ポルト歴史地区 | ルイス1世橋 | セラ・ド・ピラール修道院 |
---|---|---|
ポルト大聖堂 | ドン・ルイス1世橋 | 修道院 |
ボルサ宮 | 2階建て構造 | 円形の教会 |
クレリゴス教会 | 歩行者とメトロ用 | 現役の修道院 |
サン・ベント駅 | 自動車と歩行者用 | 一部公開 |
アズレージョ | エッフェル塔の設計者の弟子が設計 | 絶景ポイント |
サン・フランシスコ教会 | ポルトとヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを結ぶ | ポルト歴史地区を一望 |
エンリケ航海王子の生家 | メトロが通る | 16世紀に創建 |
リベルダーデ広場 | 歩行者専用 | 1537年に建てられた |
サンタ・カタリーナ通り | 1886年に開通 | 高台に位置 |
アルマス礼拝堂 | 高さ約45m | ドウロ川に面した広場 |
カイス・ダ・リベイラ | 上層は約400m | ポルトの街並みを見渡せる |
ドウロ川 | 下層は約170m | ポルト歴史地区のシンボル |
ポートワイン | ポルトの中心部とヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアを結ぶ | ポルトガルの歴史と文化を象徴 |
フランセジーニャ | ポルトの街のシンボル | 観光客に人気 |
バカリャウ | ポルトガルの歴史と文化を物語る | ポルトガルの伝統料理 |
アズレージョ | ポルトの街のシンボル | ポルトガルの伝統工芸 |
ガロ | ポルトの街のシンボル | ポルトガルの伝統的なお土産 |
ポルトの歴史 | ポルトの街のシンボル | ポルトの街のシンボル |
ポルトの文化 | ポルトの街のシンボル | ポルトの街のシンボル |
1. ポルト歴史地区の魅力と歴史
ポルトの歴史
ポルトはポルトガル北部の港湾都市で、首都リスボンに次ぐ第2の都市です。ポルトの歴史は紀元前3世紀~2世紀の古代ローマ時代に遡り、当時この地はカレ(Cale)と呼ばれていました。4世紀頃から貿易の要衝の港(ラテン語でPortus)として栄え\”カレの港\”を意味する\”Portus Cale\”が「ポルトガル」の語源だそうです。ドウロ川河口の丘陵地に広がるポルトの旧市街は歴史的建造物の残るその美しい景観から、1996年に「ポルト歴史地区」として世界遺産登録されました。
ポルトは、14~15世紀にかけての大航海時代に勢力を伸ばします。ポルトガル王ジョアン1世の息子エンリケ航海王子は、ポルトで造られた大船団を率いて各地へ航海に乗り出しました。彼の、1415年のセウタ(アフリカ北岸)の攻略が、海外へとポルトガルが羽ばたく第一歩となりました。
ポルトの陸の玄関口で、世界で最も美しいと言われる駅のひとつです。構内には2万枚のアズレージョ(青い装飾タイル)でできた壁画があり、ポルトガルの歴史を絵で見ることができます。前述のエンリケ航海王子によるセウタ攻略のシーンもあります。
建造物名 | 様式 | 特徴 |
---|---|---|
ポルト大聖堂 | ロマネスク様式 | ポルト最古の建造物 |
ボルサ宮 | ネオ・クラシック様式 | アルハンブラ宮殿を模倣したアラブの間 |
クレリゴス教会 | バロック様式 | 高さ76mの鐘楼 |
サン・フランシスコ教会 | ゴシック様式とバロック様式 | 金泥細工で装飾された内装 |
サン・ベント駅 | アールヌーボー様式 | 2万枚のアズレージョで装飾された構内 |
エンリケ航海王子の生家 | 中世様式 | エンリケ航海王子の生誕地 |
サント・イルデフォンソ教会 | 初期バロック様式 | 1万枚以上のアズレージョで装飾されたファサード |
アルマス礼拝堂 | バロック様式 | 16000枚のアズレージョで装飾された外壁 |
ポルト歴史地区の主な建造物
ポルト歴史地区には、ポルト大聖堂やボルサ宮、クレリゴス教会など、歴史的な建造物が数多く残っています。これらの建造物は、ポルトがかつて貿易の中心地として栄えていたことを物語っています。
ポルト大聖堂は、12世紀に建設が開始されたポルトで最も古い建造物です。ロマネスク様式で建造されましたが、その後、ゴシック様式やバロック様式の要素が加えられました。
