れて首都ベルリンを改造し、ベルリン王宮を拡張し、シャルロッテンブルク宮殿を建設して「シュプレー川のアテネ」と呼ばれるほどの街並みを築きました。

息子のフリードリヒ・ヴィルヘルム１世は父王の散財で破綻寸前に追い込まれた経済を立て直すためにプロテスタントの受け入れを行い、外征を控えて富国強兵に努めました。また、ポツダムの都市開発を進めて方格設計（碁盤の目状の都市設計）の新市街を建設して移住を奨励しました。

プロイセンは啓蒙専制君主であるフリードリヒ大王（フリードリヒ２世）の時代に大国へ上り詰めます。絶対王政において絶対君主は神の代理として国を治めたが、啓蒙専制主義では近代化を成し遂げるために啓蒙専制君主に権力を集中させ、合理的な思想（啓蒙思想）に基づく政策の下で国家運営を行いました。

プロイセン王と宮殿
王	宮殿	建設年
フリードリヒ1世	シャルロッテンブルク宮殿	1699年
フリードリヒ2世	サンスーシ宮殿	1745～1747年
フリードリヒ2世	新宮殿	1763～1769年
フリードリヒ・ヴィルヘルム3世	ツェツィーリエンホーフ宮殿	1917年
フリードリヒ・ヴィルヘルム4世	オランジェリー宮殿	1851～1860年
フリードリヒ・ヴィルヘルム4世	リントシュテット宮殿	19世紀
ヴィルヘルム1世	バーベルスベルク宮殿	19世紀

建築様式の変遷

フリードリヒ大王はポツダム郊外に夏の離宮としてサンスーシ宮殿を建設し、周辺の森林を庭園や公園として開発して一帯を広大な宮殿コンプレックスとして整備しました。サンスーシはヴェルサイユ宮殿（世界遺産）ほど豪奢ではなかったが、大王は「フリードリヒ・ロココ」と呼ばれるスタイルを愛し、離宮ではなく居城として死の瞬間まで居住しました。

以来、サンスーシ周辺はベルリン、ポツダムと並んでプロイセン王の居城あるいは離宮として使用され、時代時代に宮殿や庭園が建設されました。

イギリスが18世紀後半にはじまる産業革命を経て覇権国家として飛躍したのに対し、ドイツ系のプロイセンやオーストリアは近代化に乗り遅れていました。プロイセンはナポレオンによる占領を経てプロイセン改革を断行し、農民解放や教育・軍制改革などを進めました。

プロイセン、オーストリアおよびドイツの小国群はドイツ連邦を形成しましたが、強国となるには国境を廃止してドイツとしてまとまる必要がありました。1834年のドイツ関税同盟によって経済的な統一が実現し、産業革命がはじまりました。

建築様式の変遷
時代	建築様式	主な特徴
17世紀	バロック様式	壮大で華麗な装飾。対称性と秩序を重視
18世紀	ロココ様式	軽快で優雅な装飾。自然や植物をモチーフにしたデザイン
19世紀	新古典主義様式	古代ギリシャ・ローマ建築を模倣。理性と秩序を重視
19世紀	歴史主義様式	中世の建築様式を復興。ロマネスク、ゴシック、ルネサンスなど
20世紀	近代建築	機能性と合理性を重視。鉄骨やコンクリートなどの新素材を用いた建築

まとめ

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群は、プロイセン王国の歴史と発展を反映した建築様式の変遷を見ることができます。バロック様式からロココ様式、新古典主義様式、歴史主義様式など、時代ごとの建築様式が融合し、それぞれの宮殿や庭園に個性を与えています。

3. サンサッシ宮殿の見どころ

サンスーシ宮殿

サンスーシ宮殿は、プロイセン王フリードリヒ大王（フリードリヒ2世）が夏の居城として1745～1747年にかけて建造したロココ様式の宮殿です。

「サンスーシ」はフランス語で「憂いなし」を意味し、日本や中国では漢訳して「無憂宮」とも呼ばれています。

宮殿内部には、ブドウをはじめ、植物や動物をモチーフにした装飾が随所に施されており、豪華ながらも温かみのある雰囲気が漂います。

楽器を演奏するためのコンサート室は、自然がさまざまな形で表現された「フリードリッヒ風ロココ」の代表例です。自らもフルートの名手として知られていたフリードリヒ大王は、ここでフルートを演奏したり、コンサートを聴いたりしたそうです。