ボルサ宮は、19世紀に建てられた商業会館です。スペインのアルハンブラ宮殿を模した「アラブの間」など、豪華な内装が特徴です。
クレリゴス教会は、18世紀に建てられたバロック様式の教会です。高さ76mの鐘楼は、ポルトのシンボルとなっています。
建造物名 | 建設年代 |
---|---|
ポルト大聖堂 | 12世紀 |
ボルサ宮 | 19世紀 |
クレリゴス教会 | 18世紀 |
サン・フランシスコ教会 | 14世紀 |
サン・ベント駅 | 20世紀初頭 |
エンリケ航海王子の生家 | 14世紀 |
サント・イルデフォンソ教会 | 1739年 |
アルマス礼拝堂 | 18世紀 |
ポルトの歴史地区の街並み
ポルト歴史地区は、ドウロ川沿いに広がる丘陵地帯に位置しています。街並みは、中世の面影を残す石畳の道や、カラフルなアズレージョで飾られた建物など、歴史と文化が調和した美しい景観です。
特に、ドウロ川に架かるドン・ルイス1世橋は、ポルトの街のシンボルとなっています。橋の上からは、ポルト歴史地区の街並みを一望できます。
ポルト歴史地区には、カフェやレストラン、ショップなどが軒を連ねています。街歩きを楽しみながら、ポルトの食文化やショッピングを楽しむことができます。
観光スポット | 特徴 |
---|---|
ポルト大聖堂 | ポルト最古の建造物 |
ボルサ宮 | 豪華な内装 |
クレリゴスの塔 | ポルトのシンボル |
サン・フランシスコ教会 | 金泥細工で装飾された内装 |
サン・ベント駅 | アズレージョで装飾された構内 |
エンリケ航海王子の生家 | エンリケ航海王子の生誕地 |
サント・イルデフォンソ教会 | アズレージョで装飾されたファサード |
アルマス礼拝堂 | アズレージョで装飾された外壁 |
ドン・ルイス1世橋 | ポルトのシンボル |
セラ・ド・ピラール修道院 | ポルト歴史地区を一望できる絶景ポイント |
リベイラ広場 | ドウロ川に面した広場 |
カイス・ダ・リベイラ | レストランやカフェが軒を連ねるエリア |
レロ書店 | 世界一美しい本屋 |
サンタ・カタリーナ通り | ショッピング・ストリート |
まとめ
ポルト歴史地区は、ポルトガルがかつて大航海時代を牽引した歴史と、貿易の中心地として栄えた繁栄を物語る貴重な場所です。
歴史的な建造物や美しい街並み、そして活気のある文化が調和したポルト歴史地区は、訪れる人々に忘れられない感動を与えてくれます。
ポルト歴史地区は、ポルトガルを代表する観光地の一つであり、世界遺産に登録されているのも納得です。
2. ルイス1世橋の建設と特徴
ドン・ルイス1世橋の建設
ドン・ルイス1世橋は、ポルトの中心部とヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区を結ぶ橋で、ドウロ川に架かっています。
エッフェル塔で有名なエッフェルの弟子の一人、テオフィロ・セイリグが設計し、1881年から1886年の間に建設されました。
エッフェルはポルトにある別の橋、マリア・ピア橋の建設に携わっていた。
1886年10月31日、ポルトガル王ルイス1世が出席して開通式を迎えた。
項目 | 内容 |
---|---|
設計者 | テオフィロ・セイリグ |
建設期間 | 1881年~1886年 |
開通式 | 1886年10月31日 |
出席者 | ポルトガル王ルイス1世 |
ドン・ルイス1世橋の特徴
ドン・ルイス1世橋は幅8mの2階建て構造になっています。
上層の長さは395mで、下層の長さは174mである。
現在上層は歩行者とメトロ用に、下層は自動車と歩行者用になっている。
メトロは橋を挟んでポルトで最も大きい病院の一つ、サン・ジョアン病院(Hospital de São João)とヴィラ・ノヴァ・デ・ガイアの役所を結んでいる。
階層 | 用途 | 長さ |
---|---|---|
上層 | 歩行者とメトロ | 395m |
下層 | 自動車と歩行者 | 174m |
ドン・ルイス1世橋の周辺
ドン・ルイス1世橋を渡った先にある、旧市街とは反対側の丘の上に築かれた修道院。
16世紀に聖アウグスチノ修道会によって建造されますが、戦争で何回も破壊され、現在の建物は20世紀前半に再建されたもの。