サンスーシ宮殿の内部
部屋	特徴
コンサート室	自然をモチーフにした装飾が施された「フリードリッヒ風ロココ」の代表例
図書室	2000冊以上の蔵書を所蔵
ギャラリー	美術品を展示
ベッドルーム	壁に埋め込まれたベッド
楕円の間	宮殿の中央部に位置する大きな部屋。窓から光が差し込む

サンスーシ庭園

サンスーシ宮殿に隣接するサンスーシ庭園は、広大な敷地内に様々な建造物が点在する、見ごたえのある庭園です。

庭園は、フランス式庭園とイギリス式庭園が融合したような、自然と人工的な要素が調和した美しい空間です。

庭園内には、新宮殿、絵画館、オランジェリー宮殿、中国茶館など、様々な建築様式が見られます。

また、庭園内には、ブドウ畑や彫刻、噴水など、見どころが満載です。

サンスーシ庭園の主な建造物
建造物	特徴
新宮殿	フリードリヒ大王が7年戦争の勝利を記念して建設。200室以上ある壮大な宮殿
絵画館	プロイセン王室の絵画コレクションを展示
オランジェリー宮殿	オレンジなどの果樹を栽培するための温室。イタリアのヴィラ・メディチをモデルにした
中国茶館	中国趣味を取り入れたエキゾチックなティーハウス。黄金色の像で飾られた外観が特徴
平和教会	ロマネスク・リバイバル様式で建てられた教会。ローマのサン・クレメンテ・アル・ラテラノ聖堂を模倣

サンスーシ宮殿の見学ポイント

サンスーシ宮殿の見学は、事前にオンライン予約をすることをおすすめします。特に観光シーズンは、入場に2～3時間待ちとなることもあるので、事前に予約しておけば、スムーズに宮殿内を見学できます。

宮殿内は、音声ガイドを聞きながら見学できます。日本語のガイドもありますので、安心して見学できます。

宮殿内は写真撮影が可能です。ただし、一部撮影禁止の場所もありますので、注意が必要です。

まとめ

サンスーシ宮殿は、プロイセン王国の歴史と文化を象徴する、必見の観光スポットです。

4. シャルロッテンブルク宮殿の歴史

シャルロッテンブルク宮殿の建設

シャルロッテンブルク宮殿は、プロイセン初代国王フリードリヒ1世が、王妃ゾフィー・シャルロッテのために建設した宮殿です。

フリードリヒ1世は、フランス王ルイ14世がヴェルサイユ宮殿で送ったような贅沢な生活を夢見ていました。

シャルロッテンブルク宮殿は、その夢の実現への第1歩でした。

宮殿は、1699年に完成しました。

シャルロッテンブルク宮殿のその後

シャルロッテンブルク宮殿は、その後、プロイセン王家の居城として使用されました。

18世紀後半には、フリードリヒ大王によって、宮殿の拡張工事が行われました。

19世紀には、宮殿は博物館として公開されました。

現在も、シャルロッテンブルク宮殿は、ベルリンで最も人気のある観光スポットの一つです。

シャルロッテンブルク宮殿の見どころ

シャルロッテンブルク宮殿の見どころは、バロック様式の美しい建築と、豪華な内装です。

宮殿内には、絵画や彫刻、家具など、貴重なコレクションが展示されています。

また、宮殿の庭園も美しく、散策するのに最適です。

まとめ

シャルロッテンブルク宮殿は、プロイセン王国の歴史と文化を伝える、重要な建造物です。

5. ポツダムの公園群の魅力

サンスーシ庭園

サンスーシ庭園は、サンスーシ宮殿に隣接する広大な庭園で、プロイセン王家の歴史と文化を感じることができます。

庭園は、フランス式庭園とイギリス式庭園が融合したような、自然と人工的な要素が調和した美しい空間です。

庭園内には、新宮殿、絵画館、オランジェリー宮殿、中国茶館など、様々な建築様式が見られます。

また、庭園内には、ブドウ畑や彫刻、噴水など、見どころが満載です。

サンスーシ庭園の主な建造物
建造物	特徴
新宮殿	フリードリヒ大王が7年戦争の勝利を記念して建設。200室以上ある壮大な宮殿
絵画館	プロイセン王室の絵画コレクションを展示
オランジェリー宮殿	オレンジなどの果樹を栽培するための温室。イタリアのヴィラ・メディチをモデルにした
中国茶館	中国趣味を取り入れたエキゾチックなティーハウス。黄金色の像で飾られた外観が特徴
平和教会	ロマネスク・リバイバル様式で建てられた教会。ローマのサン・クレメンテ・アル・ラテラノ聖堂を模倣

新庭園

新庭園は、サンスーシ庭園の北東部に位置する庭園で、サンスーシ庭園とは異なる趣があります。

新庭園は、自然の景観をそのまま活かした風景式庭園で、周囲にランダムに配されたオベリスクやゴシック図書館、ピラミッド・アイスセラー、オランダ家屋などが味わいを増しています。

新庭園内には、ツェツィーリエンホーフ宮殿や大理石宮殿など、見ごたえのある建造物が点在しています。

新庭園の主な建造物
建造物	特徴
ツェツィーリエンホーフ宮殿	ポツダム会談が行われた場所として有名。落ち着いた雰囲気の邸宅
大理石宮殿	ハイリガー湖畔に建つ美しい宮殿。自然を活かした風景式庭園
プフィングストベルク	新庭園でもっとも高い丘。展望台としてネオ・ルネサンス様式のベルヴェデーレが建っている

バーベルスベルク公園

バーベルスベルク公園は、ポツダムの東部に位置する公園で、バーベルスベルク宮殿やバーベルスベルク天文台などがあります。

バーベルスベルク公園は、イギリス式庭園で、自然豊かな空間が広がっています。

公園内には、散策路や遊歩道が整備されており、ゆったりと散策を楽しむことができます。

バーベルスベルク公園の主な建造物
建造物	特徴
バーベルスベルク宮殿	ヴィルヘルム1世の夏の離宮。イギリス式庭園
バーベルスベルク天文台	ポツダムのライプニッツ天体物理学研究所。バーベルスベルク公園の東にある

まとめ

ポツダムの公園群は、それぞれ異なる魅力を持つ、見ごたえのある空間です。

6. ベルリン市内の宮殿と公園の関係性

ベルリン市内の宮殿

ベルリン市内には、シャルロッテンブルク宮殿など、プロイセン王家ゆかりの宮殿が数多く存在します。

シャルロッテンブルク宮殿は、プロイセン初代国王フリードリヒ1世が、王妃ゾフィー・シャルロッテのために建設した宮殿です。

シャルロッテンブルク宮殿は、バロック様式の美しい建築と、豪華な内装が特徴です。

宮殿内には、絵画や彫刻、家具など、貴重なコレクションが展示されています。

ベルリン市内の主な宮殿
宮殿	特徴
シャルロッテンブルク宮殿	プロイセン初代国王フリードリヒ1世が王妃のために建設。バロック様式の美しい建築と豪華な内装が特徴
ベルリン王宮	プロイセン王家の居城として使用された。第二次世界大戦で破壊されたが、現在は再建が進められている

ベルリン市内の公園

ベルリン市内には、シャルロッテンブルク宮殿の庭園など、美しい公園が数多く存在します。

シャルロッテンブルク宮殿の庭園は、フランス式庭園で、整然とした美しい空間が広がっています。

庭園内には、噴水や彫刻など、見どころが満載です。

ベルリン市内の主な公園
公園	特徴
シャルロッテンブルク宮殿の庭園	フランス式庭園。整然とした美しい空間が広がっている
ティーアガルテン	ベルリンの中心部にある大きな公園。動物園や美術館などがある
グリュニューヴァルト	ベルリンの西側に広がる広大な森林公園。散策やサイクリングに最適