高さ36mの円形の教会は修道院のシンボル的存在です。
まとめ
ドン・ルイス1世橋は、ポルトの街のシンボル的な存在であり、その美しい構造と景観は多くの人を魅了しています。
橋の上からは、ポルト歴史地区の街並みやドウロ川を一望でき、絶景ポイントとしても人気です。
また、橋の周辺には、ポートワインのワイナリーやレストランなどが集まっており、観光客にとって魅力的なエリアとなっています。
3. セラドピラール修道院の歴史と建築
セラ・ド・ピラール修道院の歴史
セラ・ド・ピラール修道院は、ポルト歴史地区の対岸、ドン・ルイス1世橋を渡った場所にあり、小高い丘に建っています。
1537年に建てられました。
高台に建っているため、修道院前の展望台はドン・ルイス1世橋とポルトの街並みが眺められる名所として、現地カメラマンも推薦していました。
項目 | 内容 |
---|---|
建設時期 | 16世紀 |
再建時期 | 20世紀前半 |
特徴 | 円形の教会 |
高さ | 36m |
セラ・ド・ピラール修道院の建築
16世紀に聖アウグスチノ修道会によって建造されますが、戦争で何回も破壊され、現在の建物は20世紀前半に再建されたもの。
高さ36mの円形の教会は修道院のシンボル的存在です。
セラ・ド・ピラール修道院の見学
セラ・ド・ピラール修道院は、現役の修道院であるため、施設の1部のみが公開されています。
そのため、観光客があまり訪れることがありません。
しかし、セラ・ド・ピラール修道院最大の魅力が、ポルト歴史地区ならびにドン・ルイス1世橋を見渡せる絶景ポイントということです。
まとめ
セラ・ド・ピラール修道院は、ポルト歴史地区の対岸にある、歴史と自然が調和した美しい場所です。
修道院からの眺めは、ポルトの街並みを一望でき、観光客にとって忘れられない思い出となるでしょう。
また、修道院は、ポルトガルの歴史と文化を学ぶことができる貴重な場所でもあります。
4. 世界遺産に登録される過程と意義
ポルト歴史地区の世界遺産登録
ポルト歴史地区は、1996年にユネスコの世界遺産に登録されました。
登録当初は「ポルト歴史地区」という名称でしたが、2016年トルコ・イスタンブルで開催された第40回世界遺産委員会において「ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院」という名称に変更されました。
項目 | 内容 |
---|---|
登録年 | 1996年 |
登録名 | ポルト歴史地区、ルイス1世橋およびセラ・ド・ピラール修道院 |
登録基準 | 登録基準(iv) |
世界遺産登録の意義
ポルト歴史地区は、ヨーロッパの海商都市の1000年以上に渡る発展を示す証拠であるということ。
ポルトはローマ帝国から続く都市で、旧市街に残る大聖堂や教会、修道院、橋など、海商都市として何世紀にも渡って発展きた様子を現在にまで残すという点で評価されています。
世界遺産登録の影響
ポルト歴史地区の世界遺産登録は、ポルトの観光産業の活性化に大きく貢献しました。
世界中から観光客が訪れるようになり、ポルトの経済にも大きな影響を与えています。
また、世界遺産登録は、ポルトの歴史と文化を保護し、後世に伝えるための重要な役割を果たしています。
まとめ
ポルト歴史地区は、ヨーロッパの歴史と文化を象徴する場所であり、世界遺産に登録されることでその価値が広く認められました。
世界遺産登録は、ポルトの観光産業の活性化、歴史と文化の保護、そして国際的な認知度向上に大きく貢献しています。
ポルト歴史地区は、今後も世界中の人々に愛される観光地として発展していくことが期待されます。
5. 観光客に人気のポルトの名物料理とお土産
ポルトの名物料理
ポルトでぜひ味わいたい名物料理は、フランセジーニャです。
フランセジーニャは、パンにステーキ肉とソーセージとハムを挟みチーズをかけて焼いたものに、トマトベースのソースをかけたものです。
ポルトガルでは、バカリャウと呼ばれる干しダラを使った料理も人気です。
バカリャウは、ポルトガル人の国民食ともいえるほど、さまざまな料理に使われています。
料理名 | 特徴 |
---|---|
フランセジーニャ | パンにステーキ肉とソーセージとハムを挟みチーズをかけて焼いたものに、トマトベースのソースをかけたもの |
バカリャウ | 干しダラを使った料理 |
ポートワイン | ドウロ川流域で生産されるワイン |
アズレージョ | ポルトガルの伝統的なタイル装飾 |
ポルトのお土産
ポルトのお土産として人気なのが、ポートワインです。
ポートワインは、ドウロ川流域で生産されるワインで、甘口、辛口など、さまざまな種類があります。
ポルトガル伝統のタイル装飾であるアズレージョも、人気のお土産です。
アズレージョは、食器や壁飾りなど、さまざまなアイテムに使われています。
お土産 | 特徴 |
---|---|
ポートワイン | 甘口、辛口など、さまざまな種類がある |
アズレージョ | 食器や壁飾りなど、さまざまなアイテムに使われている |
ガロ | ポルトガルの伝統的なお土産 |
バカリャウ | ポルトガルの伝統的な食材 |
ポルトの食文化
ポルトの食文化は、新鮮な魚介類や肉料理、そしてワインが特徴です。
特に、ドウロ川で獲れた魚介類は、新鮮で美味しく、ポルトのレストランで味わうことができます。
ポルトでは、ポートワインの試飲やワイナリー見学も人気です。
ポートワインは、ポルトガルの歴史と文化を象徴する飲み物です。
まとめ
ポルトは、美味しい料理とワイン、そして伝統的なお土産が楽しめる街です。
ポルトを訪れたら、ぜひ名物料理を味わったり、お土産を買ったりして、ポルトの食文化を満喫してください。
6. ポルト歴史地区の観光スポットとおすすめの周辺施設
ポルト歴史地区の観光スポット
ポルト歴史地区には、サン・フランシスコ教会、ボルサ宮、エンリケ航海王子広場、サン・ベント駅、クレリゴスの塔、ポルト大聖堂、ドン・ルイス1世橋、セラ・ド・ピラール修道院など、多くの観光スポットがあります。
これらの観光スポットは、ポルトの歴史と文化を物語る貴重な場所です。
ポルト歴史地区は、徒歩で回ることができますが、地下鉄やトラムを利用すると効率的に回ることができます。
観光スポット | 特徴 |
---|---|
サン・フランシスコ教会 | 金泥細工で装飾された内装 |
ボルサ宮 | 豪華な内装 |
エンリケ航海王子の生家 | エンリケ航海王子の生誕地 |
サン・ベント駅 | アズレージョで装飾された構内 |
クレリゴスの塔 | ポルトのシンボル |
ポルト大聖堂 | ポルト最古の建造物 |
ドン・ルイス1世橋 | ポルトのシンボル |
セラ・ド・ピラール修道院 | ポルト歴史地区を一望できる絶景ポイント |
リベイラ広場 | ドウロ川に面した広場 |
カイス・ダ・リベイラ | レストランやカフェが軒を連ねるエリア |
レロ書店 | 世界一美しい本屋 |
サンタ・カタリーナ通り | ショッピング・ストリート |
ポルト歴史地区周辺のおすすめ施設
ポルト歴史地区の周辺には、カフェやレストラン、ショップなどがたくさんあります。
特に、ドウロ川沿いは、レストランやカフェが軒を連ね、観光客に人気です。
また、ポートワインのワイナリーも、ドウロ川沿いに多くあります。
施設 | 特徴 |
---|---|
コンガ | ビファナが美味しいカフェレストラン |
CALEM | ポートワインの老舗ワイナリー |
SANDEMAN | ポートワインの老舗ワイナリー |
テレフェリコ デ ガイア | ドウロ川を渡るロープウェイ |
ポルト歴史地区の観光のポイント
ポルト歴史地区は、歴史的な建造物や美しい街並み、そして活気のある文化が調和した魅力的な場所です。
ポルト歴史地区を訪れる際は、時間に余裕を持って、ゆっくりと散策することをおすすめします。
また、ポルトの歴史や文化について事前に調べておくと、より深く理解することができます。
まとめ
ポルト歴史地区は、ポルトガルを代表する観光地の一つであり、世界遺産に登録されているのも納得です。
歴史的な建造物や美しい街並み、そして活気のある文化が調和したポルト歴史地区は、訪れる人々に忘れられない感動を与えてくれます。
ポルト歴史地区は、ポルトガルを代表する観光地の一つであり、世界遺産に登録されているのも納得です。
参考文献
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